保育園で雪遊びをする際には、乳児や幼児、保育士はどのような服装をすればよいのでしょうか。手袋や靴、靴下ごとに雪遊びの服装を決めるときのポイントについて調べてみました。保護者には防寒の服だけではなく、雪遊びの後の着替えも準備してほしいことも伝えることで、子どもたちも体調を崩しにくいでしょう。子どもたちが元気いっぱい雪で遊べるように万全の服装を着用してくださいね。
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■目次
雪遊びの服装選びのポイント
保育園で雪遊びをする際、どのようなポイントに気をつけて服装を決めるといいのでしょうか。 ここでは、保育園での雪遊びの服装選びのポイントを紹介します。
速乾性のあるもの
保育園で雪遊びをするときは速乾性のある素材の服装を選ぶようにしましょう。フリースはあたたかく、速乾性もあります。<b
また、インナーには吸水性と速乾性のある生地を選ぶといいでしょう。乾きにくい素材のものを着用していると、汗や溶けた雪の水で身体を冷やしてしまう原因にもなってしまいます。
防水、撥水性があるもの
衣服に雪がついても、払うとすぐにとれる防水の素材や撥水性のある素材のアウターを選ぶといいでしょう。インナーを充実させ、レインコートを着用してもいいですね。
また、防水スプレーを衣類に吹きかけることでも代用ができそうです。
保温性があるもの
雪遊びには、ダウンジャケットなどの保温性があるものを選びましょう。ダウンジャケットが動きづらいということであれば、アウトドアブランドなどでは、薄くても保温性に優れたアウターも販売されているので、検討してみてもよいでしょう。
サイズ感が合っているもの
雪が積もっているところに足をいれると動きにくくなります。そのため、ボトムの裾はサイズの合ったものを選ぶようにしましょう。
特に、子どもたちの服装には気をつかいましょう。子どもたちが転んでけがをしてしまわないように裾が長い場合は裾をブーツのなかに入れてみたり、工夫するようにしましょう。
乳児向けの雪遊びの服装
ここでは、乳児の雪遊びの服装を紹介します。乳児が外遊びをする際は動きやすく、雪が衣類に入りづらいつなぎタイプを着用するといいでしょう。
また、乳児は自身が寒い場合も、言葉にして「寒い」と伝えることがむずかしいでしょう。雪遊びの際は、服装の確認だけでなく、乳児の様子を細かく確認する必要があります。
ウェア
乳児の雪遊びにはつなぎタイプがいいでしょう。歩き始めたばかりの乳児は、雪の上を歩いた際に転んでしまうことが多いかもしれません。衣類の中に雪が入って身体を冷やさないようにしましょう。
手袋
乳児の場合は、自分で手袋の着脱をすることができないため、ミトンタイプのようにすぐにはめることができる手袋がよいかもしれません。ミトンタイプの手袋は、縫い目が少ないため中が濡れにくいようです。
靴
雪遊びには乳児用のスノーブーツがいいでしょう。スノーブーツはソールの凸凹が深く、雪の上を歩いても滑りにくくなっており、靴の中に雪が入りにくい作りになっています。
靴下
靴下は、すねあたりまで隠れ、長めで厚手のものを着用するようにしましょう。長めの靴下で厚手のものだと雪が直接足にふれることが少なくなり、身体が冷えるのを防ぐことができそうです。
幼児向けの雪遊びの服装
次に幼児向けの雪遊びの服装を紹介します。幼児は身体を大きく動かしながら遊ぶことが多くなります。そのため、雪遊びの際は汗をたくさんかくことを考慮して雪遊びの服装を選ぶようにしましょう。
ウェア
雪が服の中に入りづらいつなぎタイプもいいかもしれませんが、身体を大きく動かせるようにセパレートタイプを選んでもいいかもしれません。
幼児になると雪の上に元気よく飛び込んだりする場面もあるでしょう。身体を自由に伸ばすことができるウェアがよさそうですね。
手袋
幼児になると雪合戦やかまくら作りなど、お友だちといっしょに雪遊びをすることが多いでしょう。
そのため、雪を掴んだりして遊びやすいように、雪遊びの手袋には5本指タイプのものを選ぶといいかもしれませんね。
靴
幼児の雪遊びの靴は乳児の靴同様に、スノーブーツを履くほうがいいでしょう。幼児になると雪の上で走り回って遊ぶことが予想されるので、スノーブーツの中に雪が入ってしまうことが多くなりそうです。
そのため、スノーブーツを履く前に足カバーを履き、雪がブーツの中に入ってもいいように工夫をしましょう。
靴下
幼児の雪遊びの靴下も長めで厚手のものを選ぶようにしましょう。乳児に比べて、雪が靴の中に入りやすくなるので、冷えにくいものを選んでくださいね。
保育士の雪遊びの際の服装選び
次に保育士の雪遊びの際の服装を紹介します。保育士は子どもたちと走り回ったりして遊べるように、動きやすい服装をするようにしましょう。
機能性で選ぶ
雪遊びということで、防寒をしすぎるあまり厚着になってしまい、動きづらくなってしまわないように注意してください。子どもたちの安全を守れるように、特に足元と手先は動きやすくしておきましょう。
また、雪遊びといっても、外で遊ぶことに変わりはないので、汚れにくく丈夫な素材であるかあわせて確認しましょう。
撥水性で選ぶ
保育士の雪遊びでの服装も撥水性や防水性を備えてなければなりません。スノーウェアなどの服装がいいかもしれませんが、揃えることもむずかしいでしょう。
その際は、中綿がある少し厚手のアウターに防水スプレーをかけて代用するとよいかもしれません。スノーウェアを揃えるより、手軽に準備できるでしょう。
雪遊びの日の服装について保護者に何を伝える?
保育園で雪遊びをすることになると、保護者に子どもの服装についてどのように伝えるべきでしょうか。雪遊びシーズンが近づいてきた際に、保護者にお知らせする内容について紹介します。
着替えが必要
子どもたちはたくさん走り回って雪遊びをするため、意外にもたくさん汗をかきます。
また、溶けた雪で衣服が濡れてしまう可能性もあるので、雪遊びの後、身体が冷えないように、着替えを準備する旨を保護者に伝えましょう。
サイズ確認
前日までに、子どもたちが着る服のサイズチェックを行うように、保護者にお願いしましょう。子どもの身体の成長は早く、去年着た服が着れないことがあるかもしれません。
特に、スノーブーツや長靴などは、履く機会が少ないので思っていたより小さい、大きめに買ったがまだゆるいなど、サイズが合わないことも多いようです。子どもたちが安全に快適に雪遊びを楽しめるように、事前に確認ついてしっかりとお知らせしましょう。
着替えを入れる袋の持参
汗をかいたり塗れてしまった服を入れる袋を、持参するようにお願いしましょう。お店の袋やスーパーのレジ袋が無難ですが、どのような袋でも、記名してから持たせるようにお願いするといいでしょう。
雪遊び後に子どもたちが一斉に着替えをすると、お友だちの服や着替え袋と自分のものが混ざってしまう可能性があります。もちろん、服にも記名をしてもらいますが、袋にも名前を書いておくと安心でしょう。
白色の服装は避けること
子どもたちが白系の服装をしていると雪に同化してしまい、保育士の目から子どもたちの様子が見づらくなってしまいます。万が一のことを考え、子どもたちの服装は色のついたものにするように保護者に伝えましょう。
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適切な服装をして保育園の雪遊びを楽しもう
保育園で雪遊びをする際の乳児や幼児、保育士に適した服装を紹介しました。雪遊びの手袋や靴、靴下を決めるときは保護者に選ぶときのポイントを伝え、子どもたちが元気いっぱいに雪とふれあえるようにしましょう。
また、雪遊びの際、汗をかいたり、服が塗れてしまうこともあるので、着替えの準備をすること保護者に忘れず伝えてください。
服装一つで子どもたちや保育士が雪遊びを楽しめるかどうか決まってくるかもしれません。万全の服装を整えるようにしてくださいね。