保育士さんの中には、面接時に着用するスーツの選び方に迷うこともあるかもしれません。「スカート・パンツどっちがいい?」「色は黒?」など疑問を抱くことも多いよう。今回は保育士さんが面接時に着用するスーツやインナーの選び方を紹介します。20代・30代・40代・50代と年代別の着こなしポイントもまとめました。
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■目次
保育士の面接はスーツがいい?
保育士さんの仕事着は動きやすいカジュアルな服装がメインですが、面接の場ではスーツを着用すべきか悩む方もいるかもしれません。
採用選考において面接は重要な場であり、身だしなみを整えて臨む必要があります。そのため、一般企業と同様に、礼儀や清潔感を考えて「スーツ」を着用するとよいでしょう。
職業体験などがある場合は、保育園側から「動きやすい服装でお越しください。」と指示を受けることもありますが、面接時は基本的にスーツを準備するとよさそうです。
面接時のスーツやインナーの選び方や20代~50代の年代別の着こなしポイントなどを把握して、転職活動に役立てていきましょう。
【女性向け】保育士が面接時に着用するスーツの選び方
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まずはスーツの形や色、素材など選び方について詳しく見ていきましょう。
パンツ・スカート
面接時にパンツとスカート、どちらを着用するべきか迷う方もいるでしょう。どちらも印象の違いはさほどないことから、「女性らしさを考えてスカートを着る」「動きやすさを考えてパンツを着たい」など自身の好みで決めてもよいかもしれません。
着用する際のそれぞれの注意点について見ていきましょう。
スカート
スカートは女性らしい柔和な印象を感じるアイテムのひとつでしょう。
スカートの丈の長さは面接時に椅子に座ったときに、膝上5センチ以内になるように調整するとよさそうです。試着の際には立ち姿だけでなく、座った場合の見た目も確認しましょう。
また、タイトスカートやフレアスカートなど形によって印象が異なります。ベーシックなタイトスカートは、トレンドに左右されにくいことから、面接用スーツとして選ぶ方が多いようですよ。
パンツ
パンツスーツはスカートに比べて、クールでアクティブな印象を持つ方も多いかもしれません。シルエットをスッキリ見せるためには細身のものを選ぶとよいでしょう。
また、パンツスーツで訪問する際は、園内での面接では上靴やスリッパなどを履くことをふまえて丈を調整しましょう。外靴にあわせて調整しても、園内でスリッパや上靴を履くと「丈が長すぎた」という場合もあるようなので注意して選びたいですね。
このように、パンツスーツを購入する際は形状や丈の長さを意識することが大切になるでしょう。
色
面接時にどのような色のスーツを選ぶべきか悩むことも多いですよね。定番の紺、黒、グレー、ベージュの3色の持つイメージをそれぞれ紹介します。
黒(ブラック)
転職時のスーツの色といえば、黒を選ぶ方も多いかもしれません。冠婚葬祭などフォーマルな場で着用することが多いブラックはかっちりとした印象を与えられるでしょう。
濃い色の黒を選ぶと、暗いイメージになってしまう印象を与える可能性があるため、購入時は注意するとよさそうです。
紺(ネイビー)
転職時のスーツの色といえば黒が主流ですが、紺のスーツは黒よりも暗い印象にならず、清潔感を感じる色味のひとつでしょう。
濃色から少し淡い色までさまざまなトーンありますが、面接時には「真面目」「知的」といったイメージのダークネイビーを選ぶとよいかもしれません。
グレー
落ち着いた印象与えるグレーは、「柔軟性がある」「穏やか」などのイメージを持つ方もいるでしょう。
見た目が華美になりすぎないというメリットがありますが、色味によっては地味な印象になることもあるかもしれません。インナーなどの組み合わせを工夫して、適度に明るいイメージを与えられるよう意識するとよさそうです。
ベージュ
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暖かみがあるベージュは、面接時に着用すると「カジュアルすぎるのでは?」と心配になる保育士さんもいるかもしれません
しかし、親しみやすさや優し気のある雰囲気を与えられるため、好んで選ぶ方は多いようです。
ただ、色味が薄いベージュはシワなどが目立ちやすい可能性も考えられます。準備する際は、シワになりにくい素材を選ぶとよさそうですね。
このように、面接時の印象をふまえて清潔感があり自身の顔が明るく見える色味のスーツを選ぶとよいかもしれません。また注意点として、上下色違いのものは避け、セットアップのタイプを着用しましょう。
デザイン・素材
スーツのデザインは、その年によって流行が変わるようです。細身のものが選ばれることが多い年もあれば、ゆったりとしたサイズが定番になる場合もあるようです。
購入時は販売店などに用途を伝え、どのようなデザインを選ぶべきか相談するとよいでしょう。
また、「伸縮性」や「通気性」にこだわって作られた素材もあるでしょう。試着をして着心地のよさやシワのつきにくさを確認しながら選びましょう。
襟
面接時は基本的に「襟あり」のジャケットを選ぶとよいでしょう。「ノーカラースーツ」と呼ばれる襟がないスーツは、カジュアルな印象を与えることも多いようです。
フォーマルの場においては襟つきのものがふさわしいとされているため、面接時も襟ありのものを着用するとよさそうです。
【女性向け】保育士が面接時に着用するインナーの選び方
一般的に面接時のインナーは、清潔感のある白無地のワイシャツを着用します。ただ、スーツとの組み合わせを考慮して、水色やピンクなど淡い色を選ぶ保育士さんもいるかもしれません。
面接時に着用するインナーの選び方や注意点について見てみましょう。
- 柄ものや襟にステッチが入っているものは避ける
- インナーの袖はジャケットに隠れる程度の長さにする
- シワになりやすい素材は避ける
- 下着が透けないよう、白やベージュなどを選ぶ
夏場などは面接時にジャケットを脱ぐこともあるかもしれません。インナーにもきちんとアイロンをかけてシワやシミなどがないように気をつけましょう。
事前に後ろ姿を鏡で確認して身だしなみを整えられるとよいですね。
【女性向け・年代別】保育士が面接時に着用するスーツの着こなしポイント
面接時の着こなしポイントを年代別に紹介します。
20代
20代の方は新卒の就活時の「リクルートスーツ」を着用する方も多いようです。控えめな印象を与えるため、安心して着ることができるでしょう。ただ、サイズがあっていないと頼りなさやだらしなさを感じる面接官の方もいるかもしれません。
面接前に必ず試着して、サイズや見栄えに問題ないか確認するとよいでしょう。
30代
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30代の女性の方は、グレーやベージュなど柔らかな印象を与えるスーツを選ぶ方もいるかもしれません。
それぞれ色味が薄いことから、ウエストラインがゆるいと不格好な印象を与える場合もあるようです。上下色違いのものは避け、ベルトなどを活用してすっきりと着こなしましょう。
40代
40代といえば、保育士としてのキャリアを積み重ねている方も多いでしょう。
「肌のくすみやくまが目立つ」「目がくぼんで表情が暗く見えてしまう」など顔色が気になることもあるかもしれません。面接時は肌が明るく見えるよう、紺色やライトグレーなどのスーツを着るとよさそうです。
また、40代ならではの上品さや信頼感を与えるためにも、インナーは光沢やツヤ感のあるものを着用するとよさそうです。
50代
50代で転職活動する保育士さんの中には、長年スーツを着ていなかった場合もあるもしれません。ダークネイビーやダークグレーなどすっきりとした印象を与えるスーツを選ぶとよさそうです。
50代の方は穏やかさや落ち着きを表すために、襟の形が丸いものを選んだり、Aラインのスカートを着用したりと着こなしを工夫できるとよいですね。
保育士が面接時に着用するスーツの選び方を知り、身だしなみを整えよう
面接の場では「清潔感」を考慮して、自身の体型や肌色に合ったスーツを選ぶことが重要と言えます。
優しげな印象を与えられるよう、事前にスーツのサイズ感や色味をチェックすることが大切になるでしょう。
また、家族や友人に面接時のコーディネートを見てもらえば、第三者としての意見を聞くことができるかもしれません。
自信をもって面接に臨むためにも、自分に合ったスーツを選び、身だしなみを整えましょう。
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