「保育士は忙しくて有給が取れないのでは?」と不安に感じていませんか。結論、有給休暇は勤続6か月で10日が付与される労働基準法上の権利で、保育士ももちろん取得できます。近年は取得を後押しする制度も整い、社会全体で取得率も上がっています。この記事では、有給の日数や年5日の取得義務、「取れない」ときの対処法、取りやすい園の見分け方まで解説します。保育士の休日事情をまるごと知りたい方は、有給や年末年始などの休暇をまとめた▶ どれくらい休める?保育士の休日事情もあわせてご覧ください。

保育士は有給休暇を取れる?日数の目安と最新の取得状況
まずは「保育士は有給をどのくらい取れるのか」を、制度とデータの両面から確認しましょう。
有給休暇(年次有給休暇)は、労働基準法第39条で定められた労働者の権利です。「忙しい」「人手が足りない」といった事情があっても、条件を満たせば保育士も当然に取得できます。
勤続年数ごとの付与日数
正社員の場合、雇い入れの日から6か月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤していれば、10日の有給が付与されます。その後は勤続年数に応じて増えていきます。
| 勤続年数 | 付与日数 |
| 6か月 | 10日 |
| 1年6か月 | 11日 |
| 2年6か月 | 12日 |
| 3年6か月 | 14日 |
| 4年6か月 | 16日 |
| 5年6か月 | 18日 |
| 6年6か月以上 | 20日 |
勤続6年6か月以降は、毎年20日が付与されます。なお、園によっては入職と同時に有給を付与するところもあるため、入職時期の付与ルールは雇用契約書で確認しておくと安心です。
パート・アルバイトも対象
有給は雇用形態を問いません。パートやアルバイト、契約社員でも、条件を満たせば付与されます。
ただし週の所定労働日数が少ない場合は、日数に応じて比例付与されるため、正社員より少なめになります。
【2026年】保育士・全体の有給取得状況
厚生労働省の調査によると、労働者全体の有給取得率は直近で66.9%と、9年連続で上昇し過去最高となりました。
政府は2028年(令和10年)までに取得率70%を目標に掲げており、社会全体で有給を取りやすい流れが強まっています。
保育士バンク!総研の「令和4年度 保育士の働き方レポート」(2022年4月〜2023年3月の労務データを集計)によると、保育士の平均有給取得率は65.1%でした。
※取得した有給日数÷付与された有給日数を有給取得率として算出。
取得率別の人数構成比は「100%取得」が29.7%で最も多く、一方で取得率が低い層も一定数いることから、同じ保育士でも勤務先によって取りやすさに差が大きいことがうかがえます。
なお地域差もあります。東京23区・大都市・小都市などは65%を超える一方、中核都市は57.4%とやや低くなっています。また、さらに管理職の取得率は56.5%と平均より低い傾向があることもわかっています。
同じ保育士でも、勤務先や役職によって有給の取りやすさに差が大きいのが実情です。
裏を返せば、有給をしっかり取れるかどうかは「どの園で働くか」で大きく変わるということともいえそうです。
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保育士なら知っておきたい有給のルール【2026年最新】
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有給を上手に使うために、押さえておきたい制度を最新の内容で確認しましょう。
年5日の取得義務
2019年4月から、年10日以上の有給が付与される労働者には、年5日を確実に取得させることが事業主に義務づけられています。
取得のタイミングは労働者の意見を尊重して決めるルールのため、以前より希望に沿って取りやすくなっています。
パートでも、10日以上付与される場合は対象です。
有効期限は2年・繰り越しできる
有給の有効期限は付与から2年で、使いきれなかった分は翌年に繰り越せます。
逆にいえば2年を過ぎると時効で消滅してしまうので、計画的に消化しましょう。
時季変更権とは
園には「時季変更権」があります。
これは同じ日に多くの職員が休むと運営に支障が出る場合などに、取得時期の変更を求められる権利です。
有給そのものを拒否できるわけではなく、あくまで「別の日にずらしてもらえないか」という調整の範囲です。
半休・時間単位での取得
1日単位だけでなく、半休や時間単位で有給を使える園も増えています。
国の規制改革の議論でも時間単位年休の拡大が検討されており、子どもの学校行事や通院など「数時間だけ抜けたい」というニーズに有給を充てやすくなる流れです。
勤務先で時間単位年休が使えるかは、就業規則を確認してみましょう。
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保育士の有給が「取れない」よくある理由
「権利なのに、実際にはなかなか取れない」と感じる保育士さんも少なくありません。よくある理由を整理します。
- 保育士の人手が足りず、休むとシフトが回らない
- 「有給を申請しづらい」雰囲気がある
- 年度始め・年度末や、運動会・発表会などの行事前で忙しい
- 「同僚に迷惑をかけそう」という罪悪感がある
ただし、条件を満たしていても有給が取れない、年5日未満しか取得できないという場合は、労働基準法違反の可能性があります。
まずは法人の担当部署に相談し、それでも改善されなければ、公的機関である労働基準監督署に無料で相談できます。
行き違いのケースもあるので、まずは事実を確認してみましょう。
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有給を取りにくいときの対処法・スムーズに取るコツ
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有給がなかなか取れないときは、次のような工夫が有効です。
早めに相談し、希望日を複数出す
予定が決まったら、主任や同じクラスの保育士へ早めに相談しましょう。
希望日を複数提示すると、園もシフトを調整しやすくなりますが、日程が決まっている場合は「〇月〇日に有休取得予定です」のように曖昧にせずに伝えましょう。
引き継ぎメモを用意する
休む間は代わりの保育士がフォローします。
子どもの様子や当日の流れ、連絡事項などをメモにまとめて共有しておくと、安心して休めますね。
登園児が少ない時期にまとめて取る
お盆や年末年始など、保護者も休みで登園児が少ない時期は、まとまった有給を取りやすいタイミングです。
反対に、年度始め・年度末や大型行事の直前は避けるのが無難です。
体調不良のときは速やかに連絡する
急な体調不良で有給を使うときは、できるだけ早く連絡しましょう。
シフトの補充手配が必要なため、早めの一報が園にとっても助かります。
有休を半休や時間単位で使える園なら、通院などに柔軟に活用することもできます。
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「今の園ではどうしても有給が取りにくい」という場合、取りやすい環境の園へ移るのも一つの選択肢です。
気になる求人や、自分が働いている園、これから働く予定の園など「有休がとりやすい職場なのかな?」と思ったら、以下の5項目をチェックしてみましょう。
「その園、有休はとりやすい?」
気になったらチェックしてみよう
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人員にゆとりがあり、誰かが休んでもシフトが回る
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ICT導入などで日常の業務が効率化されている
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行事が比較的少なく、日々の保育に力を入れている
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有給取得率・平均取得日数を公開している
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運営母体が大きく、コンプライアンス(法令順守)の意識が高い
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全項目にチェックがつけば
有休がとりやすい可能性大!
逆に少ないなら注意が必要かも?
求人票やホームページで「有給取得率」「平均取得日数」の実績が具体的に示されている園は、休みをオープンに運用しているあらわれです。
とはいえ、有給の取りやすさは求人票だけでは見抜きにくいポイントですよね。
判断に迷うときは、保育士バンク!のアドバイザーに希望を伝えて、実際の取得状況まで確認してもらうのも賢い方法です。
有給がとりやすい園は?有給の取りやすい
園を紹介してもらう休みや給料、なんでも相談OK
保育士の有給休暇に関するよくある質問Q&A
保育士の有給休暇について、よく寄せられる疑問にお答えします。
Q. 保育士は有給を取れる?
有給休暇は労働基準法で定められた労働者の権利で、保育士も雇用形態を問わず対象です。勤続6か月・出勤率8割以上などの条件を満たせば付与されます。
Q. 保育士の有給は何日もらえる?
その後は勤続年数に応じて増え、6年6か月以降は毎年20日が付与されます。パートは所定労働日数に応じて比例付与されます。
Q. パートでも有給はもらえる?
パートやアルバイトも、勤続6か月・出勤率8割以上の条件を満たせば付与されます。週の所定労働日数が少ない場合は、日数に応じて比例付与されます。
Q. 有給が取れないのは違法?どこに相談すればいい?
条件を満たすのに取得できない、年5日の取得義務が守られていないといった場合は、労働基準法違反にあたることがあります。まずは法人の担当部署へ、改善しなければ労働基準監督署に無料で相談できます。
Q. 退職時に残った有給はまとめて消化できる?
有給は権利のため、退職日までの範囲で残った有給を消化するのが一般的です。有効期限(付与から2年)内であれば繰り越し分も使えます。引き継ぎに配慮しつつ、早めに希望を伝えましょう。
Q. 有給を半休や時間単位で取れる?
半休や時間単位で取得できる園も増えています。国でも時間単位年休の拡大が検討されており、子どもの行事や通院など短時間の用事に使いやすくなる流れです。就業規則で対応状況を確認しましょう。
Q. 有給が取りやすい園の見分け方は?
人員にゆとりがあり、ICT導入で業務を効率化している園、取得実績を公開している園は取りやすい傾向です。保育士バンク!では、こうした条件を重視した求人探しもサポートしています。
Q. 在職中で、今の園に知られずに探せる?相談だけでもOK?
求人サイトの閲覧やアドバイザーへの相談が周囲に通知されることはありません
「有休しっかりとれる園の求人があるかちょっと聞いてみたい」「まだ辞めるとは決めてないので、もし希望の求人があったらほかの条件も見てから検討かな」という方も多いんですよ!
在職中の方や、ゆっくり進めたい方にも合わせて、連絡の時間帯や方法にも配慮しますので、自分のペースでご利用いただけます。
今の気持ちをお聞かせください有給の取りやすい
求人を見てみる登録1分・完全無料<
出典:年次有給休暇の付与日数は、法律で決まっています/厚生労働省出典:年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説/厚生労働省出典:令和7年就労条件総合調査 結果の概況/厚生労働省
有給を正しく理解して、しっかり休める職場を
有給休暇は保育士にとっても当然の権利で、初年度から取得できます。年5日の取得義務や時間単位年休など、取りやすくする制度も整いつつあり、社会全体で取得率も上がっています。
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保育士バンク!では、有給取得率の高い園や人員にゆとりのある園など、休日・休暇にこだわった求人を多数紹介しています。LINEで気軽にやり取りできるので、お気軽にご相談くださいね。
保育士がどのくらい休めるのか、有給・GW・年末年始などの休暇事情を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
▶ どれくらい休める?保育士の休日事情
- ✓ 在職中の方は今の園に知られることはありません。
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