運動会の練習のねらいとは?0・1・2・3・4・5歳児の年齢別の目標と声かけ例&練習の進め方のポイント

運動会の練習に向けて、身体を動かす楽しさや友だちと協力する力を育むねらいを立てることが大切です。今回は、保育園全体のねらいと、0・1・2・3・4・5歳児の年齢別のねらい・配慮のポイントを解説します。指導のコツや年齢別の声かけの例もあわせて紹介するので、練習の参考にしてくださいね。また、▶運動会が盛り上がる競技集もあわせてご覧ください。

この記事でわかること
  • 【運動会の練習】園全体のねらい例をチェック!▼詳細
  • 0・1・2・3・4・5歳児の年齢別のねらい例!子どもの姿にあわせて設定▼詳細
  • 褒め方や練習時間の工夫&子どもの能力に合わせた変更が指導のポイントになる▼詳細

保育園全体で運動会の練習を行うねらい

保育園で開催する運動会は、子どもたちが頑張ってきた練習の成果を発揮する一大イベント。

運動会当日に向けて保育士さんが事前に行う準備は、プログラムや衣装の作成、飾りつけの製作など多岐にわたります。

運動会の練習の指導を行うのも、当日に向けた大切な仕事のひとつと言えるでしょう。

保育園全体として、運動会の練習を行うねらいには以下のようなものが考えられます。

  • 身体を動かす楽しさを知る
    思いきり身体を動かしながら、友だちと競い合う楽しさを味わうこと
  • 目標に向かって取り組む力を育む
    運動会当日に向け、友だちと協力しながら目標に向かって努力すること
  • 達成感を味わう
    練習の成果を日々感じながら、運動会当日を楽しみに迎えること
  • 運動能力の向上につなげる
    かけっこやダンスなどを通して、基礎的な運動能力を伸ばすこと
  • 協調性やコミュニケーション力を育む
    友だちと隊列を組んだり、チームで声をかけ合ったりする経験を積むこと
  • 子どもの成長を保護者と共有する機会にする
    練習の過程や本番での頑張りを通して、保護者に子どもの成長を感じてもらうこと

練習の進め方次第で、子どもは友だちとかけっこやリレーなどの競技をするおもしろさを味わえるでしょう。

発達に合わせた目標を設定し、子どもたちが達成感や協調性などを育めるように進めていくことが大切です。

目標に向かって頑張る気持ちを高める工夫としては、▶運動会のスローガンのアイデアを掲げるのもおすすめです。

運動会の練習を進めるなかで、「年齢に合ったねらいの立て方がわからない」「他の園はどんな配慮をしているんだろう」と悩むことはありませんか?

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【年齢別】運動会の練習のねらいと配慮のポイント

子どもの発達段階によって、運動会の練習で意識したいねらいや配慮のポイントは異なります。ここでは年齢別に見ていきましょう。

0歳児のねらいと配慮

バンクル<ねらい>
  • 保育士に抱っこされたり、触れ合ったりしながら安心感を得る
  • 音や声、周囲の動きに反応し、身体を動かすことに興味を持つ
  • 保育士と一緒に、無理のない範囲で身体を動かす心地よさを感じる

月齢によって身体の発達に差があるため、ハイハイができる子は玩具などで進む方向を示し、まだ難しい子は保育士が抱っこしながらゆっくり身体を揺らすなど、それぞれのペースに合わせた関わり方を心がけましょう。

1歳児のねらいと配慮

バンクル<ねらい>
  • 保育士や友だちと一緒に、身体を動かす楽しさを知る
  • 音や声を聞きながら、歩行でゴールに向かう楽しさを感じる
  • 保育士に見守られている安心感の中で、練習の雰囲気を楽しむ

コースアウトしないよう見守りながら、名前を呼んで注意を引く声かけを意識するとよいでしょう。歩行が安定してくる時期のため、少しずつ自分で最後まで進めるよう見守ることも大切です。

2歳児のねらいと配慮

バンクル<ねらい>
  • 保育士さんや友だちと一緒に身体を動かすことを楽しむ
  • 簡単なルールのある活動にあわせて友だちと一緒に行動する
  • 「できた」という気持ちを味わい、次への意欲につなげる

遊戯での立ち位置を伝えたり、「〇〇のところ、じょうずだね」のように、できていることを具体的に褒めたりする声かけを意識しましょう。保育士さんは子どもの目を見ながら、笑顔で伝えることも大切です。

3歳児のねらいと配慮

バンクル<ねらい>
  • 友だちと同じ目標に向かって活動するよろこびや一体感を味わう
  • 簡単なルールを理解し、順番を守って取り組む
  • 初めての競技には、保育士さんの声かけを頼りに挑戦する気持ちを持つ

ダンスやかけっこなど、初めて経験する競技も増える時期です。振りつけが難しい場合は、子どもが理解しやすい動きに変更するなど、無理なく取り組める工夫が求められます。

4歳児のねらいと配慮

バンクル<ねらい>
  • 友だちと役割やルールを理解しながら、協力して取り組む
  • 目標に向かって最後まで取り組む気持ちを育む
  • 友だちを応援したり、励ましたりする姿勢を身につける

簡単な役割分担のある競技に取り組み始める時期です。ルールを理解しきれない子には、個別に声をかけながら丁寧に伝えるとよいでしょう。

5歳児のねらいと配慮

バンクル<ねらい>
  • 仲間と協力し合いながら、役割や責任を持って行動する
  • 目標に向かって最後までやり遂げる責任感を育む
  • リーダーシップを発揮し、友だちを引っ張ったり応援したりする姿勢を身につける

リレーなど、チームで協力し達成感を味わえる競技も増える時期です。他の子どもと比較するような言い方は避け、頑張ってきた過程を認めることも大切です。

運動会の練習で気になる困りごとについては、▶運動会の練習でよくあるお悩みQ&Aもあわせてご覧ください。

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保育園で行う運動会の練習における指導のポイント

子どもが前向きに励めるような運動会の練習の指導方法をまとめました。

褒め方を工夫する

日頃の保育活動と同様に、運動会の練習においても、小さなことでも子どもが頑張っているところを見逃さないようにしましょう。

子どものよい点を見つけたら、その場ですぐに伝えるとよいですね。

運動やダンスが苦手な子どももいるかもしれませんが、厳しく指導すると、練習を苦痛に感じさせてしまう可能性もあります。

子どもが自信をもって前向きに練習に励めるよう、努力を認めて褒めることが大切です。

短時間で集中して練習する

子どもが楽しく練習に参加できるよう、間延びしない指導もポイントです。

練習が長引くと、子どもが集中できなくなることが予想されます。

子どもが飽きないように、短時間で要点をしぼりながら練習を進められるよう配慮しましょう。

例えば、プログラムの一部分だけを保育の自由時間に取り入れたり、朝や昼食後などに少人数を誘って練習したりする方法もあります。

子どもの能力に合わせて変更する

子どもが楽しく競技やダンスに参加するためには、練習の状況を踏まえて臨機応変に対応することも、援助として必要です。

ダンスの振りつけが子どもにとって難しい場合は、理解しやすい動きに変更することで、無理なく練習に取り組めるようになるでしょう。

かけっこなどの競技では、子どもの体格や能力を揃えてチーム分けをするなどの配慮も、子どもが競争心をもって取り組むきっかけにつながるかもしれません。

ケガの防止に配慮する

体を動かす機会が増えると、ケガをしてしまう子もいるかもしれません。

高い場所に上がったり道具を使ったりする練習では、人員を手厚く配置し、子どものケガを未然に防げるよう意識しましょう。

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保育園で行う運動会の練習における年齢別の声かけの例

子どもが意欲的に運動会の練習に参加できるよう、保育士さんは子どもが頑張っている姿を認め、褒めることがポイントです。

具体的にどのような声かけをするとよいのか、乳児クラスと幼児クラスに分けて見ていきましょう。

乳児クラス(0歳児・1歳児・2歳児)

  • △△ちゃん、こっちだよ!」
    コースアウトしそうなときに、進む方向を伝える声かけ
  • 「△△くん、すごい!〇〇のところ、じょうずだね。」
    できている部分を具体的に褒める声かけ
  • 「〇〇のようにすると、△△くんならもっとカッコよくできるよ。」
    前向きな言葉で次への意欲につなげる声かけ

少しずつ言葉を覚える時期のため、名前を呼びながら声かけしてみましょう。

改善点などがあれば、いまの状況を認めながら伝えるように、配慮するとよいでしょう。

幼児クラス(3歳児・4歳児・5歳児)

  • 「〇〇が昨日より上手にできるようになったね。練習を一生懸命がんばったからだね。」
    成長した部分を具体的に伝える声かけ
  • 「〇〇にしたらどうかな?もう一度挑戦してみよう。△△くんならできるよ。」
    次への挑戦を後押しする声かけ

運動会の練習期間は通常より体力を使うため、子どもは疲れて集中力が続かないこともあるかもしれません。

子どもを励まして応援するように、明るく笑顔で楽しい雰囲気を作れる声かけをしましょう。

読んでおきたいおすすめ記事

運動会の練習に関するよくある質問

Q. 運動会の練習はいつ頃から始めるとよいですか?

A. 運動会の開催時期から逆算し、子どもの発達状況を踏まえて計画的に始めるとよいでしょう。

例えば、秋に運動会を予定している場合、夏頃から年齢別の内容を検討し始め、無理のないペースで練習を組み込んでいく園が多いようです。

Q. 運動会の練習で子どもが飽きてしまうときはどうすればよいですか?

A. 短時間で要点をしぼり、飽きさせない工夫を取り入れることがポイントです。

練習が間延びすると集中力が続きにくいため、朝の自由時間や昼食後などに少人数を誘って練習する方法もおすすめです。

Q. 運動が苦手な子どもへの配慮はどうすればよいですか?

A. できていることを見つけて具体的に褒め、無理のない目標を設定することが大切です。

他の子どもと比較せず、その子自身の頑張りや成長を認める声かけを心がけましょう。

Q. 年齢によってねらいや配慮はどう変わりますか?

A. 0〜1歳児は身体を動かす楽しさを知ること、2歳児は簡単なルールに慣れること、3歳児は友だちと一体感を味わうこと、4・5歳児は協力してやり遂げる責任感を育むことが、それぞれのねらいの中心になります。

年齢が上がるにつれて、個人の楽しさから仲間との協力へとねらいの重点が移っていくのが特徴です。

練習の進め方を押さえて、スムーズに運動会当日を迎えよう

子どもがかけっこやリレーなどの競技に楽しみながら取り組めるよう、保育士さんは子どもが頑張っている姿を認めながら声かけしましょう。

また、もし子どもが失敗した場合でも、一生懸命取り組んだ過程を褒めることが大切です。

子どもは褒められることで自己肯定感が高まり、練習に前向きに取り組めそうです。

全員が楽しく参加できるよう、ねらいをしっかり立てて練習の進め方を工夫し、運動会当日を楽しく迎えられるとよいですね。

また、会場の準備については、▶運動会の旗・横断幕のデザイン8選の記事もあわせてご覧ください。

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