アトピーや喘息などの既往歴がある場合に、履歴書の健康状態欄の書き方を知りたい保育士さんもいるでしょう。基本的には、既往歴に関わらず「良好」と記載して問題ありません。しかし、業務に支障がある場合は、書き添える必要があるかもしれません。ここでは、履歴書の健康状態欄の書き方について、完治予定の場合や補足が必要な場合など、ケース別に記入例をまとめました。
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履歴書に健康状態・既往歴を書く理由
転職活動をしている保育士さんのなかには、履歴書の健康状態欄についてどのように書くとよいのか戸惑うことがあるかもしれません。
健康状態を書く理由には、応募者が心身ともに無理なく働くことができるのかを、採用担当者が判断するためという理由が挙げられます。
また、入職したあとに持病などが原因で業務が負担となり、辞めてしまうことがないかを懸念することもあるようです。
しかし、健康状態に不安があっても業務に問題がなければ採用に影響はないでしょう。
また、現在は既往歴などについて履歴書で確認するのは採用時の公平性を欠くという考え方もあるようです。そのため、もともと「健康状態」を記載する欄が設けられていない履歴書も多くあるようです。
通院中、またはアトピーや喘息といった持病がある場合も含めて、履歴書の健康状態欄にどのように記入するとよいのか、次から紹介します。
履歴書の健康状態欄の正しい書き方
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保育士さんが健康状態欄に書く内容についてまとめました。
健康状態に問題がない場合
現状、健康状態に問題がない場合は、「良好」と書きましょう。
たとえば、一時的に体調を崩していたとしても、すぐに治癒するものであれば申告する必要はありません。
通院中または持病がある場合
既往症や持病がある場合でも、業務に支障がなければ「良好」と書いても問題ありません。
もし通院する曜日や日程が決まっていて、定期的にシフトの調整が必要であれば、補足として伝えてもよいかもしれません。
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【ケース別】履歴書の健康状態の記入例
現在の健康状態に当てはめて、履歴書に「良好」とだけ書いてよいのか、補足情報を加えるべきなのか、確認してみましょう。
持病や既往症、慢性疾患がある場合
肩こりや腰痛、頭痛、慢性胃炎、ひどい月経痛などの症状がある場合でも、仕事に差し障りがなければ「良好」と記しても問題ないでしょう。
もし業務に差し障る持病などがあれば補足として伝えることで、無理することなく周囲の協力を仰ぐことができるかもしれません。
以下で、症状別に詳しく見ていきましょう。
アトピー
業務に支障がない場合は、アトピーについては触れなくてよいでしょう。
ただし重い症状がある場合は、補足情報として本人希望欄などに記載するとよいかもしれません。
アトピーの記入例
健康状態欄
良好
本人希望欄
業務に支障はありませんが、アトピー性皮膚炎の治療のため月に一度通院しております。その際はシフトの調整をお願いする場合があるかもしれません。
花粉症
花粉症などアレルギー症状に悩まされている保育士さんもいるかもしれません。
業務に影響がある程度であれば、説明を一言加えるとよいでしょう。
花粉症の記入例
健康状態欄
良好(春に花粉症の症状あり)
喘息
喘息の場合、業務に差し障りがなければ特に記載する必要はないでしょう。
ただし、吸入器を常備する必要があったり、ひんぱんに発作があったりする場合はあらかじめ伝えたほうがよいかもしれません。
喘息の記入例
健康状態欄
良好
本人希望欄
業務に支障はありませんが、喘息の検診のため月に一度通院しております。その際はシフトの調整をお願いする場合があるかもしれません。
精神疾患
うつ病などの精神疾患を患っている保育士さんもいるかもしれません。 告白することでマイナスイメージになるのではと心配ですよね。
前職で治療や休養のために休職したことがあったとしても、これからの業務に差し障りがなければ、あえてこちらから伝える必要はないでしょう。
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会員登録・相談無料保育士バンク!で転職相談入社までに完治予定の場合
現在通院中でも、仕事が始まるまでに完治する場合は「良好」と記載します。
たとえば、手足などを骨折をしていることが明らかな場合、業務に差し障りが出るのではと採用側に懸念を持たれることも考えられます。
勤務初日までに完治する予定であれば、「良好」と記したあとに補足情報として説明を加えると安心してもらえるでしょう。
記入例
健康状態欄
良好
本人希望欄
現在〇〇の治療中ですが入職までに完治する見込みです。
身体の不調で前職を退職した場合
もし前の職場を怪我や病気などで退職した場合は、その旨を記載する必要が生じるでしょう。
業務に差し障りがなければ、自己PRや志望動機欄で退職理由について触れる場合に書き添えてもよいかもしれませんが、面接で聞かれた際に答えることができれば問題ないため、履歴書にあえて記載する必要はないでしょう。
保育に支障がある病気や怪我がある場合
保育に支障のある病気や怪我のある場合には、履歴書の健康状態欄を通して伝えておくと、無理なく療養できるでしょう。
すぐに働けない症状がある場合は無理せず、入社予定日を先延ばしに定めるなどして完治してから転職活動を再開するほうがよいかもしれません。
記入例
健康状態欄
現在、〇〇を治療中
本人希望欄
現在〇〇の治療中のため、月に一度午前休をいただけると幸いです。
過去に罹患したことがあったり、現在治療中でも完治予定が決まっていたり、慢性的な症状があったりと、状況によって書き方を工夫するとよいでしょう。
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今回は、保育士の履歴書における健康状態欄の書き方や記入例を紹介しました。
なお、健康状態欄に持病があることを記載しても、業務に差し障りがなければ選考結果を左右することはないようです。
あくまでも採用後に勤務を続けられそうかを判断するための材料なので、偽りなく記入することが大切です。
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