保育園で楽しめるイースターの製作アイデアを知りたい保育士さんもいるでしょう。代表的なモチーフであるたまごやうさぎ作りを楽しみながら、行事についての興味を深められるきっかけになるとよいですね。今回は、イースターの意味や、乳児クラスと幼児クラス向けの簡単に作れる製作アイデアを紹介します。
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保育園で楽しむイースターとは
近年は、イースターにちなんだデコレーションをさまざまな場所で見かけるようになりました。保育園でも、飾りつけや製作などを行うことがあるかもしれません。
そもそもイースターとはどのような行事なのでしょうか。
イースターの概要
イースターとは「復活祭」とも呼ばれ、イエス・キリストが処刑されてから3日目に復活したことを記念するキリスト教の行事です。
日付は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められており、毎年変わるようです。ちなみに、2021年は4月4日がイースターの日に設定されています。
イースターエッグの意味
イースターの日には、たまごをカラフルにデコレーションした「イースターエッグ」が飾られます。
たまごは新たな命を生み出すことから、復活の象徴となったようです。
イースターエッグのカラフルな色は、赤が「キリストの血」、青が「空と健康」、白は「清浄と誕生」など、それぞれ意味が込められていると言われています。
絵柄についても、星は「キリスト」、太陽は「情熱」や「富」などを表現しているようなので、どんな意味があるのかいろいろ調べてみてくださいね。
イースターバニーの意味
イースターエッグを運んでくるとされるうさぎのキャラクターは、「イースターバニー」と呼ばれています。
うさぎは多産な動物なため、繁栄の象徴としてイースターのモチーフとされているようです。
保育園でもカラフルなたまごやかわいいうさぎの製作を通して、イースターの行事に親しんでみましょう。
【乳児クラス向け】保育園で楽しむイースター製作
0歳児から2歳児が楽しく製作できる、たまごやうさぎをモチーフにした製作アイデアを紹介します。
足型で作るうさぎ
用意するもの
- 大きな画用紙
- 絵の具
- ガーゼ(または薄手の布)
- 輪ゴム
- 綿
- はさみ
- のり
- ペン
作り方
1.子どもの足の裏に白い絵の具をつけます。
2.画用紙の上に子どもの足を乗せて足型をつけます。うさぎの頭はかかと部分で表現するため、足の向きに注意しましょう。
3.子どもの親指に絵の具を塗り、指スタンプでうさぎの耳の部分を表現します。
4.最後に保育士さんがうさぎの目や口をペンでかいたらできあがりです。
製作のポイント
子どもの足型を使って、0歳児から楽しめる製作です。
画用紙でイースターエッグを作って貼りつければ、イースターらしく仕上がるでしょう。
両足の足型をつければ、2匹のうさぎを表現することができますね。
簡単に折れるうさぎ
用意するもの
- 折り紙 1枚
- ペン
製作のポイント
0歳児と1歳児クラスでは、保育士さんが「何ができるかな?」と声をかけて子どもといっしょに作れば、折り紙に興味をもつきっかけになるかもしれません。
2歳児クラスでは保育士さんが見本を示しながら折り進め、難しいところはフォローするようにしましょう。
折り紙でうさぎの体を作り組み合わせてみれば、かわいく仕上がりそうですね。(詳しい説明はこちら)
イースターエッグ
用意するもの
- トイレットペーパーの芯
- フラワーペーパー
- あめなどのお菓子
- マスキングテープ
- ペン
- はさみ
- テープ
製作のポイント
トイレットペーパーの芯にはさみで切り込みを入れたり、たまごの形に整えたりする工程は、保育士さんが子どもの援助をしながらいっしょに取り組むとよいでしょう。
いろいろな模様のシールを用意しておけば、子どもが色に興味をもってカラフルにデコレーションできるかもしれません。
できたたまごの中にお菓子を入れて、いろいろな場所に隠して探す「エッグハント」を行ってみても盛り上がりそうですね。(詳しい説明はこちら)
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【幼児クラス向け】保育園で楽しむイースター製作
3歳児から5歳児が楽しく製作できる、たまごやうさぎをモチーフにした製作アイデアを紹介します。
うさぎ型のイースターたまご入れ
用意するもの
- 牛乳パック(1本)
- 画用紙(ピンク)
- PEテープ
- えんぴつ
- はさみ
- キリ
- のり
製作のポイント
キリで穴を開ける工程は保育士さんが行うようにしましょう。
500mlの紙パックを使えば、より簡単に作ることができるかもしれません。
中に物を入れて持ち運べるので、イースター行事でたまご探しゲームをするときに活用すると盛り上がりそうですね。(詳しい説明はこちら)
折り紙で簡単にできる立体的なうさぎ
用意するもの
- 折り紙 1枚
製作のポイント
保育士さんは大きめの紙を用紙して折り方の見本を示しましょう。
大小さまざまな大きさの折り紙を使って製作すれば、親子のうさぎを表現できるかもしれませんね。
完成したうさぎにたまごを作って持たせると、イースターらしくかわいい仕上がりとなるでしょう。
イースターのガーランド
用意するもの
- 画用紙(黄色・桃色・水色)
- 色鉛筆
- 丸シール
- はさみ
- セロハンテープ
- ひも
作り方
1.画用紙に色鉛筆や丸シールで自由に模様をかきます。
2.画用紙の裏側にたまごとうさぎのモチーフをかき、はさみで切ります。
3.セロハンテープを使って、たまごとうさぎのモチーフをひもにつなげばできあがりです。
製作のポイント
3歳児クラスで行う場合、あらかじめモチーフの切り取り線をかいておくとよいでしょう。
たまごやうさぎの型を保育士さんが作っておけば、0歳児でもカラフルに模様をつける工程なら楽しめるかもしれません。
みんなで作ったモチーフを長いひもにつなげて、保育室の天上に飾ってもよいですね。
マスキングテープなどを活用すれば、よりカラフルな仕上がりになるでしょう。
イースターのプロップス
用意するもの
- ストロー(1本)
- 画用紙
- ペン
- 色鉛筆、クレヨン
- はさみ
- パンチ
製作のポイント
写真を撮影するときに盛り上がる小道具を製作してみましょう。
5歳児クラスでは耳やしっぽも作って、うさぎになりきる工夫をしてみればより楽しめそうですね。(詳しい説明はこちら)
保育園でイースター製作を楽しみながら行事について興味をもとう
今回は、保育園で楽しめるイースター製作のアイデアを、0歳児から2歳児の乳児クラスと3歳児から5歳児の幼児クラスに分けて紹介しました。
少し難しいアイデアであっても、保育士さんがあらかじめデザインの型を用意すれば、0歳児からシールを貼る工程などに取り組めるかもしれません。
うさぎとたまごをモチーフにいろいろな色を使ってカラフルに仕上げれば、保育園でイースターの雰囲気を楽しめるでしょう。
春らしい季節の製作を通して、子どもたちがイースター行事について興味をもつきっかけになるとよいですね。
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