保育士の実務経験を活用して目指すことができる「児童発達支援管理責任者(児発管)」について徹底解説!多くの障がい児施設で人材不足が続いているため、児童発達支援管理責任者(児発管)を募集する施設が多数!2024年度の厚生労働省の調査では年収平均は「441万円」。これはあくまでも平均の給与なので、500万円以上の年収を得ている方もいます!専門職である児童発達支援管理責任者になるための方法を知り、キャリアップにお役立てください。
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児童発達支援管理責任者(児発管)とは障がいのある子どもの保育や療育を行う人
児童発達支援管理責任者(児発管)とは、障がいのある子どもの保育や療育を行う専門職です。
専門のスキルや技術を活かして、子ども一人ひとりに合わせた支援計画の作成や保護者対応、職員の管理、助言や指導などが主な仕事です。
児童発達支援施設に1名以上配置することが義務づけられている、療育において欠かせない存在です。
保育士さんの中にはこれから児童発達支援管理責任者(児発管)を目指し、キャリアアップを考える方もいるでしょう。
まずは児童発達支援管理責任者(児発管)になるためにはどのような要件があるのか、詳しく見ていきましょう。
保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるには実務経験と研修が必要
保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるには、実務経験を満たし、研修を修了する必要があります。
実務経験
必要な実務経験は、従事した業務内容によって年数が異なります。
- 相談支援業務、直接支援業務、国家資格等を必要とする業務のいずれかで5年以上の実務経験
- 障害福祉サービス事業所等において、直接支援・相談支援などで3年以上の実務経験
保育士資格を保有する方は、認可保育園や幼稚園、乳児院や小規模保育事業などで通算3年以上の実務経験があれば必要な要件を満たしているため、研修を受けることで資格を取得できます。
必須研修
実務経験を満たしている場合、研修を受けることで児発管の資格を取得できます。
研修の流れは以下の通りです。
詳しく見ていきましょう。
(1)基礎研修
まず、児童発達支援管理責任者(児発管)として必要な支援の考え方、個別支援計画の作成の仕方などの基礎知識を学びます。
- 相談支援従事者初任者研修(講義部分)の一部(11.5時間)
- 児童発達支援管理責任者基礎研修(講義および演習)(15時間) 計2日程度
資格を保有したうえで保育士としての勤務実績が通算5年以上あれば、相談支援・直接支援業務の経験が2年に満たない段階でも基礎研修の受講が可能です。
(2)OJT
続いて受講が必要なのは、研修の内容を現場で実践する「On the Job Training」(略称OJT)です。実際に個別支援計画の作成や振り返りなどを行い、経験を積んでいきます。
基本的なOJT期間は2年以上です。
ただ、相談支援業務や直接支援業務に3年~8年従事した経験があり、障害福祉サービスにおいて個別支援計画の作成の一連の業務に従事する場合は、6カ月以上の期間とされています。
(3)実践研修
OJT後は実践研修にうつります。
- サービス管理責任者等実践研修(14.5時間)
講義や演習をふまえて必要なスキルや知識を身につけていきます。実践研修終了後は児童発達支援管理責任者(児発管)として配置、就業が可能となります。
(4)更新研修
児童発達支援管理責任者(児発管)は、5年ごとに更新研修を受ける必要があります。
- サービス管理責任者等更新研修(13時間)
実践研修修了年度の翌年度から5年間に1度、更新研修の修了が義務づけられているため、受講漏れに注意しましょう。
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働ける場所は、障がい児通所支援と障がい児入所支援を行う施設
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児童発達支援管理責任者(児発管)になると、さまざまな施設で働くことが可能です。
主に「障がい児通所支援」と「障がい児入所支援」を行う施設です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
障がい児通所支援
障がい児通所支援の施設は、障がいがある子どもが自宅から通い、日常的な動作や機能の練習、集団生活への適応の訓練などを行っています。具体的には以下の施設が挙げられます。
- 児童発達支援センター
- 放課後等デイサービス
- 保育所訪問施設
障がい児入所支援
障がい児入所支援の施設では、障がいを持つ子どもが入所して日常生活に必要な動作や機能などを身につけ、自立を目指しています。具体的には以下の施設が挙げられます。
- 知的障害児施設
- 第一種・第二種自閉症児施設
- 盲児施設
- ろうあ児施設
- 肢体不自由児施設
- 肢体不自由児療護施設
- 重症心身障害児施設
児童発達支援管理責任者(児発管)は個別に指導計画を立て、子どもたちの個性や可能性を大切にしながら生活や遊びのサポートを行っていきます。子ども一人ひとりの特性にあわせた支援を実施する必要があるでしょう。
児童発達支援管理責任者(児発管)の平均給与は「441万円」
厚生労働省の2024年度の資料によると、児童発達支援管理責任者(児発管)の月額平均給与は以下のようです。
| 月収 | 36万7500円 |
|---|---|
| 年収 | 441万円 |
上記はあくまでも平均給与のため、500万円以上の収入が得られる場合もあります。
保育士資格を保有する方がキャリアアップを図るうえでも好待遇が期待できそうですね。
高給与の求人を紹介してもらう児童発達支援管理責任者(児発管)として働くメリット
児童発達支援管理責任者(児発管)として働くことで、どのようなメリットがあるでしょうか。働き方やキャリアの面などについて見ていきましょう。
早番・遅番などのシフトがない
施設の形態や運営状況によって異なりますが、保育園と違って開所時間が短い施設が多いため、一般的な保育園での勤務のようにシフト制で働くことは少ないようです。
安定した時間で勤務できるため、予定なども立てやすくなるでしょう。管理者としては、職員のシフト調整などに時間をとられることも少なくなるかもしれません。
行事などで残業が少ない
保育園などに比べると、行事・イベントが少ないのが障がい者施設や放課後等デイサービスなどの特色です。
子どもの発達や特性に合わせた療育が必要なため、行事やイベントなどの企画・運営がなく、残業も少ない場合が多いかもしれません。
転職で有利になることがある
近年、全国的に障がい児施設で児童発達支援管理責任者(児発管)が全国的に不足しているため、資格を取得することで転職が有利に進められるでしょう。
活躍の幅が広がり、さまざまな障がい児施設で働くことが可能となります。
会員登録・相談無料保育士バンク!で転職相談児童発達支援管理責任者(児発管)のやりがい
児童発達支援管理責任者(児発管)のやりがいについて見ていきましょう。
じっくり子どもと向き合うことができる
児童発達支援管理責任者(児発管)は、子ども一人ひとりの特性を把握したうえで個別計画を立て療育を行うため、じっくり子どもと向きあえる仕事でしょう。
これまで培った保育士としての子どもへの接し方も活かすことができそうです。
また、定期的に子どもの変化などを評価することから成長を実感する場面も多いよう。
障がいをもつ中でひとつずつできることが増えていく過程を見守ることでやりがいを感じられそうですね。
マネジメント能力が身につく
児童発達支援管理責任者(児発管)は、チームで協力しながら子どもの療育に取り組んでいきます。
人材の育成や管理も任されるため、マネジメント能力を育むことができそうです。
職員から頼られる存在として現場をリードしていく中でさまざまな経験を重ねられるでしょう。
保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるためのよくある質問Q&A
保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)を目指すためのよくある質問をまとめました。
Q1.児童発達支援管理責任者(児発管)とは、どんな仕事ですか?
保育士資格がある方で、経験やスキルを活かして児発管として活躍する方がたくさんいます!
Q2.基礎研修を始めてから、どれくらいの期間で資格を取得できますか?
ただし、基礎研修の受講を開始する時点で、すでに必要な実務経験年数を満たしている方は、OJT期間が6ヶ月以上に短縮される特例措置もあるため、申し込みの際に確認しましょう。
Q3.研修はどこで申し込みできますか?
年度ごとに情報が更新される可能性が高いので、こまめな情報チェックをおすすめします。
Q4.40代や50代で目指している方はいますか?
保育士経験を活かして、児童発達支援管理責任者(児発管)の資格を取り、長期的に活躍できるとよいですね。
出典:児童発達支援管理責任者/厚生労働省出典:サービス管理責任者等研修制度について/厚生労働省出典:相談支援専門員及びサービス管理責任者等の研修制度の見直しについて/厚生労働省出典:障害児入所支援の概要/厚生労働省
保育士資格を活用して児童発達支援管理責任者(児発管)を目指そう
保育士資格を取得して長年保育園や放課後等デイサービスなどにお勤めの方は、児童発達支援管理責任者(児発管)の実務要件を満たしているケースもあるでしょう。
キャリアアップを見据えて、児童発達支援管理責任者(児発管)として活躍の幅を広げてみるのはいかがでしょうか。
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