雨の日でも保育園で楽しくすごせる遊びのアイデアを押さえておきましょう。雨の日にぴったりな製作や室内でも楽しめるゲームなど、0歳児・1歳児・2歳児の乳児クラスから年長児まで、年齢にあわせて導入できるとよいですね。今回は、雨の日の保育に活躍するアイデアを、製作や室内ゲームなどのジャンル別に紹介します。
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■目次
雨の日の保育に導入できる遊びとは?
雨の日が多い梅雨の時期などは、保育室内での活動がメインになることでしょう。
急な悪天候でも室内で楽しめる遊びのアイデアをいくつか知っておけば、時間を有効に使いながら雨の日ならではの充実したすごし方ができるかもしれません。
雨の日の保育に導入できる活動として、次のような内容が挙げられます。
- 製作
- ゲーム
- 運動
今回は、それぞれ遊びのジャンルごとに、雨の日の保育に使えるアイデアを紹介します。
【製作】雨の日の保育が楽しくなるアイデア
まずは、雨の日に行う製作にぴったりなアイデアをまとめました。
①ミニ傘
用意するもの
- 画用紙
- モール
- のり
- セロハンテープ
- はさみ
製作のポイント
はさみで画用紙を丸く切る工程があるので、4歳児以上の子どもがはさみの練習をしながら取り組めるかもしれません。
さまざまな色の画用紙を使って、カラフルな傘を作ってみましょう。
窓辺に飾れば、雨の日のどんよりしがちな保育室が明るい雰囲気になりそうですね。(詳しい作り方はこちら)
②ボーリング
用意するもの
- 紙コップ
- 画用紙
- ビー玉
- マスキングテープ
- 新聞紙
- ビニールテープ
- はさみ
ポイント
製作を楽しんだあとは、手作りのボーリングで遊びましょう。
ピンを倒したときに音が鳴るようになっているので、大きな音が聞こえるほど盛り上がるかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら)
③的当て
用意するもの
- ピンポン玉 1個
- 面テープ 1枚
- 画用紙 1枚
- 大小異なる大きさのフェルト 数枚
- はさみ
- ペン
ポイント
こちらの製作も、完成したあとに室内で遊べるのが魅力です。
少しずつ距離を離して挑戦するなど、難易度を調節しながら楽しみましょう。
得点制のゲームなので、遊びながら数字の大小について理解できるようになるかもしれませんね。(詳しい作り方はこちら)
【ゲーム】雨の日の保育が楽しくなるアイデア
次に、雨の日に室内で楽しめるゲーム遊びのアイデアを紹介します。
④棒抜きゲーム
用意するもの
- テープの芯
- 色鉛筆 15~20本
ポイント
色鉛筆を活用したバランスゲームです。
うまく輪の中から抜くことができた色鉛筆を使って、好きな絵をかきながら遊んでもよいでしょう。
ゲームのアイテムとして活用できるよう、テープの芯を日頃から保管しておくとよいですね。(詳しい作り方はこちら)
⑤なぞなぞゲーム
グループに分かれて、なぞなぞゲーム大会をするのも楽しいでしょう。
年長児であれば、順番に問題を読んでもよいかもしれません。
なぞなぞで出題する問題は、以下の記事を参考にしてくださいね。
⑥ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームとは、身振り手振りでしゃべらずに、相手にお題を伝える遊びです。
グループに分かれてお題を交互に出し合いながら遊びましょう。
お題のネタは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
【運動遊び】雨の日の保育が楽しくなるアイデア
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室内の限られたスペースを使って、体を元気に動かせる遊びを紹介します。
⑦フラフープ
保育士さんがフラフープを縦に持ち、輪の中を子どもがくぐったり、床に並ぶフラフープの上を「ケンケンパー」で渡り歩いたりしてみましょう。
輪のなかに体をくぐらせれば、フラフープを電車に見立てたごっこ遊びもできますよ。
⑧縄跳び
保育士さんが2人で縄跳びの両端を持ち、クネクネと動かして蛇に見立てます。
子どもは蛇に噛まれないようにと、縄跳びの上をうまく飛び越えて遊びましょう。
ほかにも、高く持ち上げた縄跳びの下をくぐったり、床に置いた縄跳びの上を渡り歩いたりと、サーキット遊びの1つとして導入してもよいですね。
⑨風船遊び
いつでも膨らませて遊べる風船を、ストックしておきましょう。
保育室に複数の風船を放てば、子どもはよろこんで風船を追いかけたりするでしょう。
乳児クラスであれば、子どもの頭の上から風船を落として遊んだり、風船をまるで太鼓のようにポンポンと叩いて遊んだりするとよろこぶかもしれません。
幼児クラスなら、風船を使ったキャッチボールも上手にできそうですね。
また、以下の動画を参考に、風船を使った静電気実験をしても盛り上がるでしょう。
⑩マット
室内の限られたスペースで、マットを使った運動を行ってみましょう。
マットを丸めてその上にもう1枚マットを重ねれば、山に見立てて遊ぶこともできますよ。
また、マットを丸めてトンネルを作れば、1歳児や2歳児の子どもも保育士さんといっしょに中をくぐるなどして楽しめそうですね。
⑪体操
子どもに人気の曲をBGMとして流しながら、音楽に合わせて自由に体操をしてみましょう。
手に鈴を持って鳴らしながら体を動かしてもよいですね。
以下の動画などを参考に、曲に合わせて体を動かしてみましょう。
参考動画: 【名曲】ぼよよん行進曲/保育士バンク!
【その他】雨の日の保育が楽しくなるアイデア
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ここでは、雨の日に室内でゆったりと静かにすごす方法を紹介します。
⑫物語に触れる
雨の日の保育時間を活用し、少し長編の物語を読み聞かせてもよいでしょう。
年長児クラスでは、じっくりと絵本製作に取り組むのもすてきですね。
また、映画のDVD観賞の時間を設ければ、雨の日が楽しみになるかもしれません。
⑬粘土遊びをする
雨の音を聞きながら、粘土遊びをするのもよいでしょう。
小麦粉粘土は、0歳児・1歳児・2歳児の乳児クラスから導入できるでしょう。
なお、事前に保護者からアレルギーの有無について確認をとり、状況に応じて部屋を分けて活動を行うなどの対応をしましょう。
年長児であれば、紙粘土を使った製作に取り組むのもよいかもしれません。
⑭雨について学ぶ
雨の日ならではのすごし方として、子どもといっしょに学びの時間を設けてみましょう。
雨の降る強さによって雨音が変化する様子に耳を傾けるのもよいかもしれません。
また、雪や雷などについて学べば、子どもが日々の天気に興味をもつきっかけになりそうです。
以下の動画を参考に、雨はどうして降ってくるのかなど、雨にまつわる素朴な疑問について子どもに伝えてみるのもよいですね。
雨の日の保育に活かせるアイデアをストックして、急な悪天候の日も楽しくすごそう
今回は、雨の日に保育室で楽しくすごせる遊びのアイデアを紹介しました。
室内で行えるいろいろな遊びのネタを知っておけば、急な雨の日でも充実した時間がすごせそうです。
製作やゲーム、体を動かす遊びなど、0歳児・1歳児・2歳児の乳児クラスから年長児まで、それぞれの年齢に合った活動ができるとよいですね。
急な雨の日の時間を有効活用し、室内でじっくり取り組めるような保育を導入してみましょう。
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