保育をするときにどんなヘアスタイルやヘアアレンジが最適か、気になる保育士さんも多いのではないでしょうか。今回は保育士さんならではの髪型やヘアアイテムについての注意点や、髪の長さ別に向いているスタイルなどについてまとめました。服装の制限が多い保育士さんですが、その分ヘアスタイルで個性やおしゃれを楽しんでみましょう。
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■目次
保育士さんのヘアスタイル・アレンジ事情
まずは保育士の髪型事情について、保育中の様子や身だしなみの観点からまとめてみました。
- 子どもに髪をいじられるのでくずれやすい
- 保護者や地域との円滑な交流の妨げにならないように
- ヘアアクセサリーは事故防止のため避ける
保育士さんのヘアスタイル3カ条
好奇心旺盛な子どもたちは、保育士さんのヘアスタイルにも興味津々。
お団子を見ればどうなっているのか気になり、ポニーテールなら引っ張ってみるなど、とにかくさわって確かめてみたくなります。
0歳児クラスの初期でもない限り、保育士さんが髪型をしっかり整えても、ぐしゃぐしゃにされてしまうことも日常茶飯事です。
また、保育士の身だしなみにはルールが多く、特に服装はエプロンなどで制限されていることが多いため、髪型はおしゃれにしたいという保育士さんも多いでしょう。
しかし、保育士さんの業務上、保護者との信頼関係を築いたり、年齢の離れた上司とコミュニケーションをとったりすることを考えて、さまざまな価値観の方から好感を持ってもらえるようなスタイルがのぞましいようです。
こんな髪型はNG!避けた方がよいスタイル
保育中の安全性や保護者から見たときの印象などを踏まえて、保育士さんは避けた方がよいヘアスタイルを紹介します。
ピン、クリップなどのヘアアクセサリー
ヘアアクセサリーの使用は、子どもの安全を考えて避けましょう。
ピンやクリップなどは、とがった部分があるのでケガの原因にもなります。また、細かいものだと子どもが誤って口に入れることも考えられます。
ヘアゴムでも、鋭いパーツや小さなビーズが施された細かいチャームなどがついているものは避けた方が無難でしょう。
清潔感のない髪型
顔が隠れてしまう長さの前髪や、結べる長さの髪の毛をおろしたままにするのは清潔感が感じられません。長い髪はゴムでしっかり結んでスッキリまとめましょう。
また、奇抜なカラーリングや極端に髪が痛むようなブリーチヘアも「清潔感に欠ける」と感じる人もいるようです。
目にかかっている長さの前髪をおろしたままの状態も、視界の邪魔になったり、子どもたちに表情が見えづらかったりするため、あまり適切なスタイルとは言えません。
凝ったアレンジのヘアスタイル
巻き髪や繊細にセットするなど時間をかけて作り上げた髪型は、保育には適していないようです。
子どもにいじられて崩れてしまう可能性もありますし、髪型を気にして遊びや保育に制限がかかってしまっては、子どもの様子を細かいところまで見ることができませんよね。
せっかくセットしたヘアスタイルでも、気を取られた一瞬のうちに何が起こるかわかりません。
そういったことを想定すると、アレンジはシンプルにとどめておく のがよいでしょう。
保育士さんがもっと輝く!髪の長さ別ヘアスタイル
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保育士さんの髪型は、シンプルで清潔感のあるものが最適です。そのうえで、ここでは保育士さんにぴったりなヘアスタイルを髪の長さ別に提案します。
ショートヘア
髪が襟や肩にふれない程度の長さであるショートヘアは、そのままでも清潔感があり、保育の邪魔にもならない髪型ですね。
前髪からサイドの長さを長めにとったハンサムショートや、えりあしを短く刈り込んでトップの長さを残して毛先を遊ばせるメンズショートなども人気のスタイルです。
いずれもメンテナンスをしっかりしていれば、そのままでも、個性的なパーマや多少のカラーリングを施しても、清潔感を大きく損なわないでしょう。
ワックスやジェルなどの整髪料は、保育中に子どもの肌についてしまうことも考慮して、毛先にはつけすぎないようにしましょう。
ボブヘア
ショートヘアよりも少し髪が長いボブヘアも、アレンジがしやすく、清潔感を演出できるヘアスタイルです。おろしても邪魔にならず、結ぶこともできるのであれば、保育士さんにぴったりの髪の長さといえるかもしれません。
アレンジを加えるとするなら、ストレートアイロンで毛先を少し内側にクセづけするだけでもよいでしょう。変化をつけられます。
編み込みやくるりんぱを交えたハーフアップなども人気がありますね。あまり凝ったアレンジでは、子どもにくずされてしまったときなどにリカバリーがすぐできないことも考えられます。
できるだけシンプルにとどめましょう。
また耳にかけたり、前髪を流す方向を変えたりするのも気分転換になりそうです。
ミディアムヘア
肩から鎖骨くらいまでの長さをミディアムヘアといいます。これぐらいの長さになると、ヘアアレンジの幅が広がります。
ポニーテールにしたり、ハーフアップにしたり、シニヨンにしたりなどさまざまなアレンジが楽しめそうですね。
三つ編みやくるりんぱと組み合わせるのもよいでしょう。普通のポニーテールでも、ゴムを髪の毛で隠すようなアレンジなど、ひと手間加えるだけでだいぶ印象が変わりますよ。
長さによってはサイドの髪が顔にかかってくることも多くなりますので、保育中はなるべく顔周りが出るようなヘアアレンジがのぞましいでしょう。
ロングヘア
さまざまなアレンジが楽しめるのが、胸の下くらいまで髪の長さがあるロングヘア。
ポニーテールやお団子ヘア、ギブソンタックなども保育の現場では邪魔にならずシンプルでよいでしょう。
ヘアアイロンやコテで軽く髪を巻いてからアレンジすると、いつもと違った雰囲気になりそうですね。
しっかりと長さがあるのであれば、くるりんぱを2、3回してからポニーテールをすると、結んだ髪がしっかり固定されるのでよいかもしれません。
前髪が長い方なら前髪の編み込みをするのもおしゃれですね。
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保育士さんが覚えておきたいヘアアイテム・アレンジ術
保育士さんのヘアスタイルは、清潔感だけでなく子どもの安全やくずれにくさも重視 する必要があります。
ここではそれらを意識した、ちょっとしたアレンジテクニックやお役立ちアイテムを紹介します。
ピンの代用方法
編み込みや三つ編みなどをアレンジとして加えたい場合は、ついピンを使いたくなってしまいますよね。しかし、子どもの安全のことを考えると、使用は避けたいもの。
そんな時は、ピンを使いたい部分に逆毛をたてることで、編んだ髪の毛を固定することができます。
コームを髪の流れと反対に動かすことで、簡単に逆毛をたてることができますよ。
もし固定した部分がゆるくなってしまった場合でも、また手ぐしで逆毛をたてることもできます。すぐに復元可能なのがうれしいテクニックですね。
長い前髪をすっきりあげる!くるりんぱテクニック
長めの前髪をあげて、おでこを出したスタイルは清潔感もあり、楽で好印象なヘアスタイルです。
でも前髪をあげるのもピンで留めないと…と、伸ばしかけの前髪をそのままにしている保育士さんのために、ゴムだけでできる前髪アップテクニックを紹介します。
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【1】サイドと前髪をいっしょに結ぶ
トップとサイドの髪を束ねるようにして、前髪を上にあげながらとり、根元から高い位置でひとつに結びます。細めのシリコンゴムを使うとやりやすいです。
【2】毛先を根元に通してくるりんぱ
根元側の毛束を半分に割って穴をあけ、毛先を下から通して上に出るように毛先を通します。
毛束から通した毛先を、頭皮に沿わせながら両手で割くようにすると後頭部に固定されます。
【3】生え際をつまんで形を整える
ゴムで結んだ部分を押さえながら、前髪の生え際部分の髪をすこし引き出してボリュームを出します。長い毛先が残るようであれば、耳にかけるかうしろに流してください。
シュシュを使って簡単アレンジ
先述した通り、保育士さんのヘアアレンジではアクセサリーは避ける必要がありますが、布製のシュシュは、簡単に使えてワンポイントにもなり、かつ子どもへの危険度も少ないヘアアイテムです。
シュシュ単体では結ぶ力が弱いため、活用する場合は、シリコンゴムなどで結った形を整えてからシュシュをかぶせるように上に結ぶことで、しっかり固定されます。
選ぶ際は、できるだけリボンのように下に垂れ下がるタイプのものや、布以外の素材のチャームなどがついているものは避けましょう。
保育士さんはくずれても直しやすく、清潔感のある髪型がベター
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保育士さんの髪型について、気をつけたいポイントや、ヘアアレンジのアイデアについてまとめました。
ヘアスタイルをいつもきれいにして整えておくことは、「先生みたいな髪型にしたい!」と子どもに憧れを持たせるという意味にもつながり、保育においてプラスの面もあるのです。
また、保育士さんは同僚、子ども、保護者とのコミュニケーションが大切な仕事です。相手に不快感を与えず、かつ自分も楽しめる範囲でのヘアアレンジをしたいですね。
くずれても直しやすくシンプルな髪型 で、毎日の保育を楽しみましょう。
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