難易度が高いといわれる保育士試験の合格率はどのくらいなのでしょうか。一発合格を目指し、保育士資格を取得したい方もいるでしょう。今回は、厚生労働省の資料をもとに、保育士試験の過去5年間の合格率や試験が難しい理由についてわかりやすく解説します。また、一発合格の確率や勉強法もまとめました。
One / stock.adobe.com
保育士試験の合格率と難易度は?
合格率が低く、難易度が高いと言われる保育士試験。2023年度は6万6,625人が受験し、その合格率は26.9%でした。
なお、過去5年間の受験者・合格者・合格率は以下のとおりです。
受験者(人) | 合格者(人) | 合格率(%) | |
---|---|---|---|
2019年 | 77,076 | 18,330 | 23.7 |
2020年 | 44,914 | 10,890 | 24.2 |
2021年 | 83,175 | 16,600 | 19.9 |
2022年 | 79,378 | 23,758 | 29.9 |
2023年 | 66,625 | 17,955 | 26.9 |
保育士試験はここ5年で大体20%前後の合格率を推移しているようです。この結果から、保育士試験がいかに難易度の高い試験であることがわかるでしょう。
保育士試験における一発合格の確率
daimath / stock.adobe.com
難易度が高いといわれる保育士試験ですが、一発合格は可能なのでしょうか。
厚生労働省の資料によると、保育士試験の合格者のうち2回受験した方が32.9%と最も多い状況で、初めて保育士試験を受けた方で合格した方の割合は全体の15%でした。
この資料から、保育士試験はいかに一発合格が難しいことがわかるでしょう。
出典:2018年度子ども・子育て支援推進調査研究事業実施事業/厚生労働省
ただ、保育士試験は年に2回試験が開催されていることから、前期の試験の不合格になっても、学習の要領をつかんで後期の試験で合格し、同年内に保育士試験を突破する方はいるでしょう。
また、保育士資格の受験条件には年齢制限がありません。
学歴や実務経験、幼稚園教諭免許の有無などによって受験資格が異なりますが、20歳以上の方であれば60歳の方も試験を受けられます。そのため、年齢に関係なくチャレンジできる資格のひとつといえそうです。
簡単1分登録!転職相談
保育士・幼稚園教諭・看護師・調理師など
保育関連の転職のご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!
保育士試験の合格率が低いのはなぜ?
Paylessimages / stock.adobe.com
保育士試験の合格率が低いのはなぜでしょうか。考えられる理由は以下のとおりです。
- 筆記・実技両方の2つの試験に合格する必要がある
- 筆記試験は科目数が9科目と多い
- 試験範囲が広く幅広い分野の学習が求められる
- すべての科目で6割以上得点しないと合格できない
保育士は子どもの命を預かるという責任の重い仕事であり、未就学児の健全な育成を支える役割を担います。
保育士資格を取得するには子どもに関する理解や知識、技術が必要になるため、保育士試験の難易度は高いと考えられます。
試験に向けて学習した内容は、保育士の資格を取得したあとも活用する場面が多いでしょう。近い将来、保育現場で働くことを見据えて、しっかり勉強を積み重ねることが大切です。
保育士バンク!の新着求人
お住まいの地域を選択して、最新の求人情報をチェック!
選択済みの市区町村
2025年の保育士試験の概要
Free1970 / stock.adobe.com
続いて2025年の保育士試験の概要をチェックして、合格に向けた見通しを立てていきましょう。
2025年の筆記試験および実技試験の日程は、前期・後期でそれぞれ以下のスケジュールで開催される予定です。
前期試験
筆記試験:2025年4月19日(土)、20日(日)
実技試験:2025年6月29日(日)
後期試験
筆記試験:2025年10月18日(土)、19日(日)
実技試験:2025年12月7日(日)
※2025年3月2日時点の情報です。詳細は一般社団法人 全国保育士養成協議会の令和7年試験案内をご確認ください。
筆記試験
筆記試験の科目は全部で9つあります。筆記試験の出題科目と、科目別の内容を以下にまとめました。
教科 | 内容 |
---|---|
1.保育原理 |
|
2.教育原理 |
|
3.社会的養護 |
|
4.子ども家庭福祉 |
|
5.社会福祉 |
|
6.保育の心理学 |
|
7.子どもの保健 |
|
8.子どもの食と栄養 |
|
9.保育実習理論 |
|
※2025年3月2日時点の情報です。詳細は一般社団法人 全国保育士養成協議会の保育士試験とはをご確認ください。
筆記試験はマークシート形式で、1科目につき10~20問の設問が用意されています。
100点満点のうち60点(6割)以上得点すると合格ですが、「教育原理および社会的養護」は各分野50点満点で設定されており、それぞれ30点以上得点すれば合格です。
また、一度合格した科目は3年間再受験が免除されます。
実技試験
筆記試験の科目にすべて合格すれば、実技試験を受験できます。
実技試験は、「音楽表現」「造形表現」「言語表現」の3つのうち2分野を選択します。
実技試験の科目別の出題内容、求められる力は以下のとおりです。
出題科目 | 出題内容 | 求められる力 |
---|---|---|
音楽表現に関する技術 | 幼児に歌って聞かせることを想定して、課題曲(2曲)の両方を弾き歌いする | 保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること |
造形表現に関する技術 | 保育の一場面を絵画で表現する | 保育士として必要な造形表現(情景及び人物等を豊かにイメージした描写や色づかいなど) ができること |
言語表現に関する技術 | 3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、3つある課題のうち指定された1つを、子どもが集中して聴けるようにお話する | 保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方が できること |
※2025年3月2日時点の情報です。詳細は一般社団法人 全国保育士養成協議会の実技試験(前期)概要をご確認ください。
1分野につき50点満点中30点以上得点し、2分野で合計60点以上得点すれば合格です。
筆記試験、実技試験ともに合格すると保育士試験合格となり、保育士資格を取得できるようになります。
読んでおきたいおすすめ記事
保育補助をきっかけに保育士の道へ!チーム保育体制を経てクラス担任制を選んだ転職ストーリー
資格取得前から保育補助として働き、実践を積みながら保育士としての道を歩んできたIさん。保育園に4年ほど勤務し、「もっと学びたい」「成長したい」という気持ちを抱いて転職を決意しました。迷いや葛藤のなかで...
保育士資格やスキルを活かしてデスクワークがしたい!仕事の種類やメリット
保育士さんは、デスクワークで働くことができるのでしょうか。保育士資格やこれまでのスキルを活かせるような職場があるのかも気になりますよね。今回は、保育士さんが働けるデスクワークの仕事にはどのようなところ...
【2025年】保育士の借り上げ社宅制度とは?自己負担額と同棲・結婚後の条件を解説
保育士さんの家賃負担を大きく軽減する「借り上げ社宅制度」。しかし、2025年度の制度改正で利用条件が変わったり、「結婚したらどうなるの?」「デメリットはないの?」といった具体的な疑問や不安も多いのでは...
【2025年最新】保育士に人気の転職先ランキング!異業種や選ばれる職場を一挙公開
保育士の資格を活かして働ける人気の転職先をランキング形式で紹介!企業主導型保育園や病院内保育所、ベビーシッターなど保育士経験やスキルを活かせる職場はたくさんあります!今回は保育施設や異業種別に詳しく紹...
乳児院で働くには?必要な資格や仕事の魅力、給料などを徹底解説
乳児院で働くには、必要な資格や仕事内容、給料などを把握することが大切です。1日の流れや求人の探し方などを知り、転職活動の参考にしてみてくださいね。今回は、乳児院について徹底解説します。乳児院の仕事の魅...
在宅ワークで保育士資格を活かせる仕事とは?自宅でできる保育関係の仕事を徹底解説
通勤時間なく働ける在宅ワークをしたいと考えても「保育士は無理なんじゃないか……」とあきらめている方はいませんか?保育園の事務職や保育ママ、保育園業務のサポートなど、保育士の経験や資格を活かして自宅でで...
保育園運営会社の仕事内容とは?本社勤務でも保育士資格は必要?働くメリットや求人事情まで
保育園運営会社にはどんな仕事があるのでしょうか?保育園運営会社で働くことは「本社勤務」とも呼ばれ、保育園の運営に携わる仕事として、主に一般企業に就職したい保育士さんにとって人気の高い職種のようです。今...
子どもと赤ちゃんに関わる仕事31選!必要な資格や保育士以外の異業種、子ども関係の仕事の魅力
子どもや赤ちゃんと関わる仕事というと保育士や幼稚園の先生を思い浮かべますが、子どもに関係する仕事は意外とたくさんあります!今回は赤ちゃんや子どもと関わる仕事31選をご紹介します。職種によって対応する子...
企業内保育所とはどんな施設?保育士として働くメリットや仕事内容、転職先の選び方
企業内や企業に併設された企業内保育所とは、どんな保育所なのでしょうか。仕事内容などを知りたい保育士さんは多いようです、今回は、少人数制でアットホームな環境で保育ができる施設が多い企業内保育所について、...
保育士が保育に集中できる職場「託児所」の特徴や仕事内容とは?
託児所とは子どもを預かる施設を指しますが、保育園や国の一時保育とどのような点が違うのでしょうか。託児所は夜間保育や短時間の預かりなどの保護者の多様なニーズに対して柔軟に応えられるため、需要の増加が予想...
保育士は年度途中に退職してもいいの?理由の伝え方や挨拶例、再就職への影響
「年度途中で退職したい...けれど勇気が出ない」と悩む保育士さんはいませんか。クラス担任だったり、人手不足だったりすると、退職していいのか躊躇してしまうこともありますよね。そもそも年度途中で辞めるのは...
保育士をサポート・支える仕事特集!保育補助や事務、運営スタッフなど多様な職種を紹介
保育士のサポート役として働きたいという方はいませんか?保育補助や事務、本社勤務の運営スタッフなどさまざまな仕事があるため、保育士さんを支える仕事を一挙紹介!異業種である保育士人材のキャリアアドバイザー...
保育士を辞める!次の仕事は?キャリアを活かせるおすすめ転職先7選!転職事例も紹介
保育士を辞めたあとに次の仕事を探している方に向けて、資格や経験を活かせる仕事を紹介します。ベビーシッターなど子どもと関わる仕事はもちろん、一般企業での事務職や保育園運営会社での本社勤務といった道も選べ...
病院内保育とは?働くメリットや1日のスケジュール、一般的な保育施設との違いについて紹介!
病院内保育とは、病院や医療施設の中、または隣接する場所に設置されている保育園のことです。保育園の形態のひとつであり、省略して院内保育と呼ばれることもあります。転職を考えている保育士さんの中には、病院内...
フリーランス保育士として自分らしく働くには。働き方、収入、仕事内容からメリットまで解説
保育園から独立して働くフリーランス保育士。具体的な仕事内容や働き方、給料などが気になりますよね。今回は、特定の保育施設に勤めずに働く「フリーランス保育士」についてくわしく紹介します。あわせて、フリーラ...
保育園の調理補助に向いてる人の特徴とは?仕事内容ややりがい・大変なこと
保育園で働く調理補助にはどのような人が向いてるのでしょうか。子どもや料理が好きなど、求められる素質を押さえて自己PRなどに活かしましょう。また、働くうえでのやりがいや大変なことなども知って、仕事への理...
子どもと関わる看護師の仕事10選!保育園など病院以外で働く場所も紹介
子どもに関わる仕事がしたいと就職・転職先を探す看護師さんはいませんか?「小児科の経験を活かして保育園に転職した」「看護師の資格を活用してベビーシッターをしている」など保育現場で活躍している方はたくさん...
保育士から転職!おすすめの異業種22選≪あなたの資格・経験を活かせる次の仕事とは?≫
保育士以外から異業種への転職を考えている際、どのような転職先がおすすめなのでしょうか。今回は、次の仕事として保育士から転職しやすいおすすめの異業種22選を紹介します。保育士から異業種に転職するメリット...
【保育士の意外な職場10選】こんなにあった!保育園以外の活躍できる場所
保育士の経験やスキルが、実は意外な職場で活かすことができるのを知っていますか?転職を検討しつつも、子どもとかかわりたい、資格や経験を活かしたいと考えている人は多くいるでしょう。保育園や幼稚園以外で保育...
保育士資格を活かせる仕事・働ける企業30選!在宅ワークや転職体験談も紹介
「保育園以外の職場でも、保育士資格って活かせるの?」そんな風に考えたことはありませんか?保育士資格は、乳幼児の成長を支えてきた経験と専門性を証明する国家資格。保育園だけでなく、在宅ワークや子ども関連の...
【2025年最新版】幼稚園教諭免許は更新が必要?廃止や有効期限切れの場合の対処法をわかりやすく解説
幼稚園教諭免許更新制については、2022年7月1日に廃止されました。以降は多くの教員免許が「更新不要・期限なし」として扱われるようになりました。ただし、制度廃止前にすでに失効していた免許状には、再授与...
保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるには?実務経験や要件など
保育士の実務経験を活用して目指すことができる「児童発達支援管理責任者(児発管)」は、多くの障がい児施設で人材不足の状況が続いています。今回は保育士が児童発達支援管理責任者(児発管)になるための方法を徹...
幼稚園教諭からの転職先特集!資格を活かせる魅力的な仕事18選
仕事量の多さや継続して働くことへの不安などを抱え、幼稚園教諭としての働き方を見直す方はいませんか。幼稚園教諭の転職を検討中の方に向けて、経験やスキルを活かせる18の職場を紹介します。保育系の仕事から一...
【2025年度】放課後児童支援員の給料はいくら?年代別の年収やこの先給与は上がるのかを解説
放課後児童クラブや児童館などで働く資格職「放課後児童支援員」の平均給料はいくらなのでしょうか。放課後児童クラブで働く職員は資格の有無を問わず「学童支援員」と呼ばれ、給与が低いイメージがあるようですが、...
保育士が働ける保育士以外の仕事21選。資格や経験を活かせるおすすめの就職先
保育園以外の職場に転職・就職先を探す保育士さんもいるでしょう。今回は企業内保育所や託児施設、児童福祉施設など、保育士さんが働ける保育園以外の職場を21施設紹介!自身の働き方や保育観を見つめ直し、勤務先...
【2025年最新】保育士の給料は本当に上がる?正社員やパートの昇給額や「上がらない」と感じてしまう理由
「処遇改善で給料が上がるって聞いたのに、実感がない…いつ上がるの?」そんな声が、保育現場から聞こえる中、政府は保育士の人件費を10.7%引き上げるために、処遇改善制度を新たにスタート!今回は、2025...
私って保育士に向いていないかも。そう感じる人の7つの特徴や性格、自信を取り戻す方法
せっかく保育士になったのに「この仕事に向いていないのでは?」と不安を抱いてしまう方は多いようです。子どもにイライラしたり、同僚や保護者と上手くコミュニケーションが取れなかったりすると、仕事に自信が持て...
ベビーシッターとして登録するなら「キズナシッター」を選びたい理由トップ5
ベビーシッターとしてマッチングサービスに登録する際に、サイト選びに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。収入や働き方の安定性、サービスごとの特徴や魅力も気になりますよね。本記事ではそんななか「キズナ...
子育て支援センターとは?保育士の役割や必要な資格をわかりやすく解説!
子育て支援センターとは、育児中の保護者と子どもをサポートする地域交流の場です。保育士経験者は資格を活かして働けるため、転職を考える方も多いよう。また、子育て経験を活かして相談員として勤務したい方もいる...
ベビーシッターになるには?資格や仕事内容、向いている人の特徴
ベビーシッターになるにはどうすればいいのでしょうか?まずは必要な資格やスキルをチェックしましょう。ベビーシッターは働く時間や場所を柔軟に調整できる場合が多く、副業としても人気です!初めてでも安心してベ...
【2025年最新】子育て支援員とは?資格取得の方法・研修、仕事内容などについて解説
「子育て支援員」は、保育や福祉の現場で子どもたちの成長を支える重要な資格です。2025年現在、放課後児童クラブや保育園での人材不足が続いており、子育て支援員のニーズはますます高まっているようです。この...
保育士の転職の時期はいつが最適?後悔しないタイミング&スケジュールの立て方
保育士の転職の最適な時期とはいつなのでしょうか?スムーズに内定を獲得できるよう、いつから動き始めればよいのかなど、転職活動における適切なタイミングを知っておきましょう。今回は、保育士さんの転職に最適な...
【2025年版】幼稚園教諭免許の更新をしていない!期限切れや休眠状態の対応、窓口などを紹介
所有する幼稚園教諭免許が期限切れになった場合の手続きの方法を知りたい方もいるでしょう。更新制の廃止も話題となりましたが、更新していない方は今後の対応方法をくわしく把握しておくことが大切です。今回は、幼...
【2025年最新】調理師の給料、年収はどれくらい?仕事内容や求人、志望動機なども徹底解説
子どもたちが毎日口にする給食やおやつを作る保育園の調理師。保育園で常勤として働く場合、年収は300万円以上が相場のようです。さらに、保育園調理師なら成長する子どもの身体づくりを助ける存在として、やりが...
インターナショナルスクールに就職したい保育士さん必見!給料や仕事内容、有利な資格とは
保育士さんが活躍できる場所のひとつとしてインターナショナルスクールがあります。転職を検討するなかで、英語力は必須なのか、どんな資格が必要なのかなどが気になるかもしれません。今回は、インターナショナルス...
児童館職員になるには?必要な資格や仕事内容、給料
児童館は、地域の子どもたちへの健全な遊び場の提供や子育て家庭の育児相談などを行なう重要な施設です。そんな児童館の職員になるにはどのような資格が必要なのかを解説します。また、児童館の先生の仕事内容や20...
病児保育とはどのような仕事?主な仕事内容や給与事情、働くメリットも解説
病児保育とは、保護者の代わりに病気の子どもを預かる保育サービスのことを言います。一般的に、風邪による発熱などで保育施設や学校に通えない子どもを持つ保護者が利用します。今回は、そんな病児保育の概要を詳し...
【2025年度】保育士の給料と年収は今後どうなる?処遇改善の昇給額と採用で年間30万円支給する地域も紹介!
保育士は「給料が低い」と言われるなか、処遇改善で人件費が10.7%引き上げられました。2025年度に公表された統計では、正社員の平均年収は約407万円、パートの時給1,370円へ改善。ただし「手取りが...
保育園事務は何がきつい?仕事内容や給料、業務で楽しいことについても紹介
子どもたちが通園する保育園で事務として働く場合の仕事内容とはどのようなものが挙げられるのでしょうか。中には、仕事に就いてから「きつい」「つらい」と感じることもあるかもしれません。今回は、保育園事務の仕...
- 同じカテゴリの記事一覧へ
保育士試験に合格するための勉強方法と対策
zasabe / stock.adobe.com
保育士試験の合格率や難易度を踏まえたうえで、合格に向けた勉強方法を紹介します。
通学講座を利用する
民間企業が提供する保育士試験対策の通学講座を利用する方法があります。対面で講義を受けられることから授業に集中でき、勉強するモチベーションを保つことができそうです。
直前対策や実技試験対策など短期集中型の講座もあるため、苦手な分野を重点的に学習することも可能でしょう。直接講師からフィードバックをもらえるため、基礎からしっかり学びたい方や実技科目に不安を感じる方は向いているかもしれません。
通信講座を利用する
保育士試験対策用の通信講座は、送付される教材をもとに勉強をして課題を提出し、チェックしてもらうスタイルが一般的です。
定期的に課題を添削してもらえるので、自分の弱点や間違いを見直すことができるようです。また、DVDやWEB学習などに対応していることから社会人の方も活用しやすいかもしれません。
受講期間は約半年から1年程度で設定されている場合が多く、着実に知識を積み重ねられそうですね。
また、「保育士試験、何から始めればいいのかわからない…」という方は、四谷学院の保育士講座の受講のご検討を。
筆記は55段階システムで基礎からしっかり理解し、実技も音楽・造形・言語の分野別に教材&動画でサポート。
2023年度の合格実績は72.3%!充実したカリキュラムに沿って勉強することで合格に向けた力を身につけていきましょう。
独学で勉強する
講座などを利用せずに独学でチャレンジする方法もあります。
筆記試験は自身で購入したテキストや問題集を利用し、実技は教室やレッスンに通ったり動画を有効活用したりして対策するスタイルです。
コストは市販のテキスト代とレッスン料のみなので費用を安く抑えられるというメリットもあるようです。
ただし、自分で学習計画を立てて進めなければならないため、モチベーションを維持するための工夫が必要です。
合格率や難易度を踏まえ、保育士試験に向けて対策しよう
保育士試験の合格率は例年20%前後です。しかし、しっかり対策を立てることで資格を取得することができるでしょう。
保育士試験の勉強法には、主に通学・通信・独学の3つがあります。それぞれの特徴を踏まえたうえで、自分に合ったやり方で保育士試験の合格を目指せるとよいですね。
また、四谷学院の通信講座は、スキマ時間でも取り組める効率的な筆記対策教材と自宅でできる実技対策が充実しているので、ぜひ一度ご検討ください。
なお、試験対策と同時に保育士の求人状況をチェックすることも大切です。お住まいの地域にどんな保育園があるのか確認しておきましょう。
保育士バンク!では、現場未経験者が働きやすい園も提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。
近隣の保育園を紹介してもらう出典:保育士試験の実施状況(令和5年度)/こども家庭庁出典:2018年度子ども・子育て支援推進調査研究事業実施事業/厚生労働省出典:令和7年試験案内/一般社団法人 全国保育士養成協議会出典:筆記試験(前期)概要/一般社団法人 全国保育士養成協議会出典:実技試験(前期)概要/一般社団法人 全国保育士養成協議会出典:保育士試験とは/一般社団法人 全国保育士養成協議会
保育士バンク!の新着求人
お住まいの地域を選択して、最新の求人情報をチェック!