新年度まで残り1カ月。3月に転職活動を開始して4月には新しい職場でスタートを切りましょう!比較的、保育士さんの転職活動が落ち着くためライバルが減り、新年度に向けて内定を獲得しやすい時期と言えそうです。今回は、3月に転職活動を開始する保育士さん向けに注意点や内定を掴み取るポイントを詳しく紹介します。
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■目次
3月が保育士求人の傾向は?内定が早く決まる可能性も
年度末の3月は卒園準備や業務の引継ぎなどで忙しい時期ですよね。
退職予定の方の中には在籍園の仕事に追われ、なかなか転職活動ができていないという場合もあるでしょう。
また、「辞めようか迷っているけれど4月採用に空きがあるかな?」と不安を抱いたまま、働いているケースもあるよう。
3月は2月同様、保育士さんの急募求人が多く、4月入職に向けて保育施設側が積極的に採用活動を行う時期でしょう。
特に人材不足の園ではすぐにでも人を採用したいと内定までスピーディーに対応してくれる場合もありそうです。
転職を考える保育士さんは「新年度までの残り一カ月をどう過ごすか」が重要になります!
「3月に辞めるか迷っている」という方もまずは情報収集を開始して、新たな一歩を踏み出してみましょう。
3月に転職活動を始めるべき保育士の特徴
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3月に転職活動を始めるとよい保育士さんの特徴をまとめました。
いずれかに当てはまる方はまず、行動することが大切!転職活動をスタートしましょう。
4月入職を希望する方
4月入職を希望する方はあまり時間がないため、焦って転職先を探す場合も多いかもしれません。
求人を出す保育施設側も「3月中には採用者を決めて4月の入職に間に合わせたい」と、人材を必要としています。
「今から動いても間に合わない!」という不安な気持ちを抑えて、まずは積極的に行動することが大切です。気になる園があればピックアップして求人条件を確認してみましょう。
ライバルが少ないうちに内定を獲得したい方
3月は内定を獲得している転職者も多いことから比較的ライバルが少ない時期でしょう。
面接実施後に1日~2日で採用通知が届いたというケースも期待できそうです。
具体的な入職日を決めていない場合も、まずはどのような施設の求人があるのか、確認してみるとよいかもしれません。
転職するべきか迷っている方も急募求人などをチェックしておけば、決断後に行動しやすいでしょう。
ゆっくり転職先を決めたい方
3月末に退職される方は4月にゆっくり休養をとり、5月~7月の入職を希望する場合も多いかもしれません。
転職先を吟味したい場合は3月から情報収集を開始するとよさそうです。春先は転職・就職フェア(合同説明会)も開催されるため、参加を考えておくとよいですね。
また、5月~7月に保育園や幼稚園への入職希望の場合は、年度途中での勤務開始となります。クラス担任や副担任を担う場合は即戦力としての働きが期待されるでしょう。
放課後クラブや児童発達支援施設などは個別に子どもと関わることが多いため、年度途中の入職の際も働きやすいかもしれません。入職時期によっては働き方の選択肢を広げてみることも大切ですね。
3月からの転職活動を有利に進めるには?
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3月はライバルが少ないため、早めに動き出すことで内定を獲得することができそうです。
転職活動を有利に進めるための方法を紹介します。
頻繁に求人票を確認しよう
3月は急募求人が多いため、広告内容が変動する可能性があります。
急に退職者が出た園からの募集や採用枠の空きがある園などさまざまな求人があるため、こまめに情報をチェックするとよさそうです。
また、自身の希望条件の優先順位を考えてどんな園で働きたいのかを明確にしておくと、転職先を選びやすくなりそうです。
求人票チェックと同様に自身の働き方について深堀してみるとよいですね。
転職エージェントを登録する方法も
転職活動を効率的に進める方法のひとつにエージェントに登録しておくというのも一つの手段です。
特に4月入職を希望している方は「急いで探さなきゃ!」と焦っているケースもあるでしょう。
転職エージェントを活用すれば、希望条件に合った園の紹介を受けられることはもちろん、面接日程の調整や園側とのやり取りも任せることができるでしょう。
また、4月の復職予定の子育てママの中には「保育現場への復帰を考えているのになかなか就職先が決まらない」という方もいるかもしれません。
転職エージェントを利用することで非公開求人などの紹介も受けられるため、早めに登録しておくとよさそうです。
3月から転職活動を始めた場合のスケジュール例
3月から転職活動を始めた場合のスケジュール例を2パターンに分けて紹介します。
4月に入職する場合
4月入職の場合は3月中に内定を獲得する必要があるでしょう。
効率的な進め方を考えて行動すれば、応募~内定まで2週間で決められるケースもありそうです。
遅くとも3月下旬には内定を得られるよう、スピーディーに行動するとよいでしょう。
在籍園での業務が忙しく、面接の日程調整が難しいというケースもありそうです。応募園とのやり取りを早めに開始することも大切ですね。
5月以降に入職する場合
5月以降の入職を考える場合、3月は情報収集を行い、4月に応募を開始するとよさそうです。
3月は急募求人が多く、4月から働いて欲しいとお願いされるケースもあるでしょう。気になる園がある場合は、求人票をチェックして5月以降の入職が可能なのか確認しておきましょう。
ただ、魅力的な園が見つかった場合は入職のタイミングをずらすことも検討してみるとよさそうです。5月から働きたいと考えていても採用枠が埋まってしまう可能性もあります。
その際は自身のキャリアのことも考えて入職のタイミングを考え直して見るとよいでしょう。
3月からの転職活動で注意したいポイント
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最後に3月に転職活動を始める保育士さんに向けた注意点をまとめました。
退職意向を早めに伝えて手続き内容をチェック
年度末に退職を考えている方は3月上旬には退職の意向を伝えられるとよいですね。
法律的には退職する2週間前までに伝えればよいですが、園の就業規則によっては辞める「1カ月前」「20日前」など申し出の期間が決まっているケースもあります。
しっかり確認をしたうえで早めに意向を伝えることが大切です。
また、退職に伴う手続き内容を尋ね、住民税の支払いや源泉徴収票の発行などの対応をチェックするとよいでしょう。
年内に転職先が決まらない場合は翌年に確定申告が必要になるため、その点も注意しましょう。
複数応募時はスケジュール調整が必須
複数の園に応募する場合は履歴書の作成や面接日程の調整などをしっかり行いましょう。
ダブルブッキングなどが生じると転職先がなかなか決まらない可能性もありそうです。
スムーズに転職活動を行えるよう、手帳やカレンダーでしっかり管理することが大切ですね。
4月入職に向けた切り替えの準備を
3月は転職活動でバタバタしてあっという間に4月になってしまったという場合もあるでしょう。
心機一転、気持ちを切り替えて新しい職場での勤務に向けた準備を進めるとよさそうです。
服を買ったり美容室に行ったりとリフレッシュを大切にしながら、計画的に行動するとよいですね。
3月の転職はスピード重視!新年度入職に向けて計画的な準備を
4月に入職希望の方が3月に転職活動を開始すると「間に合わない…」「転職先がすぐに決まるかな」と焦る気持ちを抱くもの。
3月は業務の引継ぎや自己評価シートの作成などで忙しい保育士さんも多いでしょう。その際は、保育士バンク!が転職活動のお手伝いをさせていただきます。
急募求人情報はもちろん、園の内情に詳しいアドバイザーがあなたに合った園をご提案いたします。
- 人間関係がよいアットホームな小規模保育園
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