【2026年版】保育士の平均時給はいくら?雇用形態・最低賃金との比較を地域別に解説

保育士の平均時給は、フルタイムで働く正職員でおよそ2,000円以上、短時間勤務のパートでは1,300円台が目安です。自分の給与が水準と比べて高いのか、低いのかを確認してみましょう。本記事では、厚生労働省の最新データをもとに、保育士の平均時給の相場や最低賃金との関係を整理しました。また「1日の勤務時間×週の勤務日数」でどの程度の収入になるかを示す例や、時給アップにつながる手当、年収の壁を意識した働き方についても紹介します。

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保育士の平均時給は正職員で約2,000円以上、パート1,300円以上

最近、給料の話をするときに「時給に直したらいくらになる?」っていうの、よく聞くよね。

わたしはパート希望だから、転職先の時給が気になるな。働き方によってもけっこう差が出るし。

2025年最新情報による保育士の平均時給

厚生労働省の調査によると、2024年度の保育士の全国での月平均労働時間は162時間、平均年収は406万8,000円です。

これを時給換算したうえで、短時間勤務(パート・アルバイト)の平均時給、またハローワークの求人賃金の平均データと比較しました。

区分

平均時給

備考・出典

保育士
(フルタイム正職員)

2,055円

賞与・残業代を含む

短時間勤務の保育士
(パート・アルバイト)

1,370円

区分としては「短時間労働者」

ハローワーク求人賃金

約1,160円

ハローワークで募集された保育士求人票に提示された時給額の平均

厚生労働省の統計データでは、フルタイムで働く保育士の平均時給は約2,055円となっています。

しかし、この数字は保育業界全体のデータであり、園によって時給も異なるため、実際の時給とは必ずしも一致しないでしょう。

一方で、ハローワーク求人の水準は1,200円前後で、統計データと実際の求人票に掲載されている時給に差がある点が特徴的です。

とくにハローワークでの時給は一般的な水準よりやや低いことから、転職先を探す際はさまざまな求人にアクセスしながら、幅広く探すのがよいかもしれませんね。

時給から見る働き方シミュレーション

ここでは、短時間勤務のパート保育士さんの時給を1,370円として、どのくらいの時間×日数で働くといくらくらいの収入になるのかを、月平均労働時間をもとにシミュレーションしてみました。

勤務時間モデル

月収目安

年収目安

想定ケース

1日4時間 × 週3日

約6.6万円

約79万円

23万円の壁(扶養枠)を十分に下回る、ゆとりある働き方

1日5時間 × 週4日

約11万円

約132万円

123万円(扶養控除)は超えるが、178万円(所得税非課税)の枠内

1日6時間 × 週5日

約17万円

約204万円

所得税は発生するが、手取り額を重視するフルタイム寄り

1日8時間 × 週5日

約22万円

約264万円

フルタイムパートとしてしっかり稼ぎたい保育士さん向け

上記の表で考慮している「壁」には、2026年から適用されている以下の基準が含まれています。

123万円の壁(扶養控除・配偶者控除のライン)
以前の「103万円の壁」に代わる、納税者(配偶者など)の扶養に入れるかどうかの基準です。
年収を123万円以内に抑えることで、世帯主が満額の扶養控除や配偶者控除を受けられるため、世帯全体での節税メリットを重視する場合の目安となります。

178万円の壁(所得税の非課税ライン)
2026年から本格導入された新しい所得税の非課税枠です。
自分自身の年収が178万円以内であれば、所得税が一切かかりません。 これにより、以前よりも「働き損」を気にせず、より多くの収入を得られるようになっています。

「年収の壁」についてはこちらでくわしく解説しています!

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全国の最低賃金と保育士の時給を比較

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全国平均時給はわかったけど、働く地域によっても時給の相場って変わるよね?

都道府県によって最低賃金が違うからね。いつか地元に帰って働きたいから、全国の最低賃金と全国平均の差も気になる!

都道府県名

最低賃金

フルタイム正職員との時給差

(2,055円)

短時間パートとの時給差

(1,370円)

北海道

1,075円

+980円

+295円

青森

1,029円

+1,026円

+341円

岩手

1,031円

+1,024円

+339円

宮城

1,038円

+1,017円

+332円

秋田

1,031円

+1,024円

+339円

山形

1,032円

+1,023円

+338円

福島

1,033円

+1,022円

+337円

茨城

1,074円

+981円

+296円

栃木

1,068円

+987円

+302円

群馬

1,063円

+992円

+307円

埼玉

1,141円

+914円

+229円

千葉

1,140円

+915円

+230円

東京

1,226円

+829円

+144円

神奈川

1,225円

+830円

+145円

新潟

1,050円

+1,005円

+320円

富山

1,062円

+993円

+308円

石川

1,054円

+1,001円

+316円

福井

1,053円

+1,002円

+317円

山梨

1,052円

+1,003円

+318円

長野

1,061円

+994円

+309円

岐阜

1,065円

+990円

+305円

静岡

1,097円

+958円

+273円

愛知

1,140円

+915円

+230円

三重

1,087円

+968円

+283円

滋賀

1,080円

+975円

+290円

京都

1,122円

+933円

+248円

大阪

1,177円

+878円

+193円

兵庫

1,116円

+939円

+254円

奈良

1,051円

+1,004円

+319円

和歌山

1,045円

+1,010円

+325円

鳥取

1,030円

+1,025円

+340円

島根

1,033円

+1,022円

+337円

岡山

1,047円

+1,008円

+323円

広島

1,085円

+970円

+285円

山口

1,043円

+1,012円

+327円

徳島

1,046円

+1,009円

+324円

香川

1,036円

+1,019円

+334円

愛媛

1,033円

+1,022円

+337円

高知

1,023円

+1,032円

+347円

福岡

1,057円

+998円

+313円

佐賀

1,030円

+1,025円

+340円

長崎

1,031円

+1,024円

+339円

熊本

1,034円

+1,021円

+336円

大分

1,035円

+1,020円

+335円

宮崎

1,023円

+1,032円

+347円

鹿児島

1,026円

+1,029円

+344円

沖縄

1,023円

+1,032円

+347円

※都道府県によって最低賃金の該当日(予定)は異なります

2025年9月時点での各都道府県の最低賃金と比べると、フルタイム・パートともに保育士の平均時給はすべての都道府県で最低賃金を上回っています

ただし、全国平均時給には、長く勤務すること・資格手当などがプラスされたことで時給がアップしたケースが含まれていることや、保育士の処遇改善手当の制度によって全体的な給与が大きくプラス傾向にあるという部分などにも注意してみる必要がありそうです。

とはいえ、就業スタート時の時給が最低賃金をベースにしている園は多いでしょう。

転職を考える保育士さんは、自分の時給が希望の収入や働き方にマッチしているか、また希望する地域で働いた場合の時給がどれくらいなのかについても、参考にしてみるとよさそうです。

自分の今の時給が最低賃金とあまり差がない、もっと高時給の求人を探したい!という保育士さんは、まずは保育専門の求人サイトで、理想の転職先探しからはじめてみませんか?

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保育士の平均時給から考える年収の壁

パートで一定以上の年収があると、稼いだのに手取りが減ってしまうラインがあるって本当?

「年収の壁」だね!パートタイムだとこの年収ラインを考えて働く必要があるみたい。

2026年からこのラインが引き上げられたので、パートでも働きやすくなりました。これからの働き方についての参考のためにみていきましょう。

年収の壁とは

年収の壁とは、税金(所得税)の負担や社会保険(年金・健康保険)の加入義務が発生する基準のことです。

2025年から2026年にかけて大規模な制度改正が行われ、以前の「103万円」「106万円」「130万円」という基準は大きく様変わりしました。

現在は、より「働き損」を気にせず、手取りを増やせる仕組みへと移行しています。

130万の壁は新しく「178万の壁」に

【2026年の新基準】178万円の壁(所得税の壁)

かつての「103万円の壁」が、2026年度には178万円へと引き上げられました。
年収が178万円までであれば、所得税は一切かかりません。

POINT!
これまで扶養内で抑えていた人も、より多くの時間働いて手元に残るお金を増やせるようになりました。

【2026年10月完全撤廃】社会保険の壁(週20時間)

これまで「従業員数51人以上の企業」という条件があった106万円の壁ですが、2026年10月からは企業規模に関わらず、すべての事業所で「週20時間以上」働く場合に社会保険への加入が義務化されます。

106万円の壁が撤廃されるとどうなる?

月額賃金の要件(8.8万円)も実質的に撤廃され、「労働時間」のみが基準となります。

POINT!
社会保険料の負担は発生しますが、将来の年金額が増え、傷病手当などの保障が手厚くなるメリットがあります。

130万円の壁(健康保険の扶養枠)

家族の健康保険の扶養に入り続けられるラインです。

130万円の壁とは

年収130万円を超えると家族の扶養から外れます。ただし、週20時間未満の勤務であれば、引き続きこの130万円が目安となります。

POINT!
週20時間以上働く場合は、130万円に達していなくても「週20時間の壁」が優先され、社会保険に加入することになります。

「壁」を意識した働き方の例

ここでは、それぞれの年収の壁ごとに、時給1,370円の場合は働き方をどのように調整するとよいのか、一例をみていきましょう。

社会保険を避けたいケース

月収目安:約10万4,000円
時給1,370円 × 週19時間以内

社会保険には加入せず、扶養内で手軽に働きたいならこれが最適!

所得税0円で最大まで働く

月収目安:約148,000円
1,370円 × 週24〜25時間

社会保険には加入し将来に備えつつ、自分自身の所得税は払いたくない方向けです♪

世帯年収を最大化するケース

月収目安:約17万8,000円
1,370円 × 週30時間以上

長く安定して働きたいから、フルタイムに近い働き方でも控除を活用できるのがいいね。

年収の壁を意識した働き方のメリット・デメリット

年収の壁を意識するのは、世帯収入全体で見たときに、扶養内におさめる方が得か、扶養をはずれて働いた方が得かを比較する必要があるためです。

時給で働く際に、収入を扶養内におさめる場合と外れる場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

扶養内に収めるメリット

  • 税金や保険料の負担が軽い
  • 世帯収入や全体的な家計が安定しやすい

扶養内に収めるデメリット

  • 収入を大きく増やせる
  • 社会保険に加入でき、将来的な年金・保障が手厚くなる

共働きか、片働きかなど、自分や家族の働き方によって、年収の壁を意識して働く際の正解はそれぞれでしょう。現在の収入希望や将来のライフプランも含めて、時給と相談しながら調整できるとよいですね。働き方も含めてプロに相談したい!

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    平均時給はこれから上がる?保育士の賃上げ政策

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    パートでもフルタイムでも、手取りを増やすために基本の時給はしっかり上がってほしいよね。

    長く安定して働くためにも、この先、ちゃんと時給が上がるかは気になる!

    保育士の賃上げ政策

    保育士さんの人材確保のために、処遇改善等加算の拡充や公定価格(保育所に配分される運営費基準)の見直しなど、国から手厚い支援が行われています。

    これによって、保育士さんの平均時給を含む給与全体が、着実に底上げされている傾向があります。

    2022年から導入された「ベースアップ等支援加算」では、賃金を3%程度(月額9,000円)引き上げる施策がはじまり、これは2025年度からは処遇改善等加算に統合され「賃金改善分」として継続されています。

    この処遇改善加算については2025年からさらに拡充されているため、さらに保育士さんの平均時給がアップしていくことが期待されます。

    処遇改善等加算とは

    「処遇改善等加算」は、保育士や幼稚園教諭の給与を改善するために国が自治体を通じて交付する仕組みです。

    保育園などの各事業所が運営に関する計画を立てて国に申請し、認められた加算分の給付が国から支給されます。この給付金は、保育士さんの時給や月給などの賃金に充てることがルールになっています。

    加算のルールにはいくつかの段階があり、その園で働いている保育士さんの経験年数やキャリアパスの整備状況に応じて加算率が決まります。

    フルタイム、パート勤務を問わず加算の対象となるのはもちろん、正職員・非正規職員などに関しても働き方を問わず、給付された金額を園が保育士さんなどの職員に配分できるのが特徴です。

    また、副主任保育士やリーダー保育士といった役割を持つ人には、月額4万円の改善を目指した給付の仕組みも設けられるなど、より働きに応じた給与アップにつながる加算もあります。

    今後の見通し

    処遇改善等加算は今後も拡充が検討されており、同時にパートや非常勤も含めた幅広い職員が対象になる流れが強まっています。

    改定後は、フルタイム勤務の正規職員を中心とした制度から、パート勤務の職員も含めた時給のベースアップや一時金の支給がしやすくなるようにシフトしている傾向があります。

    今後も、最低賃金の引き上げとあわせて、保育士の平均賃金は上がることが見込まれ、地域ごとの格差も少しずつ縮まっていく可能性がありそうです。

    処遇改善加算で時給が上がる園に転職

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    保育士の平均時給についてQ&A

    保育士の平均時給について、気になる点や知りたい質問に答えます。

    Q1. 保育士の時給の相場や、これまでの推移は?

    A. 年収は5年間で約11.9%の上昇

    2019年に公開された厚生労働省の資料によると、当時の保育士の平均年収は約363万5,000円となっています。

    同調査では、2024年の保育士の平均年収が406万8,000円であることを見ると、2024年にかけて、保育士の給与は5年間で約11.9%、金額としては約43万3,000円改善されています。

    直近の相場であるハローワークの求人賃金によれば、2024年7月~12月の月給平均が22万9,000円、2025年1月~6月の月給平均が23万4,000円と、この数カ月だけでも約2.2%の上昇・5,000円の増加となっています。

    このような年収・月収の着実なベースアップは、時給にも反映されることが予想されます。

    Q2. 保育士として働ける高時給の転職先は?

    A. 保育園以外で、保育士資格が活かせて高時給が期待できる転職先を紹介します。

    院内保育所・企業主導型保育所
    一般的な保育園より運営が安定し、待遇が良い傾向。企業内の福利厚生も整っていて高時給求人がある可能性が高いようです。
    院内保育所の求人を探す企業主導型保育所の求人を探す

    小規模保育園・オープニングスタッフ(管理職・主任クラス)
    新施設の立ち上げメンバーや管理職ポジションでは、施設独自の手当+高時給が付き、キャリアアップと収入アップを同時に狙えます。オープニングスタッフの求人を探す

    ベビーシッター
    個別対応を得意とするベビーシッターなどでは、経験や営業方法によって、時給1,800円前後など高単価の案件も少なくありません。副業や働き方の選択肢として視野に入れている保育士さんも増えています。ベビーシッターデビューするならKIDSNAシッター

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    Q3. 年収の壁について注意すべき「見落としポイント」は?

    A. 交通費や処遇改善手当が加算されると壁を超える可能性も

    年収の壁は、収入の額だけでなく「どの所得を基準に判定されるか」複雑な部分があります。

    「103万・123万の壁」や「130万の壁」を意識していても、臨時的な収入や、処遇改善手当などによって支払われる一時金で超過するリスクがあることにも注意が必要でしょう。

    また、勤務先の規模や自治体の扶養制度によっては「106万円の壁」での社保加入条件が異なるため、園ごとに確認が必要です。

    Q4. 今後、保育士の時給は上がっていきますか?

    A. 「保育士等処遇改善等加算」はパート勤務の保育士さんも対象!

    保育士さんの待遇としては、処遇改善加算がパート勤務でも支給されるという仕組みが広がることで、全体の収入が底上げされつつあります

    また、最低賃金引き上げの影響で、基本的な時給はあがることが期待されます。このような傾向は、保育士さんの時給アップの追い風と言えそうです。


    出典:保育士 – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)/ 厚生労働省出典:地域別最低賃金の全国一覧/厚生労働省出典:保育士の現状と主な取組/厚生労働省出典:処遇改善等加算Ⅰ~Ⅲの一本化について/こども家庭庁

    保育士の平均時給は上昇傾向。地域差と年収の壁を踏まえよう

    近年の国の賃上げ政策や処遇改善等加算の拡充により、保育士の平均時給はフルタイムで2,000円以上、パートでも1,300円台と、少しずつ底上げされてきています。

    地域ごとの最低賃金との差や「年収の壁」を意識した働き方を考えることで、自分に合った収入のバランスを取りやすくなりそうですね。

    また、今後も最低賃金の引き上げや処遇改善の見直しによって、フルタイム・パートを問わず待遇改善には期待できるでしょう。

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