次の職場を探すために、在職中に履歴書や職務経歴書の準備を進めている保育士さんも、いるのではないでしょうか。今回は転職を考えている保育士さんに役立つ情報として、在職中の職務経歴書の書き方を詳しく解説します。採用の可否を大きく左右する職務経歴書を、一体どのように書けばよいのか転職前にしっかりとチェックしておきましょう。
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■目次
【保育士の職務経歴書】在職中の場合は現状を伝えることが大切
保育士さんの中には、保育所や認定こども園などで働きながら、転職活動を進めようと計画している人もいるでしょう。
在職中の人が転職活動をする場合、まずは自分の現状を応募先の施設に伝えることが重要となります。
在職中の場合は履歴書や職務経歴書になんて書くの?
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在職中に履歴書や職務経歴書を書いて提出する場合は、最終職歴を書いた次の行に左詰めで「現在に至る」もしくは「在職中」と記載します。
在職中の場合、「現在に至る」や「在職中」などの文字を付け加えるのは一般的なマナーとされているので、書き忘れることのないように注意してください。そして、最後の行を改行し、左詰めで「以上」と書いて締めくくります。
退職予定日が決まっていない場合
まだ今の職場に退職することを伝えていないなどの理由で、退職予定日が明確に決まっていない場合は退職日に関する情報を特に記載する必要はありません。
しかしながら、面接まで進むと、採用担当者から「いつ頃から入社できますか?」といった質問を受けることが予想されます。
そのため、遅くとも面接日までには入社可能な時期をはっきりと伝えられるように準備しておきましょう。
退職予定日が決まっている場合
在職中の職場での退職予定日がすでに決まっている場合は、職務経歴書に「〇月〇日退職予定」と記載してください。
退職予定日をしっかりと記載しておくことで、応募先の施設にこの人はいつから働けるという情報を認識してもらえるからです。
退職予定日がはっきりしていて、いつから仕事ができるかがわかっている場合、採用する施設側もその後の予定を組みやすくなります。
「〇月〇日退職予定」と記載したあとに、「〇月〇日より就業可能です」などといつから仕事を始められるかの情報を簡潔に伝えましょう。
有給休暇消化中の場合も「在職中」と記載する
人によっては求人に応募した時点ですでに最終出勤日を終えていて、現在は有給休暇の消化中だという可能性もあります。
この場合、以前の職場で仕事をすることはありませんが、まだその会社から給与が発生している状態です。
契約上はまだ以前の職場に在籍しているという扱いになるので、職務経歴書には必ず「在職中」と記載するようにしましょう。
職務経歴書を書く上で気をつけるべきポイント
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職務経歴書は、自分のこれまでの経歴をアピールできる大事な書類です。採用担当者にしっかりとアピールするためにも、職務経歴書を書く上で気をつけるべきポイントをご紹介します。
連絡可能な日時や時間帯を必ず記載する
在職中に転職活動をする場合は、職務経歴書の備考欄などに連絡可能な日時や時間帯を忘れずに記入するようにしましょう。
なぜなら、在職中だと時間の融通が利きにくいため、応募先の施設の採用担当者とのやり取りがしにくくなるからです。
万が一、勤務中にかかってきた場合はすぐにやり取りをすることができません。そのような状況にならないためにも、自分が連絡を取れる日時や時間帯をしっかりと記入するようにしましょう。
読みやすさを意識して作成する
職務経歴書の場合、履歴書と違って、特に決まった特に決められたフォーマットが用意されているわけではありません。
そのため、箇条書きを使ったり、簡潔な文章にしたりするなど、読みやすさを考慮して作成することが大切です。
具体的なエピソードを交えて記載する
これまでの経験の中で培った経験や実績は、具体的なエピソードを交えながら伝えることが大切です。
たとえば、「〇歳児クラスを担当した」などの漠然とした文章だけではなく、「園の行事系イベントの企画や進行に携わった経験があります」などを補足するとよいでしょう。
これまでの経験やスキルを活かし、実際に何ができるのか、どのような形で貢献できるのかを詳しく書くことが大切です。
退職していないときに職務経歴書を提出する場合は在職中と記載しよう
転職先を探している保育士さんで、まだ今の施設を退職していない期間に職務経歴書を提出する場合は必ず「在職中」と記載するようにしましょう。
今の施設から違う施設に転職しようとお考えの保育士さんは、ぜひ保育士バンク!をご利用ください。
転職することが初めてで不安という方でも、安心してご利用いただけるよう専任アドバイザーがしっかりとサポートいたします。
この機会に保育士バンク!に登録して、ご自身にあった転職先を見つけてくださいね。