【2025年度】保育士のボーナスはいくら?新卒一年目の賞与や高収入職場ランキングも紹介

2025年度の最新調査によると、保育士の年間ボーナス平均はおよそ74万円、新卒一年目では約13万円。一般企業と同じように夏と冬の年2回支給されることが多いものの、運営主体や規模、経験年数によって金額には大きな差が見られます。今回は、保育士のボーナス事情をパート勤務を含めて徹底解説!公立と私立の違いや年齢・経験による傾向に加え、高収入が期待できる職場ランキングも紹介しますので、就職・転職活動の参考にしてみてください。

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年間ボーナス平均
約74万円(2024年度の平均額)
平均労働時間
月162時間
年齢別の目安
20代=50万円台前半/30代後半〜40代=80万円超
経験別の目安
0年=約13万円/1~4年=約58万円/5〜9年=約67万円/15年以上=100万円超
出典:賃金構造基本統計調査(令和6年)/厚生労働省

保育士の平均ボーナスは、年間「約74万円」!一年目の新卒は「約13万円」

保育士として働くなかで、多くの方が気になるのがボーナス(賞与)額。

一般的に夏と冬の2回にわけて、年間で月給×2〜3カ月分の額が支給されることが多いようです。

夏のボーナス 6月25日~7月10日頃
冬のボーナス 12月10日~25日頃
支給額 月給の2〜3カ月分が目安
計算例 月給24万6,000円 × 3 = 約74万円

なかには年間で4カ月分以上の額が支給されるケースもありますが、これは保育現場では比較的高めの水準です。

2025年度公表の厚生労働省の調査によると、保育士の年間ボーナスの平均額は以下の通りです。

「保育士全体の年間のボーナス平均は、約74万1,700円(前年比+2万9,500円)

「保育士新卒一年目の年間のボーナス平均は、約12万9,100円(前年比+8万8,100円)

新卒一年目は春から働き始めたばかりということもあり、夏の支給がなく、冬のみというケースが多いでしょう。

そのため、新卒の方は、「思ったより少ない」と感じる方もかもしれません。

なお、一年目の夏から初任給の2カ月分(約40万円など)にあたるボーナスを支給する園もあり、園によって待遇には差があります。

奨学金の返済などを抱えている方にとっては、就職・転職にあたってボーナスの有無や金額は大切なポイントですね。

私立保育園の保育士の平均ボーナスは「35万円〜70万円程度」!バラツキあり

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、保育士全体の平均賞与額は約74万円。

ただし、実際の金額は園によって差が大きく、必ずしも平均通りとは限りません。
たとえば、基本給を18万円〜25万円と仮定し、賞与が2〜3カ月分の場合を計算すると、支給額は「35万円〜70万円程度」となります。

実際の金額は園の制度や運営形態によって前後するため、ひとつの目安として参考にしてみてくださいね。

そもそも、どうして私立保育園は園によってボーナスが大きく違うの?

地域の給料相場、園の運営状況によって賞与の支給が難しい場合があるからです。たとえば、少子化の影響で園児がなかなか集まらないと収入が安定しない園もあります。園を選ぶときは、賞与があるかどうかも安心して働ける判断材料になりますね。

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公立保育園の保育士の平均ボーナスは「約146万円」!支給額は基本給の約4.6カ月

公立保育園で働く保育士は、地方公務員として勤務するため、ボーナスは「期末手当」「勤勉手当」として、年2回(夏・冬)安定して支給されます。

総務省の資料によれば、2025年度公表の年間ボーナスは基本給の約4.6カ月。

公立保育士のボーナス年間平均額は、約146万円です。

ただし、これは地方公務員全体の平均給与に基づく数値であり、地域や自治体によって多少の差があります。

とはいえ、国家公務員の支給基準に準じて改定されるため、比較的安定した収入を得やすいでしょう。

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    保育士の平均ボーナスは年齢・経験を重ねるごとに上昇!35歳以上で80万円台に

    保育士の年齢・経験年数別の平均ボーナス額について詳しく見ていきましょう。

    年齢別ボーナス

    保育士さんのボーナスは、年齢を重ねるにつれて少しずつ増えていく傾向があります。

    20代前半では50万円台ですが、30代後半には80万円を超え、50代後半では90万円台まで伸びています。

    年齢別 年間賞与額

    • 20~24歳51万7,800円
    • 25~29歳62万7,000円
    • 30~34歳65万6,300円
    • 35~39歳83万7,400円
    • 40~44歳80万8,200円
    • 45~49歳86万3,700円
    • 50~54歳81万9,000円
    • 55~59歳95万7,100円
    • 60~64歳81万3,000円
    • 65~69歳51万8,900円

    基本給が上がるにつれて、ボーナスの支給額も連動して増えるため、経験年数や勤続年数が長いほど安定した金額が期待できます。

    ただし、50代に入ると一度下がる傾向が見られる時期もあります。これは役職の変化や転職による勤続年数の差などが影響しているのかもしれません。

    そのため、働き方や雇用形態によって、ボーナス額に差が出るという点も押さえておくとよいですね。

    経験年数別ボーナス

    保育士さんのボーナスは、経験年数に応じても増えていく傾向があります。

    初任給時(経験0年)は10万円台ですが、5〜9年で60万円台に伸び、15年以上のベテラン層では100万円を超える水準になります。

    経験年数別 年間賞与額

    • 0年12万9,100円
    • 1~4年58万4,000円
    • 5~9年67万0,700円
    • 10~14年72万0,000円
    • 15年以上100万3,900円

    経験を重ねるにつれて役職や責任も増え、それに伴いボーナス額も大きくなる傾向が見られます。

    また、転職をするとボーナスが減ると考えられがちですが、必ずしもそうとは限りません。

    園によっては処遇改善手当や賞与規定が手厚く設定されている場合もあり、むしろ転職をきっかけに待遇がよくなることもあります。

    なかには、ボーナスが基本給の4.5カ月分支給される園もあり、キャリアチェンジによってボーナス額が増えるケースも考えられます。

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    保育士のパート勤務のボーナスの平均額は「約9万円」!支給なしの園も多数

    2024年度の厚生労働省の調査によると、保育士の年間ボーナスの平均額は、9万1,700円です。※1日5.7時間勤務・約15日稼働の場合

    ただし、実際にはボーナスが支給されない園も多く、支給の有無や金額は勤務先によって異なるでしょう。

    一方で、なかには暖房手当や一時金などの形で数万円をまとめて支給する園もあるようです。

    保育士のボーナスってどう計算するの?支給日は?~賞与のよくある質問Q&A~

    保育士のボーナスについてよくある質問をまとめました

    ボーナスの計算の仕方を教えてください。

    A.多くの園では「基本給×〇カ月分」で計算されます。たとえば基本給が20万円で「賞与は基本給の2.5カ月分」と決まっている場合、20万円×2.5=50万円が年間の支給額となります。

    園によっては、勤続年数による加算や期待賞与含まれることもあります。※将来の働きや成果を見込んで支給される予定のボーナス

    ボーナスの夏と冬の支給日はいつ?

    A.一般的には、夏のボーナスは6月25日~7月10日頃、冬のボーナスは12月10日~25日頃に支給されるケースが多いでしょう。

    ただし、年度末の3月にまとめて支給する園や支給日を毎年固定している園もあります。就職・転職の際には、募集要項や園の就業規則で確認しておくことが大切です。

    ボーナスから引かれる税金や社会保険料はありますか?

    A.はい。ボーナスも給与と同じく「所得」として扱われるため、以下の税金や保険料が差し引かれます

    ・所得税
    ・健康保険料
    ・厚生年金保険料
    ・雇用保険料
    ・介護保険料※40歳以上

    これらが控除されるため、実際の手取りは額面のおよそ75~85%程度となります。

    そのため、求人票に記載されている「賞与〇か月分」はあくまで支給額(額面)であり、実際の手取りは数万円少なくなります。

    保育士の処遇改善はボーナスに反映されますか?

    A.以前は「処遇改善等加算」をボーナスに上乗せして支給する園もありました。
    しかし、現在は、加算分を毎月の給与に反映する形で支給する園が主流となっています。

    国も「ボーナスではなく月ごとの給与に充てることが望ましい」としており、安定的に収入を得やすい仕組みになりました。

    ボーナスがない園で働いています。普通なのでしょうか…?

    A.園の経営母体や規模によっては、ボーナスを設けていない場合もあります。その代わりに処遇改善手当や月給に上乗せして還元している園もあり、必ずしも珍しいことではありません。

    ただし、長期的な収入や安定性を考えると、ボーナスがある園を選ぶことを考えてみましょう。

    また、「一年目からしっかりボーナスがもらえる園で働きたい!」という方は、保育士バンク!にご相談くださいね。最大4.5カ月分の賞与を支給する園もありますよ♪

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    高収入が期待できる!保育士の職場ランキング

    保育士さんのボーナス事情について紹介してきましたが、収入は園の種類によっても大きく変わります。

    ここでは、公立保育園以外で高収入が期待できる保育施設をランキング形式で見ていきましょう。※あくまでも一例です。

    1位:私立認定こども園

    大規模な学校法人や社会福祉法人が運営する認定こども園は、基本給や賞与が手厚く設定されているケースが多いもの♪

    安定した収入を得やすいだけでなく、月給29万円スタートという高給与求人もあり!パート保育士は時給1,400円~1日4時間以上から勤務相談可能な園もありますよ♪

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    2位:大手法人が運営する私立保育園

    複数の園を展開している大手法人が運営する保育園は、給与体系や福利厚生がしっかりしているのが特徴です。

    処遇改善加算や各種手当が安定して支給されるケースも多く、安心して長く働きやすい環境です。

    住宅手当3万円」「結婚祝い金3万円」など、福利厚生が充実した好待遇の求人が見つかることもありますよ♪

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    3位:院内保育園(病院内保育所)

    医療法人が母体となるケースが多く、経営基盤の安定感が魅力。

    夜勤やシフト勤務に応じた手当が加わることで、実収入が高めになる場合あり!「夜勤手当1回5,000円」など、病院勤務の職員向けという特性上、待遇が整っていることが多いのも安心ポイント。

    病院の経営状況によって、アルバイトやパートにもボーナスが支給されるケースもあるようです♪

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    4位:障がい児支援施設

    児童発達支援センターや放課後等デイサービスなど、発達や身体に障がいのある子どもを支援する施設も保育士が活躍できる職場です。

    専門的な支援が求められる分、資格手当やスキルに応じた加算がつきやすく、安定した収入につながるケースも!

    保育士として経験を積み、児童発達支援管理責任者など専門職へのステップアップを目指せば、月給40万円以上の収入も実現可能♪

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    5位:保育士のキャリアアドバイザー

    保育士としての経験を活かして、転職希望の保育士さんやこれから働きたい人をサポートする「キャリアアドバイザー」という働き方もあります。

    直接子どもと関わる仕事ではありませんが、これまでの保育経験を活かして保育士さんや保育施設からの相談にのったり、求職者に最適な職場を紹介したりできるのが特徴です。

    安定した固定給に加えてインセンティブ制度を取り入れている企業もあり、頑張り次第で「年収400万円以上」も目指せます。保育の知識を違う形で活かしたい方におすすめ!

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    出典:令和6年地方公務員給与実態調査結果等の概要/総務省出典:人事院出典:賃金構造基本統計調査

    保育士の給料はボーナスを含めて上昇傾向!あなたが働きやすく・生活が安定する職場を探そう

    保育士のボーナスは年々上昇傾向にありますが、園によって待遇に差があるのも事実です。

    自分の経験なら、もっとよい待遇の職場があるかも?」と感じた方もいるかもしれません。

    納得できる給料やボーナスは、安心して保育士を続けるための大切なモチベーションになります。

    なかには、福利厚生について不安を抱き、退職金制度がない園から将来のことを考えて、退職金制度がある園へ転職した方もいます!

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    この記事の監修者
    戸田 慎一
    経歴
    高校教師として勤務、その後不動産営業を経験、現在は保育士さんの転職活動を支援する保育士バンク!にてゼネラルマネージャーとして活躍中。
    実績
    過去100名以上の保育士さんの転職活動をサポート。これまで、新人賞、ベストチーム賞、ベストマネージャー賞を受賞。

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