保育園のオープニングスタッフに興味がある方もいるでしょう。一からのスタートは大変なことがある一方で、人間関係やキャリアの面で多くの魅力があるようです。今回は、保育園でオープニングスタッフとして働くメリットや大変なこと、求人の探し方などを紹介します。あわせて、転職に役立つ志望動機の例文もまとめました。
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目次
オープニング保育園とは?
求人などに書かれている「オープニング保育園」とは、文字通り新しく開園する保育園です。
通常の保育園とは異なり、職員が開園準備を一から行う必要があり、すべてがゼロからのスタートとなるのが特徴です。
そして、オープニング保育園で働く職員を募集する求人をオープニング求人と言います。保育士や園長、調理師など、保育園で働くあらゆる職種を対象として募集されているケースが多いようです。
オープニング求人がいつから募集されるのかは園の開園時期によって異なります。
例えば、2022年4月にオープンする場合、年明けの1月~3月入職を想定して2021年の秋頃から募集が開始される場合もあるようです。
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オープニング保育園を取り巻く現状
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近年、保育園の設置数は全国的に増加傾向にあります。オープニング保育園を取り巻く現状を見ていきましょう。
保育園の設置状況
厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ(令和3年4月1日)」を公表します」の資料によると、全国の保育所等(特定地域保育事業、幼稚園・幼保連携型認定こども園を含む)は、2015年から2021年にかけて約1万施設増加しています。
また保育所等の増加に伴い、2020年から2021年の1年間で保育所等利用児童数は約4700人増加しています。
これらより、保育所等の設置数が増えれば保育を利用できる子どもの人数も多くなっていることが分かります。では、なぜ保育園数は年々増加しているのでしょうか。
オープニング保育園が増加している理由
毎年保育園が新設されている背景には、待機児童問題があります。
共働き世帯の増加に伴って増えている待機児童は、特に0歳児から2歳児の低年齢児の割合が多く、減少傾向にあるもののいまだ解消には至っていません。
そこで待機児童の解消を目的として「子育て安心プラン」が作られました。
この子育て安心プランによって示されている取り組みの一つが「保育の受け皿の拡大」です。そして、この施策によって保育園の設置促進が目指されています。
つまり、保育園を新設して受け皿を広げることで、待機児童問題の解消を図っていると言えるでしょう。
出典:「保育所等関連状況取りまとめ(令和3年4月1日)」を公表します/厚生労働省
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保育園でオープニングスタッフとして働くメリット
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ここでは、新しい保育園でオープニングスタッフとして働くメリットを見ていきましょう。
園舎が新しく設備が整っている
オープニング保育園は園舎ができあがったばかりのケースも多く、備品や設備などが新しいのがメリットの一つでしょう。
例えば空調設備が最新だったり防音機能つきの窓ガラスが使われていたりと、快適に保育を行える環境が整備されているかもしれません。
また、設計の段階から子どもや保育士の導線を考慮して作られていたり、男性専用の更衣室などを設置していたりする園もあるようです。
人間関係を一から築ける
オープニング保育園で働くメリットとして、人間関係をゼロから築けることが挙げられます。
新しくオープンする保育園であるため、職員も全員が初対面。みんなが同じスタートラインに立って仕事をするため、フラットな人間関係を築きやすいかもしれません。
また、いっしょに保育園を作っていくことで一体感が生まれることも考えられるでしょう。
既存園への転職の場合、すでに輪ができあがっているため上手く馴染めるか不安を感じる方もいるよう。
その点、オープニング保育園は職員のコミュニティができあがっていないため、新鮮な気持ちで関係を築いていけるかもしれませんね。
キャリアアップしやすい
キャリアアップしやすいのもオープニング保育園で働くメリットと言えそうです。
既存園でキャリアアップを目指す場合、何年も勤続したり希望のポストが空くのを待ったりする必要があるかもしれません。
しかし、オープニングスタッフとして初めから主任や副園長などの求人に応募すれば、転職のタイミングで昇進できる可能性もあるでしょう。
また、場合によっては給料額を交渉できるかもしれないので、キャリアアップを目指してオープニング求人に応募してみるのもよいかもしれませんね。
保育園を一から作り上げられる
保育園を一から作り上げる経験を積めるのも、オープニング保育園で働くメリットとして挙げられます。
オープニング保育園は業務のマニュアルがなく、行事予定など保育のやり方が決まっていないため、職員たち自身でアイデアを出してすべて決めていくことができるでしょう。
また、絵本やおもちゃを選んで購入したり保育室を飾りつけたりと、自分たちの手で少しずつ保育園を形にしていく経験を得られるので、開園に向けてモチベーションを高められそうですね。
保育園でオープニングスタッフとして働くデメリット
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さまざまなメリットがある一方で、オープニングスタッフとして働くうえでどのようなデメリットが考えられるのでしょうか。
開園前の準備が多く忙しい
オープニングスタッフとして働くデメリットとして、オープンに向けた準備や仕事が多いため、忙しくなりやすいことが挙げられます。
先述したように、オープニング保育園はテーブルや椅子、おもちゃや絵本など保育に必要なものを揃えるところからスタートします。
もちろん保育道具や内装に関わるものだけでなく、保育マニュアルや園行事など、オープンに向けて数多くの準備が必要になるため、ハードワークになりがちかもしれません。
ただし、準備が大変な分開園したときの達成感は大きいでしょう。オープニングスタッフは大変さだけでなくやりがいも感じられると言えそうです。
参考にできる前例がない
オープニングスタッフとして働くと、毎日の保育活動のお手本にできる前例がない点を大変だと感じることもあるでしょう。
自分たちでいろいろなことを決めていける反面、おたよりのレイアウトや内容、壁面装飾や行事の製作物など、すべてのものを一から作らなければなりません。
前例がないことで職員の意見がまとまらなかったり、トラブルが起きたときに判断に困ってしまったりするケースも考えられるため、オープニングスタッフには臨機応変な対応力が求められそうですね。
経験が豊富な人に負担がかかる場合も
オープニング保育園では、経験が豊富な保育士さんに仕事が集まりやすくなるようです。
オープニングスタッフの中には経験者だけでなく新卒保育士さんもいるため、経験が長い保育士さんが教育係になるなど、業務負担が増えるケースもあるかもしれません。
仕事量の面では大変なこともあるかもしれませんが、人に頼られるのが好きな方や、指導者の経験を積みたい方などには向いていると言えそうです。
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オープニング保育園への転職に役立つ志望動機の書き方
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ここでは、オープニング保育園に転職する際に役立つ志望動機の書き方を紹介します。
志望動機作成のポイント
志望動機では、新設ならではのメリットに魅力を感じたことを伝えるとよいでしょう。
たとえば、一から園を作り上げられることに魅力を感じた場合、「まっさらな状態から少しずつ形にしていくことにやりがいを感じたため、自分の経験や知識を活かしてチャレンジしたいと考えました」といったように、オープニング保育園の特徴に適した内容を伝えることがポイントです。
また、「主任保育士を目指しているので、オープニング保育園で園作りの経験をしてキャリアアップに役立てたいです」など、自分のキャリアプランもあわせて話すと、将来の見通しを持っている人材として評価してもらえるかもしれません。
ただし、オープニング保育園ならではの魅力を伝えるだけではなく、きちんと園の保育理念や方針に共感している姿勢をアピールすることも大切になるでしょう。
志望動機の例文
私は、貴園の掲げる『子どもたちの個性を尊重し、豊かな心を育てる』という保育理念に共感したため応募いたしました。
これまで勤めていた園は園庭がなかったこともあり、室内での遊びが活動のメインになっていました。私は、子どもたちが外でのびのびと遊ぶことを大切にする保育をしたいと考えています。
そのため、貴園のように広い園庭を持ち、子どもたちが自由に遊ぶ姿を大切にする保育に魅力を感じました。
また、〇月に新しくオープンするということで、職員同士で協力し合い、子どもたちが過ごしやすい環境を一から作ることができる点にも大変興味を持ち、魅力を感じました。
理想の保育を実現するための一歩として、自身の経験を活かして園作りから携わりたいと考えております。
先述したように、オープニング保育園ならではの魅力とともに、その園を選んだ理由をしっかりと盛り込みましょう。
保育園のオープニング求人を探すときのポイント
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オープニングスタッフとして働きたい保育士さんは、以下に紹介するポイントを踏まえて求人を探してみてくださいね。
都心を中心に探す
オープニング求人を探す場合は、勤務エリアを都心に絞って調べてみるとよいでしょう。
先ほど、オープニング保育園が増えている背景に待機児童問題が関係しているとお伝えしましたが、特に東京都を含む首都圏や、京都・大阪などの人口が多い主要都市に待機児童が集まっているようです。
そのため、都市部を中心に新規オープンの求人を探すことで効率よく自分にあった園を見つけられるかもしれません
新着求人がないかこまめにチェックする
オープニング保育園は新年度が始まる4月に開園するケースが多く、それにあわせて前年度の秋ごろから求人が増えてくるようです。
そのため、採用活動が本格的になるのは一般的な保育士求人のピーク、かつ既存園の転職市場も活発になる9月以降と言えるでしょう。
ただし、4月以外に開園する園も多く、オープン直前まで募集をかけている園もあるようです。なかには、2022年夏オープンの園の求人が2022年5月現在でも出ているケースもあります。
オープニング保育園の求人は待遇などがよい場合も多く人気が高いようなので、自身の条件に合う求人がないかこまめにチェックしておくとよいでしょう。
転職エージェントを利用する
毎年保育園が新設されているため、さまざまな求人のなかからどの園を選んだらよいのか迷うこともありますよね。そんなときは、転職エージェントを利用してみましょう。
転職エージェントに登録すれば、自身の希望条件をアドバイザーに伝えるだけで、条件に合ったおすすめの求人を探してくれます。
また、転職活動のさまざまな不安なども相談できるほか、履歴書や面接対策などをしてくれることも。
オープニング保育園に転職したい場合、公開されている園の情報が少なく判断に困ってしまうこともあるかもしれないので、転職サービスの利用を検討してみるのもよいですね。
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新設の保育園でオープニングスタッフとして働いてみよう
今回は、オープニング保育園の特徴や、働くうえでのメリット・デメリットなどを紹介しました。
オープニング保育園とは、新しく開設する保育園を指します。
オープニングスタッフとして働くメリットとして、 新しい環境で一から人間関係を築くことができたり、園を作り上げるやりがいを感じたりできる点が挙げられるでしょう。
その一方で、開園準備の仕事が多く忙しかったり、ときには対応力を求められたりとハードな面もあるかもしれません。ただし、大変なことが多い分、開園した時の達成感は大きなものとなりそうですね。
転職を考えている保育士さんは、園の立ち上げという貴重な経験を積めるオープニング保育園で働くことを考えてみてはいかがでしょうか。
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