子どもに言ってはいけない言葉とは?保育士が避けたいNGワードと言い換え例

    多忙な保育のなかで、わがままやグズグズについイライラしてしまったり、「伝わっていない気がする」と悩むことはないでしょうか。そんな保育士さんの余裕のない時に飛び出す言動が、子どもの意欲をなくしているかもしれません。大人の何気ない言葉が子どもの心を傷つけたり、逆に可能性を引き出したりします。本記事では、子どもに言ってはいけない言葉と、つい使いがちな声かけの言い換え例を紹介します。

    この記事でわかること
    • 否定・比較・外見・乱暴な言葉は子どもの自尊心を傷つけやすい▼詳細
    • 「よくできたね」「すごい」など、何気ない声かけにも注意▼詳細
    • 子どもの声かけのヒントになるよくある質問と6つの答え▼詳細

    子どもに言ってはいけない言葉とは?避けたい4つのNGワード

    保育の仕事で、「これはNG」と明確に言えることは少ないものです。

    ただし、子どもの発達や情緒の安定を考えて、なるべく避けた方がよい言葉遣いはあります。

    人格を否定する言葉

    NGワード
    ◯◯ちゃんがいい子じゃないから……

    こうした物言いをされると、子どもは自分の人格そのものを否定されたという感覚に陥ります。

    「自分は根っからの悪い人間なんだ」「自分は何をしてもだめなんだ」と受け止めることで、子どもの自尊心が傷ついてしまいます。

    兄弟姉妹や友だちと比較する言葉

    NGワード
    〇〇ちゃんはできるのに……

    より身近な存在であればあるほど、自分との差を感じて心に傷を負いやすく、兄弟姉妹であれば家庭内での不仲にもつながります。

    外見に関する言葉

    NGワード
    〇〇くんは背が小さいから……

    自分ではどうすることもできない外見について口にするのは、保育士としてではなく人として避けるべきことです。

    子どもにとっては、将来コンプレックスとしてずっと残ってしまうこともあります。

    これは、外見をネガティブに捉える場合だけではないことに注意が必要です。

    褒めるつもりで「〇〇ちゃんは美人」「〇〇くんはハーフ(ミックス)だからかっこいい」など、ポジティブな意味で使うのも、できるだけ控えましょう。

    同様に、家庭環境・出自(生まれのルーツや国籍、出身地など)・ジェンダー・発達や特性についての発言には、じゅうぶんに気を配る必要があります。

    乱暴・威圧的な言葉遣い

    NGワード
    早くしろって言ってんだろ!グズグズするなよ!

    言った方はスッキリするかもしれませんが、かけられた方は怖い思いをします。

    どんなに正しいことを言っていても、乱暴な言葉遣いを投げつけられれば、子どもにはただ「自分をけなされた」「怖かった」という印象のみが残ります。

    また、子どもは保育士の言動や振る舞いを常に見ていて、真似をします。

    こうした言葉遣いは、子どもに直接かけるのはもちろんのこと、大人同士の会話であっても保育中は絶対に避けましょう

    つい使いがちな声かけと言い換え例「よくできたね」はなぜNG?

    metamorworks / stock.adobe.com

    子どもに対して話す際、よく使われているような言葉の中には、保育の現場では控えたい言葉があります。

    そうした避けるべき言葉と、別の言い換えやよりよい声かけ例を紹介します。

    NG「よくできたね」「すごい」
    OK「がんばったね」

    つい発してしまいがちな言葉ですが、子どもは「できた」結果に価値があるのだと捉えてしまいます。

    また「すごいね」は、大人にとって望ましい行動を取った時・うまくできた時だけ価値があるというメッセージになりがちです。

    「できる・できない」で子どもを見るのではなく、プロセスを褒めてあげたり、「先生が見ているよ」というメッセージを発しましょう。

    そのためには以下のように言い換えるとよさそうです。

    声かけOK例
    最後まであきらめないでがんばったね!

    努力したことに注目して褒めてあげると、結果より努力した過程が大事なのだと理解し、物事にも粘り強く挑戦していくことができるでしょう。

    NG「止めないと怒るよ!」
    OK「〇〇だからやめよう」

    こうした叱り文句を、子どもに言うことを聞いてほしいがために使っていても、子どもはなぜそれが悪いのかがわかりません。

    声かけOK例
    叩かれたら痛いし、いやな気持ちになるよね?だから人を叩くのはいけないよ。

    このように、どうしてダメなのかをかみ砕いて伝わるような表現を選びましょう。

    また、叩いてしまった時は「叩きたいくらい嫌だったんだね」と、怒りや悲しみといった感情そのものは否定せず、「でも人を叩くのはダメ」と、その行動にだけ線引きをします。

    気持ちを認めてもらえた経験を重ねることで、子どもは感情との付き合い方を少しずつ学び、自制心や精神的な安定を得られます。

    NG「泣かないで」
    OK「〇〇で悲しかったんだね」

    子どもの気持ちを認めず、泣くことは受け入れられないと言っているようなものですね。

    子どもは一時の感情を押し殺せるようにはなるかもしれませんが、最終的にはより大きな感情の爆発につながりかねません。

    声かけOK例
    今は悲しい気持ちなんだね、泣いていいよ。

    少し距離を置いて、泣いてもいいと肯定することが大切です。

    ◯◯で悲しくて、泣いちゃったのかな?」など、子どもが抱えているであろう感情を言葉にして声をかけるのもよいでしょう。

    自分の気持ちを認識してそれを言葉にしたり、感情を表現したりできるようになり感情の調節方法を学ぶ助けになります。

    NG「次は〇〇してあげる」
    OK「〇〇できるよう頑張るね」

    軽い気持ちの約束でも、破られると子どもはひどく傷つきます。守れる確信がないことは、安易に約束しないのが基本です。

    もし使う際には、絶対にその約束は守れる、という確信がなければいけません。

    声かけOK例
    お約束はできないけど、そうできるように頑張るね!

    保育者は子どもに対して正直でいましょう。万が一、約束が守れなくなってしまった時は、潔く認め誠意をもって子どもに謝りましょう。

    NG「何でこんなことしたの?」
    OK「いやな気持ちだったのかな?」

    なんで?という問いに答えることは、大人にとっても難しい問題だと思いませんか?

    まだ自分の気持ちをうまく言葉にすることが難しい子どもにとっては、なおさら難しいことです。

    大人に「分かってもらえない」と思った時、子どもは黙り込んで心に不信感を育ててしまうでしょう。

    声かけOK例
    〇〇がなくて悲しくなっちゃったのかな。

    何を感じ何を必要としていたのかを理解しようと努めることで、子どもがなぜそんな行動をとったかを表現できるように、話のきっかけを作るようにしましょう

    📌保育に前向きな保育士さん集合!就職・転職フェスタ

    保育士バンク!では、エリアごとの保育園が一堂に会する就職・転職フェスタを全国各地で開催しています。

     

    気になっていた園も、はじめての園も、それぞれの園の雰囲気や特色を知るチャンスですよ。新卒・卒業見込みの方も大歓迎!

     

    製作アイデアなど保育に活用できる「さとみ先生のワークショップ」に参加できる日もあります♪参加は無料!

     

    まずは日程を確認してみてくださいね。

     

    就職・転職フェスタ開催日程はこちらから!

    就職・転職フェスタってどんな感じ?体験レポートはこちら!

    動画でわかる!会場の様子はこちら!

    画像1
    パンフや資料も充実
    画像2
    会場の様子です♪
    画像3
    気になる園が見つかる!
    画像4
    直接話せるから安心
    画像4
    さとみ先生のWSも人気

    ※特別ブースやワークショップ等の実施内容は会場・時期によって異なります。すべてのフェスタで実施されているわけではございませんのであらかじめご了承ください。

    今すぐチェック就職・転職フェスタ!
    詳しくはこちらから
    友だち同士の参加もOK♪

    簡単1分登録!転職相談
    保育士・幼稚園教諭・看護師・調理師など
    保育関連の転職のご質問や情報収集だけでもかまいません。
    まずはお気軽にご相談ください!

    保育で言ってはいけない言葉について気になるQ&A

    Q. 子どもに言ってはいけない言葉とは?

    A. 否定・比較・外見・乱暴な言葉の4つが代表的です。

    これらは子どもの自尊心を傷つけ、意欲をなくしてしまう原因になりやすい言葉です。たとえ直接子どもにかけなくても、子どもは保育士の言動をよく見てマネをするため、保育中はできるだけ避けたいですね。

    Q. 「よくできたね」は言ってはいけないの?

    A. できる・できないで評価する言葉なので、できれば言い換えたい言葉です。

    「よくできたね」と言われると、子どもはその時だけがよかったことだと思い込んでしまいます。「頑張ったね」と努力した過程に目を向けて褒めることで、結果より努力が大事だと理解し、粘り強く挑戦していけるようになります。

    Q. 子どもが泣いている時、どう声をかければいい?

    A. 「泣いてもいいんだよ」と、まずは気持ちを肯定してあげましょう。

    「泣かないで」は子どもの気持ちを認めない言葉になりがちです。「○○で悲しかったのかな?」と感情を代弁すると、子どもは自分の気持ちに気づき、感情の調節方法を学ぶ助けになりますよ。

    Q. 外見を褒めるのも避けたほうがいいの?

    A. 外見については、ポジティブな意味でもできるだけ控えましょう。

    外見をけなす・からかうのはもちろんNGですが、褒める場合も「美人」「足が長くてすごい」など、外見のみを取り上げるのは控えましょう。

    外見の良し悪しで人の価値が決まるという意識が生まれ、子ども自身が内面への自信や努力を認める機会を奪ってしまう恐れがあるからです。

    Q. 転職は考えていないけれど、保育士バンク!は使える?

    A. はい!お気軽にのぞいてみてください。

    「今すぐではないけれど、いつかのために情報だけ集めておきたい」という方もたくさん利用しています。希望を伝えなければ求人を紹介されることもなく、情報を受け取るだけの状態を続けられます。

    まずは気軽に、保育アイデアやお得な情報も知れる、LINE登録から始めることもできますよ!

    \遊びアイデアや転職系の情報収集/
    保育士バンク!公式LINE

    Q. とりあえず登録すると、どうなるの?

    A. 希望の連絡方法(電話・メールなど)や時間帯を伝えていただければ、それに合わせてやりとりします。

    「どんな感じか聞いてみるだけ」でも、働き方や今の職場についての相談だけでも大歓迎です!「まずは情報収集したいだけ」と伝えておけば、必要以上に連絡が来ることもありません。

    保育士バンク!の新着求人

    お住まいの地域を選択して、最新の求人情報をチェック!

    の検索結果は0件でした。
    データの取得に失敗しました。しばらく経ってからお試しください。

    選択済みの市区町村

      大人の「よかれと思って」が子どもの意欲を奪うことも

      見てきたように、大人がよかれと思って口にしていても、子どもに間違ったメッセージを送っていることがしばしばあります。

      言ってはいけない言葉を避けるだけでなく、不安や戸惑いを言葉によってできるだけ取り去ってあげ、子どもたちの可能性を引き出してあげたいですね

      保育士バンク!では、保育士さんが気になる情報や保育のアイデア、仕事に関する悩みについて考えるお役立ちコラムを配信中!

      保育の仕事をしていくうえで「困った…」「どうしたらいいのかな?」と思ったら、まずは保育士バンク!にお声がけくださいね。

      • ✓ 在職中の方は今の園に知られることはありません。
      • LINEで相談OK(電話が苦手な方も安心)
      • ✓ 「連絡は夜8時以降」などの希望にも対応
      • ✓ 無理な転職の勧誘は一切なし
      \遊びアイデアや転職系の情報収集/
      保育士バンク!公式LINE

      累計40万人の保育士さんが相談済み
      完全無料で気軽にやり取りできる♪

       

      保育士バンク!の新着求人

      お住まいの地域を選択して、最新の求人情報をチェック!

      の検索結果は0件でした。
      データの取得に失敗しました。しばらく経ってからお試しください。

      選択済みの市区町村

        保育士さんに人気の勤務先

        あなたへのおすすめ記事

        特集コラム一覧

        本記事の内容は、記事作成日時点の資料等を基に可能な限り正確な情報を掲載するよう努めております。
        しかしながら時間の経過等により情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性および完全性を保証するものではございません。

        また、記事の内容はひとつの見解を示すものであり、皆様が思考を更に深める材料としてご活用いただくことを目的としております。
        実際には多様な見解があり、必ずしも唯一絶対の真理を示すものではありません。これらの点につき、本記事の内容を参考にしていただく際は念のためご留意ください。

        プロ厳選!プレミアム求人

        保育士求人を探す

        コラム記事を探す

        よくある質問

        就職・転職の無料相談保育補助・無資格可見落としがちな転職先保育士の在宅ワーク