人材紹介で採用した保育士さんがすぐに退職してしまった場合、「せっかくコストをかけて採用したのにどうしよう」と焦ってしまいますよね。また、紹介会社に支払った費用が戻ってくるのかも気になります。今回は、人材紹介会社を経由して採用した保育士さんがすぐに退職した際の返金規定や、代わりの職員を募集するときのポイントを紹介します。
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■目次
人材紹介の返金規定は勤務期間で異なる!すぐに退職した場合は?
人材紹介を使って採用した保育士がすぐに退職した場合、「紹介会社に支払った手数料は返ってくるの?」と気になりますよね。
早期退職した場合、勤務期間に応じて手数料が返金されるのが一般的です。返金規定の相場を見てみましょう。
入社1カ月(30日)未満
入社1カ月(30日)未満で退職した場合は、手数料の80%ほどが返金されるのが相場とされています。
1週間以内、10日以内などさらに細かい区分で返金規定を設けている会社もあるようです。
入社1カ月(30日)〜3カ月(90日)以内
入社1カ月(30日)〜3カ月(90日)以内に退職した場合、手数料の30~50%程度の返金を行うのが一般的です。
会社によって規定が異なるので注意して確認しましょう。
入社後3カ月(90日)以上
3カ月以上経ったあとの退職に関しては返金を行なっていない会社が多いようです。
もし、3カ月以上経過して退職した場合のリスクが気になる場合、人材紹介会社に長期的に就業してもらえそうな方を紹介してもらうようにするとよいでしょう。
もし、3カ月以上経過して退職した場合のリスクが気になる場合、人材紹介会社に長期的に就業してもらえそうな方を紹介してもらうようにするとよいでしょう。
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人材紹介で採用した保育士さんがすぐに退職する理由とは
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そもそも、人材紹介で採用した保育士さんがすぐに退職してしまうのには、どのような原因があるのでしょうか。
入職前のイメージとの相違
人材紹介で入職する方は、会社づてに園の情報をやりとりすることから、園の雰囲気などをイメージしづらい可能性が考えられます。
そのため、人材紹介会社の担当者に対して、以下のような園の情報を共有して、保育士さんに伝えてもらうことが大切と言えるでしょう。
- 保育方針
- 職場の人間関係
- 通勤距離
- 残業時間
入職後の働き方をイメージできるように丁寧に情報共有をするのがポイントです。
保育士さん本人の心身のトラブル
新しい環境になじめない、生活リズムの変化などの原因で心身にトラブルが生じ、すぐに退職する選択に至ってしまうケースも考えられます。
保育士さん自身が選んだ就職先ではないことから、モチベーションの維持が難しい人も中にはいるかもしれません。
どんな人材にも言えることですが、入職後は早く職場に慣れてもらうよう、しっかりフォローしていくことが大切です。
プライベートの事情
人材紹介に限った話ではないものの、子育てや介護、引っ越しといった事情により致し方なく退職となる可能性もあります。
ただ入職後すぐにそうした事態にならないよう、勤務条件について話し合い、プライベートと両立できるよう働き方をすり合わせる必要があるでしょう。
人材紹介経由で長く活躍できる保育士さんを採用するポイント
紹介される保育士さんに長く働いてもらうための、採用や入職前後のフォロー方法をまとめました。
担当者と密にやり取りをする
先述した通り、紹介会社の担当者と密に連携することが大切です。
職場の雰囲気や保育内容といった定性面はもちろん、勤務条件や給与などの条件面をしっかり共有しましょう。
さらに、自園が求める人物像・経験を明確に伝えることも重要と言えます。
ほしい人材だけでなく、合わない人材についても明確に共有すると効果的かもしれません。
過去にミスマッチで退職に至った人物の特徴を伝えるのも一手です。
面接で人柄をしっかり把握する
人材紹介経由で選考する場合、面接は保育士さんと直接話ができる貴重な場です。
どんな人柄かをしっかり見極め、自園で長く働ける人かを考えるようにしましょう。
志望動機や自己PRといった基本の質問だけでなく、人柄が見えるようなフランクな質問も織り交ぜるとよいですね。
実際に保育の様子を見てもらう
面接の際に、実際の保育の様子を見学する時間を設けるのも有効かもしれません。
保育士さんにとって、自分のやりたい保育とマッチしているか、職員の雰囲気になじめそうかを確認できる有益な機会になることでしょう。
マイナスな情報も選考の段階で伝える
確実に採用したい思いが優先して、選考の際に園のマイナスな情報を伝えない方もいるでしょう。
ただ、残業時間や待遇面などの条件が折り合わないまま入職すると、保育士さんがすぐに退職してしまう可能性が高まります。
リアルな働き方をイメージできるようマイナスに感じられる情報も開示して、保育士さんに納得してもらったうえで選考を進めるとよいかもしれません。
内定後のフォロー面談を行う
採用が決まったらフォロー面談を行うことで、スムーズな入職に役立てられます。
- 現場の保育士さんとの面談を実施する
- 入職前の必要書類や準備物などをしっかり連絡する
- 不安なことがないかヒアリングする
上記の形式で面談を行うことで、人材紹介経由で入職する保育士さんも安心感を持って働き始められるかもしれません。
人材紹介経由の保育士さんがすぐに退職したら早急に次の手を
今回は、人材紹介を通じて採用した保育士さんがすぐに退職した場合の返金規定や、早期退職を防ぐ対策を解説しました。
紹介会社から選考を行う保育士さんに対しては、面接で人柄をしっかり見極めたうえで、スムーズな入職に向けて園の雰囲気や働き方をイメージできる説明を心がけていきましょう。
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