4月17日の恐竜の日に向けて、保育園で恐竜を作ってみましょう。紙皿や紙コップなどの身近な廃材を使って、かぶれるお面や動くおもちゃとして仕上げることができますよ。今回は、恐竜の日にちなんだ製作アイデアを紹介します。また、恐竜の日の由来や、子どもへ分かりやすく伝えるポイントについてもまとめました。
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■目次
恐竜の日の由来とは?
4月17日は、恐竜の日として定められています。
1923年4月17日にアメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドリューズがゴビ砂漠へ向けて北京を出発し、その後5年間で恐竜の骨や卵の化石を25個発掘したことが由来となっています。
恐竜の日の由来について子どもに分かりやすく説明する際には、次の内容をおさえるとよいでしょう。
- アメリカ人が恐竜の骨や卵を見つけたゴビ砂漠へ出発した日
- 恐竜の化石を世界で初めてたくさん見つけたことを記念する日
この恐竜の日にちなんで、保育園の活動に恐竜の製作を取り入れてみましょう。
事前に恐竜の図鑑やイラストなどを見ておけば、子どもが恐竜のイメージをつかみやすいかもしれません。
以下、使う廃材ごとに恐竜の日に使える製作アイデアをまとめました。
恐竜の日の製作アイデア【紙皿で作ろう】
まずは、紙皿を使った恐竜の作り方を紹介します。
恐竜のお面
用意するもの
- 紙皿
- 画用紙(黄色、茶色)
- ゴムひも
- はさみ
- カッター
- 絵の具またはペン
- のり
- パンチ
製作のポイント
カッターで目をくり抜く工程は、保育士さんが行いましょう。
製作のあとはお面をつけて、恐竜ごっこに発展させると楽しそうですね。
首の長いプレシオサウルス
用意するもの
- 紙皿
- 画用紙
- 絵の具
- はさみ
- ペン
製作のポイント
ペンを使って型をえがく工程は、保育士さんが行うとよいでしょう。
半分に折った紙皿は厚みがあるため、子どもがはさみで切る際に苦戦するかもしれません。
子どもの様子を見ながら、保育士さんがフォローしつつ進めてみてくださいね。
羽が動くプテラノドン
用意するもの
- 紙皿
- 画用紙
- 絵の具(ピンク色)
- 絵筆
- 割り箸
- ペン
- セロハンテープ
- はさみ
製作のポイント
製作のあとは、羽をパタパタ動かして遊びましょう。
ペンで型をえがく工程は保育士さんが行うとよいかもしれません。
半分に折った紙皿は厚みがあるのではさみで切りにくいため、戸惑っている子どもがいたら保育士さんがフォローしましょう。
プテラノドンの足の型を太くえがくなどして、子どもがスムーズに製作に取り組めるよう工夫してみてくださいね。
恐竜の日の製作アイデア【紙コップで作ろう】
次に、紙コップを使った恐竜の作り方を紹介します。
口が動くティラノサウルス
用意するもの
- 紙コップ(2個)
- たこ糸
- ティラノサウルスのパーツ
- はさみ
- キリ
- セロハンテープ
- ビニールテープ
製作のポイント
キリで穴を開ける工程は保育士さんが行いましょう。
穴を大きめに開けると、子どもがたこ糸を通しやすくなるかもしれません。
製作のあとはティラノサウルスの口をパクパク動かしながら、恐竜になりきった子どもたちの楽しいおしゃべりが聞こえてきそうですね。
飛び出す赤ちゃん恐竜
用意するもの
- 紙コップ(2個)
- トイレットペーパーの芯
- 画用紙(細長いもの2枚)
- セロハンテープ
- はさみ
- のり
- 接着剤
製作のポイント
紙コップをはさみで半分に切ったり、縁をギザギザにカットする工程は子どもにとって少し難しいかもしれません。
あらかじめ保育士さんが紙コップに切り取り線をえがいておけば、子どもが取り組みやすくなりそうです。
フォローが必要そうな子どもには保育士さんがサポートしながら、子どもがスムーズに製作できるように工夫してみてくださいね。
恐竜の日の製作アイデア【そのほかの廃材で作ろう】
ここでは、紙皿や紙コップ以外の廃材で作れる恐竜をまとめました。
紙袋で作る恐竜のお面
用意するもの
- 紙袋(頭からかぶれる大きさ)
- 画用紙
- のり
- セロハンテープ
- はさみ
作り方
1.子どもが紙袋を頭からかぶり、保育士さんが目の位置に印をつけます。
2.(1)につけた印の部分を丸く切り抜き、覗き穴を作ります。
3.後頭部の部分に画用紙で作った恐竜のヒレをつけます。
4.恐竜の口のパーツを作って貼ればできあがりです。
製作のポイント
目の部分を丸く切り抜くことは子どもにとって難しいため、保育士さんがフォローするとよいでしょう。
恐竜のヒレのパーツをギザギザの形にカットする工程は、はさみを使う練習になりそうですね。
子どもの個性溢れるさまざまなお面が完成したら、恐竜ごっこに発展させてみましょう。
段ボールで作る大きな恐竜
用意するもの
- 段ボール箱
- 廃材(牛乳パック、トイレットペーパーの芯など)
- 画用紙
- 折り紙
- 接着剤
- 粘着テープ
- ペン
- はさみ
作り方
1.段ボール箱を積み重ねて恐竜に見立てます。
2.牛乳パックで手を作ったり、トイレットペーパーの芯を尻尾に見立てたりと工夫しながら恐竜を完成させましょう。
製作のポイント
段ボール箱を使って、大きな恐竜を作ってみましょう。
あらかじめさまざまな種類の廃材を集めておくと、子どもからいろいろなアイデアが生まれるかもしれません。
クラスの共同製作として、子どもが協力し合いながら取り組む姿が見られそうですね。
身近な素材を使って恐竜の日にちなんだ製作を楽しもう
実際の恐竜の色については、化石からは認識できないためほとんど分からないようです。
そういったことも子どもに伝えながら、カラフルな恐竜に仕上げても楽しいでしょう。
4月17日の恐竜の日にちなんだ製作をきっかけに、子どもといっしょに恐竜についていろいろ調べてみてもよいかもしれませんね。
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