複数担任制の保育園とは?【2026年版】独自アンケート調査でわかるメリット・デメリット!

    複数担任制の保育園とは、1つのクラスを複数の保育士さんで受け持つ保育の形のこと。「ペアと保育観が合わない」「なんだか仕事量に差がある気がする」と、モヤモヤを抱えている保育士さんも…。保育士バンク!公式Instagramで1572人に行ったアンケートでは、「良い」と答えた人と「大変」と答えた人がほぼ半々でした。今回は、複数担任制に対する保育士さんの本音、役割分担やメリット・デメリット、合わないペアとの付き合い方まで詳しく紹介します。

    この記事でわかること
    • 保育士1572人に聞いた「複数担任は良い・大変」と答えた人は約半々! ▼詳細
    • 複数担任制のメリット・デメリットは?リアルな声を調査 ▼詳細
    • 保育観が合わないペアとうまくやる5つのコツ ▼詳細

    目次

    複数担任とは「1つのクラスを複数の保育士で受け持つ保育のこと」

    複数担任とは、何人かの保育士さんが担任として1つのクラスを一緒に受け持つ保育の形です。

    主に0〜2歳児の乳児クラスで取り入れられることが多いようです。

    なぜ、乳児クラスに多いかというと、国が定める配置基準が関係しています。

    保育所には、子どもの人数に対して最低限置くべき保育士の人数が決められています。

    年齢 子どもの人数 保育士の人数
    0歳児 3人 1人
    1・2歳児 6人 1人
    3歳児 15人 1人
    4・5歳児 25人 1人

    ※上記は目安の人数です。実際の配置は自治体や各園の状況により異なる場合があります。

    低年齢の子どもほど、食事やおむつ替えなど手厚い援助が必要になります。

    そのため、子どもの人数が多いクラスでは、複数の保育士さんで担任を受け持つことが一般的です。

    なお、以前は乳児クラス中心に複数担任制を取り入れていましたが、多くの現場で手厚い保育が求められており、幼児クラスでも複数担任を取り入れる園が増えています

    保育士バンク!の独自調査では「複数担任が良い・大変と答えた人は約半々」

    複数担任について、実際に働く保育士さんはどう感じているのでしょうか。

    保育士バンク!が公式Instagramで行ったアンケートでは、「良い」「大変」と答えた方が評価はほぼ半々という結果になりました。

    複数担任ぶっちゃけどう?大変49.7%・良い50.3%

    つまり、複数担任を大変だと感じている人は、決して少数派ではないということ。

    複数担任制が自分には合っていないんじゃないかな」「ペアの先生とのやり取りが上手くいかない」など、悩んでいる方はいませんか。

    それはあなただけの悩みではなく、多くの方が感じていることかもしれません。

    ここからは、複数担任制の良い面と大変な面について、寄せられた保育士さんのリアルな声を紹介します。

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    【複数担任のメリット】役割分担のしやすさ・学び合い・休みやすさ

    アンケートで「複数担任制は良い」と答えた保育士さんからは、どのような声が寄せられたのでしょうか。

    現場のリアルな声を、大きく3つのメリットにわけて紹介します。

    一人担任の場合、保育計画から活動の進行、片づけまでを基本的に自分で行うことになります。

    複数担任であれば、こうした業務を分担できるため、一人ひとりの負担が軽くなりやすいようです。

    得意・不得意を補い合えるのは、複数だからこその強みといえそうですね。

    他の保育士さんと組むことで、自分にはなかった視点や保育の方法を知ることができます。

    また、近くに相談できる相手がいることは、とくに経験の浅い保育士さんにとって心強いかもしれませんね。

    担任が複数いることで、急なお休みや有給を取得しやすい環境が整いやすいようです。

    「自分が休んだらクラスが回らない」という不安を抱えにくいのは、複数担任ならではの安心感といえそうですね。

     
     
     
     
     
     
     
     
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    【複数担任のデメリット】保育観のすり合わせ・役割分担の難しさ・情報共有が大変

    複数担任制が大変…」と答えた保育士さんからは、どのような悩みが寄せられたのでしょうか。

    現場のリアルな声を、3つに分けて紹介します。

    目指す保育が違うと、日々の関わり方にも差が出て、疲れてしまうこともあるかもしれません。

    違いがあることを前提に、こまめに意見を交換していくことも大切ですね。

    役割分担がうまくいかず、負担が一方に偏ってしまうという声も見られました。

    「担任だから全部やらなきゃ」と抱え込まず、あらかじめ役割を決めておくことが、偏りを防ぐ一歩になるかもしれません。

    それでも改善が難しいと感じるときは、主任や園長など第三者に相談してみるのも一つの方法ですね。

    担任の人数が増えるほど、報告・連絡・相談は難しくなりがちです。

    特にパートさんと組む場合、勤務時間が違うと共有の時間を取りづらいこともあるようです。

    口頭だけだと漏れも生まれやすいため、クラス専用の情報共有ノートを作ると、伝え漏れを防ぎやすくなりそうですね。

    複数担任の役割はリーダー・サブ・雑の3つに分かれる

    現場のリアルな声を確認したところで、複数担任で保育士さんが担う役割についても見ていきましょう。主に3つに分かれます。

    園によって呼び方は異なりますが、日ごとや週ごとに交代してローテーションするケースが多いようです。

    リーダーは活動を計画してクラスを引っ張る

    リーダーは、子どもたちの前に立ち、その日の活動を進めていく中心的な役割です。

    おもな仕事内容として、以下のようなものが挙げられます。

    • 週案や日案を立てる
    • 主活動に必要なものを準備する
    • クラス全体に話をして活動を進める
    • 保育日誌を記入する

    活動の内容や時間配分を考えて、1日の流れを組み立てる力が求められる役割と言えそうです。

    サブは全体を見ながら臨機応変に動く

    サブは、クラス全体を見渡しながら、リーダーと雑の間で状況に応じて動く役割です。

    • リーダーを補助しながら子どもを見守る
    • 個別の援助が必要な子どもに対応する
    • 配膳や準備など、雑のサポートに回る

    臨機応変に自分がやるべきことを判断する力が活きる役割かもしれませんね。

    雑は雑務をこなしながら保育を支える

    雑は、保育がスムーズに進むよう、準備や片づけなどの雑務を担当する役割です。

    • 活動のための環境設定や遊具の準備をする
    • 給食の配膳や片づけをする
    • 保育室の掃除をする
    • ペースがゆっくりな子どもを後ろからサポートする

    子どもと直接かかわる時間は他の役割より少なめかもしれませんが、クラスの円滑な運営を支える大切な存在と言えるでしょう。

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    複数担任制で合わないペアと上手に付き合う5つのコツ

    複数担任制の役割がわかったところで次はその役割を踏まえて、ペアの先生とうまくやっていくコツを見ていきましょう。

    大変な面をやわらげるために、現場で意識したいポイントを5つ紹介します。

    報連相はこまめに、ノートも活用する

    報告・連絡・相談は、複数担任でもっとも大切な習慣の一つです。

    とくに、その日リーダーを務める人が活動の流れを共有し、サブや雑の先生が気づいたことを伝え合えると、クラス全体の動きがそろいやすくなります。

    忙しい日でも、1日5分でも話す時間を作ることを意識してみましょう。

    口頭で伝えた内容はノートにも残し、「確認しました」と一声かけ合うと、認識のズレが起きにくくなりそうです。

    相手と自分は考えが違う前提で関わる

    なんでわかってくれないんだろう」と感じたときは、少し視点を変えてみるのも一つの手です。

    「この先生はこう考えるんだな」とまず受け止めることで、気持ちが楽になることもあるかもしれません。

    たとえば、リーダーの進め方に迷いを感じても、まずはその意図をたずねてみることで、見え方が変わることもあるでしょう。

    そのうえで、自分の考えも言葉にして伝えていけるとよいですね。

    役割を先に決めて仕事量の偏りをなくす

    リーダー・サブ・雑のうち、誰が何を担当するかを、あらかじめ話し合って決めておきましょう。

    役割が曖昧なままだと、気づいた人ばかりに負担が集まってしまうこともあります。

    その日の役割分担をはっきりさせておくと、雑を担当する人が抱え込みすぎたり、サブの動きが宙ぶらりんになったりするのを防ぎやすくなります。担任である以上、すべての先生に責任があるという意識を共有できると、協力しやすくなりそうです。

    感謝や共感の言葉をこまめに伝える

    「手伝ってくれてありがとうございます」「今日の遊び、おもしろかったです!」こうした小さな声かけが、人間関係の潤滑油になってくれるかもしれません。

    慣れてくると当たり前になりがちですが、感謝を言葉にする習慣は意識して続けたいですね。

    毎日の挨拶で話しやすい関係をつくる

    「おはようございます」「お疲れさまです」といった日々の挨拶も、良好な関係づくりの土台になります。

    何かあったときにすぐ相談できる雰囲気は、こうした毎日の積み重ねから生まれていくのかもしれませんね。

    それでもつらいときは環境を変える選択肢もある

    コツを試しても関係が改善しないと、自分を責めてしまう保育士さんもいるかもしれません。

    けれど、複数担任の悩みは個人の性格やスキルではなく、組み合わせや園の体制によるものであるケースも少なくないようです。

    クラス編成が変われば、1年後にはやりやすい状況になることもあります。

    それでも合わないと感じるなら、無理に我慢を続ける必要はないのかもしれません。

    今すぐ転職しなくても、「こういう園もあるんだ」と知るだけでも心にゆとりが持てるかもしれません。

     

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    複数担任に関するよくある質問

    Q. 複数担任は何人で組むことが多いですか?

    A. クラスの子どもの人数によって変わります。

    配置基準にもとづいて決まるため、0〜2歳児クラスでは2〜3人以上で組むことも多いようです。

    配慮の必要な子どもがいる場合は、さらに加配の保育士さんが加わることもあります。

    Q. 「雑」の役割は下っ端という意味ですか?

    A. 立場の上下を表すものではありません。

    雑は準備や片づけなどを担い、他の保育士さんが子どもに専念できるよう支える大切な役割です。

    多くの園では役割をローテーションするため、固定されるものでもないようです。

    Q. ペアと合わないときは、異動や転職を相談してもよいですか?

    A. 相談してみてよいことかもしれません。

    まずは主任や園長に状況を伝えてみるのも一つの方法です。

    園内での解決が難しい場合は、転職エージェントなどに現状を話してみるだけでも、選択肢が整理しやすくなるでしょう。

    Q. パート保育士とはどう情報共有すればよいですか?

    A. 日中の時間を活用する工夫が役立ちます。

    パートさんは勤務時間が短いことも多いため、お昼の時間などに共有の機会を作るとよさそうです。

    難しいときは、フリーの保育士さんに協力してもらって話し合いの時間を確保する方法もあります。

    Q. 複数担任と一人担任、どちらが大変ですか?

    A. どちらにも良い面と大変な面があります。

    一人担任は業務量が多い一方、自分のペースで進めやすいという声もあります。

    複数担任は負担を分担できる反面、連携や人間関係の難しさが出やすいようです。どちらが合うかは人によって変わるといえそうですね。

    出典:保育提供体制の強化/こども家庭庁

    複数担任のストレスは半数が抱えるもの!一人で抱え込まないで…

    保育士バンク!公式Instagramのアンケートでは、複数担任制を「良い」「大変」と感じる人が約半々であることがわかりました。

    もし、今つらさを感じていても、それはあなた一人だけの問題ではないのかもしれません。

    報連相や役割分担、感謝の声かけといった小さな工夫を重ねながら、それでも合わないと感じたときは、環境を変える選択肢も持っておけるとよいですね。

    そんな時は保育士バンク!に気軽にご相談くださいね!

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