保育士さんの転職やキャリアアップに有利な資格として、チャイルドコーチングが注目されています。今回は民間資格である「チャイルドコーチングマイスター」について詳しく解説していきます。どんな知識やスキルが身につくのか、資格取得までの道のり、保育士さんの活用方法についてなど、気になる資格にまつわるあれこれをまとめました。
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■目次
チャイルドコーチングとは？
「チャイルドコーチング」とは、子どもの成長を促しサポートするコーチングスキルです。
主に子どもに関する保育・教育関係や、カウンセラーとして活躍している方のプラスアルファの技術 として注目されています。
資格としては、一般社団法人日本能力教育促進協会が認定する「チャイルドコーチングマイスター」と、一般社団法人日本能力開発機構が認定する「チャイルドコーチングアドバイザー」の2種類があります。
この2つはどちらも民間資格ですが、資格提供元が異なりますので注意しましょう。
今回は、チャイルドコーチングマイスター資格について詳しく見ていきます。
資格としての「チャイルドコーチングマイスター」
「コーチング」とは、ビジネスの場における人材育成・人材開発に使われることも多く、また教育現場では子どもの心の成長を促し生きる力や能力を伸ばすことを目的とした、コミュニケーション技術と言われています。
基本は「傾聴」「承認」「質問」という3つのスキルを使用 しながら、本人の能力やモチベ―ションを引き出すもので、この技術は体系的に学んで身につけることができます。
チャイルドコーチングマイスターの資格では、子どもとの信頼関係を築きながら、子どもの個性を尊重し未来を育むことを目指していきます。
このコーチング技術を有資格者が実践していくことで、それを受けた子ども自身が将来的に自己を律して成長できるスキルを培うことができるようです。
チャイルドコーチングマイスター受験までの概要
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チャイルドコーチングマイスターの資格取得にいたるまでの手順を紹介します。
講座受講と受験はセット
チャイルドコーチングマイスターの認定試験を受験するためには、協会が指定する講座を受ける必要があります。
まずはオンライン資格取得ポータルサイトの「formie」に会員登録したうえで「チャイルドコーチングマイスター資格取得講座」に申し込みます。
この受講費用には受験費用も含まれているため、独学で試験のみを受けることはできません。
認定講座の履修内容
チャイルドコーチングマイスター資格取得講座では、以下のような内容を履修します。
- コーチングの歴史
- 傾聴
- 共感
- 質問
- 承認
- 目標設定と行動
- ペアレントケア
- トライシューティング
以上の内容で、全8章・47レッスンになります。基本の知識だけでなく実際の質問例やケーススタディなども含まれ、これらをおよそ1カ月かけて学んでいくようです。
この講座の特徴は、すべてスマホで受講できることです。紙やテキストなどはなく、すべてスマホで完結するため、すきま時間を活かして学びたい保育士さんには向いている かもしれません。
チャイルドコーチングマイスター資格の受験要項
講座がすべて修了したら、資格取得試験を受けましょう。以下では受験の流れを説明します。
受験料・申し込み方法について
受験料は講座受講料に含まれており、すべて合わせて36300円（税込）となっています。
また「サブスクプラン」を選択することも可能です。この場合は１カ月3980円の料金でポイントが付与され、受講や試験に応じてポイントを消費するかたちで進めていくようです。
受験は講座修了後に講座内からオンラインで申し込むことができます。
試験について
カリキュラムを修了後、随時、在宅にて受験が可能です。
受験も講座受講と同様にスマホやパソコンで行なえるため、講座終了後に自分の時間や都合に合わせて受験することができます。
受験後すぐに合否が判定されます。70%の正答率で合格となります。もし不合格でも何度でも受験することも可能ですが、その場合は受験料が別途かかるようです。
合格者には2～3週間ほどで認定証が郵送されます。
保育士さんへ
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チャイルドコーチングマイスター資格を活かすには
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保育や教育関係で活かすことができるのが、チャイルドコーチングマイスター資格です。
保育士さんや幼稚園教諭はもちろん、学童保育施設や放課後等デイサービスなど、子どもと関わる資格であれば活かせるでしょう。
子どもといっても対象年齢は幅広く、幼児から中高生への対応に役立ちます。子どもの成長や心理についての知識をもとにしていますので、自身の子育てにも活かせますね。
保育士さんであれば、勤務先で資格手当がつく場合があるため昇給が見込めるだけでなく、履歴書にも記載できますので、転職の際にも有利 でしょう。
また、将来的なビジョンの一例として、保育・教育・カウンセリングなどの経験を積んだのち、セミナー講師として活躍している資格保持者もいるようです。場合によっては独立も可能でしょう。
チャイルドコーチングマイスターを取得して保育に活かそう
チャイルドコーチングマイスター資格は、幅広い年代の子どもの成長をサポート するための資格です。
忙しい保育士さんにとっても空いた時間で受講・受験できる点も、プラスアルファのスキルとして最適ではないでしょうか。キャリアアップや転職に活かせる資格を探している保育士さんも、検討してみてくださいね。
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