保育園で気軽に楽しめる言葉遊びを導入してみましょう。しりとりや伝言ゲームなど、言葉に興味を持ち始める幼児向けのネタはさまざまあるようです。今回は保育に活用できる言葉遊びについて、取り入れるときのコツややり方をまとめました。ねらいやポイントも抑えて、指導案作成にも活かしてみましょう。

Eiko Tsuchiya/shutterstock.com
保育園で言葉遊びをするねらい
言葉の持つ音の響きやリズムなどを楽しめる言葉遊び。
保育活動に入る前など、準備しなくても簡単にできるので導入する園も多いもしれません。
幼児クラスでは隙間時間でも気軽にできる遊びとして、しりとりやなぞなぞなどの言葉を使った遊びを取り入れる保育士さんもいるでしょう。
保育園で言葉遊びをすることには、次のようなねらいがあるようです。
- 言葉のおもしろさを感じながら言語に興味関心を持つ
- 言葉遊びを通して友だちや保育士とコミュニケーションをはかる
- 言葉に親しみながら正しい発音を知る
言葉遊びを通して、子どもがいろいろな言語に親しむきっかけにつながるとよいですね。
言葉遊びによって期待できる効果
保育園での言葉遊びは、子どもにとって次のような効果が期待できるようです。
語彙力が身につく
言葉遊びを通して子どもの知らない言葉にも触れることができれば、いろいろな言葉を覚えるきっかけにつながるでしょう。
楽しく遊びながら、自然と新たな言葉が身につくとよいですね。
表現力が豊かになる
遊びを通していろいろな言葉に親しみ、さまざまな表現方法を学ぶこともできそうです。
言葉遊びをするなかで、言葉の使い方を少しずつ理解できるようになるかもしれません。
思考力が高まる
答えを導きだすために考えたり工夫したりすることで、子どもの思考力が育つきっかけになるでしょう。
簡単なルールを設けて、子どもが興味をもって無理なく取り組めるように工夫することが大切かもしれませんね。
コミュニケーション能力を養う
言葉遊びを楽しむなかで、自然な会話も生まれるでしょう。
言葉のキャッチボールをするなかで、相手の気持ちを汲めるようになるかもしれません。
保育士さんや友だちといろいろな話をしながら、コミュニケーションをはかれるとよいですね。
このように、子どもにとっていくつかの効果を期待できる言葉遊び。
言葉に興味を持ち、いろいろな言語を使いこなせるようになる幼児クラスの保育に取り入れてみましょう。
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保育園で楽しめる言葉遊びのネタ
幼児クラスの子どもが夢中になる言葉遊びのネタを、やり方とともに紹介します。
クラスみんなで楽しめる言葉遊び
しりとり
<遊び方>
1.保育士さんが何か1つ単語を子どもに伝えます。
2.子どもは、(1)の単語の言葉尻から始まる単語を考えて伝えます。
3.(1)と(2)を繰り返し、適当な単語が浮かばなかったり言葉尻に「ん」がついたりしたら負けです。
<遊ぶときのポイント>
保育士さんと子どもが順番に答えたり、子どもが1人ずつ答えたり、さまざまなルールで楽しめそうです。
食べ物しりとり、乗り物しりとりなど、ルールを設けても盛り上がりそうですね。
逆さ言葉
<遊び方>
1.保育士さんが1つの単語を逆さから読み子どもに伝えます。
2.もとの単語が何か、子どもたちに当ててもらいましょう。
<遊ぶときのポイント>
最初は2音の短い単語から遊び、徐々に難易度をあげていきましょう。
「わに」「にわ」など逆さにしても意味を持つ単語や、「トマト」などの回文をお題にしてもおもしろいですね。
アナグラム
<遊び方>
1.保育士さんがひらがなの並びをバラバラにした単語を子どもに伝えます。
2.もとの単語が何か子どもたちに当ててもらいましょう。
<遊ぶときのポイント>
「さか」なら「かさ」、「けいと」なら「とけい」というふうに、短い単語から挑戦してみましょう。
子どもの名前を使って問題を出してもよいですね。
紙にかいて子どもに示すと、子どもは答えを導きやすいかもしれません。
オリジナルカルタ
<用意するもの>
- 画用紙
- はさみ
- ペン
- クレヨン
あらかじめ保育士さんは読み札用の画用紙を手の平サイズに切り、全ての札の右上にひらがなを入れるための丸をペンでえがいておきましょう。
<遊び方>
1.ひらがな五十音それぞれの担当を決めます。
2.読み札と取り札の丸のなかに、担当のひらがなをかきます。
3.読み札の文を考えて文字をかき、取り札に絵をえがくとできあがりです。
<遊ぶときのポイント>
年中と年少クラスでは読み札の内容を子どもが考え、保育士さんが文字をかいてもよいでしょう。
年長クラスでは5・7・5のリズムを意識して文を作ると、短歌に興味を持てるかもしれませんね。
大きめの画用紙で取り札を作り保育室全体に並べて遊ぶなど、やり方次第で体を使った遊びにも発展できそうです。
チーム戦で楽しめる言葉遊び
言葉集めゲーム
<用意するもの>
- 画用紙
- ペン
<遊び方>
1.保育士さんがひらがなを1つ子どもに伝えます。
2.示されたひらがなから始まる単語を画用紙にたくさんかけたチームの勝ちです。
<遊ぶときのポイント>
全員に紙を配ってかけた単語の合計をチームで競ってもよいですし、チームで答えを出し合い1つの画用紙にかけた数で勝敗を決めてもよいでしょう。
また、答えを思いついた子どもが自由に発表し、クラスでいくつ考えられるのかや、どのひらがなが難しいかなどを話しながら進めても五十音に親しめそうです。
伝言ゲーム
<遊び方>
1.椅子を横一列に並べて座ります。
2.保育士さんが用意した短文を先頭の子どもに伝えます。
3.お題の短文を隣の子どもへ同じように伝えていき、最後の子どもは聞いた答えを発表します。
4.(2)で伝えた短文と一致していれば成功です。
<遊ぶときのポイント>
一語一句を覚えて隣の子どもへ伝えることで、人の話を注意して聞く力や記憶力が身につくかもしれません。
短文を伝えるときはほかの人へ聞こえないよう、耳元でささやくようにしましょう。
年長クラスは自分で文を考えて進めてもおもしろいですね。
連想ゲーム
<遊び方>
1.保育士さんは1つの単語から連想できる言葉を子どもに伝えます。
2.1の言葉から連想できるもとの単語はなにかを考えます。
<遊ぶときのポイント>
答えを特定できるようなお題を出し、正解を導いたチームが勝ちというゲームです。
また、「赤い」など複数の答えを連想できるお題からいくつ答えを見つけることができるのかを競うなど、やり方を変えてもおもしろいかもしれません。
言葉探しゲーム
<用意するもの>
- 画用紙
- トイレットペーパーの芯
- 絵の具
- はさみ
- ペン
<遊ぶときのポイント>
チームで協力しながら製作も楽しめそうですね。
五十音のなかに濁音や半濁音のカードも加えると、語彙力が高まるかもしれません。
最初の言葉を決めたり文字数を定めたりと、いろいろなルールを決めて楽しみましょう。
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子どもの言葉の過ちを責めない
言葉遊びを通して子どもの言い間違いに気づくことがあるかもしれません。
指摘を受けて子どもが答えを言いづらくならないよう、誤りがあったら正しい言葉で返す程度に留めましょう。
子どもの発想を受け入れる
お題から外れるような答えでも否定せず、子どもの発した言葉を汲みましょう。
例えば、子どもの答えた言葉をもとにしりとりや反対言葉などほかの遊びに発展させても盛り上がりそうですね。
保育士さんも子どもといっしょに夢中になる
保育士さんが子どもといっしょに楽しむことで、子どもも言葉遊びに興味を持ってくれるかもしれません。
子どもが言葉遊びをおもしろいと感じられるよう、雰囲気作りを大切にしたいですね。
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