障がい児保育とは、障がいがある子どもに対して必要な支援をしながら保育することです。一般的な保育施設に副園長や主任保育士などのミドルリーダーがいるように、障がい児保育にもミドルリーダーが存在します。今回は、障がい児保育におけるミドルリーダーの役割や求められるスキルを詳しく紹介します。また、障がい児保育におけるミドルリーダーになる方法も確認しておきましょう。キャリア相談もOK働き方を変える!

障がい児保育とは?対象となる子どもと施設の種類
障がい児保育とは、何らかの障がいがある子どもに対して必要なサポート・支援をしながら保育をすることです。
主に児童発達支援施設など障がいのある子どもを対象にした施設で行われてきましたが、インクルーシブ保育が推進される中で一般的な保育園でも実施されています。
障がい児保育として受け入れることのできる子どもの基準は利用する施設によって異なりますが、一般的には以下のような障がいのある子どもが受け入れられているようです。
- 身体障がい
- 知的障がい
- 精神障がい
- 発達障がい
このほかにも、特別な支援が必要な子どもが含まれるケースもあります。
児童発達支援施設や障がい児保育を行う園は地域によって特色が大きく異なります。
自分のエリアでどんな施設が募集を出しているのかは、一度確認しておくとよいかもしれませんね。
非公開求人も見られる気になるエリアの募集を見てみる障がい児保育のミドルリーダーになる方法と必要な要件
障がい児保育の現場で経験を積むうちに、「次のキャリアステップとしてミドルリーダーを目指したい」と考える保育士さんは少なくありません。
保育現場におけるミドルリーダーは「副主任保育士」と「専門リーダー」という2つの役職の総称です。
どちらも園長・主任保育士の下に位置し、現場の中核を担う中堅職にあたりますが、障がい児保育のミドルリーダーになりたい場合、専門リーダーを目指す方が多いかもしれません。
ミドルリーダーへのキャリアステップ
正規のルートは、まず「職務分野別リーダー」を経験し、その後「副主任保育士」または「専門リーダー」へと進む流れです。
この二つの役職は同じミドルリーダーですが、求められる方向性が異なります。
| 役職 | 処遇改善(月額目安) |
|---|---|
| 職務分野別リーダー | 5,000円/月 |
| 副主任保育士(ミドルリーダー) | 40,000円/月 |
| 専門リーダー(ミドルリーダー) | 40,000円/月 |
※処遇改善額は処遇改善等加算IIに基づく目安です。
キャリアアップ研修8分野の一覧
ミドルリーダーになるために修了が必要な研修は、以下の8分野から4科目以上を選択します。
ただし副主任保育士のみ「マネジメント研修」が必須となります。
- 幼児保育(主に3歳以上児向けの保育内容)
- 障害児保育
- 食育・アレルギー対応
- 保健衛生・安全対策
- 保護者支援・子育て支援
- マネジメント
- 保育実践
障がい児保育のミドルリーダーを目指す場合、「障害児保育」の研修は受けておく必要があります。
研修は1分野あたり15時間以上で、修了証は全国で有効です。離職して再就職した場合も、以前修了した研修の効力は引き続き有効となります。
これらの研修を受講することでミドルリーダーに求められる役割や知識について学べるため、障がい児保育の質を高めるために必要な能力を身につけられるでしょう。
研修についてや園の選び方などの疑問を、チャット感覚でLINEから気軽に聞くこともできるのが、保育専門のキャリアアドバイザーです。スキマ時間で質問できるLINEで話せる相談相手
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ミドルリーダーを目指すなら、職場環境をチェックしよう
ここまでの要件を見て見落としがちなのが、「研修を修了しても、施設側からの発令がなければ役職には就けない」という点です。
研修制度が整っていても、ミドルリーダーへの登用枠を設けていない園や、加算IIを活用していない園では、要件を満たしても発令されないケースがあります。
今の職場や転職を考えている園があれば、以下の3点をチェック!
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キャリアアップ研修を勤務時間内に受講できる体制があるか
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ミドルリーダーへの登用実績があるか
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処遇改善等加算IIを実際に職員へ支給しているか
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転職の場合、上記のチェック項目は、園のウェブページや求人票だけでは判断しづらく、外からは見えにくい情報かもしれません。
研修要件をクリアしても登用実績のない園で働き続けていては、ミドルリーダーへの道は遠回りになります。
園ごとの研修制度・登用実績・加算の運用状況は、アドバイザーに直接聞くのが最も早いかもしれませんね。
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障がい児保育のミドルリーダーが現場で担う5つの役割
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ミドルリーダーとは、管理職と一般職員の中間に立ち、施設がスムーズに運営できるようにするための役割を持つ人のことです。たとえば、副園長や主任保育士といった役職に就いている人が該当します。
一般的な保育施設にミドルリーダーがいるように、障がい児保育を行う施設にもミドルリーダーが存在します。ここでは、障がい児保育におけるミドルリーダーの役割を確認しておきましょう。
職員を指導・育成する現場の中核としての役割
保育施設全体の運営におけるリーダーは園長などが担うことが一般的です。しかし、ミドルリーダーは実際の保育現場のリーダーとして、保育士や児童指導員の指導・育成を担うのが大きな役割といえます。
保育士や児童指導員などの職員が困っているときには相談に乗り、障がい児保育を行う上での指導や助言を行います。
また、園長と職員の橋渡し役になることもあり、園長の意向を職員に伝えたり現場の職員の意見を園長に届けたりすることもあるようです。
現場の管理運営を担い、判断を任される
現場の管理運営も、障がい児保育におけるミドルリーダーの重要な役割です。障がい児保育では、現場の運営にあたってさまざまな意思決定が必要になるでしょう。
園長などのリーダーは園の運営においては専門的な知識を持っていることがほとんどですが、保育における専門知識を持ち合わせていない場合もあるようです。
そのような場面での判断は、一般的にミドルリーダーに委ねられます。現場の全体感の把握と、正しい判断を行う決断力が求められそうです。
保護者と連携し個別支援計画を進める
保護者との連携を図ることも、障がい児保育に携わるミドルリーダーの大事な役割です。障がい児保育を行う施設では、子ども一人ひとりに対して個別支援計画を作成します。
個別支援計画の作成においては子どもやその保護者、職員たちとの連携が欠かせません。子どもや保護者の意見・希望を尊重しながら、具体的な目標や支援方法を決定していきます。
また、子どものことで不安や悩みを抱える保護者に対して積極的に相談に応じ、ときにはアドバイスをすることもあります。
研修や勉強会を企画・運営してOJTで人を育てる
障がい児保育の現場で働く職員に向けて、研修や勉強会を企画・運営することも障がい児保育のミドルリーダーの役割といえるでしょう。
実際の業務において、実務経験豊かなミドルリーダーが研修や勉強会を通して職員たちに知識やスキルを計画的に教えていきます。
この育成方法をOJT(On-the-Job Training)といい、職員たちは職場での実践を通じて業務の知識や技術を身につけることが可能となります。
組織全体の目標達成に向けて行動計画を立てる
保育施設の多くでは、組織全体で目標を立てているでしょう。運営側の経営層である園長がその目標の達成を指示したところで、細かな実務までは把握できておらず実現不可能な指示になるかもしれません。
また、現場で働く一般職員が闇雲に行動したところで目標に対する正しい道筋が通れていない場合もあるでしょう。
そのような際に組織全体の目標を現場レベルで把握し、達成に向けた適切な行動計画を立てることがミドルリーダーの重要な役割です。経営層と現場との連携のために欠かせない立場と言えそうです。
「今の自分にこの役割を任せてもらえる環境があるのかな」と感じた方は、働く園を変えるだけで、任される範囲が大きく変わることもあります。
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障がい児保育のミドルリーダーに求められる6つのスキル
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ここでは、障がい児保育におけるミドルリーダーに求められるスキルを確認しておきましょう。
【リーダーシップ】目標に向けて職員を導く
障がい児保育におけるミドルリーダーになるためには、リーダーシップは欠かせない能力です。リーダーシップとは、目標に向かって組織をけん引するための能力のこと。
ミドルリーダーは中堅の保育者となるため、ほかの職員をまとめて施設の理念や保育目標に向かって導く能力が求められます。
【コミュニケーション能力】多様な立場の人と意思疎通する
障がい児保育におけるミドルリーダーは施設の職員はもちろんのこと、施設を利用する子どもやその保護者など、さまざまな人と関わります。関わる人たちの意見を積極的に取り入れ、理解する必要があります。
そのためにも、対人関係において、お互いの意思疎通をスムーズに行うためのコミュニケーション能力は非常に重要な能力といえるでしょう。
【マネジメント能力】目標達成の仕組みをつくる力
マネジメント能力とは、目標を達成するために必要となる仕組みを作り上げる管理能力のことです。
障がい児保育における適切な支援を提供するためにも、現場で働く職員を効果的に導き、共通の目標に向かって指導するマネジメント能力は欠かせない能力です。
【専門知識】特性ごとの理解とサポートスキル
障がい児保育のミドルリーダーとして働くのであれば、障がい児保育の専門知識を身につけておくことは必須でしょう。
障がいの種類や特性は多岐に渡るため、子ども一人ひとりの障がいに応じたサポートの仕方や配慮すべきことなど、それぞれの障がいに関する基本的な知識を身につけておく必要があります。
【問題解決能力】現場の予期せぬ事態に対応する
問題解決能力とは、その名のとおり問題を解決するための能力のことです。具体的には、現場で起こった問題の原因を探り、分析して適切な解決策を見つけて実行することをいいます。
障がい児保育に限らず、保育の現場では予想だにしない問題に直面することも少なくありません。そのような状況が発生した場合、解決へ導くための能力が求められるでしょう。
【向上心や適応力】変化する保育環境に対応
前述したとおり、障がい児保育のミドルリーダーは組織全体の目標達成に貢献する役割を担います。
目標の達成は決して簡単なことではないでしょう。障がいに関する専門知識の継続的な向上に加え、専門的な研修に参加するなどの向上心を率先して持つ必要がありそうです。
また、障がい児保育を取り巻く環境は常に変化しています。そのため、障がい児保育のミドルリーダーは変化に柔軟に対応し、新しい状況に適応できる能力が必要です。
スキルの全部を一人で完璧にする必要はありません。今の経験で十分通用する園が、思っているより近くにあるかもしれません。
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Q. 障がい児保育の経験が浅くてもミドルリーダーを目指せますか?
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Q. 保育士バンク!に登録すると、今働いている園にバレませんか?
保育士バンク!では「在職中」とお伝えいただければ、ご連絡のタイミングや方法にも配慮し、勤務時間中の電話連絡を避けるなどの対応を行っています。
Q. ミドルリーダーを目指すか迷っている段階でも、相談だけして大丈夫ですか?
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電話・LINE・メールから希望の手段や時間帯の指定も可能です。「まずは情報収集だけ」とお伝えいただければ、必要以上の連絡は控えます。
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障がい児保育の経験を活かしてミドルリーダーを目指そう
障がい児保育におけるミドルリーダーは、経営を担う管理職と現場で働く一般職員の間に立つ橋渡し役となる存在です。
現場のリーダーとして職員を指導・育成したり、現場の管理運営を行ったりするなどさまざまな役割を担います。
そんな障がい児保育のミドルリーダーは、保育士として7年以上の経験と職務分野別リーダーの経験を備えたうえで、専門的な研修を受けることで目指すことが可能です。
障がい児保育の現場でミドルリーダーになることを目指すためにも、必要な経験を身につけ、専門的な研修を受けてみてはいかがでしょうか。
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将来的に障がい児保育のミドルリーダーを目指すために、まずは児童発達支援施設で働きたいという方はお気軽にご相談ください。
ミドルリーダーを目指せる園は、研修制度や登用実績に大きな差があります。「今の園で続けるべきか」「移った方が早いか」は、自分一人では判断しづらい部分です。プロが園ごとの内情を知っているので、まずは気軽な相談から始めてみませんか?
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