【2025年版】保育士の年間休日は平均114日!有給休暇取得率と休みが少ない職場の実態について紹介!

厚生労働省の調査によると、保育士の平均年間休日は約114日。月に9日〜10日休める計算ですが、「私の職場はもっと休日が少ない…」と感じている方も多いかもしれません。今回は、保育士の年間休日数や長期休み・有給休暇の取得率まで徹底解説。最新の休暇事情を知って、就職&転職の際にお役立てください。

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保育士の年間休日は?

休日日数は、仕事とプライベートの両立を考えるうえで大切なポイント。

まずは、保育士の年間休日について、厚生労働省の調査データをもとに見ていきましょう。

2024年度の「就労条件総合調査」によれば、保育士を含む医療・福祉分野の労働者の年間休日数は平均で約114日です。

月に換算すると、休日は9日〜10日程度。

さらに詳しく年間休日数の分布を見てみると、最も多い割合は「120日〜129日」で、全体の約38%。

次いで「100日〜109日」、「110日〜119日」が多い結果となりました。

※厚生労働省「令和6年 就労条件総合調査」のデータをもとに作成しています。データの性質上、四捨五入によって各階級の合計が100.0%とならない場合があります。

参考:第16表令和6年年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)/厚生労働省

100日以上の休みが確保されている方が多いことがわかりますが、あくまでも平均の年間休日数のため、勤務先によって休暇日数に差があります。

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【体験談】年間休日が少ない!保育士が抱える悩みの実態

保育士さんのなかには、平均年間休日数である「約114日」よりも休みが取れずに、不満を抱えている方もいるかもしれません。

実際に年間休日が少ない方は、どのような悩みを抱えているのでしょうか。

有給を取りたいけれど…人材不足で休めない

今働いている職場の年間休日数は「105日」。割と少ない方だと思います。

体調を崩して「今日は休みたい…」って思っても、代わりにクラスに入れる先生がいないので「私が出ないとクラスが回らない!」という状況が続いています。

また、長期休暇を取りたくても、夏休みや冬休みの時期はみんなが休みたいタイミングなので、なかなか希望通りに有給が取れないことも多いですね。

土日の休みが少ない!行事の代休がないことも

土日は基本的に休みなのですが、運動会や発表会、夏祭り、参観日などの行事があると、出勤になります。

しかも、出勤した分の代休がしっかりもらえないことも多くて、年間休暇は「100日」と少ない年もありました。

ただ、先生同士の人間関係がよくて、雰囲気も好きなんです。でもこの状況が続くなら、体力的に厳しいと思っているので、転職先を探そうかと悩んでいます。

「休みが少ない」「人手不足で長期休みが取れない」などと不満を持っていても、

人間関係がいいから我慢するしかない」「通勤しやすいからしょうがない

などと、今の状況を受け止めて転職に踏み切れない方もいるでしょう。

そんなときはまず、通勤範囲内でどのような園があるのか、情報収集から始めてみるとよさそうです。

複数の園の勤務条件を比較してみて、「やっぱり今の園で働きたい」と思えれば、無理に転職する必要はないでしょう。

逆に「ここなら働きやすそう」と思える園が見つかれば、転職を考えることも大切ですね。

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保育士の年間休日数の多い・少ないの基準は?

そもそも、保育士の年間休日については、何日が多いor少ないのか、基準がわからない方もいるでしょう。

年間休日数の目安をまとめたので、参考にしてみてくださいね。

年間休日数 基準 特徴・イメージ(1カ月あたりの休み)
130日以上 多い 月に約10日〜11日休み。週休2日+祝日や年末年始も含め、体力・精神面に余裕が持てる。
120〜129日 やや多め 月に約10日休み。週休2日制でしっかり休める。
110〜119日 やや少なめ 月に約9日〜10日休み。平均的な園より少し少なめで、繁忙期には休みの調整が必要なこともある。
100〜109日 少なめ 月に約8日〜9日休み。週休2日が確保できないこともあり、体力的負担を感じやすい。
99日以下 非常に少ない 月に約7日以下の休み。休みが少なく、長期的には体力やモチベーションの維持が難しい。

130日以上の休みがあれば、ゆとりを持って仕事とプライベートの両立ができそうですね。

一方、100日前後の休暇しか取得できない場合は、ひと月の休みが8日前後と少なめになり、長く働き続けるうえで、負担を感じやすい環境かもしれません。

なお、祝日や年末年始の休みがないといった状況に不安を抱えている場合は、保育士バンク!にご相談ください。あなたが安心して働ける職場を探すサポートをいたします。

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    保育士は有給休暇は取りやすい?有給取得率を知りたい

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    自身の体調不良やリフレッシュのために必要な有給休暇。

    労働基準法では、正社員の場合、勤続6カ月を超えると10日以上の有給休暇が付与されます。

    そのうち最低でも年間5日間は必ず取得する必要があるとされていますが、実際にはどれくらい取れているのでしょうか。

    ここからは、保育士さんの有給休暇の取得率の実態を見ていきましょう。

    2024年度の厚生労働省「就労条件総合調査」によると、保育士を含む「医療・福祉」分野で働く人に付与された有給休暇の日数は、年間で平均約16日でした。

    そのうち、実際に取得された日数の平均は約10日です。

    つまり、付与された日数のうち実際に取得できた割合(取得率)は約6割で、約4割は消化できていない状況であることがわかります。

    なかには、休みの取りづらさから、「法律で定められた最低5日間だけ取っている」という保育士さんもいるかもしれません。

    ただし、園によっては、保育士さんが有給休暇を取りやすいようにシフトを工夫したり、事前に休みの希望を調整できる仕組みを整えていたりと、さまざまな取り組みを行っています。

    そのため、転職や就職の際は、有給の取得のしやすさについても確認するとよいですね!

    有給休暇を取得しやすい園で
    働きたい

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    保育士は長期休みは取れる?休暇事情

    保育園はシフト制で勤務することが多く、長期休暇を取りにくい場合があるようです。

    ここからは、保育士さんの長期休暇事情について、詳しく見ていきましょう。

    ゴールデンウィーク

    ゴールデンウィークは祝日として休園日が設定されており、休めることが多いでしょう。

    しかし、なかには一時保育を受け入れていたり、保護者の勤務状況に合わせて開園していたりと、さまざまなケースもあるようです。

    夏休み&冬休み

    夏休みや冬休みとして長期休暇を取り入れている園もあり、職員同士でシフトを調整しながら、交代で休むことが多いようです。

    お盆期間を夏休みとしている園もあります。旅行や帰省を計画する際は、早めに相談しておくと安心ですね。

    年末年始

    年末年始は多くの園で休園日が設定されており、12月29日〜1月3日頃は長期休暇が取りやすいかもしれません。

    有給休暇の取得と合わせて、10日以上の休暇を取る方がいる一方、人手不足で休みが取りづらいというケースもあるようです。

    このように長期休暇の取得しやすさは、職場によってさまざま。

    特に認可保育園や認定こども園では、カレンダー通りに休める場合が多いようですが、認可外保育園などでは、園の方針や保護者のニーズによって、出勤が必要になることもあるでしょう。

    これから転職や就職を希望されている方は、どれくらい長期休暇が取得可能かをチェックしたうえで、職場を選ぶことがポイントになりそうですね。

    長期休暇が取りやすい
    求人を知りたい

    保育士の年間休日に関するQ&A

    ここからは、保育士の年間休日に関するよくある質問をまとめました。

    Q. 年間休日数が多いと給料に影響はありますか?

    A.園によって違いがありますが、年間休日が多く、好待遇の園はたくさんあります!

    ただし、保育士さんの待遇をよくするために環境を整えている園は、応募が集中する場合もあるため、転職や就職の際は早めに情報収集して行動することが大切です。

    保育園の情報を収集したい

    Q. 保育士は休日出勤になることはありますか?

    A. 行事や繁忙期に休日出勤が発生することがあります。

    多くの園では代休や振替休日を取得できる制度がありますが、休暇の取得のしやすさは園によって異なるでしょう。

    Q. 年間休日は働きやすさの目安になりますか?

    A. 年間休日は働きやすさの目安にはなります!年間休日「125日以上」「128日以上」などの求人は要チェック!

    また、年間休日以外にも、シフトの柔軟性や有給休暇の取得しやすさも合わせて確認することも大切です。
    給与が高いから」「手当がたくさんつくから」といった理由で勤務先を決めるのではなく、働きやすいかどうかも含めて、総合的に判断しましょう。

    出典:第16表 令和6年 年間休日総数階級別企業数割合、1企業平均年間休日総数及び労働者1人平均年間休日総数(全国)/厚生労働省出典:人口構造、労働時間等について/厚生労働省出典:年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています/厚生労働省

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    といった悩みを抱いている方はいませんか?

    職場が休みやすい環境であれば、仕事とプライベートの両立がしやすく、モチベーションも上がりそうです。

    今の働き方に少しでも疑問や不満を感じている方は、どのような転職先があるのか、情報収集から始めてみましょう。

    まずは、保育業界に詳しい「保育士バンク!」にご相談ください。

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    転職するかまだ決めていないけれど…」という段階でも、お問い合わせくださいね。

    ワークライフバランスを大切に、笑顔で働ける職場を見つけるための一歩を、踏み出してみませんか。

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