折り紙の「シャツ」と「ズボン」の折り方をご紹介します。この折り紙はシャツのえりやズボンの足の部分など少し左右均等にならない部分があります。でも、その中で子どもは「どうやったらきれいにできるんだろう」という創意工夫を繰り返して自分の理想を見つけていきます。折り紙の醍醐味を子どもたちが感じるシャツとズボンの折り紙ですよ。
用意するもの
・折り紙（服の色になるカラーで）
作り方
シャツ
1．正方形になるように半分に二回折ります。
2．広げて、下の一片を1cmのところで折ります。
3．裏返して、真ん中の折り目に合わせて両端を長方形になるように合わせます。
4．1cmの部分を手前引くようににずらし、つぶすようにして折って襟を作ります。
5．下半分を外側に開くように折ります。
6．下半分を襟の下に潜り込ませるように折って完成。
ズボン
1．シャツと同様に折り目を入れます。
2．中央の折り目に向かって長方形になるように2辺を折り、折り目をつけます。
3．裏に下一片を2cmを折り返します。
4．角度をつけて中心に向けて左右の辺を折り込みます。
5．上半分を反対側に折り込みます。
6．（5）の上1cmを折ったら完成。
ポイント1 試行錯誤を繰り返して
シャツとズボンの折り紙は、バランスをとるのが難しい折り紙です。たとえば、シャツの襟を広げるところでは、開きすぎて襟には見えない襟を作ってしまったり、強く引っ張りすぎて破けてしまうことがあるかもしれません。「あれ～？へんな形になっちゃった」「破けちゃった」と失敗していく中で、「どうすればうまくいくかな」と子どもが考えられるよう保育士さんが手助けしてあげるといいですね。
ズボンでも、折り方によって、脚の角度の付け方によっては、細身から横に広いズボンまでさまざま。自分の折り方で何かが少し変化する、そういった喜びを見つけることもできますよ。
ポイント2 お絵かきの発展に
着せ替え遊びにも折り紙は使えますが、お絵かきをランクアップにも使えます。
母の日、父の日、敬老の日、家族の似顔絵を描くとき、似顔絵だけでは物足りない年長さんにこのシャツとズボンはおすすめ。
似顔絵の下に、子どもの折ったシャツとズボンをくっつけてあげましょう。「お父さんには青！」「ママにはピンク」など、子どもたちが家族の服の色を考えて折る楽しみもできますよ。
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