転職活動をしている保育士さんのなかには、自己PRや志望動機を考える際になかなか軸が決まらないという方もいるかもしれません。そんなときに重要になるのが自己分析です。今回は、自己分析の必要性や方法、自己PRを作成するときの生かし方などを紹介するので、転職活動の参考にしてみてくださいね。

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目次
保育士にとっての自己分析の必要性
自己分析とは、”自分が大切にしている価値観“を知ることです。
保育士の転職活動において自己分析は重要と言われますが、具体的には以下のようなメリットがあるようです。
- 転職活動における軸が決まる
- 今までの経験やスキルを振り返れる
- 自身の強みや弱みを把握できる
- 履歴書作成時や面接に役立つ
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
転職活動における軸が決まる
自己分析でによって自身を振り返ることで、これまで学校や就職先などを選択する際、どのようなことを重要視してきたのかを知ることができるでしょう。
保育士の転職活動において、就職先のどこを重視するのかをきちんと決めることは非常に大切になります。給与面や人間関係、保育方針など見るべきポイントはたくさんあるかもしれませんが、自身が重視している価値観を明確にすることは転職をするうえで欠かせません。
自己分析をして自分なりの基準や軸を明らかにして、転職活動の際の園選びに役立てましょう。
今までの経験やスキルを振り返れる
自己分析には、自身の過去の経験を振り返られるというメリットがあります。
転職活動のなかで、自身の経験やスキルをアピールする場面もあるかもしれません。
その際に、具体的にどのような業務を行なってきたのか、保育士の自己分析の方法を押さえたところで、次は結果をもとに自己PRを作成するときのポイントを紹介します。どのようなスキルを身につけることができているのかを知ることは、自身の現状を把握し、分かりやすく伝えることにもつながります。
きちんと振り返りを行なって自分と向き合えるといいですね。
自身の強みや弱みを把握できる
自己分析によって、自身の強みや弱みを客観的に把握できるというメリットもあります。
これまでの成功体験や失敗体験を深く掘り下げることで、自身の長所や短所を洗い出すことができるでしょう。
保育業務に生かせそうなアピールポイントを見つけることができれば、面接のときなどにも役立ちそうです。
履歴書作成時や面接に役立つ
これまでの経験をもとに価値観を明確にすることで、履歴書の作成時や面接において、自信を持って伝えることができるでしょう。
志望動機や自己PRなどでは根拠となる具体的なエピソードが求められることが多いため、自己分析をしておけば、説得力のある伝え方ができるかもしれません。
価値観に”良い”や”悪い”はないため、自己分析をして自分自身を見つめ直し、重視するポイントや自身の特性を明確にすることが大切になります。
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保育士の自己分析における効果的な方法

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ここでは、自身を客観的に把握しやすくなる効果的な保育士の自己分析の方法を紹介します。
自分史を作成する
自身の中学時代から大学や専門学校時代までの経験を振り返った自分史を作成してみましょう。
具体的には、学生時代やこれまで保育の仕事をしてきたなかで自身が経験した出来事をピックアップします。そして、ピックアップしたことに対して「なぜ?」という問いかけを繰り返して、自身の価値観を洗い出してみましょう。
楽しかったことや悲しかったこと、一番力を注いだことや失敗してしまった経験などを明確にすることによって、出来事でどんなことを学び、何を感じたのかがわかったり、 自分の性格(長所や短所)などを把握することができます。
一見保育士の仕事に関係がなさそうなものでもアピールポイントになることもあるので、エピソードをたくさんアウトプットすることが大切です。
キャリアを振り返る
自己分析で過去の経験を見つめ直し、保育業務をするうえでの自分自身の強みや、将来の目標に対する課題をきちんと明確にしておきましょう。
成功体験
保育現場で、保護者の方や同僚に褒められた具体的な出来事があれば、それを成功体験として使うこともできます。もし、具体的なエピソードがない場合は、自分から計画・実行したことをもとに自己分析をしてみてもよさそうです。
その後、なぜ成功できたのか・どういった経験や能力が役に立ったのかを考えてみましょう。
あなた自身のどういった価値観が根底にあったのか考えれば、 成功体験と価値観の具体的な結びつきが見えてくるかもしれません。
失敗体験
保育士として成功だけでなく失敗した経験もあるかもしれません。
その失敗体験をマイナスと捉えずに、なぜ失敗したのか、どうしたら失敗しなかったのか、どういった能力が必要だったのか、ということを考えてみましょう。
失敗をもとに自身の課題や弱みが見えてくるようになるため、自己PRを作成する際にも役立ちそうです。
他己分析をしてもらう
自己分析の効果的な方法として、家族や友人、園の職員などに他己分析をしてもらうのもいいでしょう。
自分では覚えていないエピソードが出てきたり、他者の視点から見ることで、意外な部分が長所として発見できたりするかもしれません。
他の人から話を聞くことは、 自分を客観的に知ることができるいい機会となるでしょう。
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自己分析の結果を自己PRに生かすときのポイント
自己分析によって明確になった価値観を、保育士の自己PRにどのように自己PRに生かせばいいのでしょうか。
客観的な視点で伝える
採用担当者に伝わりやすい自己PRを作成するためには、客観的な内容になっていることが大切になります。明確な事実や根拠に基づいていないものだと、独りよがりな印象を与えてしまうかもしれません。
できあがった自己PRを客観的な目線で見るためには、 1日経ってから冷静に見直したり、友人や家族に読んでもらって意見をもらったりするといいでしょう。
過去のキャリアをアピールする
採用担当者は、応募者の過去の経験や実績を通じて、自身の園で活躍できる人材であるかを判断しています。
そのため、自己分析で振り返った保育士としての経験やこれまでのキャリア、スキルなどをアピールしましょう。
その際は、そのスキルやキャリアを生かして 今後どのようなことに挑戦したいのか、 どのような課題をクリアしたいのかといったことをあわせて伝えると、熱意が伝わりやすくなるかもしれません。
具体的なエピソードを盛り込む
自身の長所や短所を説明する際には、どうしてそれがアピールポイントとなるのかが伝わるような具体的なエピソードを盛り込むようにしましょう。
また、将来の展望を伝える際にも、「○○のような経験を経て、△△ということを大切にして保育をしたいと思うようになった。」といったように、理由となる根拠を示すことで説得力が増しそうです。
自己分析が苦手な保育士さんはどうする?
中には「 自己分析に時間がかかって大変…」「 忙しくて自分を振り返る時間がない」という方もいるでしょう。
そんな時は他者に自分の経験やスキルを話してみるとよさそうです。
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