保育士さんが転職する際、目的を明確にすることがとても大切です。目的を持たずに転職すると、希望していた保育園と違うなどとミスマッチに陥ってしまうかもしれません。今回は、保育士さんが転職する目的を記す際に使える例文を紹介します。あわせて、面接で好印象を与えるために意識するべきポイントもまとめました。
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■目次
保育士さんが転職の目的を通してアピールできること
転職する際、現状よりももっと自分の理想に近い職場で働きたいと考えますよね。
そのためには、転職する目的を明確にすることがとても大事なポイントです。
目的を持つことで、自分が納得できる保育園を見つけることができるかもしれません。
転職すること自体が目的にならないように注意し、転職することで何を実現したいのかをしっかり考えましょう。
たとえネガティブな動機であったとしても、採用側へポジティブな理由として伝えることができるかもしれません。
どのような保育士になりたいのか、自分の将来像を実現するために転職をするという目的を持つことで、前向きに自己アピールすることができそうです。
保育園を転職する目的を伝える際に注意すること
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採用側に転職の目的を伝える際は、次のことを意識すると好印象を与えられるでしょう。
転職の目的を明確に話す
採用側に転職理由を聞かれたときなどに、転職の目的をしっかりと話しましょう。
例えば「保育士としてキャリアアップしたい」など明確な目的を定め、希望する転職先でなぜその目的を実現できると思えたのか理由をセットで考えることが大切です。
前向きな言い回しに言い換えて表現する
現在の職場に対する不満が転職するきっかけになったという保育士さんは多いかもしれません。
けれどもネガティブな理由を採用側にそのまま伝えてしまうと、マイナスの印象を与えてしまうでしょう。
転職によって実現したいことを考え、目的を達成するために前向きな思いで転職活動をしているという姿勢を示すことが大切です。
それでは、転職する目的をどのように伝えればよいのでしょうか。
次より保育園へ転職する理由ごとに、目的を伝える例文をまとめました。
【例文①】保育園を転職する目的:希望する条件の園に転職する場合
まずは、現状保育園で働いていながら、ほかの保育園へ転職する場合の例文を紹介します。
例文①
現在も保育士としてやりがいを感じながら働いておりますが、より子どもの気持ちを汲めるような保育士になりたいと考え、小規模保育園に転職することに致しました。
保育士として働いてきた経験を活かしつつ、これまで以上に子ども一人ひとりともっとじっくり向き合いたいと思っています。
転職先の保育園で実現できることを伝え、転職することによりどのような保育士になることを目指しているのかをアピールしてみましょう。
例文②
保育士としてよりスキルアップしたいと考え、転職を決意しました。
貴園では縦割り保育を導入しており、子どもたちが年齢の枠を越えて関わり合える環境であることに魅力を感じています。
これまでとは異なる環境で保育をし、より自分自身を成長させていきたいと考えています。
保育士として質を向上させたいという目的を実現するために、転職先の保育園のどこに魅力を感じたのかを伝えてみましょう。
【例文②】保育園を転職する目的:結婚や出産、育児を機に転職する場合
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次に、結婚や出産、育児を機に転職する場合の例文を紹介します。
例文①
出産を機に、自分の子どもの成長を見守りながら働きたいと思い、子どもを預けながら仕事を両立できるような保育園を探しておりました。
貴園は自分が働く保育園に子どもが入園できるという環境が整っており、子どもを持つ保育士として大変魅力を感じました。
自分の子どもを近くで見守りながら、母親としても保育士としてもより成長していきたいと考えています。
子どもと同じ保育園で勤務可能なことなど、保育園が保育士確保のために実施している点を踏まえながら、自分が今後どのようになりたいのかという目的をアピールするとよいでしょう。
例文②
以前保育士として5年間勤務しておりましたが、出産を機に離職しました。
子どもが卒園するタイミングで復職しようと決めており、これまでの子育て経験を活かせる保育現場で再び働きたいと思いました。
これまで以上に保護者の気持ちに寄り添い、信頼されるような保育士を目指したいと思っております。
子どもを持つ保育士さんは、園児や保護者への対応に母親としての経験が活かせるということが転職活動において強みになるかもしれません。
自分の子育て経験を活かし、どのような保育士になりたいのかという目的を伝えてみましょう。
例文③
結婚を機に、子どもと接する仕事に興味をもつようになりました。
将来自分の子どもを育てる際には、子どもの気持ちが理解できるような母親になりたいという思いがあります。
今後は保育士としてさまざまな子どもと関わりながら、将来は自分が母親になった時のためにも多くのことを学ばせて頂きたいと思っています。
保育園で働きたいと思った動機を伝え、自分がどのようになりたいと思っているのか、目的を明確にしてみましょう。
【例文③】保育園を転職する目的:異業種から転職する場合
ここでは、異業種から転職する際に伝える例文を紹介します。
例文①
子ども服の販売店で10年ほど働いており、接客や新人教育などの業務を行っておりました。
仕事を通して、お客様との信頼関係がいかに大切であるかを学び、プライベートにおいても人から信頼されるような存在でありたいという目標ができました。
保育士の経験はありませんが親子と接する機会は多かったので、保育園で働きたいと考えるようになりました。
これまでの職場経験を活かし、子どもや保護者に信頼される保育士を目指したいと思っています。
異業種から転職を目指す場合は、保育園で働くことで実現できる目的を考えてみましょう。
採用側へは、他業種を通して身についたスキルを活かせることをアピールするとよいかもしれません。
例文②
子どもの頃から保育士になることが夢でした。
一度は保育の道を断念して7年間事務の仕事をしておりましたが、姪っ子の誕生を機にやはり子どもに触れ合える仕事に就きたいという思いが強くなりました。
貴園では保育士の資格がなくても保育補助として働くことができるうえ、資格取得における講座受講料の補助があるということにも大変魅力を感じました。
保育士の資格取得を目標としながら、保育の現場で子どもへの接し方などを学ばせて頂きたいと思っています。
保育士資格取得を目的に、保育の現場で働きたいという方もいるでしょう。
保育園で働くことで資格取得に活かせることを伝えてみるとよいかもしれません。
例文を参考に転職の目的を自分の言葉でまとめてみよう
転職する際には、転職をする目的を明確にしてみましょう。
転職により実現したいことを考えれば、転職の理由も前向きに伝えることができるかもしれません。
今回紹介した例文を参考に、目的が実現できるような保育園に出会えるとよいですね。
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