保育園でバランス感覚を養う運動遊びを導入してみませんか?片足立ちを活かしたゲームなど、各年齢ごとにさまざまな活動を楽しむことができますよ。今回は、2歳児と3歳児、4歳児と5歳児に分けてバランス感覚を養えるような運動遊びを紹介します。あわせて、期待できるメリットもまとめました。

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目次
バランス感覚を養える運動遊びの種類
保育園で、バランス感覚を養える運動遊びを導入してみましょう。
バランス遊びを行なうことには、次のようなねらいが挙げられます。
- 体幹を鍛える
- 姿勢を正す
- 足の筋肉を鍛える
- 注意力を高める
個人差はありますが、徐々に平衡感覚が発達してくる2歳児くらいから導入するとよいでしょう。
今回は、バランス感覚を鍛える運動遊びを年齢別に紹介します。
子どもの様子に合わせて保育に取り入れてみてくださいね。
バランス感覚を養える運動遊び【2歳児・3歳児編】

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まずは、2歳児や3歳児クラスの子どもが保育園で楽しめるバランス遊びのアイデアをまとめました。
縄跳びの上を歩こう
遊び方
1.縄跳びをランダムに並べます。
2.縄跳びの上を落ちないように歩きましょう。
ポイント
最初は縄跳びを直線に置いて遊び、上手に歩けるようになったら曲線のコースにも挑戦してみましょう。
複数本の縄跳びを繋げて迷路にしても楽しそうですね。
タオルを落とさないでね
遊び方
1.頭の上にタオルをのせて、スタートからゴール地点まで歩きます。
2.途中でタオルが落下した場合は、スタート地点からもう一度挑戦し直しましょう。
ポイント
慣れたらタオルの枚数を増やしたり、距離を伸ばしたりしてみましょう。
リレー形式にして競っても盛り上がりそうですね。
かかしに変身
遊び方
1.両手を真横に伸ばします。
2.片足立ちをして、かかしになりきりましょう。
ポイント
片足立ちの練習にピッタリな、なりきり遊びです。
片足立ちで何秒間いられるか時間を図れば、子どもの意欲が高まるでしょう。
かかしにまつわる童謡を歌いながら行なえば、よりかかしに興味を持つかもしれませんね。
ケンケンパー
遊び方
1.フラフープを1つまたは2つ横に繋げ、スタートからゴール地点までランダムに並べます。
2.輪に片足ずつ入れながら進みましょう。
ポイント
「ケンパー」「ケンケンケンパー」など、子どもの能力に合わせてコース設定をしましょう。
サーキット遊びの一環として行なってもよいですね。
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バランス感覚を使った運動遊び【4歳児・5歳児編】

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次に、4歳児や5歳児クラスの子どもが保育園で楽しめるバランス遊びのアイデアを紹介します。
ボールに負けるな
遊び方
1.ペアになり、1人がフラフープの中で片足立ちをします。もう1人は定位置からボールを投げます。
2.フラフープの中の子どもは、ボールを当てられてバランスを崩し、両足がついたりフラフープの外に出てしまったら負けです。
ポイント
ボールを投げる際には、子どもの顔を狙わないようにあらかじめ約束をしておきましょう。
ひざから下、などルールを決めておくとよいですね。
フラフープの中の子どもは、飛んできたボールを両手で受け止めても構いません。
誰が一番長く片足立ちをしていられるのかを競ってもよいですね。
新聞島
遊び方
1.ペアになり、広げた新聞紙の上に立ってジャンケンをします。
2.負けた子どもは新聞紙を半分に折り、狭くなったスペースに立ちます。
3.繰り返しジャンケンを行い、先に新聞紙の上に立てなくなった子どもの負けです。
ポイント
5歳児クラスであれば、最初から片足立ちで行なうというルールにしてもよいでしょう。
ジャンケンの代わりに「あっち向いてホイ」を取り入れて勝敗を決めれば、よりバランスをとる難易度が高まりそうですね。
手押し相撲
遊び方
1.ペアで向き合い、両足をついて立ちます。
2.保育士さんの合図で、相手の手の平だけを押しながら相撲をとります。
3.体のバランスを崩して、ついている足が動いた方の負けです。
ポイント
あらかじめ、触ってよいのは相手の手の平だけであることを伝えましょう。
繰り返し遊んでいくうちに、わざと押すフリをするなど、勝つためにどうしたらよいのか作戦を練って楽しむ姿が見られるかもしれませんよ。
平均台を渡ろう
遊び方
1.保育士さんが手を繋ぎ、平均台の上を歩きます。
2.慣れてきたら子ども1人で平均台の上を渡ってみましょう。
ポイント
転倒した際にケガをする恐れがあるため、必ず平均台の下にマットを敷いた状態で行います。
上手に平均台の上を歩けるようになったら、片足立ちにも挑戦してみましょう。
保育士・幼稚園教諭・看護師・調理師 etc.無料転職サポートに登録バランス感覚を養える運動遊びのメリット
ここでは、バランス遊びをすることによりどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
体幹を鍛えらえる
体のバランスをとるためには、背骨周辺の筋肉や腹筋を使う必要があるようです。
そのため体幹を鍛えることにつながり、安定して体を動かせるようになるでしょう。
運動能力を高める
バランス感覚を鍛える経験を通して、子どもの運動能力向上が期待できるでしょう。
バスケットボールやサッカーなど、今後あらゆるスポーツを行なう際に役立つことがあるかもしれません。
怪我の予防につながる
バランス感覚が養われれば、うまく体の重心をとれるようになるでしょう。
体がぐらつき転びそうになってもバランス修正ができ、転倒事故などの予防につながることが期待できます。
姿勢を維持する力が身につく
体がブレないようにバランスをとるためには、まっすぐな姿勢を維持する必要があります。
そのため、子どもの座る姿勢や走る時の姿勢がよくなる期待が持てるでしょう。
脳を活性化させる
バランス感覚を鍛えることは、脳が活性化することにつながるようです。
どうしたらバランスをうまくとることができるのか考えながら遊ぶことにより、脳に刺激が与えられることで脳トレの効果が期待できます。
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