うつが原因で年度途中の退職を考える保育士さんは少なくないようです。気分が落ち込む、身体が動かない、休日に何もできないなどの状態に悩まされている保育士さんもいるでしょう。今回は、見逃したくないうつ病のサインや、退職を決断する前に考えたいポイントについて紹介。円満に退職するコツ、退職後の心のケアについても解説します。
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【保育士のうつ】年度途中で退職を検討すべきサイン
体調や気分がすぐれない保育士さんの中には、うつの初期症状を見逃してしまっている方がいるようです。
「うつ」は、れっきとした病気です。症状などでサインを感じたら、早めに病院を受診するなど、適切な対応をとることが大切です。
ここでは、感じたら要注意だと思ってほしい、うつのサインを紹介します。
身体的・精神的な不調が続く
体力的にも精神的にも負担がかかることが多い保育士の仕事。また、子どもたちの変化に敏感でいるあまり、自分の不調を見過ごしてしまう保育士さんは多いようです。
たとえば、子どもたちと一緒に過ごす中で、これまでになく疲れたり身体の動きが鈍く感じたりするようであれば、うつの初期状態のサインである可能性があります。
また、疲れていても夜なかなか眠れず十分な睡眠がとれないなどの状態は「睡眠障害」かもしれません。これらを放置しておくと、原因不明の微熱や頭痛、腹痛などの体調不良になる保育士さんもいるでしょう。
これらの不調がうつによるものなのか、純粋に体調が悪いからなのかは「ずっと続いている」かどうかが判断基準と言われます。理由なく慢性的な不調を感じる場合は、うつ病のサインであることを疑うことが必要です。
仕事に対する強いストレスや意欲の低下
保育士の仕事は、子どもたちの保育やイベント準備、月案や連絡帳、おたより作成など、多岐にわたる業務が求められます。業務量や責任の重さにストレスを感じることがあるかもしれません。
また、保育士同士のチームワークが大切な保育の仕事では、人間関係がうまくいかない場合も精神的に大きな負荷がかかるでしょう。これらのストレスがうつの元となることもあるようです。
もともと得意だった業務でも、突然すべてが負担に感じられるようになることや、何をしても興味が湧かなくなったり、無気力になったりするといった症状はありませんか?
日々の仕事に対する意欲が低下して何もかもがおっくうに感じられるようになったら、うつ病のサインかもしれません。
休日や趣味の時間が楽しめない
うつを発症した場合は、リフレッシュしたいはずの休日に身体が動かず、好きだったことや趣味にも興味が持てなくなることがあります。
たとえば、以前は楽しみにしていた友人との食事やショッピングが面倒になり出かけられない、楽しみにしていたドラマや趣味に興味がなくなるなどが挙げられます。
また、入浴や部屋の片づけなど生活に関する行動が面倒に感じるようになると、心の疲れが深刻であるサインと捉えるのがよいでしょう。
【保育士のうつ】年度途中での退職を決断する前に
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うつを理由に年度途中での退職を考えている保育士さんは、慎重に決断することが重要です。以下のステップを踏んでみましょう。
医療機関を受診する
保育士は、子どもたちの成長や健康を第一に考える場面が多いですが、同時に自分自身の健康も同様に大切と考えましょう。
うつの症状が続く場合、医療機関を受診して専門の医師に相談しましょう。まずは近所のクリニックの心療内科を気軽に受診するところからはじめるとよいでしょう。
専門の医師から適切な診断と治療を受けることで、休養や必要に応じた投薬など、自分に必要なケアが明確になります。
子どもたちの前で笑顔を見せ続けることが負担になっている場合、医師の助言を受けることは大きな助けになるかもしれません。
周囲に相談してサポートを受ける
職場の上司や同僚、信頼できる家族や友人に現状を打ち明け、理解やサポートを受けるのも重要です。
保育士はチームで働くことが多いため、信頼できる同僚に相談することで業務の負担を分担してもらいやすくなります。保育園の園長や主任に相談すれば、業務の軽減や配置換えといった具体的なサポートを受けられるかもしれません。
いっしょに働く上司や同僚も、貴重な仲間にうつで年度途中に退職されることは避けたいはずです。
自分一人で抱え込まず、周囲のサポートを得て心の負担を軽くすることも、解消につながる第一歩と考えましょう。
退職ではなく休職を検討する
どうしても仕事を続けることが困難と感じる場合でも、いきなり退職を決断するのではなく、まずは休職を検討しましょう。
保育士としての役割を一時的に離れることで、心身の回復に専念する時間を確保するのも対策の一つです。
まずは療養に専念して、医師の許可が出たら職場へ復帰できるよう、園長や上司に交渉することもできるかもしれません。
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【保育士のうつ】年度途中で円満に退職するには
さまざまな方法をとったとしても、退職を選ぶということはあるでしょう。うつ病のために年度途中で退職を決意した保育士さんが、円満に退職するためのポイントについて押さえましょう。
早めに退職の意思を伝える
退職の意思が固まったら、年度途中であってもできるだけ早めに意思を伝えることを心がけましょう。その際は、主任や園長などに伝えるのがよいようです。
保育園は保育士がいることで運営が成り立っているため、突然の退職は運営に大きな影響を与えます。早めに伝えることで、園側が対策を考える時間を確保できます。
特に年度途中は、後任や新しい保育士を確保するのが難しい状況も念頭におく必要があります。
切り出すのは心苦しいかもしれませんが、できるだけ早いタイミングで相談することが相手にとっても望ましいでしょう。
業務の引き継ぎを丁寧に行なう
円満に退職するためには、業務の引き継ぎを丁寧に行なうことが重要です。
クラスの子どもたちの状況や保護者とのコミュニケーション方法など、詳細な情報を後任者に伝えることで、保育の質を維持できます。
引き継ぎ資料やマニュアルなどを作成し、必要な書類や連絡先を整理して引き継ぐことで、後任者がスムーズに業務を開始できるようにしましょう。
感謝の気持ちを伝える
退職前には、職場の上司や同僚に対して感謝の気持ちを伝えましょう。
お世話になったことへの感謝の言葉を伝えることで、良好な人間関係を保ちながら退職することを目指せるとよいでしょう。
保護者や子どもたちにも感謝の気持ちを伝えることで、子どもたちが安心して新しい保育士に慣れる手助けになることも心がけられるとよいでしょう。
うつで退職を考えるケースでは、相手の気持ちを思いやる余裕がない精神状態の方もいるかもしれません。直接あいさつするのが難しい場合は、簡単でも手紙やメッセージで伝えてもよいですね。
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【保育士のうつ】年度途中退職後も心のケアを
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年度途中に退職したとしても、すぐにうつが解消されることはないでしょう。退職後は休養に専念して、しっかりと自分自身をケアすることが大切です。具体的にどのようなケアができるのか、考えていきます。
十分な休息とリフレッシュ
退職後は、まず十分な休息を取りましょう。
保育士として過ごす日々の忙しさや責任感からくる緊張などから解放され、自分のペースで過ごす時間を持つことが心身の回復につながります。
自然の中で過ごす、趣味に没頭する、ひたすら休むことなどで心身をリフレッシュしましょう。
退職してしまったことに対して罪悪感や無力感にさいなまれることがあるかもしれませんが、新しいスタートを切るための大切な準備期間と考えられるとよいですね。
専門医師によるカウンセリング
うつ病の治療には、継続的なカウンセリングを受けることが有効とされています。心療内科などの専門医師による治療を受けることで、心の健康を保つことが大切です。
また、定期的にカウンセリングを受けて自分の気持ちを話しながら整理し、ストレスの原因を探ることで、再発を防ぐことにもつながるでしょう。
これまで頑張ってきた保育士としての経験を振り返ることで、今後の新しい方向性を見つける手助けにもなるかもしれません。
再就職に向けた準備
心身の状態が回復してきたら、再就職に向けた準備を始めましょう。
保育士は都心でも地方でも需要があり、ライフステージが変化しても長く続けることができる一生ものの資格です。
保育士資格を活かして働ける職場、子どもと関われる職場は、保育園だけではありません。自分にあう働き方や職場環境など、うつに悩まず仕事ができる職場が見つかるかもしれません。
休養中でも、求人サイトへの登録や転職エージェントに相談しながら、再就職への手がかりをつかんでおくとよいでしょう。
保育士専門の転職エージェントでは、保育園以外の職場を探したり、理想の働き方や体調優先で勤務できる働き方を相談したりすることなどもできます。
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