保育園で働く正社員看護師の仕事は、「子どもが好き!」「家庭を優先するため、病棟以外の仕事を探したい」という方々にとても人気があります。病棟勤務と異なり、夜勤や休日出勤もなく、健やかな子どもの成長を見守れる、やりがいのあるお仕事です。今回のコラムでは、保育園看護師の詳しい仕事内容や、必要なスキルについてご説明していきます。

保育園で勤務する保育園看護師とは?
保育園で働く看護師には、病棟で勤務する看護師にはない3つの特徴があります。まず1つめは、接する相手が基本的に健康な子どもたちだということ。病気を患っていたり熱のある子どもは保育園では預かることができません。
2つめは、基本的に保育園では医療行為を行わないということ。病棟勤務では毎日のように行っている点滴や採血ですが、園内で行われることはほとんど無いと考えて良いでしょう。
3つめは、園の開園時間に合わせてシフトを組んでいるので、夜勤が無く残業も少ないこと。週末もお休みが取れるとあって、病棟での勤務が難しい子育て中の看護師を中心に非常に人気が高いお仕事です。
保育園看護師の具体的な仕事内容は?
正社員として働く保育園看護師の仕事内容について、くわしく掘り下げていきます。
一日のスケジュール
保育園で働く正規看護師がどんな一日を過ごしているか、スケジュールを見ていきましょう。

このように、園児たちの健康管理や、急病・ケガへの対応が保育園看護師のおもなお仕事になります。
そのほかの仕事
保育園の看護師さんは、上記以外にもこのようなお仕事をしています。
・身体測定
・園で行われる定期検診(小児科・歯科など)の介助
・ほけんだより、感染症予防ポスターなどの作成
・子どもへの手洗い、歯磨き指導
・検便の案内、管理
・園内の常備薬の管理
・受診が必要になった子どもに付きそう
・プール時の健康管理
・熱中症対策
・職員の体調管理
など、保育園看護師のお仕事は実際の手当てだけでなく、病気の予防を促したり、デスクワークも多いのが特徴です。

園児とふれ合う機会は、保育士並みに多い
保育園の職員配置基準では、看護師が保育園に勤める場合、1名にかぎって「保育士」としてカウントできるという決まりがあります。看護師は「子どもの健康を守りながら、お世話ができる人材」と見なされているということです。
実際に保育園で働いてみると、人手の必要な時間帯は子どもの遊び相手になったり、食事の介助をしたり、保育士と同じような仕事をすることも多いでしょう。
特に0歳児の預かりにはさまざまなリスクを伴うため、園によっては保育士と同様にクラス担任を持つなど、保育スタッフの一人として配置されるケースもあります。
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お給料や勤務形態について
正規で働く保育園看護師の、気になるお給料と勤務形態を調べました。
お給料は、病棟看護師の約7割ほど
内閣府の「幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」によれば、保育園で働く常勤看護師の月給は賞与も含めて約28万円。年収にすると約334.8万円です。
これに対し、国の給与調査における一般的な看護師の平均月収は33.1万円、賞与も合わせた年収は478.2万円でした。保育園で勤務する看護師の年収は、病棟勤務の看護師に比べ7割程度にとどまるようです。
休日出勤や夜勤手当がない分、どうしても給与は減ってしまいますが、自治体によっては保育園勤務の看護師でも家賃補助が受けられるところがあります。
この福利厚生が利用できれば、年間で最大約100万円程度の家賃を節約できる可能性があるので、求人票をよく確認してみましょう。
参考:平成29年度・賃金構造基本統計調査(厚生労働省)
プライベートを優先できる勤務形態
保育士バンクに寄せられた求人を見ていくと、保育園の正社員看護師は、平日のみ・1日8〜9時間の固定シフトで働いていることが多いようです。園の開園時間によりますが、夜勤や残業を求められることはほとんど無いと考えて良いでしょう。週末や年末年始もカレンダー通りに休むことができます。
保育園看護師はお給料が抑えめだったり、看護師のキャリアに見られにくいというデメリットがあります。しかし、子育て中の方や介護中など、私生活を優先したい方にとっては非常に働きやすい環境ですよ。
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保育園看護師には、どんなスキルが必要なの?
働きやすく人気の高い保育園保育士の仕事ですが、実際に勤務する上でどのようなスキルが必要なのでしょうか?
子どもが好きなこと
保育園でのお仕事は、まず第一に子どもが好きでなくては勤まりません。大人なら冷静に対処できる病気やケガも、親元を離れて保育園にいる子どもにとっては不安でたまらないものです。そうした子どもの気持ちを理解して、安心感を与えてあげましょう。何より大切なのは笑顔です。
保育士と同じ目線で子どもたちの成長を見守ることで、自然とやりがいが芽生えていきます。
子どもの症状を的確に判断するスキル
0〜2歳児くらいの子どもは、まだハッキリと言葉を話せません。3歳児以上の子どもでも、自分の症状を的確に説明するのは難しいでしょう。まだ言葉を話せない子どもの病状を判断するのは、想像以上に大変です。
健康なときの様子もしっかりと見ておくことで「今日は様子がおかしいな」という判断ができるので、子どもとは日頃から積極的に関わっていきましょう。
応急処置のスキル
高いところから飛び降りたり、お友だちとかけっこをしてぶつかってしまったり…。小さい子どもは、とにかくよくケガをします。擦り傷、切り傷、打撲は日常茶飯事です。創傷処置や包帯の巻き方など、外科的な応急処置については事前にしっかり勉強しておきましょう。
そのほか採用に有利なスキルとは?
「小児科で勤務した経験も子育て経験もないし、採用は難しいかも…」と悩む方もいるかもしれませんが、保育園看護師に限って言えば、小児科経験は必須ではありません。むしろ、外科や内科や皮膚科など、オールマイティな経験があった方が「多彩な知識を持つ看護師」として重宝がられるでしょう。どんな科の経験も必ず役に立ちますよ。
子育て経験も、あればあるにこしたことはありませんが、ピアノや体操、絵本の朗読など、趣味程度の技術でも、子どもを喜ばせられそうな何かがあれば積極的にアピールしましょう。
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