進路を決めるにあたって分岐点となる「文理選択」。保育士になりたいけれど、文系・理系のどちらに進めばいいのか迷っていませんか?理系だけど、保育士になれるか不安に思っている方もいるかもしれません。ここでは、保育士になるにあたってどちらを選択するとよいのか、それぞれのメリット・デメリット、また保育士を目指せる進学先をまとめました。
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保育士になるための文理選択、どちらを選ぶ?
保育士を目指している、興味があるという方が迷うのが「文系・理系、どっちを選ぶのが正解?」という問題のようです。
結論からお伝えすると、これはどちらでも問題ありません。
保育士資格を取得するためにはいくつかの方法がありますが、文理選択で悩んでいる方であれば、受験を控えている方がほとんどでしょう。
高校卒業後の進路として考えるのであれば、保育士の資格が取得できる学校は、四年制大学・短期大学・専門学校など選択肢は幅広くあります。
大学で学ぶ場合は、文系である「教育・福祉系」の学部で学べることが多く、短大も同じように幼児教育・保育・家政系の学科で資格取得に向けて学ぶことが可能です。
大学によっては、まれに「人間科学部」「体育学部」などの学部内で保育士資格を取得できる場合もありますが、いずれも文理どちらでも受験可能なことがほとんどです。
文系を選んだ場合のメリット
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基本的に文系であれば、保育士になるための受験にはまったく問題はありません。
高度な理解が求められる数学や物理などの科目がない文系を選択し、その分、ピアノ練習など保育士に必要なほかの勉強や情報収集などをしている方もいるようです。
ただ、一度選択してしまうと、文系から理系への転換は難しいと言われています。
もし、あとから希望が理系の進路に変わる可能性がある・職業選択として保育士以外の道も考えており、理系に興味があるのであれば、理系を選んでおくという考え方もあるようです。
理系を選んだ場合のメリット
保育士資格取得に向けた進路に進むにあたっては、極端に苦手でない限り理系を選択しても問題ないと言われています。
理系を選択していれば、受験時に理系から文系に転換することもさほど難しくない場合が多いようです。
国公立大学を目指しているのであれば、受験科目が5教科となり理数も入ってくるため、文理選択で理系を選んでもよいかもしれません。
また資格取得後に、公立園の保育士を目指す場合は、公務員試験を受験する必要がある ため、理数の知識も必要になってきます。理系が得意であれば、選んでおくという考え方もあるでしょう。
保育士さんへ
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保育士になるための進学先ガイド
ここでは、保育士になるための進学先を紹介します。
保育士指定養成校とは?
保育士指定養成校とは、厚生労働大臣が指定する、保育士を養成する学校などの教育施設です。この養成校に指定されている学校で規定の単位を取得すれば、卒業と同時に保育士資格を取得 することができます。
保育士指定養成校は、全国に600校以上あり、四年制大学・短期大学、専門学校など形態や通学年数などもそれぞれの学校で異なります。
保育を学べる大学・短大・専門学校であっても、指定養成校ではない学校もあります。その場合は卒業後に別途保育士試験を受験すれば、保育士資格を取得することができます。
進学先の特徴
四年制大学
私立大学であれば、保育士資格を取得できる・保育を学べる学部・学科であれば、ほぼ文系で問題ありませんが、国公立大学の受験を考えている場合は理系科目の試験対策も必要です。
大学では、教育学や福祉の視点から保育や幼児教育を深く多角的に学ぶことができます。
短期大学
幼児教育から家政・保育の分野として保育士への知識や実践を学べる学科が多いようです。
短大を受験するのであれば、文系に進めばほぼ問題ないでしょう。
2年制の短期大学は、学問としての知識を深める部分もありますが、より実践重視の学びや実習などが多い傾向があるようです。
専門学校
受験方法の選択肢がAO、推薦、小論文などと多いため、比較的入学しやすいのが専門学校です。従って、受験対策としての文理選択もどちらでも特に問題ないでしょう。
また、学費の面でも大学・短期大学よりやや通いやすい学校も多いでしょう。主に2年制が多く、カリキュラムも保育実践などが多いようです。
独学
養成校に入学しなくても、民間の通信講座やテキストなどで独学で学び、年二回の保育士資格試験を受験することも可能です。
主に、社会人受験やセカンドキャリアなどで保育士資格取得を目指す方が、この方法をとることが多いようです。この場合も文理の選択を意識する必要はなさそうです。
保育士を目指すなら、文理選択は得意な方を選ぼう!
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受験に向けて迷う文理選択、保育士を目指すならどちらでも問題ない ことが分かりましたね。
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