離職を考えながら働いている保育士さんの中には「次を決めずに退職をしても大丈夫かな…」と不安を抱く方もいるかもしれません。転職先を決めずに辞めてしまうと、どんなリスクがあるのかを知っておくことが大切ですね。ただ、中には内定を待たずに辞めても問題ないケースもあるでしょう。保育士さんが退職を考えた場合の対処法もまとめました。
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目次
保育士さんが次を決めずに退職したいと悩むときは?
保育士さんの中には「転職先を決めていないけれど退職を検討中…」という方もいるのではないでしょうか。
- 人間関係が悪い
- 園長先生や主任が威圧的で辛い
- 仕事量が多いのに給与が安い
- 持ち帰りの仕事や残業が多すぎる
など今の職場に不満を抱いて退職を希望しているケースが多いでしょう。
中にはストレスを感じて「今すぐにでも現場を離れたい!」と考える保育士さんもいるかもしれません。
ただ、次の職場を決めないまま辞めてしまって大丈夫なんだろうか…と悩んでしまいますよね。
無計画に退職を勧めるわけではありませんが、結論、保育士さんの転職では次を決めずに退職しても問題がない可能性が高いと言えるでしょう。
背景として全国的に保育士不足が深刻化しているため、比較的転職先が見つかりやすい場合が多いことが理由に挙げられます。
しかし、状況によっては次を決めてから退職の意向を伝えたほうがよいケースもあるため、よく考えて行動することが大切ですね。
今回は転職先を決めていない中で職場を辞めたいと悩んだときの対処法を紹介します。
保育士さんが次を決めずに退職してもよいとき
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ここからは次を決めずに退職してもよい例を具体的に見ていきましょう。
精神的・肉体的に限界を感じている
保育士さんは保育活動以外にも保護者対応や行事の企画・運営など多種多様な業務をこなす仕事です。
忙しい毎日に追われ、精神的にも肉体的にも限界を感じている保育士さんは、自分を守るために退職を決めてもよいのではないでしょうか。
身体や心が壊れてしまわないうちに職場を離れて静養する必要があるでしょう。
「次の職場が見つからないから働き続ける…」という理由で勤務していると、睡眠がとれなくなったり、鬱々とした気分が続いたりと不調が現れることもありそうです。
客観的に自分の身体や心の状況をチェックして、辛さを感じている場合は退職も視野に入れて検討することが大切ですね。
貯金がある
貯金がある方は現職を離れても金銭面の心配が少ないので、退職をしても大丈夫なケースが多いかもしれません。30代~40代の方などの年代ではある程度貯金が貯まっている方もいるでしょう。
生活費や光熱費、転職活動費なども計算したうえで退職後に生活できるかどうか考えることが重要ですね。
同業種に転職する
先述の通り、同業種である保育業界への転職を考えている場合は、退職後に転職活動をしても次の職場をすぐ見つけられる可能性が高いでしょう。20代の方の中には、早めに転職して違う園で経験を積みたい方もいるかもしれません。
ただ、状況次第では転職先が見つからないケースもあるため、事前に求人事情などをチェックすることが大切になりますね。
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保育士さんが次を決めずに退職した場合のリスク
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次に保育士さんが転職先を決めずに退職した場合のリスクについて見ていきましょう。
復帰が怖くなる可能性がある
転職先を決めないまま辞めてしまうと保育士として復帰することが怖くなる方もいるかもしれません。
最初は前向きに転職活動をしていても、徐々に仕事への意欲が薄れてしまうこともありそうです。離職期間に在職中の辛い思い出が蘇り、行動することが億劫になる方もいるかもしれません。
条件を絞りすぎると転職先が見つかりにくいことも
保育士さんが同業種を選ぶ場合は転職先が見つかりやすい可能性がある一方、条件によっては次の職場が見つかりにくい場合もあるでしょう。
条件を絞り過ぎた結果、なかなか自分の希望に合った転職先が見つからない可能性もあります。
中には異業種への転職を考えていたものの、「経験がないことが理由で採用がもらえない…」という場合もあるかもしれません。
ただ、保育事務や本社勤務など保育士資格を活かして違う職種に就く場合は、今までの経験をアピールすることで転職がスムーズに進むことも考えられます。
生活が厳しくなると焦りが出てくる
次を決めずに退職すると無収入となるため、生活が苦しくなる場合もあるでしょう。
特に「貯金なし」という方は要注意。
一人暮らしの方で転職先が決まっていない場合は「早く仕事を決めなきゃ!」と焦ってしまうかもしれません。
貯金なしの場合は実家に帰ることを検討したり、家賃の安いところに引っ越したりと転職活動中の生活について考えることが大切ですね。
辞めたことを後悔する場合がある
中には離職期間が伸びると考える時間が増えて、退職した後ろめたさが増す保育士さんもいるでしょう。
特に年度途中で辞めた場合は、受けもつ子どもや保護者の方に迷惑をかけてしまったことが申し訳なくなることもありそうです。
また、後々決まった転職先が聞いていた情報と実態が違っていた場合に「前の園の方が働きやすかった…」「20代は頑張って働き続けた方がよかったかな」などと辞めたことを悔やむ場合もあるかもしれません。
保育士さんが次を決めずに退職するときに必要な3ステップ
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保育士さんが「次を決めずに退職したい」という考えに至るときは、冷静さを失って感情的になっていることも多いようです。
気持ちを整理するために効果的な方法をまとめました。
①自分の心と向き合う
転職先を決めずに辞めたいと感じたら、まずは自分の心と向き合うことが大切です。感情的になったまま、園に退職の意向を伝えても後悔する可能性があります。
以下のような手順で自分と向き合えば、客観的に自分自身を見つめ直すことができそうです。
1.スマホやTVなどを見ずに自分のことを考える時間を持つ
2.深呼吸をしてリラックスした状況を作り出す
3.仕事の中で辛かったことや悲しかったこと、楽しかった思い出などを書き出す
「辞めたい」という気持ちが高まっているとなかなか冷静になることが難しいかもしれません。
つい、スマホやTVなどを見て辛い気持ちを紛らわそうとしてしまいますが、自分と向き合う時間を持ちましょう。
長期的に働いていた方は「20代」「30代後半」などと年齢別に印象的に残った出来事を書くと整理しやすいかもしれません。
また、仕事中に感じたことや辞めたい理由を書き出すと少しずつ自分の気持ちが見えてくることでしょう。
②自分のスキルや価値観を見つめ直す
次に自分のスキルや長所、保育観などについて考えていきましょう。仕事を通して学んだことや自分自身が成長したことに目を向けることが大切です。
「手遊びや歌遊びの時間が楽しかった」「子どもたちが伸び伸びと身体を動かせる保育をしてみたい」などどんなことでも構わないので、興味や関心を持ったことを書き出すとよいかもしれません。
また、「30代後半にはこんな自分になりたい」「40代には…」など年齢別に自分がどう成長していきたいか書き出してみるのもよいですね。
自分の考えや将来像がクリアになると今後の転職先選びにも役立てることができるでしょう。
③転職活動の計画を立てる
最後に転職活動の計画を立てていきます。
自分の気持ちの整理ができれば、転職に向けてどう行動すればよいのか冷静に考えられそうです。
- 転職先を決めずに退職した場合
- 転職先を決めてから退職した場合
2つのパターンに合わせて計画を立て、自分が納得のいく方法を考えていきましょう。貯金なしの方は費用を計算することも大切です。
次を決めずに退職した場合は、勤務時間などに縛られず活動できるというメリットがあるため、その点をふまえて計画を立てるとよさそうです。
また、現職中に転職活動したくてもなかなか時間がとれないという方もいるでしょう。その際は転職エージェントを活用すれば、地域の求人状況を知れたり、希望に合った園の紹介を受けられたりすることでしょう。
転職エージェントを上手に活用して新しい職場を見つけられるとよいですね。
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