最短5カ月で保育士資格を取る秘訣!合格者の体験談もふまえてルートと準備を解説

「できるだけ早く保育士資格を取りたい」そんな想いを抱える社会人の方に向けて、最短5カ月で資格を取得する「保育士試験ルート」を紹介!短期間で試験に合格した社会人の体験談を交えながら、スケジュールの立て方や学習スタイルの選び方、資格取得に向けた最大25万円の補助制度など、知っておきたいポイントをまとめました。

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保育士資格を最短で取れるのは「保育士試験合格ルート!」

忙しい毎日の中でも、自分のペースで学習を進められるのが保育士試験ルートの魅力。

社会人や子育て中の資格取得を目指す方の多くが選ぶルートです。

保育士試験は毎年2回開催!

筆記と実技の両方の試験に合格することが条件です。

受験資格

・大学・短期大学・専門学校の卒業者
・1991年3月31日以前に高等学校の卒業者※2025年時点で52歳以上の方が該当
・高校を卒業し、児童福祉施設などで所定の実務経験者(2年以上かつ2880時間以上)
・中学校を卒業し、児童福祉施設※などで所定の実務経験者(5年以上かつ7200時間以上)

試験の内容

筆記試験の科目(全9科目)

保育原理/教育原理および社会的養護/子ども家庭福祉/社会福祉/保育の心理学/子どもの保健/子どもの食と栄養/保育実習理論

筆記試験は一度ですべての科目に合格する必要はありません。合格した科目は3年間有効となっており、数回に分けて合格を目指すことができます。

実技試験

「音楽表現」「造形表現」「言語表現」の3つの中から2つを選択して受験します。内容は、実際の保育の場面を想定した、実践的なものです。

中には、5カ月で試験に合格した方もいるため、努力次第で短期間での合格を目指すことも可能です。

合格までのスケジュール例は、こちらをご覧ください。

【最短5カ月で資格取得を目指す!通信講座を活用したスケジュール例】

スケジュール

効率的に学習し、保育の知識を学ぶことがポイント。

子どもの発育や遊びの提案の仕方など、現場で活かせる学習内容なので、興味を持って取り組めるでしょう。

通信・夜間の保育士養成校卒業ルート

保育士試験を受験する以外に、通信制や夜間課程を持つ保育士養成校を卒業することで、保育士資格を取得する方法もあります。

必要単位を修了すれば、幼稚園教諭免許も同時に取得できます。

通信制の場合は、主に自宅での学習を中心に進めながら、必要に応じてスクーリング(面接授業)や保育実習に参加します。

一方、夜間の学校に通う場合は、平日の夕方以降に通学するスタイルで、実技やグループでの学びが重視されるのが特徴です。

自分の生活に合わせて学習を進めやすい反面、卒業までに2年間勉強する必要があります。

学費はおおよそ60万〜180万円程度とやや高めになる傾向。

ただし、カリキュラムに保育実習が含まれているため、現場を体験しながら学べることは、自信につながるでしょう。

試験だけで合格するのは不安」「実践的な学びを大切にしたい」という方に向いているルートかもしれませんね。

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ハローワークの職業訓練活用ルート

雇用保険に加入されている方は、ハローワークの職業訓練を活用する方法もあります。

各自治体が実施する制度で、専門学校などと連携しながら、2年間の課程を修了すれば保育士資格を取得できます(国家試験は不要)。

受講料は原則無料で、給付金制度や就職支援も利用できる可能性があるでしょう。

経済的負担を抑えて学びたい方に適したルートです。

ただし、受講には条件があり、通学は平日日中が基本となるため、生活スタイルに応じた調整が必要です。

募集の有無や条件は地域ごとに異なるため、詳細はお住まいのハローワークで確認しましょう。

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    保育士資格を最短で取るために費用をおさえる方法は?最大25万円の補助制度もあり

    保育士資格を取得するために、できるだけ費用をおさえたいという方は多いでしょう。

    続いて、なるべくお金をかけずに資格を取る方法を紹介します。

    国の「補助金制度」を活用!最大25万円

    通信講座などで保育士試験対策をする場合は、「教育訓練給付金」という制度の利用が可能なケースがあります。

    【対象となる人】

    雇用保険の加入歴があること
     初回利用:被保険者期間が通算1年以上
     2回目以降:前回の受給から3年以上経過+被保険者期間が通算3年以上
    現在、在職中または離職後1年以内であること

    【給付の内容】

    給付金の種類 対象講座 補助内容
    一般教育訓練給付金 通信講座など 受講費用の20%(上限10万円)
    特定一般教育訓練給付金 再就職支援に特化した講座 費用の40%(上限20万円)
    就職すれば最大50%(上限25万円)に拡大

    対象講座について、厚生労働省の講座検索システムで確認しましょう。

    また、詳細については最寄りのハローワークにお問い合わせください。

    ちなみに…保育士養成校(専門学校・短大など)に通う場合は、「専門実践教育訓練給付金」制度が活用できるかもしれません。こちらは最大40万円まで補助される場合があります。

    その他にも、保育士資格取得を支援する制度があるため、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。

    独学または通信講座を活用して保育士試験合格を目指す

    独学で学ぶ場合は、自分に合ったテキストや問題集を選んで進めるため、数千円〜1万円台の費用で済む可能性が高いでしょう。

    一方、通信講座では、保育士試験の出題傾向に対応したカリキュラムが組まれており、添削指導や質問サポートがあるのが強みです。

    講座にかかる金額は約2万円〜8万円前後ですが、前述の教育訓練給付金制度を活用すれば、費用をおさえることができそうです。

    このように、独学・通信講座どちらの方法も、あまり費用をかけずに合格を目指せるでしょう。

    読んでおきたいおすすめ記事

    【独学・通信講座別】保育士資格を最短で取得した方の声

    「独学」と「通信講座」のどちらかを選び、保育士試験の合格を目指した方の体験談を紹介します。

    独学

    もともと子どもが好きで保育士に憧れていたものの、学生時代は別の進路を選び、社会人として働く日々を送っていました。

    ある時「やっぱり好きな仕事をしたい」と考え、保育士試験の勉強をスタートしました。

    半年間(約6カ月)という限られた期間の中で、市販の参考書を使って独学で挑戦。

    自分なりにスケジュールを立てたり、身近な生活に学びを結びつけたりと工夫を重ねながら学習を継続し、半年の勉強で試験に合格できました!

    通信講座

    子育てに追われながら「保育士資格を取りたい」という想いから、四谷学院の通信講座を選択。

    決め手は、合格率の高さとスキマ時間でも進めやすいカリキュラムでした。

    勉強は1日3セット。

    5カ月間の勉強での合格を目指し「読む→演習→見直し」を繰り返し、特に演習トレーニングはクイズ感覚で続けやすく、集中力も保てました。

    ブログで他の受講者の声を見ながらモチベーションを維持し、無事に一発で筆記・実技とも合格。

    「やればできる」と自信を持てた体験になりました!

    上記のようにさまざまな方が保育士試験にチャレンジして、合格しています♪

    なお「初めての保育の勉強で不安がいっぱい」という方はカリキュラムが整った通信講座を活用するとよいでしょう。

    四谷学院の詳しい講座内容はこちらをご覧ください。

    資格取得後の保育士登録は約1カ月〜2カ月かかる可能性あり!登録の流れを紹介

    保育士試験に合格、または養成校を卒業した方が、実際に保育士として働くためには「保育士登録」という手続きが必要です。

    申請から保育士証の交付までには、約1カ月〜2カ月ほどかかるため、スムーズに働き始めるにも早めに申請しましょう。

    1. 登録の手引きを取り寄せる
      登録事務処理センター宛に返信用封筒を同封して郵送します。
    2. 登録料を支払う
      登録料は4,200円。郵便局の窓口で専用の払込用紙を使って振り込みます。※2025年8月8日時点
    3. 必要書類をそろえる
      登録申請書・登録料の振込証明・資格証明書(原本)などを準備します。
    4. 書類を郵送で提出する
      郵便局の窓口から「簡易書留」で送付しましょう。
    5. 保育士証の交付を待つ
      申請から約1カ月〜2カ月程度で、自宅に保育士証が届きます。※不備などがない場合

    なお、保育士登録の完了を待ってから転職活動を始めると、就職のタイミングが遅れてしまう可能性があります。

    申請期間の間に希望する園での募集が終了してしまうケースも。

    そのため、保育士試験に合格したら、登録手続きと並行して転職・就職活動を進めるのがおすすめです。

    あらかじめ就業先を探しておけば、保育士証が届き次第、スムーズに働き始めることができるでしょう。

    ただ、「まだ保育士登録が済んでいない」と面接でどう伝えるべきか迷ってしまう方や、書類準備などに不安がある方もいるかもしれません。

    そんな時は「保育士バンク!」にお任せください。あなたに合った職場選び、面接時の伝え方や準備の進め方など、丁寧にサポートさせていただきます。

    保育士資格のよくある質問Q&A

    保育士資格の取得を目指す方向けによくある質問をQ&A形式でわかりやすくまとめました。

    保育士資格は最短でどのくらいの期間で取れますか?

    A. 保育士試験ルートでは、最短で5カ月の取得を目指せます!

    試験の実施時期や、受験に向けた学習スケジュールの組み方によって、かかる期間は異なります。養成校に通う場合は、最短でも2年(短大卒)かかります。

    保育士試験に年齢制限はありますか?

    A. ありません。何歳でも受験・取得が可能です。

    実際に、50代・60代以上の方まで、幅広い年齢層が保育士試験にチャレンジしています。年齢に関係なく目指せる国家資格です。

    独学と通信講座、最短で合格できるのはどっち?

    A. 一般的には通信講座のほうが効率的に学習しやすいという声もありますが、個人差があるため、テキストなどを確認したうえで判断しましょう。

    通信講座はカリキュラムやサポートが整っている分、独学よりも学習時間の短縮につながる場合があるでしょう。

    また、保育士の通信講座といってもさまざまな種類がありますが、四谷学院のように実技試験対策を実施している通信講座を選ぶとよいですね。

    仕事をしながらでも保育士資格は取れますか?

    A. 働きながら、保育士資格を取得する方はたくさんいます!

    通信講座や独学なら、自分のペースで学習を進められるので、隙間時間を活用して合格を目指せます。仕事と両立するには、計画的な学習がカギです。

    登録しないと保育士として働けませんか?

    A. 保育士証の交付がないと「保育士」としての勤務はできません。

    保育士試験に合格しただけでは、まだ保育士資格を正式に「登録」したことにはなりません。登録を完了させてから、保育士として働けるようになります。

    実技試験はどの科目を選ぶのが合格しやすいですか?

    A. ご自身の得意分野に合わせて選ぶのがベストです。

    実技試験は「音楽」「造形」「言語」の3科目から2つを選択します。例えば、ピアノが苦手な人は、造形+言語を選ぶケースも多いです。過去の出題傾向や時間配分も参考にして、無理のない組み合わせを選びましょう。

    最短で取りたいけど、途中で挫折しそうで不安です…

    A. 小さな目標設定と学習の工夫が大切です。

    「1日1ページ読む」「平日だけ復習する」など無理のないペースで取り組みましょう。

    仲間や講座のサポートを活用するのも効果的です。やる気が続く工夫を取り入れることが合格への近道です。

    保育士資格を取得した場合の仕事内容を詳しく知りたい

    A.主に0〜5歳児の保育を担当し、身の回りのお世話や生活習慣の支援、遊びや活動の計画・実施を行います。

    保護者への対応や連絡帳の記入、行事の準備なども含まれ、子どもの成長を支える多岐にわたる役割を担います。勤務先によっては、児童養護施設や病児保育など、専門的な現場で働くことも可能です。

    もし「実際にどんな業務をこなすのかを知りたい」「本当に自分にできるのかな」と感じている場合は、こちらの保育士バンク!YouTubeチャンネルの動画をチェックしてみてくださいね♪

    保育士資格を最短で取るには、試験ルートで合格を目指そう!

    保育士資格を最短で取得するには、保育士試験ルートでの合格がカギを握ります。

    独学や通信講座を活用すれば、ライフスタイルに合わせた柔軟な学び方ができ、仕事や育児と両立しながら、資格取得を目指せるでしょう。

    また、四谷学院の通信講座は合格までの道のりを効率的にサポートしてくれるカリキュラムが充実しています。

    なるべく短期間で資格を取りたい」「一人だと不安なのでサポート体制が欲しい」という方にはぴったりでしょう。

    また、保育士試験に合格したら早めに転職活動を始めるのもポイントです。

    保育士登録の完了までには1カ月〜2カ月ほどかかるため、合格通知を受け取ったら並行して園探しをスタートしておくと、スムーズに働き始めることができます。

    転職活動に不安がある」「履歴書の書き方や面接が心配」という方は、保育士バンク!に相談ください。

    希望に合った職場の紹介はもちろん、登録前後のスケジュール調整や園への説明など、丁寧にサポートさせていただきます。

    出典:保育士になるには/こども家庭庁出典:保育士試験合格者の就職状況等に関する調査研究研究報告書/厚生労働省出典:保育士試験の実施状況(令和5年度)/こども家庭庁出典:令和7年試験案内/一般社団法人 全国保育士養成協議会出典:教育訓練給付制度/厚生労働省

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