日本で一番有名な男性保育士?!Twitter で大人気の「てぃ先生」。
いろいろな園を見学する中で、これまで長時間勤務や休めない…といったイメージだった保育現場が、変わってきていると感じているそうです。
―今、保育現場はどのように変わってきているのでしょうか?
今って業界全体で保育士さんが不足していますので、多くの園が保育士に長く働いてほしいと思っているはず。
毎年のように保育士さんが入れ替わっていたら、子どもも落ち着きませんし、その園の保育が確立できませんからね。
―でも、どの園もどうせ同じでしょう?なんていう声も聴きます
いいえ、保育って、基本的なことは同じでも、園によってルールから仕事の進め方が結構違うんですよね。
これは3回、園を変わっている僕自身が実感しています。
だから、これが保育現場の厳しい現状なんだ…と思っている方には、ぜひ他の園を見てみることをお勧めしたいです。
現場は、確実に変わってきています。
特に最近目立つのは、長く働いてもらうために、働き方を改善している園が増えていることですね。
―保育士の働き方の改善には、どんな例があるのでしょうか?
残業の削減や、しっかり休みをとれるようにするとか、時間のかかりすぎる壁面や行事の準備を見直したり。
事務作業は、ICT化も取り入れてなるべく効率化するといったケースがありますね。
僕たちの仕事の楽しみや、やりがいって、何といっても目の前の子どもに向き合い、成長に関わり、喜びを共有できることだと思うんですよね。
なのに、事務作業を始めとした子どもに向き合えない時間が増えすぎてしまうと、仕事のモチベーションが下がってしまいます。
だから、ムダや時間がかかりすぎる業務を削減することが、保育士がやりがいをもって働くためには必要だと思います。
―職場としての保育園は、よい方向に変わってきているのですね。その理由は何故なのでしょうか?
そういった工夫をしないと、保育士さんに職場として「選んでもらえない」時代になったというのが大きいかもしれません。
僕が就活をしていた頃と比べると、保育士をめぐる労働環境は激変しています。皆さんが思っている以上に世の中の「保育士不足」は深刻なんです。
今は夫婦共働きが当たり前になった時代なのに、保育園がなければ、働きたくてもなかなか子どもを預けられないですからね。だから、保育士さんって、世の中で最も求められているお仕事の一つだと思うんです。
―お仕事や職場のことで悩んでいる保育士さんに伝えたいことは?
「今、ちょっと厳しい環境で働いているな」という方は、ぜひ一歩、他園の見学や転職を含めて踏み出してみるのはいかがでしょうか。
本当はその園のやり方が古かったり、おかしいだけなのかもしれないのに、保育自体が嫌いになってしまい、「潜在保育士」になってしまう。それは、保育士がこれだけ世の中に必要とされている中で、何よりも一番もったいないことだと思います。
せっかく好きなことを仕事にできるんですから、前向きに考えたいですよね。
プロフィール
てぃ先生
保育園でのかわいらしい子どもの姿のツイートが人気の現役男性保育士。
Twitterフォロワー数は44万人を超える。
実はそろそろ保育歴10年の中堅(ベテラン?!)。
保育士の待遇や保育の社会的意義についての情報も積極的に発信している
名前の読み方はアルファベットの「T」先生。
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