10月のおたよりの書き出しに悩む保育士さんもいるでしょう。ハロウィン、運動会などの行事の様子や季節感を表し、読みやすいおたよりを作成できればよいですね。今回は、保育園の10月のおたよりの書き出し例文32選をご紹介します♪乳児・幼児別に子どもの様子を表した文章もまとめたので、参考にしてみてくださいね。
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■目次
10月のおたよりの書き出しに悩む
秋も深まり、少しずつ寒さを感じる10月。
季節の移り変わりや行事の様子などにふれて、秋らしいおたよりを作成できるとよいですね。
また、おたよりを作るときに悩むことが多いのが「書き出し」の部分。
「時候の挨拶が思いつかない」「いつも同じような言葉を書いてしまう」など、執筆が進まない保育士さんはいませんか?
今回はおたよりの書き出し例文を20選紹介します!普段の保育を振り返りながら、例文を参考にしてみてくださいね。
10月のおたより:時候の挨拶の書き出し文例
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10月といえば、秋が深まり鮮やかな紅葉が見られる時期ですね。
ここからは、おたよりに使える時候の挨拶の書き出し文例を紹介します。
文例1
風が冷たくなるとともに空が高くなり、秋らしい季節になりました。
澄んだ空気をいっぱいに吸い込んで、秋の空の下を駆け回る子どもたち。
園庭や公園に出かけて小さい秋を見つけに行きたいと思います。
文例2
散歩に行くと、いつもの公園がススキでいっぱいになっています。
ススキのサワサワとした感触にくすくすと笑いながら、虫を探しに夢中で分け入っていく子どもたち。目を輝かせながらバッタやカマキリを追いかけています。
文例3
園庭の木々が赤く染まり、秋の深まりを感じられるようになりました。
落ち葉やどんぐりは子どもたちにとっては宝物。膝が砂まみれになるのも気にせず、ポケットにたっぷりとため込んで帰ってきます。
みんなが見つけた自然物を使って、秋のリースを作りました。
文例4
散歩に行くと、いつもの道にたくさんのイチョウが落ちています。
あたり一面が黄色く染まる光景に興味津々な様子の子どもたち。「すこしくさーい」と言いながらも、秋ならではの自然とたくさんふれ合っています。
文例5
きびしい日差しも和らぎ、秋晴れの下子どもたちは元気よく走り回っています。
これから寒くなるため、体調管理に気をつけながら身体を動かしたり、製作遊びを楽しんだりしておだやかに過ごしたいと思います。
文例6
どんぐりやまつぼっくりなどさまざまな木の実を探しながら、秋を感じる今日この頃。
赤や黄色と彩りの紅葉がきれいで、散歩が楽しい毎日です。
自然にふれあいながらさまざまな遊びを楽しみたいと思います。
文例7
爽やかな秋晴れの中、元気に過ごす子どもたち。
芸術の秋にちなんでいろいろな製作遊びに挑戦したり、アイデアを出し合ったり。
笑顔いっぱいに楽しく過ごして冬の訪れを待ちたいと思います。
文例8
秋本番。さわやかな風が頬をなでて、過ごしやすい日々が続いています。
朝夕の寒暖差が激しいため、身体が冷えないように体調管理に気をつけながら楽しく過ごしていきたいと思います。
文例9
おだやかな秋の日差しを感じる日も増え、園庭では子どもたちが木の実や葉っぱ集めに夢中です。
季節の移り変わりを楽しみつつ、秋から冬に向けて衣服なども調整しながら元気に過ごしていきたいと思います。
文例10
気温が下がり、寒さが増す中、子どもたちは秋探しを楽しんでいます。
赤いもみじや黄色のイチョウなど色とりどりの葉っぱを集めては見せあいっこ。
微笑ましい姿に成長を感じます。
今年の残り2カ月を元気に過ごせるよう、体調管理にも十分気をつけていきます。
文例11
秋の気配を感じ、園庭ではたくさんのトンボが飛び交っています。
すず虫も顔を出し、虫とりを楽しむこどもたち。
秋の紅葉を楽しみながら季節の移り変わりを感じています。
文例12
台風が過ぎて、穏やかな秋を楽しむ季節がやってきました。
10月は運動会やハロウィンなど大きなイベントがたくさんあります。
体調管理に気をつけて思い出に残る季節になるよう見守っていきます。
10月のおたより:行事別の書き出し文例
10月は以下のような行事を開催する園があるでしょう。
- 運動会
- 芋の収穫
- ハロウィン
- 読書週間
おたよりの書き出しではそれぞれの行事に向けて、準備する子どもの様子もいっしょに伝えられるとよいですね
各行事の書き出し文例を紹介します。
運動会
文例1
10月はいよいよ運動会があります。
朝保育室に入ると、「早くダンスの練習しようよ」と自分たちでラジカセを用意している子どもたち。やる気ばっちりのようです。
クラスみんなで毎日練習してきたダンスやかけっこの成果が発揮されることを願っています。
文例2
10月は待ちに待った運動会!
子どもたちは元気よくダンスやかけっこの練習を頑張っています。
玉入れ競技では、なかなか上手く玉を投げることができずに苦戦する子も。
当日の子どもたちの勇姿を楽しみにしていてくださいね。
芋の収穫
文例1
春から子どもたちが水やりをして育ててきた芋の収穫がもうすぐです。
「大きくなあれ」と心を込めて育てた芋。掘ったあとの焼き芋パーティーも楽しみのようで、「何個とれるかな」「こんなに大きいお芋もあるかな」と今からワクワクしています。
植物の成長の不思議さと、自然の恵みへの感謝の気持ちが育めるよう話をしていきます。
文例2
いよいよ、芋掘りの季節がやってきました!
春から一生懸命育てたお芋の成長を見守っていた子どもたち。
これから収穫に向けて絵本を読んだり、クッキングの相談をしたりと楽しみたいと思います。
ハロウィン
文例1
10月31日のハロウィンに向けて、部屋の装飾を作っている子どもたち。
カボチャや黒猫の切り絵、貼り絵を作っては、「できた!」と友だちと見せ合いっこをしています。
外国の文化に親しみを持てるよう、ハロウィンの由来や意味を伝えながら楽しんでいきます。
文例2
月末のハロウィンに向けて、仮装を楽しみにしている子どもたちが衣装づくりを始めました。
「当日はどんな衣装を着るのかな?」と、楽しみにしていてくださいね。
園内の壁面もハロウィンのモチーフでいっぱい♪お迎えの際はぜひお子様とじっくりご覧ください。
読書週間
文例1
読書の秋ということで、10月27日から2週間にわたって読書週間が始まります。
今年は絵本専門士の先生をお呼びして絵本の読み聞かせ会を行なうことになりました。どんな絵本を読んでもらえるのか楽しみな様子の子どもたち。
園でも、子どもたちが絵本の世界に入り込めるような読み聞かせを行なっていきます。
文例2
読書の秋がやってきました!
読書週間では大型絵本や紙芝居など、普段とは違った読み聞かせを楽しみたいと思います。
〇〇クラスでは、現在「ともだちや」の本が大人気!とっても面白くて友だちの大切さを知ることができる感動作です。
園では絵本の貸し出しを行なっていますので、お子様と読書を楽しんでみてくださいね。
10月のおたより:【乳児・幼児別】子どもの姿を伝える書き出し文例
おたよりの書き出しに、子どもたちの様子を伝えたいと考える保育士さんもいるでしょう。
「こんな遊びができるようになった」「友だちに対してのかかわり方が変わってきた」など成長を感じられるエピソードを書くと、保護者も子どもの育ちに気づくきっかけになりそうですね。
乳児・幼児別に子どもの姿を伝える文例を紹介します。
乳児(0歳児、1歳児、2歳児)の姿を伝える文例
年齢別に10月に見られる乳児クラスの子どもの姿の文例をみていきましょう。
0歳児
<文例1>
食欲の秋の言葉通り、「食べたい!」と意欲たっぷりの子どもたち。
スプーンを握ってごはんをすくおうとしたり、好きなメニューをあっという間に完食したりと、食べることにも一生懸命です。
<文例2>
クラスでよくかけている音楽がお気に入りになりつつある0歳児さん。
気に入っている音楽が流れると、ハッと気がついて音のする方向を見る子どももいます。
曲に合わせて身体を揺らしたり先生の動きを真似しようとしたりと、自由に表現することを楽しんでいます。
1歳児
<文例1>
だんだんと歩き方がしっかりしてきたため、園の周りを散歩するようになりました。
どんぐりを拾っては先生に見せたり、コスモスの花を見つけて指をさしたり、秋の自然探しに大忙しです。
<文例2>
友だちの遊びが気になり始めた1歳児さん。
横からじっと見ていることもあれば、2人で遊びに夢中になっていることもあります。
「かして」「どうぞ」のやり取りを楽しんでいる様子がとても微笑ましいこの頃です。
2歳児
<文例1>
涼しい日が続き運動にぴったりな気候になりました。
2歳児クラスでは、毎日のように園庭で走ったりボールを蹴ったりとはしゃいでいます。
ずいぶん速く走れるようになり、ボールを取るのも上手になった子どもたちを見て成長を感じます。
<文例2>
ゲーム遊びに少しずつチャレンジしている2歳児さん。先日はフルーツバスケットをみんなで楽しみました。
自分のフルーツが呼ばれるのを待っている間の、期待と緊張が混じった表情に成長を感じます。
鬼になってしまったときも、エヘヘと笑いながらうれしそうな顔を見せてくれました。
幼児(3歳児、4歳児、5歳児)の姿を伝える文例
年齢別に10月に見られる幼児クラスの子どもの姿の文例をまとめました。
3歳児
<文例1>
みんなでいっしょに行なう活動が楽しめるようになってきました。
クラスで声を合わせて歌ったり鬼ごっこをしたりしたときは、友だちとの一体感を味わい、より遊びに熱中している3歳児さんです。
<文例2>
食べ物の手遊びを気に入っている3歳児さん。
「やきいもグーチーパー」や「パン屋に5つのメロンパン」などがお気に入りのようで、繰り返し遊んでいます。
料理の真似っこやお買い物ごっこなどをしながら食べ物に親しむ姿に、食欲の秋を感じます。
4歳児
<文例1>
涼しくなったので、体力作りを兼ねて少し遠くの公園まで散歩に行っています。
友だちと手をつなぎ、「さんぽ」の歌を歌いながら歩く4歳児さん。
「疲れちゃった」と言う友だちに、「あとちょっとだよ」と声をかけて励ます心優しい〇〇組です。
<文例2>
だんだんと仲間意識が芽生えてきた4歳児クラスの子どもたち。
友だちとの仲がいっそう深まったように感じます。困っている友だちに「こうしたらいいよ!」と助け船を出す姿に心が温かくなりました。
5歳児
<文例1>
読書の秋ということで、絵本棚に新しい絵本を追加しました。
すぐに気がついて読み始めた子どもにつられ、「なあにそれ」と絵本に興味を示す子どももちらほら。読書の輪が広がるとよいなと願っています。
<文例2>
5歳児クラスでは、運動会の日に飾る国旗を少しずつ作っています。
さまざまな国の国旗の見本を見比べて「どれをかこうかな」「この国旗きれいな色」と興味深そうにする様子も。
運動会当日には、子どもたちのお手製の国旗が園庭を彩ることを楽しみにしています。
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文例を参考に10月のおたよりの書き出しを考えよう
10月のおたよりの書き出しに悩んだら紹介した文例を活用してみてくださいね。
クラス編成から半年が経った時期のため、改めて4月からの子どもの成長を振り返ってみるのがポイントかもしれません。
なお、以下の記事ではおたより作成の悩みの解決ポイントを紹介しています。作成に悩んだときは参考にしてみてくださいね。
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