保育士×筆ペンアーティストとして輝く!幼稚園・玩具メーカー・保育園を経て見つけた“自分らしい働き方”

    幼稚園での勤務を経て玩具メーカーへ転職したJさん。その後、新規園の立ち上げや子ども主体の保育に携わる中で筆ペンアートと出会い、副業と両立できる働き方を実現しました。保育士バンク!を活用して福岡から大阪の保育園へ転職し、自分らしい保育のあり方を見つめ直すきっかけとなった体験談を紹介します。

    プロフィール

    これまでのご経歴や転職のきっかけなどをお聞かせください。

    短期大学を卒業後、幼稚園で2年間勤務しました。

    当時は持ち帰りの仕事が多く、記録を書いたり壁面の展示物を作ったりしていました。

    その頃、母も保育士として0歳児のクラスを担当していたので、私自身も赤ちゃんと関わってみたいという気持ちが芽生えました。

    ただ、0歳児と関わった経験がない中で保育園で働くことには、不安がありました。知識もなく、年齢ごとの特徴も知らない、そんな無知な状態で命を預かることは難しいと感じたからです。

    そこで、子どもの遊びや発達、成長について一から学びたいと思い、玩具メーカーへ転職しました。

    玩具メーカーでは、それぞれのおもちゃの対象月齢や、どのように子どもの発達を促すかなど、さまざまな視点でしっかりと学ぶことができました。

    扱っていたおもちゃは、多くの保育現場でも使われているものだったので、その魅力を伝えられるように努力していました。

    玩具メーカーから保育園へ転職された経験について教えてください。

    玩具メーカーで学んだことを活かし、新規園の立ち上げに参加したいという気持ちを抱き、転職することにしたんです。

    その際は、自分で希望に合う保育園を見つけ、正社員として4年間勤務しました。

    0歳児クラスを担当したときは、本当に赤ちゃんがかわいかったですね。後追いしてくれることがうれしくて、幸せでした。

    また、幼児クラスを担当したときは玩具メーカーで学んだ知識も活かして、ボードゲームなどを一緒に楽しむなど、経験を重ねていきました。

    ただ、一生懸命働く中、休みの日も子どものことを考えることが多く、自分自身で壁のようなものができあがっていたんですよね。

    その際、SNSなどを見ているうちに「仕事しながら別の活動をしている人ってかっこいいなあ」という想いを抱いて、自分にできることがないかと探しました。

    そこで「筆ペンアート」に出会い、活動を始めたんです。

    筆ペンアートに集中していると、仕事の悩みを考える時間が減り…文武両道のように保育士としても頑張れる、自分の居場所みたいなものを見つけた気がしたんです。

    転職を決めたエピソードや保育士バンク!を利用した理由を教えてください。

    「子どもが好き」という気持ちにブレることはなかったので、筆ペンアートを本業にするのではなく、副業と両立できる職場で働きたいという思いを抱くようになりました。

    その際に大阪に移住したいという気持ちもあったため、アトリエのある玩具メーカーで働きながら、筆ペンアートに取り組むことを考えていました。

    しかし、家族との話し合いのなかで「保育士の資格を活かすために、保育園で働いた方がよいのでは」「保育園で働くのであれば、大阪への移住を応援する」といった意見がありました。

    考え抜いた末、大阪の保育園への転職を決めて、いろいろなサイトを見たり人材紹介の会社とやり取りしたりしました。

    他社の方は割と「とりあえず登録してくれたから電話してます」という雰囲気での対応が多かったんですよね。仕事中に連絡が来ることもありましたし…。

    でも、保育士バンク!は、自分の仕事に合わせてこまめに連絡をくれて、対応がよかったんです。

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    キャリアアドバイザーの印象はどうでしたか?

    キャリアアドバイザーの方は、褒めちぎることができるくらい本当に対応がよくて、親身にお話を聞いてくれました。私のこだわりを伝えると、しっかりリサーチしてくれました。

    女性のキャリアアドバイザーということもあり、話しやすかったんですよね。

    転職先の希望条件や面接時のエピソードなどを教えてください。

    キャリアアドバイザーの方には「副業と両立できる職場」」「正社員雇用」「あまり大規模な園は避けたい」という希望を伝え、履歴書の添削などもしてもらいました。

    福岡にいたので、オンライン面接で大阪の園を2つほど受けました。

    初めに面接を受けた園は印象がよくなかったので、キャリアアドバイザーの方にも「あまり対応がよくなかったんです」と素直に伝え、すぐに他の園を探してもらいました。

    その後、紹介していただいた園は「職員の方々の対応がよい」「トップに立っている方が仕事ができる」といった詳しい情報も教えてもらえたので興味が湧き、面接を受けることにしました。

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    転職先を決めた理由を教えてください。

    まず、面接時の対応がとてもよかったです。

    お話をしていて、子どもの主体性を大切にしている保育を実践されているのがよくわかりました。こどもまんなかプロジェクト※に取り組んでいる園でした。

    前の職場は一斉保育の現場だったので、子どもを主体とした保育に挑戦したいと思えました。

    ※こどもまんなかプロジェクトとは…こども家庭庁が主導する「こどもを社会のまんなかに据えて、子どもや子育てを大切にする社会を目指すプロジェクト」のことです。

    働き始めて感じたことや現場の印象について教えてください。

    キャリアアドバイザーの方がおっしゃっていたように、「トップの方が仕事ができる」という環境だったので、仕事の業務効率はよかったですね。

    いわゆる企業型保育園というものではなかったのですが、一般企業に近い考え方の企業が立ち上げた保育園だったんです。

    筆ペンアートの活動についても理解してくれて仕事とプライベートは割り切り、応援してくれました。

    一斉保育から「子どもの主体性を大切にする保育」への挑戦。どんなことを感じましたか?

    子どもと主体的に関われる、寄り添った保育ができるという点は本当にやりがいがありました。

    ただ、一斉保育に慣れていたこともあり、最初は戸惑いもありましたね。チームとして発展途上といいますか、みんなで試行錯誤しながら保育を行っていきました。

    日頃変わっていく保育に自分が対応できないこともありましたし、「どこまで見守るべきか、どこまでがサポートすべきなのか」線引きに悩むこともありました。

    でも、子どもの主体性を尊重する保育のあり方はとても魅力的で、たくさん学ぶことができましたね。

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    実際にさまざまな園を経験されて、保育観について変わった部分はありますか?

    一斉保育に取り組んでいたときは、「これから行う保育に、どうしたら子どもたちが興味を持ってくれるか」「注目を集めるためにどんな導入がいいか」といったことを大切にしていました。

    でも、子ども主体の保育に関わったときに、「自分はこれまで、どれだけ大人主体の保育をしていたのだろう」と感じることがありました。

    さらに「自分にはこんなに保育力がなかったのか」と思ってしまうこともあったんです。

    経験のある先輩たちにおいていかれたくない」「負けたくない」という想いで、保育について考えました。

    最先端だからこそ、データなどもないので、たくさん本を読みましたし、アトリエ教室のSNSなどを見て、子どもの興味が湧きそうな活動の研究をしましたね。

    だからこそ、保育に対する信念があったとしても、考えが凝り固まるっていうのはよくないと感じましたね。柔軟に考えを変えていくことも大切だと感じました。

    転職という選択肢があったからこそ気づいたものなので、職場を変えてみるというのはとてもよいことだと思います。自分自身と向き合うきっかけになると感じました。

    たしかに、一つの園に長く勤めることがよいとされる風潮はあります。

    でも、私は「こんな取り組みをしている園で働いてみたい」「この園の特色に興味がある」といった、自分の気持ちを大切にしながら、前向きにキャリアを積んでいきたいと思っています。

    現在はどんなお仕事をしていますか?今後のキャリアについて教えてください。

    転職後、正社員として保育園で2年間勤務したあと、今は期間限定ではありますが、別の分野で働いています。「今しかできないことをしたい」という想いから、一旦保育士の仕事を離れている状態です。

    現在はイベントスタッフとして勤務していますが、どの職種でも人の気持ちに寄り添うことは大切だと感じていて、そういった経験も積んでいきたいと考えています。

    また、保育士の資格があることは、「いつでも現場に戻れる」という意味で、大きな強みだと思っています。

    今でも街を歩いていると、自然と子どもに目が向きますし、本当に子どもが大好きなので、子どもと関わる仕事に戻りたいと考えています。

    今後、どのような現場で子どもと関わっていきたいですか?

    デザイン系の活動もしていることから、アトリエ教室のような職場で働いてみたいですね。

    たとえば、「窓ガラスに好きな絵を描いてみる」「水たまりの中をジャンプしてみる」といった、家庭や保育園ではなかなかできないような体験を通して、子どもたちに新しい世界を感じてほしいですね。

    子どもがいきいきと遊べる…さまざまな経験ができる環境を作りあげたいです。

    たとえば、玩具メーカーのアトリエ教室などで、技術を磨いたりスキルを吸収したりして、学んだことを保育の現場にも活かしたいと考えています。

    最後に転職活動を通して、保育士バンクを利用してみた印象を教えてください。

    保育士バンク!のキャリアアドバイザーの方は丁寧に話を聞いてくれて、私の状況に合わせてサポートしてくれました。

    転職活動の期間は短かったのですが、さまざまな求人を紹介してもらう中でワクワクする気持ちもありましたね。キャリアアドバイザーの方がしっかり私のことを考えて、求人を紹介してくれたからだと思います。

    電話口だけのやり取りだったのですが、連絡をするたびに楽しくなっていました。

    また、採用が決まって実際働いてみたら、キャリアアドバイザーが教えてくださった通りの園の雰囲気だったんですよね。

    改めて、私に合う職場をたくさんリサーチしてくれていたということを感じ、本当に信頼できる方だと思いました。

    実は福岡で保育士をしている母も働く施設を探していたので、保育士バンク!を利用して、転職が決まったんです。

    私自身もまた保育士として新しい職場を探すときは、同じキャリアアドバイザーの方か、その方の信頼のおけるキャリアアドバイザーに転職のサポートをお願いしたいと思っています。

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    転職について悩む保育士さんへのメッセージをお願いします。

    「転職してもいいのか」という迷いは絶対にあると思います。

    でも、自分のやりたいと感じたことやこれからのビジョンを大切にしてほしいです。

    保育士バンク!を利用して転職する場合「こんな条件を出していいのかな」「希望と合わない求人を紹介されたとき、断ったら申し訳ないかも」と感じてしまうことがあるかもしれません。

    私も当時はそう思っていました。

    でも、保育士バンク!のキャリアアドバイザーの方は、どんな条件を伝えても嫌な顔ひとつせず、真摯に向き合ってくれました。

    転職を考えたときは、自分の思いをしっかり伝えて、自分に合うところを見つけていくのがベストだと思います。

    また、たとえ転職先が自分に合わなかったとしても、その経験も自分の財産になると思うので、一歩踏み出してほしいですね。

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