保育園看護師の仕事内容は?【2026年最新】1日の流れ・給料・病院との違い

「子どもに関わる仕事がしたい」「夜勤のない生活を送りたい」と考える看護師さんの間で、保育園という職場が注目を集めています。看護師を正社員として迎え入れたいという園も増えており、働き方の選択肢が広がっているのも理由のひとつです。今回は、保育園看護師の仕事内容や病院との違い、1日の流れ、気になる給料事情まで紹介します。復職や転職を検討中の方は、参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること
  • 病院とどう違う?保育園看護師の1日と仕事内容まるわかり ▼詳細
  • 夜勤なし・日曜休みで平均月収37万円のリアルな給料事情 ▼詳細
  • 保育園にも種類がある!職場別の働き方4選 ▼詳細

目次

2026年、保育園看護師の役割が広がっている

保育園で働く看護師のニーズがこれまで以上に高まっています。

以前は怪我をした時の手当ての担当役というイメージが強かったかもしれませんが、「医療面で園全体を支える存在」として、多くの保育園で求められています。

例えば、保育園では、特別な医療ケアが必要な子やアレルギーがある子などが通園していますが、こうした対応は保育士さんだけでは判断が難しい場面も多いものです。

保護者の方は、専門知識を持つ看護師さんが1人いるだけで、園全体に安全性が高まり、保護者の方も安心して預けられるでしょう。

また、保育園の配置基準は国(こども家庭庁・厚生労働省)の定めに基づいて運用されており、2023年の改正で0歳児が在籍する園では看護師を保育士1名としてカウントできるようになりました。

この後押しもあり、看護師さんを迎え入れる園が増え、看護師さんの活躍の場が広がっています。

ただ、「保育園看護師って本当に求められているのかな?」「給料が下がりそうで不安…」という方もいるかもしれません。

また、このような気持ちになる方はいませんか?

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転職した保育園看護師の先輩からの一言

病気を治すことだけでなく、子どもたちの何気ない日常と健やかな成長を、医学の知識で支えたいと思い、保育園に転職しました。「看護師さんがいてくれてよかった」という保護者の方の言葉がうれしい、そしてとにかく子どもがかわいいです♪

 

病院とは違うやりがいを感じています。

病院とどう違う?保育園看護師の仕事内容【1日の流れも紹介】

保育園で働く看護師さんの仕事内容について詳しく見ていきましょう。病院との比較も表でチェックしてみてくださいね。

園児の健康管理・チェック

毎朝、子どもたちの顔色や機嫌を見て「いつもと違うところはないかな?」という確認が大切な仕事です。

  • 登園時の視診
    「肌に湿疹はないか」「目は赤くないか」などを確認
  • 定期的な身体測定
    子どもたちの成長を数字で記録し、健康状態を見守る
  • アレルギー対応
    給食の時間、間違えて食べてしまわないよう保育士さんとダブルチェック

感染症対策・衛生管理

園内で病気が広がらないよう、いわば「衛生のリーダー」の役割を担います。

  • 園内の消毒
    流行っている病気に合わせて、おもちゃやドアノブを消毒
  • 保健指導
    子どもたちに「正しい手洗いのやり方」や「うがいの大切さ」を、紙芝居などで伝える

保護者・保育士への支援

直接子どもと関わるだけでなく、周りの大人を支えるのも大事な役割です。

  • 保健だよりの作成
    季節ごとの健康トラブル(熱中症やインフルエンザなど)について伝える
  • 職員への研修
    「嘔吐した時の正しい処理法」などを保育士さんにレクチャー
  • 健康相談
    「うちの子、最近食が細くて…」といった保護者の不安に看護師の視点でアドバイス

障がい児・医療的ケア児への対応

発達に特性がある子や、日常的に医療サポートが必要な子(医療的ケア児)のケアに対応します。

  • 鼻水や痰の吸引、補聴器の装着補助などの特別なケア
    医師の指示のもと、一人ひとりの状態に合わせて行います。
  • 個別支援のサポート
    障がいを持つ子が安全に、他の友だちと一緒に楽しく遊べるよう、医学的なアドバイスをして環境を整える

病院と保育園の仕事比較表

病院と保育園での看護師の役割は以下のように大きく異なります。

比較
項目
病院
(病棟看護師)
保育園
(保育園看護師)
対象 患者
治療や回復を目的とする入院・外来患者
子ども
0〜6歳の乳幼児
健康
管理
診療・治療の補助
医師の指示に基づくバイタル測定や与薬管理
定期的な観察
登園時の視診、小さな変化の察知、事故予防
勤務
形態
不規則なシフト制
夜勤、当直があり、残業も発生しやすい
規則的な日勤制
原則夜勤なし、生活リズムを整えやすい
休日 シフトによる不定休
土日祝に関わらず交代制
日・祝休みが基本
土曜は交代制(月1〜2回)、年末年始休暇あり
医療
ケア
侵襲的な処置
注射や点滴など、手技の頻度と強度が中心
生活に即したケア
吸引、経管栄養、スキンケア、応急処置
連携
職種
医療スタッフ
医師、薬剤師など
保育スタッフ
保育士、栄養士、調理員など

子どもが好き!」「健やかな成長を支えていきたい」という方には向いている職種といえそうです。

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保育園看護師の1日の流れ「定時退勤しやすい働き方」

保育園看護師の1日のスケジュールをまとめました。

8:30
出勤・登園時の視診(健康観察)
登園してくる子に「お熱はない?」などと声かけ、前日の欠席理由や流行中の感染症情報をチェックします。
9:30
医療的ケア・個別支援
吸引や経管栄養が必要な子のケアを実施。アレルギー児や発達に特性がある子の活動を、医学的な視点で見守ります。
11:00
給食・アレルギー配膳の最終確認
アレルギー除去食が間違っていないか、保育士と「ダブルチェック」を徹底。必要に応じて薬の預かりや投薬補助を行います。
13:00
午睡チェック・衛生管理業務
子どもの寝姿などの様子をチェック、保健だよりの作成や園内の消毒計画を立てます。
15:00
保健指導・健康相談
子どもたちに手洗いの声かけや保護者からの健康相談にも対応します。
16:30
降園・日誌記入・嘱託医連携
怪我をした子の保護者へ処置内容を説明。嘱託医(園医)への報告が必要な事項をまとめ、翌日の体制を確認します。
17:30
園内巡回・退勤
救急箱の補充や消毒作業の最終点検を行い退勤します。

病院と違い、残業が少なく、「定時退勤」ができることに魅力を感じる看護師さんも多いでしょう。

保育園看護師の給料は?平均月収37万円のリアル

こども家庭庁が公表した「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査(速報値)」によると、私立保育園で働く常勤看護師の平均給料は以下の通りです。

【私立保育園 看護師の平均給料】
想定年収(賞与込) 約450.9万円
給料月額(賞与込) 37万5,766円
平均勤続年数 13.1年
※こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」より
※想定年収は「給料月額×12ヶ月」で算出

なお、ここで紹介している37万5,766円は「賞与込みの給料月額」です。

実際の手取り額は、ここから税金や社会保険料が引かれるため、月によって変動します。

手取りの目安が気になる方は、求人票の基本給や手当の内訳もあわせて確認してみると、より具体的にイメージしやすいかもしれません。

夜勤などの手当てがない分、病院よりも給料が下がる方も多いかもしれません。

ただ、日勤のみで約月収37万円(賞与込)という水準は高く、日曜日の出勤がないことも含めると、プライベートを大切にしながら働きやすさを感じられそうですね。

給料は園によって幅があるので、自宅周辺の求人なども含めて詳しく聞いてみましょう。

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迷っている時はまず情報収集が大切!

読んでおきたいおすすめ記事

保育園看護師として働くメリット・デメリット

メリット:子どもの成長を医療の目で支えられる

「医療の知識があるからこそ、安心して預けられる」という保護者の方の言葉が励みになります。病棟で働いていた時は常に仕事に追われていましたが、子ども一人ひとりの健康状態や発達をじっくり見守ることができています。

0歳児のお世話をしながらゆったりと仕事ができています。(認可保育園・2年目)

デメリット:一人で判断する責任の重さ

基本的に保育園に看護師は1人。責任の重さがあり、最初は不安でした。病院のようにすぐに医師や先輩看護師に相談できる環境ではないため、観察力と判断力が求められます。

ただ、その分勉強もしますし、保護者の方から「〇〇さんなら安心して任せられる」と信頼をいただけることがうれしいですね。(企業内保育園・1年目)

一人職場が不安という方も多いです。園選びの段階から相談して、悩みを解消しながら転職活動を進めることも大切です。

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「使えない」「いらない」って本当?保育園看護師のリアルな立ち位置

なかには、「保育園の看護師は使えない」「いらない」といった心無い言葉を見かけて、不安になった方もいるかもしれません。

こうした声が出る背景には、「看護師の役割が園内で明確に共有されていない」というケースがあります。

保育士さんと業務範囲の線引きが曖昧なまま入職すると、お互いに戸惑いが生まれてしまうことも。

しかし、実際には、登園時の健康観察やアレルギー対応感染症が流行る時期の衛生管理など、看護師さんだからこそ任せられる仕事はたくさんあります。

「看護師さんがいてくれて助かる」と感じている園は決して少なくありません。

大切なのは、看護師の業務をきちんと理解し、役割を任せてくれる園に出会えるかどうか。

同じ「保育園看護師」でも、園の方針や理解度によって働きやすさは大きく変わってきます。

大切なのは、看護師の業務をきちんと理解し、役割を任せてくれる園に出会えるかどうかが大切。

どのような園があるか、知ることから始めてみましょう。

看護師に理解ある園を探してみる

【保育園の種類別】看護師が働く職場4選

実は保育園といってもさまざまな種類の職場があるのはご存じですか?各園で規模や方針もさまざま。どんな職場があるかチェックしてみましょう。

私立保育園

全クラスを見守る「保健室の先生」のような存在で、100名以上の大規模な園もあれば50名ほどの中規模園もあります。看護師は保健管理や衛生指導のリーダーとしての役割を果たします。

園によって規模や特色の違いが大きいため、転職時は求人票を見るだけでなく、園見学に行くことも大切です。

働き方の特徴

経営が安定している園多数。長期的な働きで昇給も期待大!

私立保育園に興味がある

小規模保育園

定員19名以下の少人数制で、子どもたち一人ひとりと家族のような距離感で過ごせます。

看護師も「保育スタッフの一員」として活動することが多いです。行事や残業が少なめでアットホームな環境が魅力的です。

働き方の特徴

0歳児~2歳児とゆったり関わる!赤ちゃんが好きな人におすすめ

小規模保育園に興味がある

企業主導型保育園

企業が従業員や地域のために運営する園で、0〜2歳児がメインの中小規模園が中心

病児保育専門の保育室が併設されている場合もあり、医療の知識が役立つ場合も多いのが特徴です。土日休みの場合もあり、子育て看護師さんに人気の施設。

働き方の特徴

企業ルールに準ずるため福利厚生が手厚い。残業が少なく私生活を優先できる!

企業主導型保育園に興味がある

病児・病後児専門保育室

体調を崩した子や回復期の子を専門に預かる保育施設です。

一般の園よりも看護師としての「医療的な判断」や「看護」が最も求められる職場です。

医療的なケアもしっかり行いたい方にぴったりですが、求人が少ないため、転職エージェント経由で探すのがベストです。

働き方の特徴

病院での経験をそのまま活かせる。子ども一人ひとりの看護に集中できる!

病児・病後児専門保育室に
興味がある

保育園看護師への転職でよくある質問Q&A

保育園看護師の「仕事内容」について、転職を検討中の方が抱きやすい疑問をまとめました。

Q.保育園看護師の主な仕事内容は?

A.園児の健康管理(登園時の視診・身体測定)、感染症対策・衛生管理、保護者や保育士への支援、医療的ケア児への対応が中心です。

病院のような治療行為は少なく、子どもの小さな変化に気づく観察力が活きる仕事です。

「医療の専門知識で子どもの毎日を支える役割」とイメージするとわかりやすいかもしれません。

Q.保育園看護師は未経験。初めてでも大丈夫?

A.未経験でも問題ありません。

保育園の看護師の仕事は「治療」ではなく登園時の視診や応急処置、衛生管理といった「健康管理」が中心だからです。

最初は戸惑うという方も多いですが、子どもに関わりたいという気持ちがあれば十分になじんでいけます。

保育士バンク!では未経験歓迎の求人も多く扱っています。

Q.ブランクがあっても復職できる?

A.むしろブランクがある方の復職先として適している可能性大!

仕事内容は日勤帯のみで残業も少なく、医療機器の操作などもほとんどありません。

専門的な病院などから離れていた期間が長い方でも、まずは子どもたちの健康観察からスタートし、徐々に現場の感覚を取り戻していくことができます。

ブランクOKの園は意外と多いので、どんな求人があるか覗いてみるのもアリです。

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気になる求人から見ていけます。

Q.臨床経験が浅くても働ける?

A.看護師免許があれば大丈夫です。

新卒や経験が浅い段階で入職する方もいます。

園での医療行為は少ないため、病院経験の長さよりも、子どものわずかな変化に気づく観察力や、保育士・保護者と話せるコミュニケーション力のほうが活きます。

「自分にできるかな」と不安に思うのはとても自然なことです。

Q.病院と比べて給料は下がりますか?

A.夜勤手当などがない分、病院より下がる方もいます。

ただ、私立保育園の常勤看護師の平均給料月額は37万5,766円(賞与込・こども家庭庁調査)で、日勤のみ・日曜休みという条件を考えると働きやすさを感じる方も多いです。

給料は園によって幅があるので、希望条件で比べてみると安心かもしれません。

Q.保育園で看護師は「使えない」「いらない」と言われませんか?

A.そうした声を心配される方も多いですが、実際は看護師の専門性が園の安全を支える重要な役割として求められています。

役割の線引きが曖昧な園だと戸惑いが生まれやすい一方、看護師の業務を理解している園ではとても頼られる存在です。

つまり園選びで働きやすさが大きく変わる、ということかもしれません。

Q.保育園看護師の1日の流れは?

A.登園時の視診から始まり、医療的ケアや個別支援、給食時のアレルギー確認、午睡チェック、保健指導、降園時の対応や嘱託医連携を経て退勤、という流れが一般的です。

病院と違い夜勤がなく、定時退勤しやすいのが特徴です。

Q.まだ転職するか決めていませんが、登録してもいいですか?

A.はい、問題ありません。

「まだ迷ってます」「情報だけ見ておきたい」という方も多いんですよ。

登録フォームの最初の質問「今のお気持ち」では「情報収集したい」が選べるので、転職意思がはっきりしない段階でも気軽に使えます。

希望を伝えなければ求人を無理に紹介されることもなく、自分のペースで眺められます。

Q.登録すると「転職する人」として扱われますか?

A.いいえ、そういった扱いにはなりません。

「今は情報収集だけ」という方も多く、お気持ちに合わせた対応になります。

気になる働き方や条件を知っておくだけでも、自分に合う職場が見えやすくなるかもしれません。

Q.登録したあとは、どんな対応がありますか?

A.まずはあなたの希望や今のお気持ちをお伺いするところから始まります。

アドバイザーは、いきなり転職をすすめるのではなく、まずは今の状況をお伺いしたうえでご相談に応じることを大切にしています。

例えば、保育士バンク!では、「情報だけ知りたい」と伝えれば、その範囲で対応いたします。

出典:令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査/こども家庭庁

保育園看護師は子育て家庭を支える大切な存在「あなたらしい働き方を見つけよう」

看護師としての知識を、病気を治すためだけでなく、子どもたちの健やかな成長と家族の安心のために活かせるのが保育園看護師の魅力です。

病院以外の働き方に興味がある」「子どもに関わる仕事がしたい」という想いがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみませんか?

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