放課後等デイサービスにおける保育士の役割は、個別支援計画に基づき、遊びや生活支援を通じて児童の発達と自立をうながすことです。本記事では保育園との役割の違い・仕事内容、保育士経験を活かせるスキル、給与の実態やワークライフバランスがかなう働き方、転職に役立つQ&Aを紹介します。
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目次
- 放課後等デイサービスで働く保育士の役割
- 保育士の役割を徹底比較!保育園と放デイの働き方
- 放課後等デイサービスで保育士が働くメリット・注意点
- 放課後等デイサービスで働く保育士の1日の流れ
- 放課後等デイサービスの「五領域」と保育士が活かせる経験
- 保育士資格・スキルを活かせる仕事内容と役割
- 放課後等デイサービスで働く保育士の給与
- 放課後等デイサービスへの転職に関するQ&A
- Q. 療育未経験の保育士でも放課後等デイサービスに転職できる?
- Q. 放課後等デイサービスに転職すると給料は下がる?
- Q. 放課後等デイサービスは本当に残業が少ない?
- Q. 療育の専門知識がなくても働ける?
- Q. 医療的ケアや重度の身体障がいを持つ児童の対応はある?
- Q. 発達支援・自立支援とは具体的にどういう業務?
- Q. 保育士でも送迎業務はある?
- Q. 放デイへの転職で保育園との働き方の違いに戸惑わない?
- Q. 転職サービスに登録すると、今の職場にバレない?
- Q. まだ辞めるか決めていないけど、相談だけでもOK?
- Q. 保育士バンク!に登録後、しつこく連絡が来ない?
- Q5. 放デイの保育士に向いているのはどんな人?
- 放課後等デイサービスの保育士なら理想の働き方ができる
放課後等デイサービスで働く保育士の役割
保育士さんが転職を考えるとき、選択肢のひとつとして検討されることが多いのが、放課後等デイサービスです。
保育士の募集が多いことや、保育経験者が求められる求人もあるため、気になっている保育士さんもいるのではないでしょうか。
以下では、保育士が働ける放課後等デイサービスについてわかりやすく解説します。
放課後等デイサービスは支援が必要な児童のための施設
放課後等デイサービスは、身体や発達段階に障がいのある学齢期の児童が、主に学校の授業終了後に通い、自立支援や居場所の提供を受けるための施設です。
児童福祉法に基づく通所型サービスの一つで、土曜や夏休みなどの長期休暇にも利用されます。
施設の目的は、生活能力の向上や社会性を身につけるための「療育」にあり、将来、地域社会で自立した生活を送れるようサポートするのが保育士の仕事です。
児童が利用するにあたっては、市区町村から「通所受給者証」の交付を受ける必要があります。
児童発達支援施設との違い
放課後等デイサービスと混同されやすいのが「児童発達支援施設」です。
どちらも児童福祉法に基づく通所型の障がい児支援サービスですが、対象年齢と支援の重点が異なります。
|
放課後等デイサービス |
児童発達支援 |
|
|
対象年齢 |
6歳~18歳の就学児(小・中・高校生) |
0歳~6歳の未就学児 |
|
利用時間帯 |
放課後、土曜日、長期休暇 |
主に日中(午前~午後) |
|
支援の重点 |
社会性の獲得、対人スキル、学習・就労に関する自立支援 |
身の回りの動作(食事・着替え等)の自立、基本的な生活習慣の確立 |
|
保育士の関わり方 |
個別支援計画に基づく療育プログラムの実施、集団活動の企画・運営 |
日常生活の基本動作の支援、遊びを通じた発達促進 |
保育園で乳幼児と関わってきた保育士さんにとって、児童発達支援は年齢層が近いため業務イメージがつきやすいかもしれません。
一方、放課後等デイサービスは小学生以上が対象のため、「対人関係」や「社会のルールを学ぶ」といった、より社会参加を意識した支援が中心になります。
保育園で培った生活支援のスキルに加えて、学齢期の児童ならではの関わり方が求められる点が大きな違いです。
なお、児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を運営する「多機能型」の施設もあり、幅広い年齢の児童と関われる職場もあります。
保育士は放課後等デイサービスでも働ける!
多くの放課後等デイサービスでは、保育士の求人募集を行っています。
これは、放課後等デイサービスの人員配置基準では、職員として「保育士」または「児童指導員」の配置が義務付けられているからです。
保育士と児童指導員の業務・役割は、ほぼ同じといえるでしょう。ともに以下の役割が求められます。
【求められる役割】
- 児童一人ひとりの特性に応じた個別支援計画の実行
- 学校や家庭とは異なる「安心できる居場所の提供」
- 遊びや集団活動を通じた社会性の発達支援
放課後等デイサービスの「本人支援」は、心身の健康や生活に関する領域(健康・生活)、運動や感覚に関する領域(運動・感覚)など、五領域の視点を網羅した総合的な支援が基本です。
保育士さんが、これまで保育園などの勤務経験で培った、食事・排泄などの基本的な生活習慣を身につけるための支援や、遊びを通じて豊かな感性や創造性を養うスキルは強みになります。
また、児童の心身の成長と将来の社会参加のサポートのために、発達段階を理解して、ていねいな関わり方ができるのも、保育士経験がある方ならではといえるでしょう。
児童指導員とは
放課後等デイサービスで児童指導員として働くには、任用資格が必要です。
この任用資格を得るための要件はいくつかありますが、2年以上(高卒以上でない場合は3年)保育園などの児童福祉施設の勤務経験があれば、この要件に該当します。
つまり、保育士さんに多くあるパターンとしては
・児童福祉施設での勤務経験が2年以上ある
・放課後等デイサービスに勤務する
・施設から児童指導員に任用される
上記の条件を満たすことで、児童指導員として働くことができます。
ただし、施設によって独自に規定した採用試験があるなど、上記の要件にプラスして施設ごとの任用基準を設けている場合もあるようです。
どれくらいの放課後等デイサービスで保育士の求人があるのか、以下のボタンからチェックできます。
保育経験がそのまま強みに放デイの働き方について相談してみる
児童指導員の仕事についてもっと知りたい!という方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
保育士の役割を徹底比較!保育園と放デイの働き方
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保育園と放デイの違い、仕事上で異なる部分が気になる保育士さんもいるでしょう。
放デイでは、一般的な保育園とは支援のねらいと日々の業務内容が異なります。
それにより、働き方の違いや残業の少なさなど、保育園勤務に比べてストレスが減少したという声も聞かれます。
保育園とは異なる、保育士の仕事を比較
保育園と放課後等デイサービスにおける保育士の仕事や働き方を比較し、主な違いを見ていきましょう。
|
保育園で働く保育士 |
放課後等デイサービスで働く保育士 |
|
|
支援のねらい |
乳児~幼児の保育と養護。健康な心身の育成と生活習慣の確立。 |
障がいのある学齢期の児童の療育を通した、自立支援と社会参加の促進 |
|
支援の対象 |
0歳~就学前の児童全般 |
就学~18歳までの身体や発達などに障がいのある児童・生徒 |
|
主な業務内容 |
生活習慣のサポート、遊びを通じた集団活動の指導、給食や間食の対応、年間行事の企画・実施、保育計画・保護者連絡などの書類作成、保護者対応など |
児童発達支援管理士が作成した個別別支援計画に基づく療育プログラムの実施、間食の対応、送迎業務、個別記録作成など |
|
任用資格 |
任用資格なし |
児童指導員 |
保育園で乳幼児と関わってきた保育士さんにとって、児童発達支援は年齢層が近いため業務イメージがつきやすいかもしれません。
一方、放課後等デイサービスは小学生以上が対象のため、「対人関係」や「社会のルールを学ぶ」といった、より社会参加を意識した支援が中心になります
保育園で培った生活支援のスキルに加えて、学齢期の児童ならではの関わり方が求められる点大きな違いです。
なお、児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を運営する「多機能型」の施設もあり、幅広い年齢の児童と関われる職場もあります。
ワークライフバランスから見る働き方のポイント
放課後等デイサービスは、保育園と比較してワークライフバランスを取りやすい傾向があるようです。
とくに残業の少なさや勤務時間は大きなポイントといえるでしょう。
勤務時間
放課後等デイサービスは、児童にとっては学校帰りの居場所のため、平日は滞在時間が保育園より短いことが特徴です。
放デイでは児童が放課後から通所し、帰りの送迎時間は夕方になる施設が多いため、平日の開所時間は比較的短くなります。
職員は、事務作業や準備、保護者との面談などで児童とすごす時間の前後に勤務することもありますが、保育園のように「早朝から早番・19時まで遅番」のようなシフト勤務は少ないようです。
そのため、比較的プライベートの時間が確保しやすい、決まった時間の勤務で安定しやすいといったメリットがあるかもしれません。行事準備のない環境へ残業少なめの放デイ
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残業の少なさ
放課後等デイサービスは、保育園と比べて運動会や発表会などの大規模なイベントや行事がない施設が多いようです。
保育園で働く保育士は、行事の準備や練習などで残業や持ち帰り作業が多くなる傾向があるため、その点に関しては放課後等デイサービスでは軽減されそうです。
また、活動の主となる平日は放課後のみの保育となるため、保育園と比較すると、業務内容の記録に関してもやや時間が短縮される部分もあるようです。
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放課後等デイサービスで保育士が働くメリット・注意点
保育園と放課後等デイサービスの働き方を比較してきましたが、ここでは放デイで保育士が働く場合のメリットと、事前に知っておきたい注意点を整理しましょう。
転職してから「思っていたのと違った」とならないためにも、両面を知っておくことが大切です。
放デイで働くメリット
残業や持ち帰り作業が少ない
放課後等デイサービスは、運動会や発表会などの大規模な行事がない施設が多く、保育園のように行事準備に追われることが少ない傾向があります。
平日は放課後からの短時間保育が中心のため、記録作業も保育園と比べてコンパクトに収まりやすいでしょう。
勤務時間が安定しやすい
児童が放課後に通所する施設のため、保育園のような早朝からの早番や19時までの遅番といったシフト勤務は少ないようです。
決まった時間帯での勤務が基本となるため、生活リズムが安定しやすく、プライベートの予定も立てやすいでしょう。
保育経験をそのまま強みにできる
放デイの人員配置基準には保育士の配置が義務付けられており、保育園で身につけた観察力、遊びの企画力、保護者対応スキルがそのまま即戦力になります。
療育の専門知識がなくても、保育士としての基礎力が高く評価される傾向があるため、未経験からでも転職しやすい分野といえそうです。
児童一人ひとりとじっくり関われる
放デイは保育園と比べて児童の人数が少ないため、一人ひとりの特性や発達段階に合わせた個別支援がしやすい環境です。
「集団保育のなかで一人ひとりに関わる時間が足りない」と感じていた保育士さんにとって、やりがいを感じやすいポイントかもしれません。
処遇改善加算の対象施設が多い
放課後等デイサービス事業所の94.3%が福祉・介護職員等処遇改善加算の届出をしています。
「園長が手続きしてくれないから手当がつかない」という保育園での経験がある方にとって、手当が支給される可能性が高い環境は大きな魅力でしょう。
事前に知っておきたい注意点
対象年齢が幅広く、対応力が求められる
放デイの対象は小学1年生から高校3年生(18歳)までと幅広く、保育園で関わっていた乳幼児とは異なる年齢層の児童と接することになります。
思春期の児童への声かけや距離感など、保育園とは違う対応が求められる場面もあるでしょう。
障がいに関する知識の学習が必要
発達障がい、知的障がい、身体障がいなど、児童によって特性はさまざまです。
保育園でも配慮が必要な児童との関わりはありますが、放デイではより専門的な理解が求められます。
入職後に研修やOJTで学ぶ機会がある施設も多いですが、自ら学ぶ姿勢が欠かせません。
少人数の職場ならではの人間関係
放デイは保育園と比べて職員数が少ない施設が多く、保育士、児童指導員、児童発達支援管理責任者、機能訓練担当職員など、異なる職種のスタッフと連携して働きます。
少人数だからこそ風通しがよい反面、合わないスタッフがいた場合はストレスを感じやすいかもしれません。
送迎業務が発生する場合がある
施設によっては、保育士が児童の送迎車両を運転するケースもあります。
普通自動車免許を持っている場合は送迎を任される可能性があるため、運転に不安がある方は事前に確認しておくとよいでしょう。
「放デイの実際の雰囲気が気になる」「自分の経験で通用するのか不安」という方は、保育士バンク!のキャリアアドバイザーに相談してみてください。
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放課後等デイサービスで働く保育士の1日の流れ
「実際に放デイで働いたら、どんな1日になるの?」という疑問は、転職を考える保育士さんにとって気になるポイントですよね。
放課後等デイサービスの勤務は、児童が学校に通っている平日と、土曜日や長期休暇などの休日で大きくスケジュールが異なります。
ここでは、一般的な放デイの1日の流れを平日・休日に分けて紹介します。
※施設によって開所時間や活動内容は異なります。あくまで一例としてご覧ください。
平日(放課後)の1日の流れ
平日のポイントは、児童と過ごす時間が放課後の約3〜4時間に集中していることです。
児童が来所するまでの午前中〜昼過ぎの時間は、プログラムの準備やスタッフ間の情報共有に充てられるため、落ち着いて業務に取り組める時間帯といえるでしょう。
休日(土曜・長期休暇)の1日の流れ
休日や長期休暇中は朝から夕方まで勤務となるため、保育園と近い1日のリズムになります。
ただし、保育園のような大規模行事の準備はほとんどないため、持ち帰り作業や残業が発生しにくい点は平日・休日ともに共通しています。平日10時出勤の働き方放デイの勤務スタイル
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放課後等デイサービスの「五領域」と保育士が活かせる経験
2024年度の報酬改定により、放課後等デイサービスでは「五領域」すべてを網羅した総合的な支援の提供が義務化されました。
五領域とは、児童の発達を多角的に支えるための支援の枠組みです。
保育園での「保育所保育指針」における五領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)と考え方が近いため、保育士にとってはなじみやすい仕組みといえるでしょう。
以下に、放デイの五領域それぞれの概要と、保育園での経験がどのように活かせるかを整理しました。
|
五領域 |
支援の内容 |
保育士経験の活かし方 |
|
健康・生活 |
食事、排泄、身支度など日常生活に必要な習慣の獲得を支援する |
保育園での基本的生活習慣の指導経験がそのまま即戦力になる |
|
運動・感覚 |
粗大運動・微細運動の発達を促し、感覚の偏りへの対応を行う |
外遊びや制作活動を通じて身体の発達を支えてきた経験が活きる |
|
認知・行動 |
時間や空間の理解、ルールの認識、行動のコントロールを支援する |
スケジュール管理やルールのある遊びの指導経験が土台になる |
|
言語・コミュニケーション |
言葉の理解・表現、非言語コミュニケーションの発達を支援する |
絵本の読み聞かせや言葉がけ、ジェスチャーを使った関わりの実績が強みになる |
|
人間関係・社会性 |
他者との関わり方、集団でのふるまい、自己表現の力を育てる |
集団保育やグループ活動の企画・運営で培った社会性の育成経験が直結する |
このように、保育所保育指針の五領域で日常的に実践してきた保育スキルは、放デイの五領域にも自然とつながります。
とくに「健康・生活」「人間関係・社会性」の領域は、保育園での業務経験がそのまま放デイの支援に直結するため、療育が未経験でも大きなアドバンテージになるでしょう。
放デイの現場では、これら五領域を個別支援計画に反映させ、児童一人ひとりに合わせたプログラムとして実施します。
保育園での「クラス全体を見ながら個に応じる」スキルが、ここでも発揮できるはずです。五領域の経験が武器になる放デイでの活かし方を相談してみる
保育士資格・スキルを活かせる仕事内容と役割
療育未経験の保育士さんでも、これまでの保育経験で培ったスキルが活かせるのが放課後等デイサービスの仕事です。
実際に、どんなスキルが役に立つのかをみていきましょう。
【活かせるスキル1】児童を見守る観察力と危機管理能力
保育園での経験で培われた、児童の小さな変化やサインを見つける観察力と危機管理能力は、放課後等デイサービスで求められるスキルです。
児童からのサインを見逃さず適切な対応をとれる
放デイでは、児童の心身の状態をきめ細やかに確認し、ふだんと違う状態を見つけ出してすみやかに対応することが求められます。
たとえば、かんしゃくやパニックなどの問題行動が起きたとき、頭ごなしにとがめたり注意したりするのではなく、その行動の裏にある理由を推測し「行動に至った原因」を理解します。
意思表示が困難な児童の場合は、小さなサインでも心身の異変に気づけるよう、観察を行うことが欠かせません。
【具体的な役割】
とくに発達に困難を抱える児童の問題行動として、以下のような要因がひそんでいるかもしれません。
・感覚や認知の偏り
・言葉でうまく伝えられないことによるフラストレーション
・コミュニケーションの困難から生ずる行動障がい
このような困難を抱える児童に寄り添い、よりすごしやすい対策や予防的なアプローチを考えて実施します。
安全管理の徹底
集団での活動時や送迎時に、安全への配慮を徹底できる保育士さんも、放デイでの勤務に向いていそうです。
放課後等デイサービスでは、食事・送迎・屋外活動など事故のリスクが高い場面も多くあるため、保育士の危機管理能力は大きな強みになるでしょう。
【具体的な役割】
放デイ運営上の指針「放課後等デイサービスガイドライン」では、安全計画を策定し、設備の安全点検や職員の研修・訓練、日常でリスクが高い場面における安全管理マニュアルの作成が求められています。
保育士として、さまざまな年齢の乳幼児の安全に気を配りながら保育を行った経験が活かせそうです。
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【活かせるスキル2】遊びを通して発達をうながす
「遊び」を通じて発達を促すことは、保育士が最も得意とする分野かもしれません。
このスキルは、放課後等デイサービスでも、児童が意欲的に参加できる療育プログラムの企画・実施に欠かせません。
効果的な遊びのアイデアや企画力
放課後等デイサービスの「本人支援」では「言語・コミュニケーション」や「人間関係・社会性」などの基本活動を高めることが求められます。
遊びやアクティビティを通して、児童の成長をうながす活動を展開させる企画力が発揮できそうです。
活動中にポジティブな言葉がけを多用し、児童が自己肯定感を高められるようにサポートすることも大切です。
【具体的な役割】
集団遊びや制作活動の豊富な経験を活かし、社会性やコミュニケーション能力を高める活動を、児童たちが楽しめるように企画・実施します。
遊びの例
・ジェスチャーゲームにソーシャルスキルトレーニング(SST)を取り入れる
・ごっこ遊びを通じてコミュニケーションスキルを高める
発達段階に応じた楽しみ方を工夫する
放課後等デイサービスは幅広い年齢層の児童が対象です。就学まもない児童から高学年、施設によっては中高生など幅広く対応する必要があるでしょう。
幅広い年代の児童の保育経験があれば、それぞれの時期の発達過程や障がいの特性への理解度が高いでしょう。そのなかで、集団での活動を通した適切な支援を行えそうです。
【具体的な役割】
活動の難易度設定を適切に行い、挑戦や失敗を含め、児童が成功体験を積み重ねることで、「もっとやってみたい」という意欲を引き出します。
また、運動機能の発達支援として、遊びのなかで粗大運動や微細運動の発達をうながし、身体的な自立をサポートすることもできそうです。
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【活かせるスキル3】児童や保護者に寄り添う関わり方
児童の自己肯定感を育み、安心感を与える関わり方は、特性のある児童の情緒を安定させるための土台になるでしょう。
また、家庭と放デイの支援内容をつなぎ、保護者と連携するうえでも、保育士としての寄り添いやコミュニケーション能力が活かせます。
児童の情緒を安定させる関わり方
児童が安心し、自分らしく成長していくためには、保育士さんの共感的な関わりが大切です。
放デイの現場では、ひとり一人の発達特性を理解して肯定的に受け止めることが、児童の情緒の安定につながります。また、アタッチメント(愛着)の形成を支え、信頼関係の土台になります。
視覚的な支援や環境調整を行いながら、自己決定の機会を積み重ねたり、小さな成長を可視化しながら認めたりすることも、意欲を引き出すことにつながるでしょう。
保育の知識や現場で身につけた、児童との関わり方が活かせそうです。
【具体的な役割】
行動や表情から気持ちを読み取り、肯定的に受け止めます。また、不安を軽減させる・わかりやすくするなどの工夫も大切です。
スケジュール表やタイマーを活用して、活動の流れを視覚的に見せながら「今日は時計を見ながら、課題を時間内に終えられたね!」のように、具体的な成果や成長につながったがんばりを認めましょう。
保護者とのきめ細やかな情報共有
放課後等デイサービスにおける保護者連携は、児童の家庭での生活を安定させ、ひいては成長につながる重要なポイントです。
保育士は、施設での様子を伝え、家庭の様子をていねいに聞き取ることで、親子の信頼関係も支えるよう、家族を包括したサポートが必要です。
個別支援計画にもとづく支援内容について、家庭での関わり方に関する具体的な助言や、日々の様子を共有しながら現場の支援をすすめることも大切になってくるので、保護者との会話スキルが役立ちます。
【具体的な役割】
日々のコミュニケーションを重ねながら、保護者の子育てや家庭の悩みに寄り添い、気持ちを受け止めます。
そのうえで、保護者の悩みを発達支援の視点から分析し、必要であれば専門機関との具体的な連携にもつなげます。
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放課後等デイサービスで働く保育士の給与
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放課後等デイサービスの職員を対象とした処遇改善制度「福祉・介護職員等処遇改善加算」は、保育士の処遇改善加算と似ていますが、異なる基準の制度です。
保育士さんのなかには。勤務園が処遇改善手当の対象にならない・申請をしていないという理由で、本来ならもらえるはずの手当が付かないという方もいるようです。
基本的な給与水準
厚生労働省が公表している「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査」の結果によると、放課後等デイサービスの職員全般と、障がい福祉サービスで働く保育士の平均月給額は以下のようになっています(手当て・一時金込み)。
|
区分 |
月給平均(常勤) |
月給平均(非常勤) |
備考 |
|
放課後等デイサービス |
28万6,110円 |
9万4,760円 |
保育士以外も含む職員全体の水準 |
|
障がい福祉サービスに 従事する保育士 |
32万9,390円 |
13万4,050円 |
放デイを含む障がい福祉サービス全般の平均水準 |
「放デイで働く保育士」の実際の給与額とはやや差がありそうですが、国による福祉・介護職員の処遇改善が進んでいるため、今後も安定した給与水準が期待できそうです。高給与の放デイ求人を探す!
放デイで働く場合の給与について、2025年の最新情報を知りたい方はこちらの記事も!
放デイの保育士が給料アップする方法は、転職とキャリアアップ
放課後等デイサービスの保育士が給料をアップさせるためには、キャリアアップと職場選びがポイントになります。
福祉・介護職員等処遇改善加算の届け出をしている施設に転職する
処遇改善加算は、職員の賃金改善を目的とした制度です。
国や自治体から施設に支給された補助金を、施設が職員に適切に分配することで職員の給与水準をあげて、待遇を改善するためのものです。
放課後等デイサービス事業所の多くがこの加算申請を行っているため、加算を取得している施設を選べば、より安定した給与水準で働くことができる可能性が高まります。
児童発達支援管理責任者(児発管)を目指す
児童発達支援管理責任者(児発管)はF、放デイにおける現場での支援の責任者としての役割です。
勤続年数とさまざまな研修を経て取得できる任用資格で、一般の保育士や児童指導員に比べて月の平均給与額は高く、常勤で40万5,480円となっています 。
また、福祉・介護職員等処遇F改善加算の手当を職員にどう配分するかは施設ごとに決めることができますが、児発管は80.5%と配分される可能性も高いため、給与の底上げも期待できそうです。
高給与の求人を紹介してもらうなら、こちらのボタンから転職相談へ!児発管で月収40万円もキャリアアップの道を相談する
児童発達支援管理者の仕事内容や資格の取り方を知りたい方はこちらの記事へ
保育士バンク!で転職相談無料で会員登録する放課後等デイサービスへの転職に関するQ&A
放課後等デイサービスへの転職を考える際に、気になる疑問について答えました。
Q. 療育未経験の保育士でも放課後等デイサービスに転職できる?
放課後等デイサービスの多くは「未経験OK」で保育士を募集しており、保育園で培った観察力や遊びの企画力がそのまま即戦力になります。
保育士バンク!では、療育未経験の方にも応募しやすい求人を多数ご紹介中です。
どんな施設が自分に合う?まずはキャリアアドバイザーに相談してみる
Q. 放課後等デイサービスに転職すると給料は下がる?
放デイ事業所の94.3%が福祉・介護職員等処遇改善加算の届出をしており、手当が上乗せされる環境が整っています。給与条件重視で
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Q. 放課後等デイサービスは本当に残業が少ない?
放デイは平日の開所時間が短く、運動会・発表会などの大規模行事がない施設が多いため、準備や持ち帰り作業が軽減されます。
ただし施設によって差があるため、保育士バンク!では各施設の実際の残業状況や勤務体制の情報もキャリアアドバイザーがお伝えしています。
Q. 療育の専門知識がなくても働ける?
保育士資格と保育の実務経験があれば、療育の知識や経験がなくても、放デイの保育士として多くの募集があります。
保育士を募集している施設のなかには、一部「療育経験者のみ」の募集をしている場合もありますが、それ以外の求人であれば、即戦力として歓迎されるでしょう。
不安な場合は、転職エージェントに相談して、合う転職先を探してもらうとスムーズです。保育士バンク!に無料会員登録転職先を紹介してもらう
Q. 医療的ケアや重度の身体障がいを持つ児童の対応はある?
医療的ケアが必要な児童がいる場合、施設には看護師が配置されることが義務付けられています。
そのため、専門的な医療行為を行うことは原則としてありません。保育士の業務は、基本的に日常生活と遊びや社会性の発達支援が中心となります。
ただし、施設の専門性によって支援の内容は異なるため、不安な場合は事前に施設の情報を確認するようにしましょう。
Q. 発達支援・自立支援とは具体的にどういう業務?
発達支援・自立支援とは、障がいを抱える児童が将来、地域社会で自分らしく生活していくために必要な経験や能力を育む支援です。
具体的な業務としては、生活習慣の自立(着替え、手洗い、食事など)のサポート、コミュニケーションの練習、集団でのルールを学ぶ活動、運動能力や手先の器用さをうながす遊びの提供などが挙げられます。
これは、保育園での「生活習慣の自立」の延長線上にありますが、個別支援計画にもとづき、児童一人ひとりの特性や発達段階に合わせて行う点が大きな違いです。
Q. 保育士でも送迎業務はある?
放課後等デイサービスで、保育士を含む常勤スタッフが送迎業務を担当するケースが多いようです。
とくに普通自動車免許を持っている場合は、保育士の業務のなかで送迎車の運転をまかされる可能性があります。
気になる場合は、募集要項の業務内容や必要資格の欄を確認しましょう。
Q. 放デイへの転職で保育園との働き方の違いに戸惑わない?
生活支援や遊びを通じた発達促進など、業務の根幹は保育園と共通しています。異なるのは、個別支援計画に基づいた療育プログラムの実施や、対象が学齢期の児童である点です。
Q. 転職サービスに登録すると、今の職場にバレない?
ご本人の許可なく、勤務先に個人情報が共有されることは一切ありません。保育士バンク!では、登録時に「在職中」とお伝えいただければ、連絡のタイミングや方法もご状況に合わせて配慮いたします。
Q. まだ辞めるか決めていないけど、相談だけでもOK?
「放デイに興味があるけど迷っている」「他の施設の条件を知りたいだけ」という段階でのご利用も多くいただいています。保育士バンク!では、まずは選択肢を知ることから始められます。
Q. 保育士バンク!に登録後、しつこく連絡が来ない?
電話・LINE・メールなど連絡手段を選べるほか、「日中は電話に出られない」「まずは情報収集だけ」といったご要望をお伝えいただければ、それに沿った対応をいたします。LINEで相談OK!保育士バンク!に無料相談する
Q5. 放デイの保育士に向いているのはどんな人?
放課後等デイサービスは、集団保育よりも、個別の発達支援に強い熱意を持つ人に向いているかもしれません。
児童の特性を理解し、根気強く、優しく関われる保育士さんであればやりがいをもって活躍できそうです。
実務の面では、支援を計画・実行するための記録といった事務作業や、家族支援における保護者とのやりとりに抵抗がない方も向いていそうです。
ほかにも、豊富な経験を持つ方は年齢に関係なく歓迎される傾向にあり、40代・50代からの転職やブランク明けに転職される保育士さんも多くいるようです。
「放課後等デイサービスに興味がある、でもどんな仕事なのか、保育士としてどんな役割があるのか不安」という保育士さんは意外と多いようです。
そんなときは、保育専門の転職エージェント保育士バンク!を活用してみませんか?
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出典:放課後等デイサービスガイドライン/こども家庭庁出典:令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査調査結果報告書/厚生労働省
放課後等デイサービスの保育士なら理想の働き方ができる
放課後等デイサービスへの転職は、保育士資格と経験を最大限に活かせるだけでなく、残業や持ち帰りが少なくワークライフバランスも実現できる可能性があるでしょう。
これまで培った保育士としての経験は、個別支援が必要な児童の自立をサポートするために必要不可欠なスキルです。
「児童の成長をじっくりサポートしたい」「プライベートの時間を大切にしたい」というあなたの理想の働き方が、放課後等デイサービスで見つかるかもしれません。
放課後等デイサービスだけでなく、転職を考えたら、まずは保育士バンク!にご相談ください。
保育専門の転職エージェントが、あなたの希望にピッタリな転職先を紹介いたします。
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