保育士さんも5月病で悩むことがあるでしょう。ゴールデンウィークの連休明けに仕事が再開した際、意欲がわかなかったり身体にだるさを感じたりといった症状があれば、5月病になってしまった可能性があるかもしれません。今回は、5月病になってしまう保育士さんならではの原因や、辛さの乗り換え方などを解説します。
buritora/stock.adobe.com
保育士も悩まされる5月病とは
5月病とは正式な病名ではなく、5月の大型連休を過ぎた後に心身に不調があらわれる状態のことを言います。
新社会人が環境の変化にうまく適応できずに5月病になりやすいと言われており、連休中に生活リズムが乱れたり、新たな環境に慣れてきて緊張が緩んできたりすることなどが原因だと考えられています。
保育士さんも、連休明けに以下のような辛い症状に悩まされたとしたら、5月病のサインかもしれません。
- 何をするにも無気力になる
- 倦怠感に襲われる
- 不安が消えない
- 仕事を休みたくなる
- 体調が優れない
- 食欲がわかない
- 夜なかなか眠れない など
新卒の保育士さんではなくても、任されたことはきちんとこなさなければならないと自分を追い込んでしまったり、不満な気持ちを表に出さずに我慢し続けてしまったりすれば、5月病になってしまうこともあるでしょう。
保育士が5月病になる原因
健二 中村/stock.adobe.com
保育士の仕事は、基本的に4月に新年度を迎えます。新年度でクラス編成が変わったり、担当する子どもの年齢が変わったりと、毎年、環境の変化に対応する必要があるでしょう。
そのため、以下のような理由で、5月病になることも考えられます。
新たなや業務に適応できない
新学期に主任や新たなクラスの担任に配属されることがあるでしょう。
数年働いて慣れている保育園だとしても、以前と異なる仕事の進め方や環境に戸惑い、5月病の原因になることがあるかもしれません。
新たな子どもとの関わり方に戸惑う
受け持つ子どもの年齢によって、保育士としての 言葉掛けや関わり方を変える必要があるでしょう。
新年度を迎え、新たな子どもへの対応の仕方にギャップを感じるかもしれません。
また、新入園や進級した子どもが環境にようやく慣れてきた頃にゴールデンウィークがあるため、せっかく落ち着いた子どもたちが連休明けにまた不安定になることも。
そんな状況にストレスを抱え、連休明けに心身のトラブルを感じる保育士さんは少なくないでしょう。
保護者対応が難しい
新たなクラスを受け持つことで、初めて関わる複数の保護者への対応にも戸惑うことが多いかもしれません。
さまざまなタイプの保護者の気持ちに寄り添う必要があるため、気疲れし、連休明けの出勤が辛いと感じることもあるでしょう。
職場の人間関係がよくない
新年度は、新たな同僚保育士さんとの出会いもあるでしょう。
業務をいっしょに進めていくなかで人間関係がうまくいかないと、連休明けに仕事に行きたくなくなる要因になりそうです。
なお、辛い症状を我慢してそのまま放置しておくと、精神疾患が進行したり体調不良が悪化したりする可能性があります。気になったら早めに病院を受診するようにしましょう。
【保育士向け】5月病になったときの乗り換え方
aijiro/stock.adobe.com
保育士さんが5月病になったらどうすればよいのでしょうか。
ここでは辛さを乗り越えるための対策方法についてまとめました。
周囲に相談する
困ったことや苦しいことがあったときは、友人や家族など周囲の人に話を聞いてもらいましょう。
相談することで悩みを共有できたり、気にしすぎだったと心が軽くなったりするかもしれません。
気分転換できる時間を作る
自分自身を労わり、趣味に没頭するなどリフレッシュできる時間を確保する工夫をしましょう。
ゆっくりお風呂に入ったり、お気に入りの音楽を聴いたり、好きな香りのアロマを炊いたり。
仕事のことを考えずに気軽に取り入れられることを考えてみてくださいね。
転職を視野に入れる
今の職場で環境が改善されない場合は、自分に合った職場に転職することで5月病の辛さから解放されるかもしれません。
悩んだときは、保育士バンク！を活用して、転職先に求める希望などを伝えてみてくださいね。
【保育士向け】5月病を未然に防ぐ方法
5月病は、事前に対策を行なえば回避できるかもしれません。
年度終わりから年度始めにかけては、クラスの引き継ぎや子どもの受け入れに関わるいろいろな業務をこなす必要があるでしょう。
仕事を完璧にこなそうとがむしゃらに頑張りすぎては、連休明けに5月病になってしまう可能性があります。
もし仕事量が多いと感じたときには、優先順位を決めて取り組んだり同僚に相談して分担したりすることで、心の負担が和らぐかもしれません。
また、環境が変わる前に事前にできる業務を整理するなど、余裕を持って新年度を迎えられるよう対処しておくとよいでしょう。
保育士として5月病にならないように対策しよう
新年度を迎えるためにさまざまな業務をこなし、新たな環境に対応する必要のある保育士さんは、5月の連休明けに5月病にかかりやすいかもしれません。
自分なりにリフレッシュできる方法を用意しておくなど、5月病にならないために事前に対処できるとよいですね。
保育士バンク！では、あなたのご希望に合う求人を紹介する転職サポートを行なっています。
「定員数の少ない園で働きたい」「少人数のアットホームな園で働きたい」など、気軽に相談してみてくださいね。
/campaign/0004/DZ7TWBcJ3MWmgU6JV1RVa7zbReTDn5CSzSupdV30q4TVPaApz5heM6bnqp1TJkqs)
/campaign/0004/e3vM0ej3WD6A3UImiLIRsRRyzynFKlObTWSJHAjrzYWYQFi8QlRpbmjLChX6dOVK)
/campaign/0004/UIA1sjlJdgxZh0I5Yl9KTc1KnOyelo1a8KTRllUI8qDLUI5e6S1wod4meIqoWzI9)
