保育士試験とは?受験資格・科目・合格率・勉強方法まで解説【2026年版】

保育士試験とは、保育士資格を取得するための国家試験です。年に1〜2回実施され、受験資格を満たしていれば年齢や職業に関係なく誰でも挑戦できます。「試験の内容がよくわからない」「自分は受験できるの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、受験資格・試験科目・合格率・申し込み方法・勉強方法まで、2026年の最新情報をまとめました。

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この記事でわかること
  • 保育士試験は保育士資格を取得するための国家試験 ▼詳細
  • 受験資格は学歴と実務経験によって異なり、年齢制限はなし ▼詳細
  • 試験は筆記9科目と実技2分野で構成され、合格率は約25% ▼詳細

保育士試験とは保育士資格を取得するための国家試験

保育士試験とは、保育士資格を取得するための国家試験です。

試験は各都道府県で年2回(前期・後期)実施されており、受験資格を満たしていれば年齢や職業に関係なく誰でも挑戦できます。

試験は筆記試験と実技試験の2段階で構成されており、両方に合格することで保育士資格を取得することが可能です。

筆記試験は全9科目で各科目60点以上が合格基準、実技試験は音楽・造形・言語の3分野から2分野を選択して受験します。

保育士試験の受験資格

保育士試験の受験資格は、学歴と実務経験によって異なります。

最終学歴

受験資格

大学・短大・専門学校卒

実務経験不要

高卒

児童福祉施設で2年以上・2,880時間以上の実務経験

中卒

児童福祉施設で5年以上・7,200時間以上の実務経験

2026年2月19日時点の情報です。詳細は一般社団法人 全国保育士養成協議会の受験資格詳細をご確認ください。

大学・短大・専門学校を卒業している方であれば実務経験は不要で、すぐに受験できます。一方、高卒・中卒の方は児童福祉施設での実務経験が必要です。

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保育士試験の日程・申し込み

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保育士試験の日程と申し込みの流れを把握しておくことは、合格への準備を進めるうえで欠かせません。

ここでは2026年の試験スケジュールと申し込み方法を確認しておきましょう。

2026年のスケジュール

保育士試験は年2回(前期・後期)実施されます

筆記試験は各回2日間にわたって行われ、全科目合格後に実技試験へ進む流れです。

筆記試験の合格後、約2カ月後に実技試験が行われます。

 

筆記試験

実技試験

前期

4月18日(土)・19日(日)

6月28日(日)

後期

10月24日(土)・25日(日)

12月13日(日)

※自然災害などにより試験が中止となった場合、再試験は行いません。

2026年2月19日時点の情報です。詳細は一般社団法人 全国保育士養成協議会の保育士試験を受ける方へをご確認ください。

申し込み方法

申し込みはオンラインと郵送の2種類から選べます。

オンライン申請は手引きの請求が不要なため、費用・時間ともに抑えられておすすめです。支払いはクレジットカードまたはコンビニで手続きできます。

郵送申請の場合は手引きの到着まで5〜10日かかるため、早めに動き出すことが重要です。支払いは郵便局の窓口のみ対応しています。

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    保育士試験の内容と合格率

    筆記と実技の2種類で構成されている保育士試験。ここでは、それぞれの内容と合格率を紹介します。

    筆記試験の科目

    筆記試験は全9科目で、各科目100点満点中60点以上が合格です。

    マークシート形式で2日間にわたって実施され、すべての科目に合格することで実技試験に進むことができます。

    • 保育原理
    • 教育原理および社会的養護
    • 子ども家庭福祉
    • 社会福祉
    • 保育の心理学
    • 子どもの保健
    • 子どもの食と栄養
    • 保育実習理論

    なお、科目によって難易度に差があります。参考程度にご確認ください。

    保育原理 難易度:■■□□□(2/5)
    保育の考え方や制度の基礎を学ぶ。
    最初の1歩にぴったり。
    教育原理 難易度:■■■□□(3/5)
    人物や用語が多く出るため、
    図を使ってまとめながら覚えるのが効果的。
    社会的養護 難易度:■■■■□(4/5)
    施設の種類や制度の名称などを
    分類しながら整理して覚えると頭に入りやすい。
    児童家庭福祉 難易度:■■■■□(4/5)
    頻出の法律や制度が多く登場。
    言葉の意味を関連づけて覚えていくと◎
    社会福祉 難易度:■■■■□(4/5)
    他の福祉分野と似た言葉が出てくるため、
    表にまとめて見比べながら学習しよう。
    保育の心理学 難易度:■■■□□(3/5)
    発達理論や心理学者の考え方が出てきます。
    子どもの様子を想像しながら学ぶと!
    子どもの保健 難易度:■■■■□(4/5)
    感染症やケガなど現場で役立つ知識がたくさん。
    イラストや図で確認するとイメージしやすい◎
    子どもの食と栄養 難易度:■■□□□(2/5)
    身近なテーマで親しみやすい一方、
    栄養素や数字は工夫して覚える必要あり。
    保育実習理論

    難易度:■■■□□(3/5)
    音楽記号や図など実技に関係する内容。

    実際に声を出して読むなどの工夫すると◎

    法律や制度が多く登場する「社会的養護」「児童家庭福祉」「社会福祉」は難易度が高く、「保育原理」「子どもの食と栄養」は比較的取り組みやすい科目です。

    実技試験の内容

    「音楽表現」「造形表現」「言語表現」の3分野の中から、2分野を選んで受験します。実際の保育の場面を想定した、実践的な内容です。

    実技試験の課題は年度によって変わるため、事前に公表される出題内容を確認して対策することが必要です。

    筆記試験・実技試験の合格率

    2024年度の合格率は26.3%で、受験者の約4人に1人が合格しています。過去5年間の推移では19.9%〜29.9%で安定しており、平均は約25%です。

    難易度が高い理由は、9科目すべてで60点以上の得点が求められる点にあります。1科目でも基準に達しなければ不合格となるため、バランスのよい学習が重要です。

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    保育士試験の勉強方法3選

    勉強する女性polkadot / stock.adobe.com

    保育士試験の合格には、一般的に120〜180時間の学習が必要といわれています。

    1日1時間の学習であれば約6カ月、1日2時間であれば約3〜4カ月が目安です。

    費用や学習スタイルに合わせて、自分に合った方法を選びましょう。

    1.独学

    市販のテキストと過去問を活用して学習する方法です。費用はテキスト代と受験料を合わせて1〜2万円程度と最も安く抑えられます。

    自分で学習計画を立てて進める必要があるため計画性が求められますが、スキマ時間を活用しながら自分のペースで取り組める点が魅力です。

    2.通信講座

    オンライン動画や添削サポートなど、学習をサポートする環境が整っているのが特徴です。

    費用は2〜8万円程度で、DVDやWEB学習にも対応しているため、仕事や育児と両立しながら効率よく学習を進められます

    定期的に添削を受けることで自分の弱点を把握しやすく、最短5カ月で合格した事例もあります。

    3.通信制大学・短大・専門学校

    保育士養成施設として認可された通信制の大学・短大・専門学校に入学し、卒業と同時に資格を取得する方法です。

    試験を受けずに資格取得できる点が最大の特長で、幼稚園教諭免許との同時取得も可能です。

    費用は60〜180万円程度と高めですが、基礎からしっかり学びたい方や将来的に認定こども園での勤務を考えている方に向いています。

    保育士試験合格後の手続き

    保育士試験に合格したら、保育士として働くために「保育士証」の発行手続きが必要です。

    保育士証は就職の際に必ず提出を求められる重要な書類のため、合格後は早めに手続きを進めましょう。

    手続きの流れは以下の5つのステップで進めます。

    1. 「保育士登録の手引き」を取り寄せる
    2. 手数料4,200円を郵便局窓口で振り込む
    3. 必要書類を揃える
    4. 簡易書留で郵送する
    5. 約2カ月程度で保育士証が交付される

    申請が集中する春〜夏は2〜3カ月かかる場合もあるため、余裕を持って手続きを進めることをおすすめします。

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    保育士試験に関するよくある質問~Q&A~

    保育士試験についてよくある疑問をQ&A形式でまとめました。

    Q. 社会人でも保育士の国家資格って取れるの?

    A. 取れます。保育士試験の受験資格を満たしていれば、年齢や職業に関係なく受験が可能です。

    仕事と両立しながら勉強を進めて、合格を目指す社会人の方もたくさんいますよ。

    Q. 国家試験を受けなくて保育士の資格は取れるの?

    A. 国家試験を受けずに保育士資格を取得する方法もあります。

    「指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校など)」を卒業すれば、卒業と同時に保育士資格が与えられます。

    ただし、入学から卒業まで一定の期間と費用が必要です。

    Q. 保育士になるためには実習や通学は必要なの?

    A. 保育士試験ルートなら、通学や実習は不要です。

    自宅での学習を中心に筆記試験と実技試験に合格すれば、資格を取得できます。ただし、指定施設ルート(学校)を選ぶ場合は、実習や通学が必須となります。

    Q. ピアノが弾けないけど、保育士になれる?

    A. なれます。ピアノは実技試験の選択科目のひとつで、弾けない場合は「造形表現」「言語表現」など別の科目を選ぶことができます。

    また、就職後も「ピアノは得意な先生が担当している」「CDなどで音楽を流しているためピアノは使っていない」といった園もあります。

    ピアノのスキルに不安があっても、保育士として活躍している方はたくさんいますよ♪

    Q. 保育士試験の筆記と実技はどっちが難しい?

    A. 人によって感じ方は異なりますが、一般的には筆記試験の方が難しいとされています。
    9科目すべてに合格する必要があり、内容も幅広いため、対策に時間がかかることが多いようです。

    一方で、実技試験は2科目のみで、「音楽」「造形」「言語」から自分に合ったものを選べるため、得意分野がある人にとっては対策しやすい面もあります。

    自分の強みを活かして計画的に学習することが大切です。

    Q. 通信講座だけで保育士試験に合格できるの?

    A. 合格できます。多くの通信講座では、試験対策に特化したテキストや模擬問題、質問サポートなどが充実しています。

    スケジュール管理や学習のコツも丁寧に教えてもらえるため、独学より安心して取り組めます。

    Q. 費用をできるだけおさえて資格を取得したいんだけど難しい?

    A. 工夫すれば可能です。独学なら、市販のテキスト代と受験料だけで挑戦できます。

    たとえば通信講座を利用する場合でも、「通信講座:約8万円+受験料:約1万円=合計約9万円程度」で資格取得を目指すこともできます(※目安金額)。

    自分のペースで学習できるので、計画的に進めることが大切です。

    保育士資格は何歳までに取るのがベスト?

    A. 年齢制限はなく、何歳でもチャレンジできます。

    就職の際に若年層が有利なケースもありますが、保育の現場では年齢よりも「人柄」や「経験」が重視されることも多いため、年齢にとらわれず挑戦できそうです。

    出典:受験資格詳細/一般社団法人出典:保育士試験を受ける方へ/一般社団法人 全国保育士養成協議会出典:受験申請方法/一般社団法人 全国保育士養成協議会出典:保育士試験の実施状況(令和6年度)/こども家庭庁

    保育士試験の受験に向けて準備を始めよう

    保育士試験は、しっかり準備を進めれば合格できる試験です。

    まずは受験資格の確認と試験日程の把握から始め、自分に合った勉強方法で一歩を踏み出しましょう。

    保育士試験の合格を目指すなら、試験対策に特化した四谷学院の通信講座がおすすめです。

    わかりやすい動画とテキストで、働きながらでも効率よく学習を進められます。

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