入園・進級を迎え、新学期が始まる4月。保育園ではどんな歌や絵本を取り入れるとよいでしょうか？ぽかぽかと暖かな春の自然に親しめたり、新しいクラスで楽しめたりするものだとうれしいですよね。今回、保育士バンク！公式SNSでは4月に使える歌と絵本を大調査！現役保育士さんから寄せられた、保育に役立つアイデアをまとめました。
4月の保育園で使える歌・絵本とは？
保育園に欠かせないものと言えば、子どもたちの大好きな歌や絵本。
季節にあわせてさまざまなものを取り入れたいものですが、「子どもたちに楽しんでもらえるものはないかな？」とお悩みの保育士さんも多いかもしれません。
そこで保育士バンク！では、公式SNSを通じて保育士さんたちに「4月の歌・絵本」を聞いてみました！
心地よい春らしい雰囲気のもの、進級・入園の季節に楽しめるものなど、保育士さんが実際に取り入れていたアイデアを紹介します。
保育園で楽しめる！4月の歌
4月の保育で楽しめる歌を見ていきましょう。保育士さんが実際に取り入れたアイデアばかりなので、参考にしてみてくださいね。
まずは動画でチェック！4月の歌
つくしのぼうや
春の訪れを感じられるかわいらしい歌詞が特徴の歌は、幅広い年齢で楽しめる手遊びです。
手遊びとして取り入れるとともに、お散歩でもつくし探しをしてみてもよいかもしれませんね。
おはながわらった
「おはながわらった」は定番の春の手遊びの一つ。童謡らしいゆったりとした曲調なので、乳児クラスから楽しめるかもしれません。
手遊びも簡単なので、子どもたちといっしょに春の保育園で歌ってみましょう。
キャベツの中から
手遊びを通じて、「お父さん指」「お母さん指」と指の名称に親しめる歌です。最後にちょうちょになる場面では子どもたちがよろこぶこと間違いナシ！
この歌は手袋シアターとしてもアレンジ可能。より豊かなイメージで楽しめるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
おおきくなったらなんになる
入学・進級シーズンである4月は、お仕事をテーマにした手遊びを取り入れてみましょう。
お医者さんやケーキ屋さんなど、憧れの職業になりきって楽しめるので、子どもたちも楽しんでくれるはずです。
うさぎさん
もともとはアメリカ民謡として親しまれていた節をもとにした定番の手遊びです。
うさぎさんのかわいらしい動きに、子どもたちもつい注目してしまうかもしれません。うさぎさんの他に、きつねさんやアニメキャラクターなどにアレンジしても楽しいですよ。
てをたたきましょう
昔から馴染みのある手遊びを挙げる保育士さんの声もありました。
拍手に足踏みなど、全身を使って楽しめる歌なので、4月の緊張もほぐれるはず♪リズム遊びや楽器遊びにも応用できますね。
保育士さんに聞く！4月に取り入れた歌は？
ここからは、保育士さんの回答を一挙に紹介します！
新年度に使える♪子どもと仲良くなれる歌
- せんせいとおともだち
- あくしゅでこんにちは
- なかよくしてね
- まきばのがっしょうだん
- あなたのおなまえは
新しいクラスになったばかりの4月は、歌や手遊びを通じて子どもと仲良くなるという保育士さんの声がありました。
スキンシップを取りながら歌えば、子どもとの距離もぐっと縮まりそうです。
みんなが知ってる定番の歌
- ことりのうた
- ぶんぶんぶん
- ちょうちょう
- チューリップ
- しあわせなら手をたたこう
- めだかの学校
「誰もが知っている歌なら緊張もほぐれやすい」と、定番の歌を挙げる保育士さんも多数！
4月は新入園児さんもいるため、みんなが親しみを持てる歌を取り入れるのも一つの手ですね。
春にぴったりな歌
- はらぺこあおむし
- はるがきたんだ
- はたけのポルカ
- ポンポンポンと春が来た
- つくしがでたよ
- はるかぜ電話
- つくしんぼ
- めめめ
- ちっちゃないちご
- ぽかぽかてくてく
チューリップにあおむし、いちご、つくし…いろいろな植物や生き物とふれ合える4月は、春の自然を描写した歌もよいですね。
お散歩や遠足がもっと楽しみになりそうです♪
歌いごたえアリ！ちょっと長めの歌
- にじ
- ホホホ！
- さんぽ
- あおいそらにえをかこう
- ともだちになるために
- きみたちきょうからともだちだ
4歳児・5歳児になって歌が上手になってきたら、歌いごたえのある少し長い歌に挑戦してみるのもよさそう。
特に、「きみたちきょうからともだちだ」「さんぽ」は4月にぴったりです。
保育園で楽しめる！4月の絵本
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続いて、保育士さんから教えてもらった4月の絵本を紹介します！
0歳児・1歳児クラスで読みたい絵本
おひさまあはは/作：前川かずお（こぐま社）
笑顔が印象的なこちらの作品は、4月の絵本として保育士さんから大人気。やさしげで明るい色遣いから、おひさまの温もりを感じられます。
保育士さんがにっこり笑顔で読めば、子どもたちも真似して「あはは」と笑ってくれるかも？
まあるいたまご/絵：西内としお（学研）
保育園で人気の手遊び「まあるいたまご」を題材とした歌絵本です。
はっきりとした色遣いが目を惹くので、0歳児や1歳児クラスにぴったり♪
歌といっしょに、かわいらしいひよこや怪獣の絵を楽しんでみてくださいね。
ごあいさつあそび/作：きむらゆういち（偕成社）
動物たちと「こんにちは」の挨拶が楽しめるしかけ絵本です。ページをめくると頭を下げるしかけがついているため、子どもたちも真似してくれるかもしれません。
絵本を通して挨拶遊びを楽しめるので、新学期にぴったり。登園後や朝の会での読み聞かせに取り入れたい1冊です。
はるといえば/著：新井洋行（アルファポリス）
春と言えば桜、桜と言えばひらひら、ひらひらと言えばちょうちょ…と連想ゲームのように楽しめます。
特徴を捉えた見やすい絵なので、0歳児や1歳児の子どもたちもじっと見てくれるかもしれません。製作活動やイベントの導入に読むのもよいですね。
定番！春の絵本
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保育士さんの回答には、長く愛され続けるロングセラー絵本を挙げる声も。定番として親しまれる作品の中から、4月にぴったりな絵本を紹介します。
わたしのワンピース/作：西巻茅子（こぐま社）
うさぎさんの作った真っ白なワンピース。だけどあら不思議！うさぎさんがお花畑に行けばワンピースはお花模様に、雨が降れば水玉模様に。
ファンタジーな世界観を楽しめるロングセラー絵本。
パッと目を惹くカラフルさながらも、どこか優しい雰囲気を感じられる絵が醍醐味です。
ぐりとぐら/作：中川李枝子 絵：大村百合子（福音館書店）
大人気のシリーズ絵本「ぐりとぐら」。第1作目であるこちらは、ぐりとぐらが森の中で大きなたまごを見つけるところから始まります。
まるで歌っているかのようなリズム感のある文章が特徴の絵本。最後まで読めば、子どもたちもきっとぐりとぐらの真似をしたくなるはずです。
はらぺこあおむし/作：エリック・カール 訳：もりひさし（偕成社）
お腹をすかせたあおむしは、りんごになし、すももやいちご、いろいろな食べ物を食べて大きくなります。しかしある日、あおむしはお腹が痛くなってしまい…。
色の魔術師とも呼ばれたエリック・カールが描く小さなあおむしの物語が、たくさんの保育士さんから支持を集めました。色とりどりの世界に子どもたちもきっと夢中になってくれるでしょう。
新年度にぴったりな絵本
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続いて、新年度となる4月に読みたい絵本を紹介します。
1ねんせいになるんだもん/作：角野栄子 絵：大島妙子（文化出版局）
入学までの1年間を描いた人気の絵本です。健康診断にひらがなの練習など具体的な場面がたくさん出てくるので、子どもたちも自分たちに重ねて楽しめそう！
進級したての4月から読むのはもちろん、入学半年前、1カ月前…と時期を置いて繰り返し楽しむのもよいですね。5歳児クラスの絵本棚に置いておきたい1冊です。
ぐるんぱのようちえん/作：西内ミナミ 絵：堀内誠一（福音館書店）
ひとりぼっちのぞうのぐるんぱは働きにでますが、どこに行っても「もうけっこう」と追い出されてしまいます。そんなぐるんぱが見つけたのは…？
失敗と挑戦をえがいた心温まる絵本です。新しい環境で不安だったり寂しかったりする4月の子どもたちも、前向きな気持ちになってくれるかもしれませんね。
春の景色をえがいた絵本
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保育士さんの声の中から、春にぴったりな絵本をまとめました。
しきしきむらのはる/作：木坂涼 絵：山村浩二（岩波書店）
動物たちが暮らすしきしきむらに春がやってきました。五感を使って春の訪れを楽しむ様子に、外に出たくてたまらなくなりそう！
心が踊るようなリズムの文章と軽やかな絵がマッチしているこちらの絵本は、4月にぴったり。読み終わったら、子どもたちといっしょに春探しに出かけたいですね。
たいへんなひるね/作・絵：さとうわきこ（福音館書店）
春の訪れをテーマにした「ばばばあちゃん」シリーズの1冊。お外でお昼寝をしたくなったばばばあちゃんが取った行動とは…？
読むだけで元気をもらえる、楽しいお話です。大胆な物語に子どもたちもついワクワクしてしまうはず！
ちょうちょ/文：江國香織 絵：松田奈那子（白泉社）
色鮮やかな黄色のちょうちょがいろいろな世界を冒険します。思わず目を惹かれるきれいな絵とともに、美しい言葉の響きを楽しめる絵本です。
ふわふわと飛んでいくちょうちょの自由さに、子どもたちの想像力も刺激されそう。ゆったりとした雰囲気で楽しんでみてくださいね。
クレリア えだのうえでおきたできごと/作・絵：マイケル・グレイニエツ 訳：ほそのあやこ（らんか社）
木の枝の上で休んでいたムシのクレリア。後からやってきたムシたちに「いいわよ。」と少しずつ場所を譲っていくのですが…。
和やかな雰囲気から一転する奇妙な展開に、びっくりすること間違いなし。読んだあとも余韻が残る、不思議な絵本です。子どもたちといっしょに”ムシさがし”のポスターを作って飾るのも楽しいかもしれません。
季節の歌や絵本を取り入れて、4月も楽しく過ごそう
今回は、現役保育士さんへのアンケートをもとに、4月の保育園で取り入れられる歌や絵本を紹介しました。
4月の歌は、みんなが知っている定番の春ソングや、入園・進級の時期に歌いたい曲を挙げる声が多数ありました。
絵本では、春の自然や景色をえがいたものが人気。「はらぺこあおむし」や「ぐりとぐら」など、ロングセラー絵本にも春が似合う作品がたくさんありますよね。
4月にぴったりな歌・絵本を保育に取り入れて、新年度の保育を子どもたちといっしょに楽しんでみましょう。
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