2025年5月の保育ニュースをお届けします。「不審者対応訓練の実施」「横浜市での待機児童ゼロ」「保育園と習い事先の業務提携」「連休明けの登園しぶり対策」「子どものネット利用の低年齢化」など、現場で役立つ話題をピックアップしました。面接や職員会議の情報共有、保護者とのやりとりに活用してみてくださいね。
TAGSTOCK2 / stock.adobe.com
【2025年5月最新】保育に関するニュースを知ろう
連休が明け、園生活にも少しずつ慣れてくる5月。
子どもの登園しぶりや気持ちの不安定さが見られる時期でもあり、現場ではより丁寧な関わりが求められるでしょう。
話題のニュースを知り、保育士としての視野を広げ、保護者との関係づくりや職員間の情報共有に役立てられるとよいですね。
また、就職・転職を考えている方にとっても、最新の保育ニュースにふれておくことは、面接などで自分の考えを伝えるときの参考になる場面もあるかもしれません。
ここからは、2025年5月に注目したい保育関連のニュースをピックアップし、各ニュースのコメント例も交えて紹介します。
【2025年5月の保育ニュース】連休明けに見られる“登園しぶり”。子どもへの寄り添いを大切に
miya227 / stock.adobe.com
ゴールデンウィークが明け、久しぶりの登園時に子どもが涙を流したり、保護者からなかなか離れられなかったりと「登園しぶり」の様子が見られることもあるかもしれません。
とはいえ、連休中は家庭で安心して過ごす時間が増えるため、保育園への足取りが重くなるのは、特別なことではないでしょう。
特に新年度から通い始めた子どもにとっては、園の生活に少しずつ慣れ始めるタイミング。長めのお休みをはさんだことで、気持ちがふりだしに戻るように感じられることもあるようです。
保育士さんは、子どものペースを大切に「〇〇ちゃんと遊ぶのを楽しみにしていたよ」「どんな遊びがしたいかな?」などと声をかけ、安心して園生活を送れるようにサポートできるとよいですね。
また、子どもの登園しぶりの様子を見て不安を抱く保護者の方もいるでしょう。
保育士さんは、園での姿をこまめに伝えたり、家庭の様子を尋ねたりすることで信頼関係を育めるとよいですね。
【このニュースのコメント例】
連休明けは、保護者の方と離れるのが寂しくて、涙を流す子が多いかもしれません。
泣きながら登園する姿を見ると、家庭で過ごした時間が子どもにとってどれほど心地よく、満たされたものであったかが伝わってくるように感じます。
そうした気持ちに寄り添いながら「〇〇ちゃんに会えてうれしいよ」といった言葉をかけることで、少しずつ落ち着いて過ごせるように配慮していくことを大切にしていきたいです。
保護者の方は登園時の子どもの様子を見て、不安を抱えていることもあるかもしれません。
連絡帳やお迎えのときなどに、園でのエピソードや子どもの頑張りなどを積極的に伝え、安心してもらえるようにやり取りしていきたいと考えています。
簡単1分登録!転職相談
保育士・幼稚園教諭・看護師・調理師など
保育関連の転職のご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!
【2025年5月の保育ニュース】不審者対応訓練の実施が大切!子どもたちの安全を守るためにできること
小学校などに不審者が侵入するといったニュースが報道される中、保育現場でも“もしものとき”を想定した対応が求められます。
火事や地震などの災害に関する避難訓練を取り入れていても、不審者の侵入を想定した訓練を実施する園は少ないかもしれません。
ある園では、不審者対応訓練を実施し、職員が実際に刺股を使って対処する動きや、子どもを安全に避難させる手順を確認するなどの対応が行われました。
保育園ごとに園舎の構造や園児数、園庭の有無などに違いがあるため、不審者への対応も異なるでしょう。
職員間で役割を共有し、警察や地域と連携した訓練を取り入れていくことも大切です。
また、子どもたちにも、自分の身を守るためにできることを日頃の保育の中で少しずつ伝えていけるとよいですね。
防犯標語である「いかのおすし」という言葉で伝えると、子どもたちが理解しやすいでしょう。
いか:知らない人について「いか」ない
の:知らない人の車に「の」らない
お:困ったときは「お」おごえを出す
す:その場からすぐに「す」ぐにげる
し:何があったかを大人に「し」らせる
「いかのおすし」の言葉をおまじないのように繰り返し伝えることで、いざというときに思い出し、行動できるきっかけにしてもらいましょう。
【このニュースのコメント例】
不審者による事件のニュースを見るたびに、保育園でも何かあったら…と不安になることがあります。
日頃の避難訓練だけでなく、不審者の侵入を想定した訓練の必要性を改めて感じました。
「どこから不審者に侵入される可能性があるか」「侵入した場合の対応」などをしっかり考えたうえで、訓練を行うことが大切だと思います。
子どもたちにも、“いかのおすし”といった防犯標語を使い、自分の身を守ることを少しずつ伝えていけたらと思います。
その他にも絵本やペープサートなどを活用して、子どもたちの年齢に合わせて伝えていく工夫をしていきたいと感じました。
保育士バンク!の新着求人
お住まいの地域を選択して、最新の求人情報をチェック!
選択済みの市区町村
【2025年5月の保育ニュース】横浜市が待機児童ゼロを達成。保育士の確保・働きやすい環境の整備が重要
横浜市は、2025年4月時点の待機児童数が「ゼロ」であることを発表しました。
待機児童ゼロは2013年以来、12年ぶりの達成となります。
保育所の新設や小規模保育施設の整備、1歳児クラスの受け入れ枠拡大など、さまざまな対策が進められてきたことによる成果といえるでしょう。
特に1歳児の受け入れの強化は、共働き世帯や育休明けの保護者に向けて支えとなっているようです。
一方で、この状況を今後も維持していくには、保育士の人材確保と職場環境の整備が重要です。
その取り組みのひとつとして、横浜市では「潜在保育士等への就労奨励金交付事業」を実施しています。
市内の私立保育・教育施設に就職した保育士や保育補助者に対し、1人あたり5万円の奨励金が支給される制度で、就労支援の登録者が対象となります。
保育士にとっても、現場への復帰を後押ししてくれる心強い支援といえそうです。
このように、保育の受け皿を広げるだけでなく、保育施設で働く人を支える仕組みづくりがますます重要となるでしょう。
【このニュースのコメント例】
横浜市で待機児童ゼロが達成されたというニュースを見て、保護者の方にとってもうれしい知らせだと感じました。
子どもを預けたいと思ったときに、安心して利用できる保育施設があることは、とても心強いことだと思います。
一方で、いまだ保育士不足の問題は解消されていないというニュースもよく目にします。
横浜市では潜在保育士さんが現場復帰した際に、5万円の奨励金が支給される制度を利用できるそうです。
このような取り組みが全国にも広がって、保育士さんの復帰を後押しできる支援が増えていくことを期待したいです。
また、働きやすい職場を探す保育士さんは一度保育士バンク!にご相談ください。
保育士バンク!は、あなたが保育士として楽しく働ける職場を見つけるサポートをいたします。
読んでおきたいおすすめ記事
体調の不安を乗り越え、「また保育が楽しい」と思えた ―きっかけは元同僚からの転職エージェント紹介
長年同じ園で勤務してきた中で、環境を変えたいという思いから転職を決意した保育士さんと、 転職後に体調を崩し、働き方を見直す必要となった保育士さん。一人は自身の希望で登録し、もう一人は元同僚の紹介をきっ...
保育士資格やスキルを活かしてデスクワークがしたい!仕事の種類やメリット
保育士さんは、デスクワークで働くことができるのでしょうか。保育士資格やこれまでのスキルを活かせるような職場があるのかも気になりますよね。今回は、保育士さんが働けるデスクワークの仕事にはどのようなところ...
乳児院で働くには?必要な資格や仕事の魅力、給料などを徹底解説
乳児院で働くには、必要な資格や仕事内容、給料などを把握することが大切です。1日の流れや求人の探し方などを知り、転職活動の参考にしてみてくださいね。今回は、乳児院について徹底解説します。乳児院の仕事の魅...
在宅ワークで保育士資格を活かせる仕事とは?自宅でできる保育関係の仕事を徹底解説
通勤時間なく働ける在宅ワークをしたいと考えても「保育士は無理なんじゃないか……」とあきらめている方はいませんか?保育園の事務職や保育ママ、保育園業務のサポートなど、保育士の経験や資格を活かして自宅でで...
保育園運営会社の仕事内容とは?本社勤務でも保育士資格は必要?働くメリットや求人事情まで
保育園運営会社にはどんな仕事があるのでしょうか?保育園運営会社で働くことは「本社勤務」とも呼ばれ、保育園の運営に携わる仕事として、主に一般企業に就職したい保育士さんにとって人気の高い職種のようです。今...
子どもと赤ちゃんに関わる仕事31選!必要な資格や保育士以外の異業種、子ども関係の仕事の魅力
子どもや赤ちゃんと関わる仕事というと保育士や幼稚園の先生を思い浮かべますが、子どもに関係する仕事は意外とたくさんあります!今回は赤ちゃんや子どもと関わる仕事31選をご紹介します。職種によって対応する子...
企業内保育所とはどんな施設?保育士として働くメリットや仕事内容、転職先の選び方
企業内や企業に併設された企業内保育所とは、どんな保育所なのでしょうか。仕事内容などを知りたい保育士さんは多いようです、今回は、少人数制でアットホームな環境で保育ができる施設が多い企業内保育所について、...
保育士が保育に集中できる職場「託児所」の特徴や仕事内容とは?
託児所とは子どもを預かる施設を指しますが、保育園や国の一時保育とどのような点が違うのでしょうか。託児所は夜間保育や短時間の預かりなどの保護者の多様なニーズに対して柔軟に応えられるため、需要の増加が予想...
保育士をサポート・支える仕事特集!異業種への転職も含めた多様な選択肢
保育士の経験を経て、これからは保育士のサポート役として働きたいという方はいませんか?責任の重い仕事だからこそ、人の優しさや支えが必要不可欠な仕事かもしれませんね。今回は、保育士さんをサポートする・支え...
保育士を辞める!次の仕事は?キャリアを活かせるおすすめ転職先7選!転職事例も紹介
保育士を辞めたあとに次の仕事を探している方に向けて、資格や経験を活かせる仕事を紹介します。ベビーシッターなど子どもと関わる仕事はもちろん、一般企業での事務職や保育園運営会社での本社勤務といった道も選べ...
病院内保育とは?働くメリットや1日のスケジュール、一般的な保育施設との違いについて紹介!
病院内保育とは、病院や医療施設の中、または隣接する場所に設置されている保育園のことです。保育園の形態のひとつであり、省略して院内保育と呼ばれることもあります。転職を考えている保育士さんの中には、病院内...
フリーランス保育士として自分らしく働くには。働き方、収入、仕事内容からメリットまで解説
保育園から独立して働くフリーランス保育士。具体的な仕事内容や働き方、給料などが気になりますよね。今回は、特定の保育施設に勤めずに働く「フリーランス保育士」についてくわしく紹介します。あわせて、フリーラ...
保育園の調理補助に向いてる人の特徴とは?仕事内容ややりがい・大変なこと
保育園で働く調理補助にはどのような人が向いてるのでしょうか。子どもや料理が好きなど、求められる素質を押さえて自己PRなどに活かしましょう。また、働くうえでのやりがいや大変なことなども知って、仕事への理...
子どもと関わる看護師の仕事10選!保育園など病院以外で働く場所も紹介
子どもに関わる仕事がしたいと就職・転職先を探す看護師さんはいませんか?「小児科の経験を活かして保育園に転職した」「看護師の資格を活用してベビーシッターをしている」など保育現場で活躍している方はたくさん...
保育士から転職!おすすめの異業種22選≪あなたの資格・経験を活かせる次の仕事とは?≫
保育士以外から異業種への転職を考えている際、どのような転職先がおすすめなのでしょうか。今回は、次の仕事として保育士から転職しやすいおすすめの異業種22選を紹介します。保育士から異業種に転職するメリット...
【保育士の意外な職場10選】こんなにあった!保育園以外の活躍できる場所
保育士の経験やスキルが、実は意外な職場で活かすことができるのを知っていますか?転職を検討しつつも、子どもとかかわりたい、資格や経験を活かしたいと考えている人は多くいるでしょう。保育園や幼稚園以外で保育...
【完全版】保育士資格を活かせる仕事・働ける企業25選!
保育士資格を持っていたら、保育園で保育士として働くのが当たり前だと思っていませんか? 実は現役の保育士さんの転職先としては、保育園や幼稚園などの保育現場以外にも一般企業や福祉施設、ベビーシッターなど、...
【2025年最新】保育士に人気の転職先ランキング!異業種や選ばれる職場を一挙公開
保育士の資格を活かして働ける人気の転職先をランキング形式で紹介!企業主導型保育園や病院内保育所、ベビーシッターなど保育士経験やスキルを活かせる職場はたくさんあります!今回は保育施設や異業種別に詳しく紹...
【2024年最新版】幼稚園教諭免許は更新が必要?廃止の手続きや期限、対象者をわかりやすく解説
幼稚園教諭免許は更新が必要なのか、費用や手続き方法などを知りたい方もいるでしょう。今回は、2022年7月1日より廃止された教員免許更新制について詳しく、そしてわかりやすく紹介します。幼稚園教諭免許を更...
保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるには?実務経験や要件など
保育士の実務経験を活用して目指すことができる「児童発達支援管理責任者(児発管)」は、多くの障がい児施設で人材不足の状況が続いています。今回は保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるための方法を徹...
保育士は年度途中に退職してもいいの?理由の伝え方や挨拶例、再就職への影響
「年度途中で退職したい...けれど勇気が出ない」と悩む保育士さんはいませんか。クラス担任だったり、人手不足だったりすると、退職していいのか躊躇してしまうこともありますよね。そもそも年度途中で辞めるのは...
幼稚園教諭からの転職先特集!資格を活かせる魅力的な仕事18選
仕事量の多さや継続して働くことへの不安などを抱え、幼稚園教諭としての働き方を見直す方はいませんか。幼稚園教諭の転職を検討中の方に向けて、経験やスキルを活かせる18の職場を紹介します。保育系の仕事から一...
【2024年度】放課後児童支援員の給料はいくら?年代別の年収やこの先給与は上がるのかを解説
放課後児童クラブや児童館などで働く「放課後児童支援員」の平均給料はいくらなのでしょうか。別名「学童支援員」とも呼ばれ、「給与が低い」というイメージがあるようですが、国からの処遇改善制度などにより、これ...
保育士が働ける保育士以外の仕事21選。資格や経験を活かせるおすすめの就職先
保育園以外の職場に転職・就職先を探す保育士さんもいるでしょう。今回は企業内保育所や託児施設、児童福祉施設など、保育士さんが働ける保育園以外の職場を21施設紹介!自身の働き方や保育観を見つめ直し、勤務先...
【2024年最新】保育士の給料は上がる?いつから?9000円賃上げの処遇改善によって数万円の加算も期待
保育士の給料が上がる国の施策として、2022年2月からの「保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業(保育士の処遇改善Ⅲ)」で、2年にわたり月9000円の賃上げが行なわれました。また勤続年数などで加算さ...
私って保育士に向いていないかも。そう感じる人の7つの特徴や性格、自信を取り戻す方法
せっかく保育士になったのに「この仕事に向いていないのでは?」と不安を抱いてしまう方は多いようです。子どもにイライラしたり、同僚や保護者と上手くコミュニケーションが取れなかったりすると、仕事に自信が持て...
ベビーシッターとして登録するなら「キズナシッター」を選びたい理由トップ5
ベビーシッターとしてマッチングサービスに登録する際に、サイト選びに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。収入や働き方の安定性、サービスごとの特徴や魅力も気になりますよね。本記事ではそんななか「キズナ...
子育て支援センターとは?保育士の役割や必要な資格をわかりやすく解説!
子育て支援センターとは、育児中の保護者と子どもをサポートする地域交流の場です。保育士経験者は資格を活かして働けるため、転職を考える方も多いよう。また、子育て経験を活かして相談員として勤務したい方もいる...
ベビーシッターになるには?資格や仕事内容、向いている人の特徴
ベビーシッターになるにはどうすればいいのでしょうか?まずは必要な資格やスキルをチェックしましょう。ベビーシッターは働く時間や場所を柔軟に調整できる場合が多く、副業としても人気です!初めてでも安心してベ...
【2024年最新版】子育て支援員とは?資格の取り方・研修、やりがいや仕事内容について解説
保育の仕事に興味がある方のなかには、子育て支援員とはどんな資格?と気になっている方がいるかもしれません。2023年に新設されたこども家庭庁が、放課後児童クラブ(学童保育)の人材確保に取り組んでいるなか...
保育士の転職の時期はいつが最適?後悔しないタイミング&スケジュールの立て方
保育士の転職の最適な時期とはいつなのでしょうか?スムーズに内定を獲得できるよう、いつから動き始めればよいのかなど、転職活動における適切なタイミングを知っておきましょう。今回は、保育士さんの転職に最適な...
【2024年版】幼稚園教諭免許の更新をしていない!期限切れや休眠状態の対応、窓口などを紹介
所有する幼稚園教諭免許が期限切れになった場合の手続きの方法を知りたい方もいるでしょう。更新制の廃止も話題となりましたが、更新していない方は今後の対応方法をくわしく把握しておくことが大切です。今回は、幼...
【2024年最新】調理師の給料、年収はどれくらい?仕事内容や求人、志望動機なども徹底解説
保育園の調理師は、子どもたちが毎日口にする給食やおやつを作る仕事です。成長する子どもの身体づくりを助ける存在として、やりがいをもって働けるかもしれません。しかし、年収はどれくらいなのでしょうか?今回は...
インターナショナルスクールに就職したい保育士さん必見!給料や仕事内容、有利な資格とは
保育士さんが活躍できる場所のひとつとしてインターナショナルスクールがあります。転職を検討するなかで、英語力は必須なのか、どんな資格が必要なのかなどが気になるかもしれません。今回は、インターナショナルス...
児童館職員になるには?必要な資格や仕事内容、給料
児童館は、地域の子どもたちへの健全な遊び場の提供や子育て家庭の育児相談などを行なう重要な施設です。そんな児童館の職員になるにはどのような資格が必要なのかを解説します。また、児童館の先生の仕事内容や20...
病児保育とはどのような仕事?主な仕事内容や給与事情、働くメリットも解説
病児保育とは、保護者の代わりに病気の子どもを預かる保育サービスのことを言います。一般的に、風邪による発熱などで保育施設や学校に通えない子どもを持つ保護者が利用します。今回は、そんな病児保育の概要を詳し...
保育士の給料・年収は?安いのはなぜ⁉年齢・地域別・パートの平均年収、給与UP術
「給料が安い」「上がらない」といわれる保育士の給料はいくらくらいなのでしょうか。子どものお世話や保護者対応など多くの仕事をこなす中で給与が低いと不満が募りますよね。今回は保育士の月給や平均年収を徹底解...
保育園事務は何がきつい?仕事内容や給料、業務で楽しいことについても紹介
子どもたちが通園する保育園で事務として働く場合の仕事内容とはどのようなものが挙げられるのでしょうか。中には、仕事に就いてから「きつい」「つらい」と感じることもあるかもしれません。今回は、保育園事務の仕...
- 同じカテゴリの記事一覧へ
【2025年5月の保育ニュース】保育園が習い事先と提携。広がる選択肢と連携体制の整備も必要
RedcupStudio / stock.adobe.com
一部の保育園では、スイミングスクールなどの外部の習い事と業務提携を結び、園児が保育後にそのまま習い事へ参加できる取り組みが行われています。
共働き家庭のニーズに応える新たな保育サービスとして、今後広がる可能性もあるかもしれません。
保育園と習い事先が連携することで、保護者の方はお迎え後に習い事に通う必要がなくなり、子どもも無理のないスケジュールで活動できるというメリットがあるでしょう。
ただし、保育園側は習い事のスケジュールや内容を把握し、外部スタッフとの情報共有や引き渡しなど、これまでにない対応が必要になる場面が出てきそうです。
また、子ども自身の体調や気分に応じて、柔軟な判断を求められることもあるでしょう。
利便性の高い仕組みであるからこそ、子ども一人ひとりの様子を大切にしながら、安全面や連携体制の見直しを含め、慎重に対応していくことが必要でしょう。
【このニュースのコメント例】
保育園と習い事先が連携し、園児がそのまま習い事に参加できるという仕組みは、保護者の方にとって便利な取り組みだと思います。
「習い事をさせてあげたくても、送迎が難しい」といったご家庭も利用しやすくなりそうです。
一方で、保育士としては、外部とのやりとりや当日のスケジュール調整、安全面での確認など、新たに配慮が必要な点も多いかもしれません。
保育園で習い事先との業務提携が行われる際は、情報共有や保護者との連携などを大切にしていきたいと思います。
【2025年5月の保育ニュース】子どものネット利用に関する調査結果。低年齢の子の長時間利用が問題
こども家庭庁が2024年に実施した調査によると、低年齢層の子どもたちのインターネット利用率は年々増加しており、通園中(0〜6歳)の子どもで72.7%、小学生(6〜9歳)では91.4%がインターネットを利用しているという結果が示されました。
出典:令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(概要)からの抜粋
利用機器の内訳は、インターネット接続機能付きテレビの使用が57.1%と最も多く、次いで自宅用のパソコンやタブレットの使用が40.7%、ゲーム機の使用が35.8%などとなっています。
全年齢を通して最も多かった利用目的は「動画を見る」ことです。
保護者の中には「食事の準備中に見せている」「機嫌が悪いときに気をそらすために利用している」といった声がありますが、長時間使用による生活リズムへの影響など、心配な点も挙げられます。
保育の現場では、インターネット利用の長時間化について注意を促すとともに、ご家庭で利用時間や使い方についてルールを設ける必要性を伝えていくことも大切になりそうです。
【このニュースのコメント例】
通園中の子どもの7割以上がインターネットを使用しているというニュースを目にしました。
園ではタブレットやスマートフォンなどのデジタル機器を使用して保育を行うことがないので、家庭での過ごし方とのギャップを改めて感じました。
また、長時間の利用が子どもの生活リズムなどにも影響することがあるため、気がかりな面があります。
保育士として、保護者の方に家庭での過ごし方を尋ねるだけでなく、遊びのヒントや過ごし方のアイデアなども伝えていきたいと感じました。
また、保護者の方と連携を図りながら、子どもの健やかな成長を一緒に支えていけるような関係づくりも大切にしていきたいです。
出典:横浜市出典:令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査結果(概要)
5月の保育ニュースをチェックして、日々の保育に役立てよう
保育に関するさまざまなニュースに目を向けてみると、日々の保育や職員会議での情報共有、保護者とのやりとりのヒントが見つかることもあります。
また、園内で気になる話題を共有するだけでなく、自分の保育を見直すきっかけとして活用してみてくださいね。
また、保育士さんの中には「本当に自分がやりたい保育ができているか」と不安を抱く方もいるかもしれません。
「今の働き方を変えたい」「もっと自分らしく保育をしたい」と感じたときは、保育士バンク!にご相談ください。
あなたに合った職場との出会いをサポートしますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
保育士バンク!の新着求人
お住まいの地域を選択して、最新の求人情報をチェック!