子どもの体調管理を行う際、気温の変化にあわせた服装の調整が大切になります。保育園では、どのような点に気をつければよいのでしょうか?今回は、気温の変化に伴う子どもの服装や保育士さんが見守る際の注意点を詳しく紹介します。4月/6月/10月頃に保育園で発行する服装についてのお知らせ例文もまとめました。
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■目次
保育園での子どもの服装は気温によって変わる
保育園での子どもの服装は季節の移り変わりや気候によって変化しますよね。
子どもは大人よりも体温が高い傾向にあるため、長袖や半袖を着る時期などを知りたい方もいるでしょう。
気温の変化に合わせた着替えの目安を把握しておくと、子どもに声をかけやすかったり、保護者の方へ衣替えのお願いをしたりできますね。
今回は、気温の変化に伴う保育園での子どもの服装について、注意点やお知らせの仕方を詳しく紹介します。
【気温別】保育園での子どもの服装
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まずは気温別の子どもの服装について見ていきましょう。
寒い時期(気温15度以下)
気温が15度以下になると、人は寒さを感じるようです。
子どもにトレーナーや長ズボンなどを着てもらうときに、15度以下を目安にするとよさそうです。
ただ、過度に厚着すると子どもが動きにくくなる可能性があるため、注意が必要ですね。
暑い時期(気温25度以上)
気温が25度以上になると暑さを感じやすくなるでしょう。
暑くなると半袖や半ズボン、短めのスカートなどで登園する子どもがほとんどですよね。
汗をかいたままだと身体が冷えてしまうので、様子を見ながら着替えをしてもらうことが大切になります。
気温差が激しい時期(気温20度~24度)
気温の寒暖差が激しい春や秋の季節は服装に戸惑うこともありますよね。
子どもが寒さを感じている場合は羽織りものを着てもらったり、暑そうな素振りがあったら半袖を着てもらったりと調整しましょう。
1年の中で最も気温の変化に気をつけて、保育する必要がありそうですね。
気温の変化に伴う保育園での子どもの服装で気をつけること
気温の変化に伴う子どもへの服装に関する注意点をまとめました。
気温と湿度をこまめにチェックする
気温や湿度をこまめに確認して、子どもの着替えが必要か否か判断しましょう。
特に公園や散歩に出かけるときは要注意。
気温20度以上の気温が高い日も風が冷たいと、羽織りものやジャンバーが必要になることもありそうです。
外遊びのときは予備の着替えを用意して気温や気候の変化にすぐに対応できるようにしましょう。
子どもの様子をよく観察する
子どもの様子をよく観察して、着替えのタイミングを考えることも必要です。
チェックポイントは以下の通り。
- 汗をかいていないか
- 顔色や唇の色が変化はないか
- 寒がる様子はないか
子どもの様子を見ながら着替えをサポートしましょう。
注意深く観察して変化があった場合は、声をかけて着替えてもらうとよいですね。
【時期別】気温の変化に伴う保育園での子どもの服装のお知らせ
季節の変わり目には保護者の方に子どもへの服装について、お願いのおたよりを発行することでしょう。
ここからは時期別に保護者の方へのお知らせ例文を紹介します。
4月頃
4月は入園や進級の時期。
春らしい陽気を感じつつ、寒さが残る地域もあるかもしれません。
4月頃に発行する服装についてのお願い例文を紹介します。
あたたかな春の日差しを感じる中、子どもたちの新しい1年がスタートしました。
さて、お子様の服装についてお知らせいたします。
朝晩の寒暖差が激しいため、登園時にはカーディガンやジャンバーの着用をお願いします。(※外遊びのときに着用する場合があります)
気温や天候にあわせて服装の調整もお願いします。
衣服や下着、靴下は全て名前を記入し、サイズもご確認いただけると幸いです。
季節の変わり目となりますので、くれぐれもお身体に気をつけておすごしください。
バスや車で登園する子どもは、羽織りものを着用しない場合も多いかもしれません。
ただ、公園や散歩に出かけるときに必要になる可能性もあるため、おたよりで伝えられるとよいですね。
6月頃
6月は春から夏への季節の変わり目。
梅雨が明けて暑さを感じる地域も多いでしょう。
6月頃に発行する服装についてのお願い例文を紹介します。
夏が近づく中、暑さを感じる日も増えてきました。
子どもたちは暑さに負けず、元気いっぱいにすごしています。
さて、お子様の服装についてお知らせいたします。
日によって暑さを感じる日もあるため、服装の調整をお願いします。
また、保育園の着替え袋の中身を〇且〇日まで確認していただき、薄手の服や半袖、半ズボン、下着、靴下などの準備をお願いします。
汗をかくことを考えて、着替えを多めにご用意していただけると幸いです。
名前の記入、サイズなどもご確認ください。
なにか心配ごとがありましたら、職員までご相談ください。
また、季節の変わり目となりますので、くれぐれもお身体ご自愛ください。
夏に向けて衣替えをお願いする場合もあるでしょう。どのような服が必要か、具体的に伝えるとよさそうです。
10月頃
10月は秋から冬に向けて寒さが増す季節。
11月には雪が降る地域もあるでしょう。
10月頃に発行する服装についてのお願い例文を紹介します。
秋が深まる中、寒さが増してきた今日この頃。
子どもたちは冬の訪れを楽しみにしながら、元気にすごしています。
さて、お子様の服装についてお知らせいたします。
朝夕の寒暖差が激しく、寒さを感じる日も増えてきたため、服装の調整をお願いします。
天気や気温の変化に伴う、ジャンバーやコートの着用をお願いします。
また、保育園の着替え袋の中身を〇且〇日まで確認していただき、厚手の服や長袖、長ズボン、下着、靴下などの準備をお願いします。※名前の記入、サイズなどもご確認ください。
なにか不安なことがありましたら、いつでも職員までご相談ください。
また、季節の変わり目となりますので、くれぐれも体調にお気をつけておすごしください。
寒さが増すにつれて重ね着が必要になる季節でしょう。
地域によっては雪遊びを楽しむため、スキーウェアの着用に関するおたよりを発行する場合もありそうですね。
イラストつきなどで服装を紹介すると、保護者の方がわかりやすいかもしれません。
気温の変化に伴う保育園での子どもの服装について考えよう
子どもたちの体調管理は保育士さんにとって大切なもの。
気温の変化にあわせて服装を調整することが必要ですね。
また、寒暖差が激しい時期(気温20度~24度)などは保護者の方が子どもの服装の調整について迷うこともありそうです。
何か不安なことがないかこまめに声かけをして、コミュニケーションを大切にしましょう。
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