栄養士の方で、保育園への転職・就職を考えている方はいませんか?求人の探し方を工夫することで自分にぴったりな職場が見つかるかもしれません。今回は、保育園の栄養士の仕事内容について、給与などを含め、わかりやすく解説します。かわいい子どもたちの「食」を通して成長を支え、やりがいを感じられる職場を見つけていきましょう。
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■目次
栄養士として保育園で働きたい!
保育園で働く栄養士さんは、給食の献立作りやアレルギー対応など、子どもたちの「食」を支えるうえで重要な役割を担います。
栄養士さんの中には「食品会社から保育園に転職したい」「子育てが一段落したので、栄養士として保育園で働いてみたい」といった方もいるでしょう。
かわいい子どもたちの「食」を支える栄養士の仕事は、さまざまな場面でやりがいを感じられそうですよね。
また、基本的に保育園での栄養士は正社員を募集する園が多く、全国各地に求人があります。
ちなみに保育園には以下のようにさまざまな種類があるため、 求人票を見る際は施設形態もチェックしてみましょう。
【0歳児〜5歳児対象】
認可保育園:国の定めた認可基準を満たした保育施設
認可外保育園:国の基準を満たしてはいないが、多様なサービスを提供する保育施設
認定こども園:保育と教育が一体化した保育施設
【0歳児〜2歳児対象】
企業型保育事業(保育園):国の基準は満たしない認可外保育園のひとつで、企業内または企業の近隣に設置された施設
これから保育園への転職・就職を考えている方は、求人情報と自身の希望条件を照らし合わせて、働きやすい職場を探すことが大切になります。
保育園で働く栄養士の仕事内容
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続いて、一般的な保育園で働く場合に、栄養士さんは具体的にどのような仕事をするのか、詳しく見ていきましょう。
給食の献立の作成・調理
給食の献立作成を行ない、その献立に合わせた食材発注や予算管理を担当します。
保育園の多くは0歳〜5歳の子どもが通うため、離乳食と幼児食に分けて献立を立てる必要があるでしょう。
調理に関しては、調理員と協力して盛りつけや配膳をする場合もあれば、調理員のみが対応する場合もあるようです。
アレルギー対応の管理
子どものアレルギー対応や管理は栄養士にとって重要な業務のひとつです。
ときには保護者と直接コミュニケーションを取りながら、子ども一人ひとりのアレルギーを詳細に把握する必要があります。
そのうえで、対象の食材を除去したり、代替え食を用意したりとさまざまな対応が求められるでしょう。
給食だよりの作成
給食の献立や食にまつわるアドバイスなどを記載した給食だよりを発行します。
園によって頻度は異なるようですが、月に1度発行しているところが多いようです。
ときにはおたよりの中でひな祭りやお月見などの行事食の意味を詳しく書き、食について興味を持ってもらえるような工夫をすることもあるでしょう。
子どもへの食育指導
子どもが健康的に育つために食育指導を実施します。
好き嫌いをなくす取り組みやクッキングの開催、食に関する絵本の読み聞かせなどを行ない、子どもたちが食事を楽しめるようにサポートしていきます。
保育園で働く栄養士の仕事スケジュール
保育園で働く栄養士さんの仕事の流れを紹介します。
時間 | 仕事内容 |
---|---|
9:00~ | 出勤 登園人数の確認/献立・アレルギー食のチェック |
10:00~ | 給食の調理開始 |
11:30~ | 給食の検食/配膳/提供 |
12:45~ | 食器の片付け/洗いもの |
13:30〜 | おやつの準備 |
14:00~ | 休憩 |
15:00~ | おやつの配膳/片づけ |
16:00~ | 給食室の清掃/献立の確認・食材発注/給食だよりの作成など |
17:00 | 退勤 |
この他にも、食育の指導やクッキングのサポートを行なう場合もあるでしょう。また、ときには子どもたちといっしょに給食を食べ、食事の援助をする場合もあるかもしれません。
保育園で働く栄養士の給料
内閣府の資料によると、私立と公立の保育園で働く栄養士さんの給与は以下の通りです。
私立 | 公立 | |
---|---|---|
常勤 | 29万8362円 | 37万2539円 |
非常勤 | 23万1118円 | 23万5944円 |
2022年度の栄養士全体の月額平均は約31万5800円のため、保育園で働く栄養士さんの給与の方が低い可能性があります。
ただ、中には「好待遇」「手当や福利厚生充実」といった働きやすい保育園もあるため、多くの求人情報を確認したうえで応募することが大切ですね。
保育士バンク!では、栄養士さんが自分の希望に合う職場を探すお手伝いをしています。
好待遇の園や時給高めの短時間パートなどさまざまな求人がありますので、ぜひ一度ご相談くださいね!
保育園で働く栄養士の求人の探し方
最後に保育園で働く栄養士さんの求人の探し方について詳しく見ていきましょう。
経営が安定した園を探す
少子化によって保育施設が減少する可能性があるため、これから保育園への転職を考えられている栄養士さんは経営が安定した園を探すことが大切になります。
大規模な認定こども園や人気のある企業型保育園などを調べ、安定的な運営を行なう求人の確認をするとよいでしょう。
調理員の離職が少ない園を探す
求人を探す中で、栄養士や調理員の離職が続いている園は要注意!
人手不足で一人ひとりの負担が大きく、離職率が高くなっている可能性があります。
保育士バンク!では園の内情に詳しいアドバイザーが、各園の栄養士・調理士事情をふまえて、あなたの希望に合わせた求人をお探しいたします。
調理員パートの求人も多数あるため、子育て中の方もお気軽にご相談くださいね。
人間関係がよい求人を探す
保育園は小規模な園も多く、少人数の職員で給食の献立や調理を行なう場合があるでしょう。
ときには、職員同士の相性が悪く、信頼関係の構築が難しいケースもあるようです。
求人を探すときは人間関係がよさそうな園をピックアップすることも大切!
面接前後に園見学に行き、雰囲気を確かめたうえで自分に合った職場を探すことが必要ですね。
出典:2019年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】/内閣府
出典:栄養士/栄養士厚生労働省
保育園で働く栄養士の求人を探してみよう
子どもたちの成長を支えるうえで、栄養士さんは大切な存在です。
近年は認定こども園の創設や企業型保育園の誕生などがあり、保育業界は目まぐるしく変化しています。
だからこそ、保育園への転職・就職を考えている栄養士さんは、長期的なキャリアを考えて職場を選ぶことが大切です。
保育士バンク!では、保育園で働く栄養士さんの職場探しのお手伝いをしております。
最新の求人情報はもちろん、新設園や非公開求人もご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。