11月15日は七五三。七五三のお祝い会が盛り上がるゲームの内容を考えている保育士さんもいるでしょう。子どもがゲームを楽しみながら七五三に興味を持ち、日本の伝統行事に親しむことができるとよいですね。今回は、保育園で使える七五三にちなんだゲームのアイデアを集めました。あわせて子どもに簡単に伝えられる七五三の意味についても紹介します。
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■目次
七五三の日程や意味とは?
保育園では11月に入ると、七五三に向けて行事にまつわる活動を導入したり、お祝い会を開催したりするという保育園は多いのではないでしょうか。
子どもに七五三の意味を伝える際には、次の内容を盛り込むとよいでしょう。
子どもが七五三の意味を知り、日本の伝統行事に興味を持てるように、子どもたちが盛り上がるゲームを取り入れてみましょう。
今回は、子どもが夢中になれる七五三にちなんだゲームをカテゴリー別に紹介するので、保育園で行うお祝い会などに取り入れてみてくださいね。
保育園の七五三行事:数字のゲーム
まずは、7と5と3の数字に関連したゲームをまとめました。
七・五・三で鳴らしてね
用意するもの
- 楽器(タンバリン、鈴、カスタネットなど)
遊び方
1.保育士さんがタンバリンを数回たたきます。
2.タンバリンが3回、5回、7回たたかれた時だけ、子どもは同じリズムで楽器を鳴らします。
遊びのポイント
3回、5回、7回のリズムに子どもが慣れてきたら、たたく回数を増やしたり間をとったりして難易度をあげてみましょう。
楽器の代わりに手をたたけば、準備入らずで隙間時間でも楽しめますよ。
足し算引き算七五三
用意するもの
- 数字カード(1から10まで・2セット)
遊び方
1.20枚の数字カードの山を中央に置きます。
2.じゃんけんで勝った人から順番に、山から1枚ずつカードを取ります。
3.手持ちのカードを使った計算式の合計が3か5か7になるように考えながらゲームを進めます。
4.3と5と7になるカードが揃ったら「七五三」と言ってあがります。
遊びのポイント
計算式に興味を持つ、5歳児向けのゲームです。
あらかじめ1から10までの数字を使った計算遊びを保育に取り入れ、子どもが足し算や引き算に慣れてから遊んでみましょう。
そのあとにたとえば「1+2=3」「8-1=7」というように、足し算や引き算の答えが3や5や7になるようにカードをまとめていきます。
少し難易度が高いので、いろいろな計算式の例を子どもの見える場所に貼っておくと、スムーズにゲームを進めることができるかもしれません。
必ず2枚以上のカードを組み合わせて山札にするというルールを定めたり、参加人数が多いときはカードのセット数を増やしたりと、工夫しながら遊んでみてくださいね。
保育園での七五三行事:千歳飴にちなんだゲーム
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ここでは、七五三にちなんだモチーフや漢数字を使って遊べるゲームを紹介します。
千歳飴袋できるかな?
用意するもの
- 千歳飴袋の土台
- 漢数字カード(七と五と三とかかれた紙 各1枚)
- ノリ
遊び方
1.あらかじめ製作した千歳飴の袋の土台と漢数字カード3枚を机に並べます。
2.保育士さんが「357」など3つの数字をランダムに伝え、子どもは言われた通りに漢数字カードを袋に並べます。
3.(2)を何度か繰り返した後、最後に「753」と保育士さんが伝えたら、漢数字カードをノリで貼り合わせて千歳飴袋を完成させます。
遊びのポイント
千歳飴袋の製作時に楽しめるゲームです。
1から10までの漢数字カードを使って遊んでもよいでしょう。
4歳児や5歳児クラスでは漢数字カードを作りながら、漢字や数字に興味を持つかもしれませんね。
千歳飴のバトンリレー
用意するもの
- 千歳飴(1人2本)
遊び方
1.2チームに分かれて一列に並びます。
2.スタート地点から数メートル先に机を置き、千歳飴の袋を並べておきます。
3.千歳飴をバトンに見立てて紅白2本持ち、チームから1人ずつポイントまで走ります。
4.袋の中に2本の千歳飴を入れたら陣地に戻り、次の人と交替し、早く全員が走り終わったチームの勝ちです。
遊びのポイント
千歳飴の袋は、あらかじめ子どもが製作します。
自分の袋を探して千歳飴を入れるというルールにしてもおもしろそうですね。
カメとツル
遊び方
1.カメとツル、2つのチームに分かれます。
2.カメのチームは手足を地面につけて歩き、地面に膝や肘がついたらアウトです。
ツルのチームは片足ケンケンで移動し、両足がついたらアウトです。
3.相手チーム全員がアウトになったチームの勝ちです。
遊びのポイント
千歳飴の袋のデザインとして一般的にえがかれている鶴や亀をモチーフにしたゲームです。
相手チームを笑わせてもOK!というルールを加えても盛り上がりそうですね。
ホールなど広い場所を使い、身体を存分に動かして遊びましょう。
松竹梅の漢字合わせ
用意するもの
- 漢字部首カード(木・公・ケ・毎)
遊び方
1.中央に漢字部首カードの山を作って置きます。
2.山の上から順番にカードを取り、漢字部首カード2枚合わせると「松か竹か梅」になるように揃えていきます。
3.一番早く「松、竹、梅」全ての漢字を作り終えた人が勝ちです。
遊びのポイント
千歳飴袋にデザインされている松、竹、梅にちなんだカードゲームです。
あらかじめ保育士さんが漢字部首カードを作っておきましょう。
子どもに松、竹、梅それぞれの漢字の読み方を伝えます。
慣れるまでは「松竹梅」と書いたカードを見える場所に置いたり、漢字部首カードに「まつ・たけ・うめ」などとふりがなをふっておけば、子どもがカードを揃えやすいかもしれません。
このゲームを通して、子どもがいろいろな漢字に興味をもつかもしれませんね。
保育園での七五三行事:神社にちなんだゲーム
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ここでは、神社にまつわるゲームを紹介します。
鳥居鬼
遊び方
1.床や地面に大きな鳥居をえがきます。
2.鬼を一人決めます。
3.鬼以外の子どもは鳥居の線の上を逃げまわり、鬼は鳥居を踏まないように追いかけます。
4.鬼につかまった子どもが次の鬼になり、繰り返し鬼を交代しながら遊びます。
遊びのポイント
屋外の地面やホールの床などに鳥居をえがいて遊びます。
鳥居を大きくえがくほど、鬼以外の子どもは鬼から逃げやすくなるでしょう。
鳥居をえがく直線の数を徐々に減らすなど、工夫すると盛り上がるかもしれませんね。
おみくじリレー
用意するもの
- おみくじ(大吉、中吉、小吉など)
- 箱(チーム数)
遊び方
1.おみくじを適当な大きさの箱に入れます。
2.チームに分かれ、神社に見立てたポイントまで走りおみくじを引きます。
3.大吉が出たら陣地に戻り、次の子どもにタッチして交替します。
4.繰り返して全員が走り、早くゴールできたチームの勝ちです。
遊びのポイント
あらかじめ大吉を混ぜたおみくじ箱を用意しておきましょう。
子どもの人数分以上の大吉を用意しておけば、子どもが大吉を引きやすいかもしれません。
大吉のおみくじに、子ども向けのメッセージを添えてもよいですね。
保育園で七五三にまつわるゲームを楽しみながら伝統行事に親しもう
今回は、七五三の行事に向けて楽しめるゲームのアイデアを紹介しました。
遊ぶ前に七五三の意味を子どもに説明すると、よりゲームに親しみが持てるかもしれません。
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