人材不足の中、児童発達支援管理責任者(児童発達支援管理責任者)の採用において人材紹介会社の利用を考える方もいるでしょう。児童発達支援管理責任者は豊富な実務経験と知識や技術が必要となる職種のため、需要が高く採用に苦戦する施設もあるようです。今回は児童発達支援管理責任者の採用に人材紹介会社が利用可能か、活用するメリットやサービスの選び方などを紹介します。
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■目次
児童発達支援管理責任者の採用に人材紹介は利用可能?
障がい児の保育や療育における専門職「児童発達支援管理責任者」。
「児発管」と呼ばれることもあり、児童の支援や療育を担当する他、職員に対して指導や助言も行うリーダー的な存在です。
児童発達支援施設には1名以上の配置が義務づけられています。
しかし、そもそも児童発達支援管理責任者の資格者が少ないことから、なかなかよい人材が見つからずに人材紹介サービスを利用したいと考える方もいるかもしれません。
実際、人材紹介において児童発達支援管理責任者の紹介は可能です。
人材紹介サービスを利用した場合のメリットや企業を選ぶポイントなどを把握して、児童発達支援管理責任者の確保に役立てましょう。
児童発達支援管理責任者の採用に人材紹介を利用するメリット
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まずは人材紹介サービスを利用するメリットを紹介します。
採用後のミスマッチを減らせる
サービスを利用する際、担当者に求める人物像や勤務条件などを伝えるため、施設に合った人材の紹介を受けられるでしょう。
担当者は求職者の要望をヒアリングしたうえでマッチングを行います。
そのため「勤務条件に相違がある」「入職前に聞いていた説明と違った」などというミスマッチを減らすことができるでしょう。
費用対効果が期待できる
人材紹介サービスは「成功報酬型」を取り入れている企業が多く、初期費用がかかりません。
紹介後、採用が決まった段階で料金が発生する仕組みとなります。
初期費用がかからないうえ、求職者とのやり取りや面接調整などを人材紹介サービスに任せることができるというメリットがあります。
採用が決まった場合の手数料の相場は人材の20%~40%といわれています。
児童発達支援管理責任者を含む2020年の「経験・技能を有する障害福祉サービス等従事者」の年収は約386万円となります。
採用単価は約77万円~154万円程度となるでしょう。
高額と感じる方もいますが、人材の補充がスムーズに進まない場合は採用コストも高くなる可能性があります。採用活動全体の費用を考えると結果的にコストを抑えられるケースもありそうです。
質の高い人材の採用に役立つ
担当者と念密な打ち合わせを行ったうえで求職者とのマッチングを依頼するため、質の高い人材の紹介が期待できます。
特に登録者が多い人材紹介サービスを選ぶことで、求職者のキャリアや経歴などを加味したうえで施設にあった人材を紹介してもらえるでしょう。
出典:令和2年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果のポイント/厚生労働省
児童発達支援管理責任者の採用時に利用する人材紹介サービスの選び方
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続いて人材紹介サービスの選び方について紹介します。
専門領域に強い紹介サービスを選ぶ
障がい児保育や介護などの専門領域の人材が登録する紹介サービスを選ぶとよいでしょう。
特に保育士専門の人材紹介サービスは児童発達支援管理責任者の資格を持つ人材が在籍している可能性が高いため、一度問い合わせてみるとよさそうです。
また、中には児童発達支援管理責任者の育成を考える施設もあるかもしれません。
保育士や児童指導員の有資格者が児童発達支援管理責任者になるためには、5年の実務経験を積み、研修を受けることが要件になっています。
育成を見据えて紹介を受ける場合についても保育士や児童指導員が多数登録する企業を選び、その中から施設に合った人材の紹介を受けられるとよいですね。
担当者に問い合わせして応対をチェックする
人材紹介サービスに問い合わせを行い、応対を確認することも大切です。
サービスの流れや料金などの説明を受けたうえで丁寧な応対かどうかなどを確認していきましょう。
人材紹介の依頼後、担当者とは採用人数や勤務条件、施設の特色などの打ち合わせなどを行うことから、やり取りする機会も多くなります。
施設とのコミュニケーションを大切する人材紹介サービスを選ぶことが重要ですね。
人材紹介を通じて児童発達支援管理責任者を探すときのポイント
最後に人材紹介サービスを通じて児童発達支援管理責任者を探すポイントを紹介します。
求人票の内容を充実させる
人材の紹介を依頼するため、求人票の作成を行います。
施設の魅力が伝わるよう、求人票の内容を充実させることが大切です。
求人票の作成ポイントは以下の通りです。
- 施設の特色や理念はわかりやすい言葉で表現する
- 「年間休日125日」「有給取得率100%」など具体的な数字を盛り込む
- 曖昧な表現を避け、読みやすさを重視して作成する
- 施設内の設備や職員の様子が伝わる写真を掲載する
求人票の内容は担当者と話し合ったうえで作成します。人材紹介サービスではその施設のアピールポイントを活かした求人票を作成しているため、客観的視点でさまざまなアドバイスをもらえそうですね。
積極的に担当者とコミュニケーションを図る
人材紹介サービスの担当者とは定期的にコミュニケーションを図り、施設の採用状況などをこまめに伝えるとよいでしょう。
児童発達支援管理責任者の採用が思うように進まない場合は求人票の内容を見直すなど対策を立てる必要があります。
施設の特色や方針を担当者に理解してもらったうえで綿密に打ち合わせを行い、人材の獲得に向けて協力していきましょう。
児童発達支援管理責任者の採用に人材紹介サービスを利用しよう
児童発達支援管理責任者は長い実務経験と豊富な知識が求められる職種です。
そのため、なかなか人材が見つからずに採用活動に苦戦する施設もあるかもしれません。
保育士バンク!では児童発達支援管理責任者の採用を積極的にサポートをさせていただきます。
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ご要望にあわせて人材をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。