社会福祉士×保育士のダブルライセンス!【2026年版】3つのメリットと最短取得ルートを解説

    社会福祉士と保育士のダブルライセンスは、児童福祉の現場で「相談援助もできる専門家」として活躍できる組合せ!年収アップや管理職への道、家庭全体を支える専門スキルまで、キャリアを広げる最短ルートをわかりやすく解説します。ダブルライセンスのメリットをおさえて、キャリアアップに役立てましょう。

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    この記事でわかること
    • ダブルライセンスだからこそ!3大メリットとは? ▼詳細
    • 支援の幅と活躍の場を広げるために不可欠な、両資格の「決定的な違い」 ▼詳細
    • 気になる「社会福祉士」の難易度と働きながら受かる合格方法 ▼詳細

    目次

    社会福祉士と保育士のダブルライセンスを取得する3つのメリット

    子どもの「保育」と「相談援助」の両面から支援ができるようになるためには、社会福祉士と保育士のダブルライセンスの取得がおすすめです。

    ここでは、両方の資格を取得する3つのメリットを紹介します。

    児童相談所や児童養護施設などで活躍の場が広がる

    社会福祉士と保育士の両方の資格を持つことで、子どもの発達や日常生活のケアと、家庭への相談援助などに役立つでしょう。

    虐待対応や生活困窮家庭の支援など、福祉制度を活用した相談援助を行いながら、子ども一人ひとりの成長にも直接関わることができるのが大きな強みとなります。

    また、児童相談所児童養護施設乳児院放課後等デイサービスなど、児童福祉のさまざまな現場で専門性を発揮でき、活躍のフィールドも広がります。

    保育と相談援助の両方のスキルを持つ人材は、現場のニーズに応えられる貴重な存在として、採用の場でも高く評価される傾向があります。

    年収アップや管理職への昇進が期待できる

    2025年度の調査データによると、社会福祉士は保育士に比べて月給・賞与ともに上回っており、平均年収で比較すると約34万円高くなっています。

    職種 月給(きまって支給する現金給与額) 賞与(年間賞与その他特別給与額) 推定平均年収
    保育士 27万7,200円 74万1,700円 406万8,100円
    社会福祉士 30万1,500円 79万1,600円 440万9,600円

    ※社会福祉士については、2025年度賃金構造基本統計調査により「その他の社会福祉専門職業従事者」として算出

    保育士がもう一方の資格を取ることで、より待遇のよい施設や職種への転職が視野に入ります。

    また、社会福祉士が保育士資格を加えることで、児童福祉分野での専門性が評価され、管理職や専門相談員への道が開けやすくなります。

    子どもだけでなく家庭全体を支援できる専門家になれる

    児童福祉の現場では、子どもへの直接支援と、家庭全体の課題解決の両方が求められる場面が増えています。

    社会福祉士の視点があれば、保護者が抱える経済的な問題や精神的な不安に、制度を活用しながら向き合えるでしょう

    また、保育士の視点があれば、子どもの発達や日常の変化にいち早く気づき、具体的なケアにつなげられます。

    この2つの視点を持てることが、ダブルライセンスの強みです。

    地域の関係機関(行政・医療・教育など)との連携でも重要な役割を担えるため、専門性の幅が大きく広がりそうです。

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    社会福祉士と保育士の3つの違い

    ここで、両方の資格の取得に向けて、社会福祉士と保育士資格の違いをチェックしていきましょう。

    支援対象の範囲

    保育士の支援対象は主に乳幼児〜就学前の子どもです。

    一方、社会福祉士は高齢者・障がい者・子ども・生活困窮者など、福祉に関わるあらゆる年代・領域が対象となります。

    主な業務内容

    保育士は、食事・着替え・排泄・遊びなどの生活援助を通じて子どもの心身の発達を支えます。

    対して社会福祉士は、困りごとを抱える方やその家族の相談に乗り、必要な福祉サービスや制度につなげる「相談援助」が中心です。保護者支援や子育て相談は、両資格が共通して担う業務でもあります。

    働く場所

    保育士は保育園・認定こども園のほか、児童発達支援施設などの療育施設、学童、児童養護施設などで活躍します。

    社会福祉士はそれらに加え、病院、行政機関、児童相談所、学校など、より幅広いフィールドで活躍できます。

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    保育士から社会福祉士を取得するルート!「4年制大学卒業」の方は最短で取得可能

    保育士として働きながら社会福祉士を目指す場合、「実務経験」と「養成校への通学」が必須条件となります。

    社会福祉士への一般的な流れ

    1. 養成校への入学資格を満たす(学歴、または「学歴+実務経験」)
    2.一般養成施設(通信制など)に入学し、1年以上学ぶ
    3.国家試験を受けて合格する

    一般養成施設へ入学するためには、学歴に応じて「相談援助実務」の経験年数が必要になります。

    【最終学歴ごとのルート一覧】

    最短ルートは、実務経験が免除される「4年制大学卒業」のケースで、一般養成施設での1年間のみで受験資格が得られます。

    また、短大卒や高校卒など実務経験が必要な場合、これまでの経験が「相談援助実務」として認められるかが重要になります。

    児童相談所・児童養護施設・乳児院・障がい児通所支援施設などで相談援助業務に一定期間従事した実績があれば、対象となるでしょう。

    どの施設・職種が対象になるかは細かく定められているため、事前に公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの公式サイトで確認しておきましょう。

    ⚠️要注意!保育士から社会福祉士になるのに試験科目の免除はない

    保育士資格を持っているだけでは、社会福祉士国家試験を受ける時に科目免除がありません。19科目を受験する必要があります。

    保育士の有資格者であっても一般的な社会人と同じ条件で試験を受ける必要があることを覚えておきましょう。

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      社会福祉士国家試験の難易度と過去4年の合格率

      社会福祉士国家試験は年1回、例年2月に実施され、2日間行われています。

      試験科目は19科目(129問)と範囲が広いですが、過去4年間の合格率は上昇傾向にあります。

      1 医学概論         11 ソーシャルワークの理論と方法
      2 心理学と心理的支援    12 社会福祉調査の基礎
      3 社会学と社会システム   13 高齢者福祉
      4 社会福祉の原理と政策   14 児童・家庭福祉
      5 社会保障         15 貧困に対する支援
      6 権利擁護を支える法制度  16 保健医療と福祉
      7 地域福祉と包括的支援体制 17 SWの基盤と専門職(専)
      8 障害者福祉        18 SWの理論と方法(専)
      9 刑事司法と福祉      19 福祉サービスの組織と経営
      10ソーシャルワークの基盤と専門職

      2026年の合格率は60.7%!と過去最高を更新

      かつては合格率30%前後で推移していた社会福祉士国家試験ですが、大きく変化しています。

      2023年:44.2%
      2024年:58.1%
      2025年:56.3%
      2026年:60.7%

      合格率が上がった背景には、2025年の第37回から新カリキュラムに移行し、出題数が150問から129問に変更されたことなどが影響していると考えられます。

      保育士経験が活きる科目もある

      19科目のうち「児童・家庭福祉」は、保育士として子どもや家庭に関わってきた経験がそのまま強みになる分野です。

      また「社会福祉の原理と政策」なども、保育士試験で学んだ内容と重なる部分があるでしょう。

      一方で、法律・制度系の科目(権利擁護を支える法制度、社会保障など)は保育の現場ではあまり触れない内容なので、重点的な対策が必要です。

      学習時間の目安は約300時間

      一般的に、社会福祉士国家試験の合格に必要な学習時間は約300時間といわれています。

      1日1時間の学習なら約10カ月。

      社会福祉士は科目数が多いため、仕事と両立しながら計画的な学習が必要です。

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      社会福祉士が保育士を取得するルート!最短6ヶ月月で取得可能

      社会福祉士の資格をすでに持っている方が保育士資格を取得するためのルートを紹介します。

      保育士への一般的な流れ

      1.受験資格があるか確認する(学歴により実務経験が必要な場合があり)
      2.免除申請・学習を開始する(社会福祉士なら3科目免除)
      3.保育士試験に合格する

      【最終学歴ごとのルート】

      最終学歴が高校卒業(1991年4月以降)や中学校卒業の場合、社会福祉士であっても、保育士試験を受けるためには児童福祉施設等での一定の実務経験が必要です。

      高卒:2年以上かつ2,880時間以上の実務経験
      中卒:5年以上かつ7,200時間以上の実務経験

      なお、大学・短大卒の方などは、社会福祉士の資格を持っていれば、実務経験なしで今すぐ保育士試験に挑戦でき、最短で6カ月での取得も可能です。

      保育士試験の筆記9科目のうち、「社会的養護」「 子ども家庭福祉」「社会福祉」は免除されます。

      残りの6科目に集中できるため、合格のハードルはかなり下がるといえるでしょう。試験の詳細は、一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトをご確認ください。

      ⚠️注意!保育士養成施設に通って取得する方法もある

      保育士試験を受けずに資格を取りたい場合は、厚生労働大臣が指定する保育士養成施設(大学・短大・専門学校)でカリキュラムを修了する方法もあります。

      卒業と同時に保育士資格が得られるため、試験対策が不要です。

      夜間部や通信課程を設けている学校もあり、2年間の修学が必要です。通学は150万円~200万円程度、通信は60万円を目安に費用がかかります。

      料金面の負担を考えたうえで検討しましょう。

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      保育士試験の難易度と過去4年の合格率

      保育士試験は年2回、前期(4月)と後期(10月)に筆記試験と実技試験が実施されます。

      筆記9科目すべてで6割以上を取る必要がありますが、社会福祉士資格をお持ちの方は3つの科目が免除となります。

      1 社会的養護(免除)    6 子どもの保健
      2 子ども家庭福祉(免除)7 子どもの食と栄養
      3 社会福祉(免除)     8 保育実習理論
      4 保育の心理学     9 保育原理
      5 教育原理

      筆記試験ですべての科目に合格後、実技「音楽」「造形」「言語」の3つの中から2つを選択し、実技試験に臨みます。

      合格率は20〜30%前後で推移している

      保育士試験の合格率は、社会福祉士と比べると低めの水準で推移しています。

      2021年度:19.9%
      2022年度:29.9%
      2023年度:26.9%
      2024年度:26.3%

      合格率だけを見ると難関に感じますが、科目合格制度があるため、複数回に分けて挑戦する方も多いのが特徴です。

      合格した科目は3年間有効で、複数回受験もできる

      保育士試験には「科目合格制度」があり、一度合格した科目は3年間免除されます。 さらに、対象施設での勤務経験がある場合は最長5年まで延長が可能です。

      一発合格を目指すよりも数年かけて着実に科目を積み上げていく受験スタイルも一般的です。

      学習時間の目安は約100~150時間

      学習時間の目安は、全科目受験の場合で100〜150時間程度といわれています。

      3科目免除の場合はさらに短縮できるため、社会福祉士からの挑戦は比較的取り組みやすいでしょう。

      ただし、難易度が高いといわれているため、効率的に学習するためには四谷学院などの通信講座の利用を検討してみましょう。

      大学で「社会福祉士」「保育士」2つの資格を同時に目指す方法もある

      これから進学を考えている方や、社会人として学び直しを検討している方には、両方の資格取得に対応した学校に通う方法もあります。

      一部の大学や専門学校では、社会福祉士の受験資格と保育士資格を同時に取得できるカリキュラムが用意されています。

      在学中に保育士資格を取得し、卒業後すぐに社会福祉士国家試験を受験するのが最短ルートです。

      学習量はかなり多くなるため、入学前にカリキュラムの中身をしっかり確認しておくことが大切です

      進学情報サイトなどで「社会福祉士」「保育士」の両方に対応した学校を検索してみましょう。

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      「社会福祉士 」「保育士」のダブルライセンスに関するよくある質問

      Q. 保育士から社会福祉士になるのに免除科目はありますか

      A. 保育士資格のみでは、社会福祉士国家試験の科目免除はありません。

      ただし、児童福祉施設等での実務経験があれば、受験資格の取得に活用できたり、実習が免除になったりするケースがあります。

      Q. 社会福祉士が保育士試験を受ける場合の免除科目は何ですか

      A. 筆記試験9科目のうち「社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」の3科目が免除されます。

      免除を受けるには、受験申請時に登録証のコピーを提出する必要があります。

      Q. 社会福祉士国家試験の合格率はどのくらいですか

      A. 直近の第38回(2026年2月実施)は合格率60.7%です。

      過去4年間は上昇傾向にあり、多くの方が取得しています。

      Q. 保育士として働きながら社会福祉士の資格は取れますか

      A. 通信制の一般養成施設を活用すれば、働きながら資格の取得を目指せます。

      学習期間は養成施設で1年以上、試験勉強を含めると1〜2年程度が目安です。

      Q. ダブルライセンスで年収はどのくらい変わりますか

      A. 職場や働き方によって異なるため、一概には言えませんが、年収アップが期待できます。

      ただし、資格手当や社会福祉士配置が求められる施設への転職を通じて、年収アップにつながるケースはあります。

      Q. 社会福祉士と保育士を同時に取得できる大学はありますか

      A. あります。社会福祉学部と保育士養成課程を併設している大学・専門学校で、同時取得が可能です。

      通学が難しい場合は、通信制の養成施設で社会福祉士の受験資格を取りつつ、保育士試験を独学で受ける方法もあります。

      「社会福祉士」「保育士」のダブルライセンスはキャリアの可能性を大きく広げる

      社会福祉士と保育士のダブルライセンスは、児童福祉分野で「現場を知る相談援助の専門家」として活躍することができる資格です。

      どちらも需要が高い資格のため、転職やライフステージの変化にも柔軟に対応可能です。

      まだ資格取得はこれから」という段階の方はまず、キャリアの方向性を考えるところから始めてみませんか。

      保育士バンク!では、ダブルライセンスを活かせる求人のご紹介はもちろん、あなたらしく働ける職場を探すサポートをいたします。

      もっと家庭支援を積極的に行う職場へ転職したい」「保育園以外の仕事を探している」などという方は保育士バンク!へお気軽にご相談くださいね。

      出典:児童福祉法 第13条第3項(児童福祉司の任用資格)/e-Gov法令検索出典:令和6年賃金構造基本統計調査/厚生労働省出典:社会福祉士国家試験 受験資格/公益財団法人社会福祉振興・試験センター出典:社会福祉士国家試験 受験資格:相談援助業務(実務経験)/公益財団法人社会福祉振興・試験センター出典:第38回社会福祉士国家試験合格発表/厚生労働省出典:免除制度について/一般社団法人全国保育士養成協議会出典:試験内容/一般社団法人 全国保育士養成協議会

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