保育士さんのなかには「今の職場を辞めてもっとよい環境に転職したい」と転職活動をはじめたものの、面接で転職理由をどう伝えるか悩む方もいるでしょう。この記事では、実際に多くの保育士が挙げる転職理由のランキングと、面接での伝え方を詳しく解説します。人間関係の悩みなどネガティブな理由をポジティブに言い換える例文とポイント、転職理由についてのQ&Aも紹介します。
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【転職理由ランキング】保育士が転職を考える理由とは?
保育士さんが転職を考えるのはどんなときなのでしょうか。ここでは厚生労働省の調査をもとに、多くの保育士が退職を決意した理由をランキング形式で紹介します。
退職・転職の決め手になる理由には、職場の人間関係や給与面など、保育士ならではのさまざまな要因があるようです。
背景には、保育業界全体の人手不足や労働環境の問題が潜んでいることも見て取れます。
個人の悩みや運営側の問題など、さまざまな転職理由を整理することで、転職先である次の職場を探す大きな判断基準になりそうです。
出典:図表1-2-62 保育士として就業した者が退職した理由(複数回答)/厚生労働省から一部抜粋
【1位】職場の人間関係
複数の子どもを預かり安全を守る保育の仕事は、チームワークや情報共有が大切な業務のため、職員同士の人間関係は働くうえで大きな影響となるようです。
また、特定の職員との相性や雰囲気にストレスを感じる方も多いでしょう。特に新人保育士や中途入職者は孤立しやすく、相談しづらい環境に悩むケースも目立ちます。
こうした人間関係のストレスは仕事のモチベーションにも関わるため、退職や転職を考える大きなきっかけになるのも無理はないかもしれません。人間関係が良好な職場への転職を相談する
【2位】 給料が安い
国や自治体でさまざまな処遇改善が試みられていますが、保育士の平均給与は他業種と比較して低賃金といわれます。
そのため、資格や仕事内容に対して報酬が見合わないと感じる方は少なくありません。とくに一人暮らしや家族を支える立場になると、生活の不安から転職を検討するようになる保育士さんもいるでしょう。
また、自治体や園の運営によって給与水準に差があるため「同じ仕事でももっと評価してもらえる職場があるのでは」と感じて転職に踏み切る人も多いかもしれません。今より給与が高い職場を探したい
【3位】仕事量が多い
行事準備や保護者対応、事務作業など、保育士の仕事は見えない部分が多いこともあり、気づかないうちに長時間労働が常態になりがちなことも心身の負担になるでしょう。
特に若手や責任感の強い方ほど過剰な業務を抱え込みやすく、疲弊するケースも考えられます。
限られた人員のなかでつねにフル回転が求められる環境に限界を感じて、より働きやすい職場を求めて転職を決める方が多いようです。ICT化に積極的な職場を探してもらう
【4位】労働時間が長い
園によっては、人手不足のため定時で退勤できない、持ち帰り仕事が当たり前などの状況が常態化しており、このような保育士の労働時間の長さは、以前から課題となっています。
子どもたちの安全を守るという責任の重さに加え、雑務や記録作業が多く、実質的な拘束時間が非常に長くなることも、保育士さんにとっては精神的にも肉体的にも負担が大きいでしょう。
自分の時間や家庭との両立ができず、体調を崩す前に職場を変えたいという声も少なくないようです。無理なく働ける転職先を相談する
【5位】結婚・出産
結婚や出産といったライフイベントにより、働き方を見直す方も多くいるようです。
引越しやパートナーとの生活に合わせて転職を決めるケースや、育児と両立しやすい職場への転職を希望するケースもあるでしょう。
柔軟な働き方ができる職場に復職したいという保育士さんの声があるなか、園としても、人手不足からブランク明けの復職や時短勤務で働ける保育士のニーズが高まっているようです。ブランクOKな職場について聞いてみる
3つのポイントで好印象!面接での転職理由の伝え方
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厚生労働省のデータによると、保育士が再就職を希望する際に重視する条件は、「職場の人間関係が良い」「勤務時間が希望に合う」「賃金が高い」などが上位に挙がっています。
これらは退職理由と密接に関係しており、転職先にはより働きやすく、長く続けられる環境を求めていることがわかります。
そのためには待遇や勤務条件だけでなく、職場の雰囲気や人間関係も大きな決め手となっているようです。
出典:図表1-2-63 過去に保育士として就業した者が再就業する場合の希望条件(複数回答)/厚生労働省から一部抜粋
面接で転職理由を伝えるときは、前職の退職理由を伝えるだけでは、どうしてもネガティブな印象が残ってしまいがちでしょう。
以下の3つのポイントを押さえて、面接の準備ができると好印象につながりそうです。
ネガティブな転職理由はNG
「人間関係が悪かった」「仕事量が多すぎた」といった理由をそのまま伝えると、採用担当者にネガティブな印象を与えかねません。
感情的・他責的に聞こえる言い方は避け、前職での経験を活かして新しい環境でどう貢献したいかに焦点を当てましょう。
たとえば「チームワークを大切に働ける職場で成長したい」など、前向きな意欲を示す工夫が大切です。
退職の原因より今後の展望をメインに
面接では退職した理由よりも「これから新しい勤務先でどうしたいか」という点が重要視されます。
過去を振り返るだけでなく、次の職場でどういう働き方をしたいのか、どんな保育を目指しているのかを明確に語ることがポイントです。
転職理由をきっかけに自分のビジョンを語れるように、転職先での前向きな姿勢をアピールしましょう。
転職理由と志望動機を結びつける
転職理由と志望動機が大きくかけ離れていたり、矛盾した内容だったりすると、面接官は「うちの園でなくてもいいのでは?」と感じてしまいます。
たとえば「残業が多かったから転職したい」だけではなく、「貴園のICT活用に興味があり、効率的な働き方ができる環境に魅力を感じました」といった形で、自分の希望と応募先の特徴をリンクさせる工夫が必要です。会員登録・相談無料保育士バンク!で転職相談
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面接シミュレーションしよう!転職理由の例文集
ここでは面接で実際に使える転職理由ごとのの受け応えの例文を紹介します。NG例文との比較も交えながら、より印象がよくなる伝え方を押さえましょう。
「職場の人間関係」が理由の例文
OK例文
NG例文
人間関係が理由での転職は多いものの、ストレートに「先輩と合わなかった」「雰囲気が悪かった」と伝えると、ネガティブに受け取られやすくなります。
ポイントは、退職に至った理由を客観的に伝えたうえで、「次はこのような環境で力を発揮したい」という希望や前向きな展望を示すことです。
さらに、応募先の園の方針や雰囲気に共感していることを伝えると「この園を選んだ理由」も明確になり、志望動機の補足にもなります。
「給料が安い」が理由の例文
OK例文
NG例文
待遇面を転職理由に挙げるのは悪いことではありませんが、金銭的な不満だけを強調すると、仕事への熱意や使命感が伝わりにくくなりそうです。
受け答えの際は、生活面での不安や、将来を見据えて安心して働ける環境を求めていることをていねいに伝えつつ、「貴園は努力をきちんと評価してくれると感じた」といった志望理由につなげましょう。
なぜこの園を志望したのかが明確になれば、待遇への希望も前向きな動機として受け取ってもらえそうです。
「仕事量が多い」が理由の例文
OK例文
NG例文
仕事量の多さや残業の多さに対しては多くの保育士が悩んでいることではあるものの「しんどかった」「やってられなかった」といった感情的な言い回しは避けましょう。
大切なのは、負担の要因を具体的に説明し「子どもに向き合う時間を確保するために、効率的な働き方ができる園を選びたい」という意図を明確にすることです。
さらに、応募先の取り組みに触れることで、この園で働きたいという意欲を見てもらえ、印象アップにつながりそうです。
「労働時間が長い」が理由の例文
OK例文
NG例文
長時間労働の話をするときは「不満をぶつける」のではなく、「どんな働き方を目指したいか」を中心に話すようにしましょう。
「保育の質を高めるには、働き方の質も大切だと考えるようになった」など、自分の考えを交えて説明することで、前向きさが伝わります。
応募先が、持ち帰り業務の削減や働き方改革などを謳っている場合は、その取り組みを理解していることを示すと、志望動機にもつなげることができそうです。
「結婚・出産」が理由の例文
OK例文
NG例文
ライフイベントによる転職は誰にでも起こりうるものですが、「大変だから無理」のような表現をしてしまうと、受け身な印象を与えかねません。
受け応えのポイントは、生活環境の変化に合わせてどのような働き方をしたいのかを明確に伝えることです。
加えて「育休復帰率が高い園の体制に共感した」「支え合いながら働ける環境に魅力を感じた」のように伝えると、転職理由と応募先への期待を矛盾なく両立させることができそうです。
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こんなときどうする?転職理由に関するQ&A
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転職理由はひとつではなく、状況によって複雑になることもあります。ここでは、よくある悩み別に伝え方のポイントを解説します。
Q1. 今の職場に引きとめられている場合はどう伝える?
引きとめを受けていること自体は、保育士として高く評価されている証拠ともいえるでしょう。
ただし、転職理由としては「今後のキャリアを考えて決断した」と、主体的な理由を伝えるのがベストです。
また、中途採用の場合は即戦力を求めていることが多いため、いくら面接で好印象をもたれても、入職時期が曖昧な応募者は、それだけで採用枠からはずされてしまう可能性があります。
まだ退職できていないことは伝える必要がありますが、転職への思いが揺らいでいないことを強調する、いつまでに退職できるよう交渉しているなど、伝え方には気をつけましょう。
Q2. 転職理由が複数ある場合は?
本音が複数あっても、面接では1〜2点に絞って簡潔に伝えるようにしましょう。複数の理由を羅列してしまうことで「不満が多い人」と受け取られてマイナスイメージが残ってしまいます。
退職理由を並べてネガティブな印象を残すより、志望動機と結びつけてポジティブな展望とつなげて話しましょう。
Q3. 退職理由と転職理由はどう違う?
退職理由と転職理由、面接ではどちらも問われることがありますが、転職理由では未来志向の姿勢を強調して、前向きな姿勢を強調するのがポイントです。
くれぐれも、前の職場に対する愚痴に終始しないように伝え方には注意しましょう。
Q4. 面接で「また辞めるのでは?」と聞かれたら?
基本的には「安定して長く働きたい」「改善された環境では長く続けられる」という意志を、退職理由と併せて具体的に伝えるとよさそうです。
そのうえで、人間関係が良好である・ワークライフバランス重視で働ける、など自分が求めている環境と応募先の職場が合致していると伝えることで、早期離職への不安を感じさせないようにしましょう。
Q5. 前職を半年以内で辞めた理由、うまい伝え方は?
この場合は退職が、慎重に判断した結果であることを伝え、安易に辞めたという印象を持たれないようにしましょう。
たとえば「事前に聞いていた保育方針が実状と異なり、入職後に違和感を持った」などの事実を簡潔に述べたうえで「このまま働き続けても双方によい形にならないと判断した」のように前向きに締めくくると、短期での離職経験でも印象が悪くなることはなさそうです。保育士バンク!に無料会員登録転職先を紹介してもらう
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