2025年6月の最新保育ニュース!出生数が初の70万人割れ、保育現場に与える影響は?

    2025年6月の保育ニュースでは、「70万人割れの出生数の減少」や「熱中症対策」、「保育園での朝食提供」など、保育現場に関わる注目トピックを幅広く紹介します。社会の変化や保護者のニーズに応じて、保育の現場では今何が求められているのか、会議や面接時に活用できるコメント例もふまえてまとめました。

    【2025年6月の保育ニュース】出生数が初の70万人割れ。保育現場への影響の可能性は?

    厚生労働省が2025年6月に公表した「令和6年(2024年)人口動態統計(概数)」によると、2024年の出生数は72万7,277人初めて70万人を下回る見通しとなりました(前年比5.7%減)。

    これは、政府の少子化予測よりも約15年早いペースで出生率が減少しているといわれています。

    この問題は保育現場に以下のような影響を及ぼす可能性があります。

    • 入園児の減少により、定員割れとなる園の増加が懸念される
    • 施設の統廃合や定員縮小、運営見直しが求められる
    • 一部地域で保育士の求人減少、雇用の不安定化につながる恐れがある
    • 都市部では保育需要が続く一方、地方では園児不足が深刻化し、地域間の保育ニーズに格差が生じる場合がある

    出生数の減少は、保育園の在り方や保育士の働き方、地域ごとの課題などにさまざまな変化をもたらす恐れがあるでしょう。

    園児集客が難しく、経営が不安定になる園も出てくるかもしれません。

    今後、現場ではこうした変化を見据えた対応や選択が求められそうです。

    【このニュースのコメント例】

    出生数が初めて70万人を下回るというニュースを見て、保育の現場にも影響が出てくるのではないかと感じました。

    園児の数が減ることで、定員割れやクラス再編、施設の縮小などさまざまな問題に直面する恐れがあります。

    とはいえ、子どもが少なくなる中で、一人ひとりに丁寧に関わることの大切さは変わらないと感じています。

    保護者の方とも協力しながら、今自分自身ができることを積み重ね、子どもと向き合っていきたいと考えています。

    【2025年6月の保育ニュース】雨の日の室内遊びに一工夫。保育園見学者にも丁寧な対応を

    6月は雨の日が多く、室内遊びが増える時期。

    保育士さんは、限られたスペースの中で子どもたちが楽しく遊べるよう、さまざまな活動を取り入れる必要があります。

    子どもたちが好きな遊びを楽しめるコーナー保育を取り入れたり、友だちとのコミュニケーケーションが増える活動を増やしたりといった工夫が大切ですね。

    また、保育園の見学に訪れる保護者の方にとっても、「室内でどのように過ごしているのか」「保育士がどんなふうに子どもと関わっているのか」は気になるポイント。

    園庭でのびのび遊ぶ様子が見られないぶん、保育士さんのまなざしや、子どもたちの居心地のよさが伝わるような案内が求められるでしょう。

    見学の際には「今日は外に出られないけれど、普段こんな風に過ごしています」といった言葉を添えながら、日常の保育を丁寧に伝えましょう。

    雨の日だからこそ見える、保育の素顔に目を向けてもらえるチャンスとして、安心感のある案内を心がけられるとよいですね。

    【このニュースのコメント例】

    雨の日が続くと外に出られないので、できるだけ楽しく過ごせるように室内遊びに工夫を凝らしたいと考えています。

    新聞紙を使ったダイナミックな製作や感触遊び、コーナーを分けた自由遊びなど、子どもたちの様子を見ながら内容を考えることも増えました。

    園見学に来られる方もいるので、こうした雨の日ならではの保育の工夫についてもご案内ができればと思っています。

    雨の日も子どもたちがのびのびと過ごせるよう、安心して遊べる環境づくりと子どもへの丁寧な関わり方を大切にしていきたいです。

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    【2025年6月の保育ニュース】熱中症に注意!保育園での対策も重要

    夏日が増え始める6月は、子どもの体調管理にいっそう注意が必要な時期です。

    総務省消防庁によると、2024年5月〜9月の間に熱中症で救急搬送された人の総数は9万1,467人で、2008年(平成20年)以降で最多を記録しました。

    このうち、18歳未満の子どもは9,388人で、乳幼児(未就学児など)は601人、7歳以上18歳未満は8,787人とされています。

    引用:令和6年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況/総務省

    気温の上昇により子どもを含むすべての世代において、熱中症リスクが高まっていることがわかります。

    また、乳幼児は体温調節機能が未発達であり、気づかぬうちに症状が進行してしまうことも。

    こども家庭庁では、熱中症の防止対策として次の取り組みの徹底を呼びかけています。

    • 暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを確認する
    • 室温・湿度をこまめにチェックし、空調を活用する
    • 水分補給のタイミングと量を見直し、こまめに促す
    • 気温にあわせた服装の調整をサポートする

    保育現場においても、日頃から子どもの表情や行動の変化に目を配り、気になる様子があれば早めに声をかけたり、休息を促したりしましょう。

    【このニュースのコメント例】

    6月に入り、気温が上がる日が増えてきました。

    総務省消防庁の発表で、2024年の熱中症による救急搬送者数が過去最多だったと知り、保育現場においても熱中症対策の大切さを感じています。

    改めて日々の観察や声かけ、水分補給の大切さを実感しています。

    外遊びの際には、子どもの顔色や汗のかき方をよく観察するよう心がけようと思います。

    子どもたちの体調の変化に早く気づけるよう、保育士同士で声をかけ合いながら、安心して過ごせる環境を整えていきたいです。

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      【2025年6月の保育ニュース】保育園で朝食提供スタート 保護者の声に応えて新たな取り組みも

      仕事の準備で朝は慌ただしく、ゆっくり食べさせてあげられない

      朝食を食べる時間がなく、ほとんど食べずに登園することが多い

      このような保護者の声を受け、朝食を提供する取り組みをスタートした保育園があるようです。

      朝食の準備が難しい家庭にとって、園で食事できることは心強い支えとなるでしょう。

      子どもにとっても、落ち着いて朝食を食べられる時間が確保されると、午前中の活動への集中力が高まり、体調の安定にもつながるかもしれません。

      ただ、食事のアレルギー対応や提供する食品の安全管理など、さまざまな課題があります。

      誤食を防ぐための明確なルール細かな対応などが必要になり、専任の調理スタッフや栄養士の協力が必要になるケースも多いでしょう。

      また、保育士の業務負担をどう分担するかといった点もふまえて、園全体での体制づくりが求められそうです。

      【このニュースのコメント例】

      登園してすぐ「お腹すいたー」と言う子がいたので、何もできないもどかしさを感じていました。

      朝はどうしても慌ただしくなりがちで、子どもが十分に朝ごはんを食べられずに登園するケースも少なくありません。

      園で朝ごはんを食べられることで、子どもたちが落ち着いて過ごせるようになったり、体調の安定につながったりすることも期待できそうです。

      ただ、現場で導入するには、食物アレルギー対応や見守る職員の確保など、いくつかの課題もあるため、事前に体制を整えることが大切だと感じています。

      また、保育園で取り組みたい「食育」についての記事はこちらをご覧ください。

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      【2025年6月の保育ニュース】オムツのサブスク導入広がる!負担軽減へ保護者・保育士にメリットも


      保育園で使用するオムツを、月額定額制で提供する「オムツのサブスクリプション(サブスク)」を導入する園が、全国で広がりつつあります。

      これは、保護者が毎日オムツを持参するのではなく、月額料金を支払うことで園でオムツを用意してもらえる仕組みです。

      保護者が朝に準備する荷物の負担軽減や保育士の補充・記録のしやすさなどといった観点から、双方にメリットのある取り組みとして関心が高まっています。

      たとえば、岩手県内の公立保育園では、2025年度4月からオムツのサブスクを導入しています。

      登園準備の負担を軽くするだけでなく、園内での衛生管理やオムツ交換の効率化につながる可能性もあるでしょう。

      今後もこうした取り組みが各地に広がることで、保育現場の環境改善や子育て支援の充実につながることが期待されます。

      【このニュースのコメント例】

      オムツのサブスクという取り組みがあると知り、登園準備の負担が少しでも減るのは保護者にとって嬉しいことなのではないかと感じました。

      現場としても補充や記録がスムーズになれば、保育に集中できる時間が増えるかもしれません。

      ただ、サブスクで届くオムツの保管場所や、職員間での対応の分担など、現場での運用方法をきちんと話し合っておくことも大切だと感じます。

      なお、参考になるオムツの替え方についてはこちらをご覧ください。

      【2025年6月の保育ニュース】保育園で広がるSDGsの取り組み!子どもたちと共に未来を育む

      SDGs(持続可能な開発目標)を意識した保育実践が全国の保育園で進められています。

      内閣府や文部科学省などの推進のもと、教育・保育分野でも“持続可能な社会づくり”に向けた取り組みが求められており、園の保育方針にSDGsの観点を取り入れる例も増えているようです。

      具体的には以下のような活動が行われています。

      • 食品ロスを減らすため、給食の食べ残しについての話し合いや必要な量を子どもと一緒に考えて配膳する
      • 性別にとらわれない遊びの選択を認める環境づくりに取り組んでいる
      • 廃材を使った製作や資源ごみの分別を通じてリサイクルの意識を高める活動に取り組む
      • 野菜の栽培や季節ごとの自然観察を通じて、自然と触れ合いながら環境に関心を持つ機会を増やす工夫をする

      こうした活動は、子どもたちにSDGsという言葉を教え込むのではなく、日々の生活や遊びの中で自然に身につけていけるように工夫されています。

      園と家庭が連携して取り組むことで、子どもたちの気づきや学びが広がっていくことも期待されます。

      【このニュースのコメント例】

      SDGsを意識した保育は、特別な取り組みではなく、日々の生活や保育の中で自然に取り入れられるものだと感じています。

      たとえば、給食では「自分で食べきれる量を考えて配膳する」といったやりとりの中で、食べ物を大切にする気持ちが育つことでしょう。

      また、廃材を使った製作やごみの分別の経験を通して、環境に対する関心や資源を無駄にしないという意識が芽生えるきっかけになりそうです。

      今後も子どもたちに難しい言葉を教え込むのではなく、SDGsにつながる学びに結びつくような活動を取り入れていきたいです。

      出典:令和6年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況/総務省出典:「結果の概要」/厚生労働省出典:みんなで見守り「こどもの熱中症」を防ぎましょう!/こども家庭庁出典:岩手県市一関市

      2025年6月の保育ニュースをチェックして、日々の保育に役立てよう

      2025年6月の保育ニュースでは「出生数の減少」「雨の日の遊びの工夫」「熱中症対策」「保育園の朝食提供」「オムツのサブスク」「SDGsの取り組み」といった、保育現場に関わるさまざまなニュースを取り上げました。

      社会環境や保護者のニーズが変化するなかで、保育現場では日々の課題に向き合いながら、子どもたちが過ごしやすい環境づくりに取り組む必要があります。

      職員会議や面接などで、保育に関するニュースが話題にのぼることがあるかもしれません。

      こうした情報を日ごろからチェックして、保育現場で役立てていきましょう。

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