書類選考結果の連絡が遅いと、不安になってしまう転職活動中の保育士さんも多いのではないでしょうか。連絡が早いと採用、遅いと不採用などと想像をしてしまうこともあるでしょう。今回は書類選考の結果通知が遅くなる理由を詳しく紹介します。連絡を待つ間の考え方のポイントを押さえて、通知を待ちましょう。
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書類選考の結果通知が遅いと不採用?
履歴書や職務経歴書など、多くの時間と労力を割いてやっと書き上げた応募書類。
その大切な書類の選考結果が遅いと、つい不安になってしまうこともあるでしょう。
選考結果の連絡が遅い=不採用と連想する保育士さんもいるかもしれませんが、通知までの時間の長さで結果を判断してしまわないことが大切です。
なぜなら応募状況や保育園側の事情によって、すぐに選考の合格不合格の連絡ができない場合や、選考結果が届くまでには1~2週間程度かかる企業が多く、長い場合には3週間かかることもあるからです。
心の負担を減らすためにも、書類選考の連絡が遅いときに考えられる理由などを想定しながら、連絡が遅いことだけで採用不採用を判断せず落ち着いて対応することを心がけましょう。
書類選考の連絡が遅いときに考えられる理由
まず、選考結果の連絡が遅いときに考えられる理由をみていきましょう。
応募者の人数が多いため選考に時間がかかっている
求人に対して多数の応募があった場合には、応募した一人ひとりの書類に目を通し審査を行うため、どうしても多くの時間がかかります。
採用担当者が複数いれば対応時間も短くなるかもしれませんが、通常は園長先生や副園長先生が採用担当となることが多いため、一つの保育園の中にたくさんの担当者がいるケースは少ないようです。
応募者の情報が詰まった大切な書類を、しっかり確認していく作業はそれなりの時間を要することを想定して、落ち着いて待つことも大事かもしれませんね。
応募者が集まってから選考を開始している
保育園によっては先着順ではなく一旦応募期限まで待ち、応募者全員の書類が手元に届いてから一斉選考を行うこともあるでしょう。
その場合は早く書類を送った人ほど待ち時間が長くなるため、その期間に合格か不合格か心配になり、なかなか心穏やかに過ごせない保育士さんも多いのではないでしょうか。
書類選考の開始タイミングは保育園によって異なりますので、募集要項に応募後の流れなどの記載がある場合には、一度再確認してみるのもよいかもしれません。
「公正な採用選考の基準」に基づいて慎重に審査している
厚生労働省では、雇用者の採用選考において公平性が保たれた上での選考になるよう、「公正な採用選考の基準」として考え方の基準を示しています。
応募者の適正や能力以外の事由、家庭環境や家族の状況など応募者本人の責任の範疇ではない部分で採否判断が行われないよう、慎重に審査を行うことで、時間を要しているケースもあるでしょう。
そのため、採用担当者が書類を読んですぐに合格判断ができるわけではないことをおさえておくとよいかもしれません。
応募者の希望条件と保育園側の条件のすり合わせをしている
選考の結果、園側が「正職員ではなく、補助職員なら採用したい」「応募者からは担任を持たないことへの希望があるが、担任を受けてくれるならすぐに合格通知を出したい」など、条件付きで採用を検討することがあります。
もちろん、応募者の希望に添わない内容は交渉してから合否を決めることもありますが、無条件で選考通過とはならない場合には提案条件を定める時間が必要となり、連絡が遅くなるケースもあるでしょう。
また、人材としては問題はないが、本人の希望と保育園側の条件がマッチしない場合は、条件に合う他の応募者の合格が決まるまで、保留となることもあるようです。
担当者が多忙・不在である
採用担当者が一人だけの場合、通常業務との並行で採用業務が行われることから、多忙が理由で書類選考の通知が遅くなることがあります。
また、担当者の休日や園の休園日が重なり、長期不在となっていることもあるでしょう。
郵送に時間がかかっている
書類選考の結果が文書で届くこともあるでしょう。郵送での通知は、選考案内や必要書類など同封されることも多く、送付資料の用意に時間がかかることも珍しくありません。
さらに、多くの応募者へ書類通知を行う際には相当な作業時間が必要になることも考えられます。
合格者から通知している
合格者から選考結果の通知をしている場合も多くあるようです。合格者本人とコンタクトが取れるまで、不採用者への通知連絡を保留していることもあるでしょう。
採用人数にもよりますが、スムーズに合格者と連絡がつかない場合には、不採用者の待ち時間も長くなるケースもあるようです。
不採用者には書類選考結果の連絡をしない
そもそも不採用者には通知をしない保育園もあります。
合否の通知方法について案内書きがないか、募集要項を再度確認してみるとよいでしょう。
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選考結果が届くまでの過ごし方
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次に選考結果が届くまでの過ごし方を紹介します。
期間を決めて待つ
選考結果の通知が遅い理由はその保育園によってさまざまありますが、だからといって永遠と待ち続けるというのも現実的ではないでしょう。
まずは保育園側が選考期間についてあらかじめ明示している場合には、その期間内は必ず先方からの連絡を待ちましょう。
もしどこにも選考期間についての案内がない場合は、一般的な選考期間の1~2週間を目安として、その後の対応を決めるとよいかもしれません。
他の応募先への転職活動を継続する
特定の保育園からの選考結果を待っている間も、他の応募先への転職活動は続けた方が転職活動は円滑に進むでしょう。
もちろん、1つの園の採否状況がわからないがために、他の予定が組みにくくなることはあるかもしれません。しかしバランスを見ながら進める必要はあっても、選考結果の連絡が遅い保育園に全てを合わせてしまっては、別の保育園での就職チャンスを逃すことにもなりかねません。
第一志望の園からの選考待ちの間に、別の応募先から結果通知が届くこともあるでしょう。判断が難しい場合もありますが、1つの結果にこだわりすぎないよう冷静にジャッジをすることも必要です。
応募先へ問い合わせる
応募先の明示された選考期間を過ぎていること、明示されていない場合は2週間を目安として応募先の保育園へ問い合わせをしてもよいかもしれません。
ただし、問い合わせをする際には先方の状況へ配慮を忘れないよう、注意を払いましょう。
ここでメールで問い合わせる際の例文を紹介します。
メールの問い合わせ例文
<例文>
件名:〇〇保育園様への応募書類の選考につきまして
〇〇保育園
担当者様
お世話になっております。
貴園の求人にご応募いたしました〇〇〇〇と申します。
〇月〇日に郵送(メール)にて応募書類をご提出させて頂いており
この度の選考結果の通知時期について伺いたく、ご連絡申し上げます。
現在選考中の場合には、そのような最中の問い合わせとなりましたこと
何卒ご容赦頂きたく、お願い申し上げます。
ご多忙中とは存じますが、ご確認のうえ通知時期をご教示頂けますと幸いでございます。
お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
〇〇〇〇(氏名)
件名には、どのような用件かすぐわかるように内容を記載するとよいかもしれません。
選考結果を直接尋ねるのではなく、書類を送付した日付を伝えて、結果の通知がいつ頃になるかを質問する文章にするとよいでしょう。
また、忙しい先方への配慮の言葉を添え、問い合わせ後は、保育園側のタイミングでの返信を待ちましょう。
電話の問い合わせ方法
次に電話での問い合わせ方法を紹介します。
<例文>
「お忙しいところ恐れ入ります。先日〇〇保育園様の求人にご応募いたしました〇〇〇〇と申します。
本日はご提出いたしました書類の選考につきまして、ご確認させて頂きたくご連絡いたしました。恐れ入りますが、ご担当者の〇〇様(担当者様)は、いらっしゃいますでしょうか?」
「(担当者が出たら)お世話になっております。この度〇〇保育園様の求人にご応募いたしました〇〇〇〇と申します。先日〇月〇日に応募書類をお送りさせて頂いたのですが、無事に届いていらっしゃいますでしょうか。(届いていたら、ありがとうございます。)」
「お忙しい中、誠に申し訳ございませんが、本日は結果通知の時期を伺いたくお電話いたしました。
結果の通知はいつ頃を予定されていますでしょうか?」
まず初めに、自分の名前や要件をきちんと伝えましょう。
担当者が電話に出たら、書類の到着確認をした上で通知時期の問い合わせをします。
また電話の場合は、できる限り保育園側が忙しい時間帯を避けたほうがよいでしょう。
園児の登園時間やお迎えの時間、お昼の時間などは保育士さんの手が埋まっていることが多くあります。保育園によって多少の時間差はありますが、13時から15時頃はお昼寝の時間であることが予想され、比較的保育士さんの手が空きやすい時間でしょう。
書類選考の結果が遅い時の理由をおさえて、不安を払拭しよう
今回は、応募先の保育園からの書類選考結果の連絡が遅くなる理由や、採用・不採用の通知が届くまでの過ごし方について紹介しました。
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返答が遅いことによるストレスをためないように、想定できる理由やその後の対応ポイントをおさえて、前向きに取り組んでいきましょう。
保育士バンク!では、保育士資格を活かせる求人を多数掲載しています。
ご希望をお伝えいただければ、専任アドバイザーよりあなたにぴったりの求人をご提案させていただきます。
転職相談や情報収集だけでも大歓迎!完全無料でお使い頂けるので、少しでも気になった方はお気軽にご登録くださいね。