保育士試験の音楽(ピアノ)の実技試験の課題曲はいつ発表されるのでしょうか?2024年度の合格を目指して早めに課題曲を知って練習することが大切ですね。今回は、保育士試験の音楽実技の課題曲の発表時期や過去の課題曲などを紹介します。採点対象外となるポイントや合格基準についてもまとめたので、参考にしてみてくださいね。
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■目次
保育士試験の音楽(ピアノ)の実技試験の課題曲の発表はいつ?
保育士試験の実技試験は、「音楽」「造形」「言語」の3つの分野から2つを選択し受験します。
「音楽」の分野を選択した場合、ピアノ、アコースティックギター、アコーディオンのうちいずれかをひとつを選択し、課題曲を弾き歌うことが試験内容です。
2024年度の音楽の実技試験の課題曲は1月時点で発表されており、前期試験・後期試験ともに共通の課題曲は以下の2曲です。
- 「夕焼け小焼け」(作詞:中村雨紅 作曲:草川信)
- 「いるかはザンブラコ」(作詞:東龍男 作曲:若松正司)
また、実技試験の日程は以下の通りです。
前期試験:2024年6月30日(日)
後期試験:2024年12月8日(日)
特に音楽の実技試験ではピアノを選択する方が多いかもしれません。
筆記試験の勉強と並行して行なうことから、なかなか練習の時間が取れないという方もいるようです。
また、「上手く指が動かないかもしれない」「伴奏はできるけれど、歌が苦手…」などさまざまな不安を抱えている方がいるかもしれません。
音楽の実技試験に関する合格基準や採点対象外のポイントなどをおさえて、合格を目指していきましょう。
保育士試験の音楽(ピアノ)の実技試験の過去の課題曲
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まずは、音楽の実技試験の過去の課題曲について確認してみましょう。
<2023年>
- 幸せなら手をたたこう(作詞:木村利人 アメリカ民謡)
- やぎさんゆうびん(作詞:まど・みちお 作曲:團伊玖磨)
<2022年>
- 小鳥のうた(作詞:与田凖一 作曲:芥川也寸志)
- びわ(作詞:まど・みちお 作曲:磯部俶)
<2021年>
- あひるの行列(作詞:小林純一 作曲:中田喜直)
- 揺籃の歌(作詞:北原白秋 作曲:草川信)
<2020年>
- 大きな栗の木の下で(作詞者不詳 作曲:外国曲)
- ニャニュニョのてんきよほう(作詞:小黒恵子 作曲:宇野誠一郎)
<2019年>
- どんぐりころころ(作詞:青木存義 作曲:梁田貞)
- バスごっこ(作詞:香山美子 作曲:湯山昭)
どれも保育園でよく歌われる曲でしょう。上記のように、毎年音楽の実技試験の課題曲は変わります。
毎年1月頃に発表されているようなので確認し、早めに練習を開始しましょう。
保育士試験の音楽(ピアノ)の実技試験の合格基準と採点対象外のポイント
実技の合格基準は50点満点中30点以上が合格ラインです。
明確な採点基準は公開されていませんが、採点対象外のポイントについては記載があります。
- 課題曲の伴奏だけをしてうたわなかった。
- 課題曲の歌だけをうたった。
- 単旋律のみの伴奏をしてうたった。
単旋律とは課題曲のメロディーだけを弾くことです。両手で弾き歌いすることが求められているので、その点に注意して練習を重ねましょう。
保育士試験の音楽(ピアノ)の実技試験の課題曲を演奏するコツ
保育士の音楽の実技試験では、どのような点に気をつければ合格することができるのでしょうか。
ここでは、課題曲を演奏するコツをまとめました。
子どもの前で演奏している気持ちで演奏する
音楽の実技試験では、保育士として演奏することが求められます。
子どもの前で笑顔で弾き歌いをする要領で臨みましょう。難しくアレンジせずに、自分の技術に見合った伴奏をつけることができれば、自信を持って演奏できそうですね。
正しく演奏する
保育園で子どもが誤って歌を覚えないように保育士として正確に演奏をする必要があります。
課題曲について知っている曲だから大丈夫だと思っていても、歌詞やメロディーを思い込みで間違って覚えているかもしれません。
歌うメロディーの部分を楽譜どおり正しく演奏できるように、あらかじめ原曲を聴き込んでおくとよいでしょう。
豊かな表現で演奏する
音楽の実技試験で見られるポイントは保育士としての演奏技術であり、プロのような高い演奏技術は必要ありません。
子どもが歌に興味を持てるよう、強弱を意識した伴奏で表情豊かに歌うことを意識してみましょう。
試験本番で伴奏の手を止めてしまったり、歌詞がうろ覚えだったりといったことがないよう、事前にしっかり整えられるとよいですね。
保育士試験の音楽(ピアノ)の実技試験の課題曲を確認しよう
保育士試験における音楽の実技試験では、保育士になったことを想定して、子どもと楽しく歌うことをイメージしながら演奏しましょう。
早めに課題曲を確認し、余裕を持って弾き歌いの練習を始められるとよいですね。
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